日曜日の午前中なら家族全員が揃うとわかり、急遽リサーチしました。
年賀状用の写真を撮りに、生駒市の宝山寺へ。
生駒山の中腹にありますが、初めて訪れました。
なかなか、風情あるお寺です。
生駒盆地を見下ろす景色で、その位置が伝わるでしょうか。
子供が小さい頃、何度ものった生駒山上遊園地行きのケーブルカーが横を通っていました。
訪れたのは初めてでも、横は何度も通っていたようです。
乗ったことが有る人なら、その急こう配を想像して貰えると思います。
ちなみにこのケーブルカーは日本初だそう。
生駒山は古来より修験道場でもあり、空海も修行したそうです。
本堂の上を見上げると圧巻の風景が広がっていました。
般若窟といわれる大岩壁は、大きくえぐりとられています。
鳥取県の投入堂を思い出させる威容です。
宝山寺は「生駒の聖天さま」とも呼ばれ、商売繁盛の現世利益を祈願する庶民信仰の寺として知られます。
現世のあらゆる願いを叶えてくれるとも。
だからかは分かりませんが、昨日も参拝者がひっきりなしでした。
石段は全部で1000段以上。高低差がこういった景色を楽しませてくれます。
斜面に沿って沢山の社が建っていました。
流石に紅葉もほぼ終わりですが、大阪近郊にもかかわらず、山寺の風情を楽しませてもらいました。
加えて、このドラマティックな景色が、非日常感を盛り上げてくれます。
現世であらゆる願いを叶えて欲しいとは言いません。せめて平穏な日常を取り戻すことができれば十分です。
しかし、宝の山で宝山寺とは、何とも縁起のよいお寺です。
これから折々に参ろうかなと思っている次第です。
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