タグ別アーカイブ: 動画

少数派との私外交‐2011‐

一昨日、「ささき整形外科クリニック デイケアセンター 」「ゲンバ日記」をUPしました。

https://youtube.com/watch?v=wBwb_Bp6b2I%3Frel%3D0

動画としては3本目です。

今回は、建方工事後から外壁完成までの工事をまとめました。

建方工事のすぐ後、足場が組まれるのですが外国人の若者が働いています。

聞くと「フィリピンから」と。

冬から春に季節は進み、今度は足場の解体工事。

フィリピン人の彼が、再び現場に来ていました。会えばいつも少し話をするのです。

母国を離れ、働くことは大変だと思いますが、いつもニコニコと気持ちが良い若者です。

彼らも少し登場しているので良ければご覧ください。

先日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観ました。

1970年に結成された、伝説のロックバンド「クイーン」のヴォーカル、フレディ・マーキュリーの人生を描く物語です。

バンドメンバーとの出会い、結婚、同性愛者であることへの気付き、そして1985年のライブエイドまでが描かれています。

映画なので、どれが本物の映像なのか分かりませんが、最後のライブエイドのシーンはもの凄い迫力でした。

そして、最高に音楽を楽しませてもらいました。

リアルタイム世代なので、CDも持っていますし、スマホの中にも沢山 「クイーン」 の曲が入っています。

しかし、これだけ特別なバンドだとは分かっていませんでした。

ブライアン・メイはじめ、バンドメンバーがあってこそだと思いますが、フレディ・マーキュリーの全方位への能力は圧巻でした。(映画なので本人ではないのですが)

歌唱力、メロディアス、キャッチー、観客との一体感。

こんなステージを生で観れたら……と思わずにはいられませんでした。いつも後の祭りですが。

終盤、フレディ・マーキュリーは、自身がエイズに感染していることをメンバーに告白します。

そして実際には1991年、エイズが原因で45歳で人生を終えるのです。

日本でも遅ればせながら、LGBT法案が可決されそうです。

セクシャリティによる差別を無くそうという話と、マイノリティへの差別を無くそうという話は、全く同じだと思います。

正直、「男らしく」と育てられた世代ですし、子供にも「男らしく」「女らしく」を望んでいるとは思います。
ただ、差別はどんなことがあっても正しいことはありません。

「正義はすぐにひっくり返るが、パンをあげる行いはいつも正しい」

『アンパンマン』の作者、やなせたかしさんの言葉です。

法律に縛られるのではなく、いつも人として正しい行いをしたいと思うのです。

フィリピン人の彼が「日本人は意外にフレンドリーだったよ」と家族と話している姿をイメージしています。計算高くて嫌になるのですが……

広島サミットとは全く次元が違いますが、これが私のできる外交です。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

電線にスズメが3羽止まっていた時代‐2009‐

天気が良ければ、週に3、4回は訪れるこの公園。

変わりない風景ですが、甲高い鳥の鳴き声が聞こえてきました。

見上げるとヒヨドリのようです。

春は恋の季節だからか、良くとおる鳴き声が、朝の公園に響きます。

少し耳をすましていると、スズメの賑やかな鳴き声も聞こえてきました。

子供の頃は、ハトの鳴き声と、スズメの鳴き声に起こされたものですが、最近はそこまで聞こえてきません。

私の家の周辺では、明らかにハトやスズメが減ったと思います。

カラスの増加が理由かなと思っていたら、スズメの減少は、田畑が減ったことと、瓦屋根の家が減ったことが原因だそうです。

天敵を避けるために狭い空間に巣を作るそうで、瓦の隙間や軒下などが適していたのです。

私も、瓦屋根の家は3軒しか設計していないので、若干責任も感じます。

糞害などが問題になることもありますが、居たものが少なくなるのは何とも……

♪電線に スズメが3羽 止まってた

それを猟師が 鉄砲で撃ってさ

煮てさ 焼いてさ 食ってさ♪

1970年代に流行った『デンセンマンの電線音頭』です。

伊東四朗も小松政夫も鬼籍に入ってしまいましたが、3羽と揃わない景色は想像できなかったでしょう。

だからと言って、瓦屋根の家を勧める訳にもいきませんが……

食べたい訳ではないですが「昭和の時代にはスズメっていう鳥がいたらしいよ」はちょっと寂しすぎるかなと思うのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

建築家・守谷昌紀TV 待合と診察室も明るい「うえだクリニック」

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

建築家・守谷昌紀TV 四代に渡って住み継ぎたいと思える「薪ストーブのある入母屋の家」〈リノベーション〉

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

建築家・守谷昌紀TV どこか懐かしい、ワクワクする写真スタジオ「あの森のOhana」【ルームツアー】

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

上町台地の稜線を歩く‐1978‐

土曜日は、近鉄上本町駅すぐ南の病院で、人間ドックでした。

結果は後ほど送られてくるのですが、片側の視力が1.0を切ってしまったのが、一番のショックだったのです……

それはさて置き、検査終わりで少し周辺を歩いてみました。

駅の北側に出ると、シェラトン都ホテル大阪が見えてきます。

設計は近鉄グループではお馴染みの、巨匠・村野藤吾です。

ただ村野色をしっかり感じさせるのは、エントランスまわりの曲面壁くらいでしょうか。

ややおとなしいデザインと言えます。

千日前通の南側、手前には近鉄百貨店上本町店が見えています。

上本町6丁目の交差点は、上町台地の稜線付近にあたります。

千日前通を東へ下れば鶴橋。

西に下れば難波。

フリーフォールのあったナンバヒップスが中央あたりに見えています。

南のあべのハルカスもかなり下がっているのが分かります。

時代が時代なら、見晴らしがよかっただろうなと思いながら歩いていると「熊野街道」の石碑を見つけました。

谷町9丁目と上本町6丁目の中央あたりで北を見ています。

白いビルのすぐ東側が、熊野街道だったことがわかりました。

うろうろしながら写真を撮っていると「阿倍野の長屋」のクライアントとばったり出くわしたのには驚きましたが。

北へ向かって、熊野街道を歩いてみることに。

こういった曲がった道は、新しい道にはない景色です。

ところどころに石碑が建っています。

提灯屋さんがあったり。

古い町屋が残っていたりと、旧街道だった面影が残っているものです。

「桃谷湯」と見えます。

現在は駐車場になっており、奥の壁にはタイルが残っているのが見えました。

それほど古そうには見えませんが、廃業したようです。

このあたりから大阪城へ向かっては、更に標高が上がります。

かなり急な坂が出て来ました。

ここを左に曲がると、空堀ど~り商店街。

ここで大きくクランクしているのです。

そうせざるを得なかった理由が何かあるはずです。

そのまま北上すると、東側がかなり低くなっているのが分かります。

このあたり、桃谷だったり清水谷だったりと、谷の名が残っている通り、上町台地に河内潟が切れ込んでいる場所が沢山ありました。

先程のクランクも、そのあたりが理由なのかなと考えていました。

そして谷町6丁目に到着。

西を見るとこちらも大阪湾に向かって下っていくのがわかります。

高低差は、地図では一番分かり難いですが、実際に歩くと本当によく分かるものです。

途中、旧家の玄関に手書きで「上汐町」という表示がでていました。

「うえしおまち」と読むのですが、歩いている時は「ここまで海がきれこんできていた名残では?」と勝手に確信していたのです。

しかし帰って調べてみると、大阪市のWebサイトに説明がありました。

上汐(うえしお) … 菅原道真が左遷される途中、潮待天神(潮待寺)において引潮を待ったという故事に由来する。冠称の「上」は南船場に所在した「塩町」との混同を避けるために冠したことによる。

残念ながら、私の推理は外れでした。

そんなことを調べていると、もう少し北へ行けば暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)との交差点があったことも分かりました。

上町台地をあるくシリーズで、また勝手な推理でレポートしてみたいと思います。


■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

メディア掲載情報

飛び石に見る、クライアントの本気 in「あの森のOhana」‐1977‐

昨日、京阪萱島駅から北を望むと山頂付近は真っ白でした。

1月24日(火)の夜からの寒波で、JRは環状線以外ほぼ全滅。

その点、関西の私鉄はタフなものです。

一部不通はあったものの、京阪、阪急、阪神とほぼ問題なく運行していました。

庶民の味方のお陰で、「あの森のOhana」の1年点検に行くことができたのです。

昨年の年始に完成、そしてあわただしく引越しでした。

カメラマンの石井さんも「もう1年ですか、バタバタでした」と。

大阪市内はほぼ降りませんでしたが、萱島あたりは結構雪が降ったそうです。

一通り点検をしましたが特には問題なし。

ということで、内部も撮らせてもらいました。

ついでと言ってはなんですが、あわせて動画も。

最近はタブレットで写真をセレクトしてもらうそうで、レセプションのモニターが無くなっていました。

それだけで、かなり広く感じるものです。

点検の時間帯は撮影が入っていないとのことで、2階のスタジオものぞいてきました。

晴れていれば最高ですが、この寒波の中、来れただけで良しとしなければなりません。

やはり大空間は良いもの。

来るたびに思わず声がでるのです。

1階のレセプションに、こんな絵が掛かっていました。

石井さんの娘さんが描いたものでした。

美大に行ったことは聞いていたのですが、早速とあるグループ展に作品を出展するそうです。

石井さんと知り合って15年になりますが、子どもの進学や職業の話をするようになったのだなと、感慨深いものがありました。

四方山話をしていると、あっという間に2時間が経っており、失礼することにしました。

帰り際、日が差してきたのでもう1カット。

撮影を終えたご家族が帰る際、この飛び石で子どもさんが「ケン・ケン・パ」をして遊ぶそうです。

貼り方の原案は私が作ったのですが、最終的には石井さんの案がほぼ採用になりました。

プロとしての自覚は持っているつもりですが、つい「予算的に……」などと言ってしまうものです。

しかしクライアントはいつも本気です。

この案から、それがヒシヒシと伝わってきたのです。

飛び石の枚数が1.5倍くらいになるので、コストは上がります。そこを現場と調整して何とか実現しました。

点検に同行していた監督と、「こういったところに差がでるよね」と話していたのです。

小さな苦労と言えば小さな苦労ですが、人の心は不思議なくらい正直なものだと思うのです。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

メディア掲載情報

建築家・守谷昌紀TV 工場街に建つ、中庭をそなえた「ダイヤモンドカットの家」

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

メディア掲載情報

JR山陽本線の車窓より‐1960‐

先週木曜日の歓喜から、昨日の落胆。

やはり国の威信を掛けてのワールドカップですから、そう簡単にはいかないようです。

12月2日(金)のスペイン戦は朝の4時。起きて応援するべきか、録画で我慢するべきか……

何とも悩ましいところです。

新しい現場がスタートするのですが、その打合せに向かいます。

JR大阪駅まわりも、晩秋のよそおい。

姫路行きの新快速は13:00発。

山陽本線は神戸を越えると、明石あたりまで海沿いを走ります。

淡路島を望む景色は、もう完全に旅行気分です。

長らく海釣りにも行っていないなあ、などと思いながら。

1690円では安いくらいの景色でした。

姫路まで1時間でした。

阪神のフードコートにも出店している「えきそば」。

ホーム中央にありましたが、播州赤穂行きの乗り換え時間は1分。

また時間がある時の楽しみにとっておきます。

姫路から10分程で網干に到着しました。

電車で来たのは初めてなので、少しだけ駅のまわりを歩いてみました。

水路が多く、その水がとても澄んでいます。

祖父母が住んでいた、香川のまんのう町を思い出します。

このクリニックの関連施設を、右隣に設計させてもらいました。

クライアント、建築会社との顔合わせのためにやってきたのです。

コロナの影響をまともに受けて、計画は1年延期に。

スタートして2年半が過ぎましたが、ようやく工事がスタートします。

溜まりに溜まった鬱憤は、仕事で晴らしたいと思います。

また、ゲンバ日記にもUPするので、良ければ覗いてみて下さい。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

メディア掲載情報

プレミアムカーで、ちょっと秋の京都旅‐1956‐

先週末、時間ができたので京都まで足を伸ばしてきました。

天満橋から京阪電車に乗れば三条まで50分程です。

電車代も420円とお得ですが、少し奮発してプレミアムカーで行くことにしました。

シートも2列+1列の配置でゆったりめ。

全席に電源がついているのも嬉しいところです。

車窓からの景色は、木津川、宇治川を渡るあたりが見どころでしょうか。

追加で500円ですが、快適な電車旅でした。

三条駅に着くと、高山彦九郎が迎えてくれます。

のんびりと岡崎を目指しながら散策します。

このあたりは、岡崎のマンション<リノベーション>の仕事をしている時によく歩きました。

もう18年も前のことですが、この景色を見るのを楽しみにしていたものです。

京セラ美術館での「アンディ・ウォーホール・キョウト」が1つ目の目的。

それなりのボリュームになりそうで、こちらは木曜日に書こうと思います。

ポップアートを満喫して京セラ美術館をでました。

二条通りを西へ歩きますが、京都会館前の街路樹が見事に紅葉しています。

京都出身の友人達が、京都を出たがらないのもよくわかります。

ゆったりした大通りも、細い路地もどちらも良いのですから。

その後、下鴨神社を参る前に腹ごしらえです。

京都は食事が高いですが、リーズナブルな中華を見つけたので寄ってみました。

東大路と御陰通交差点の北、「華祥」の担々麺+炒飯・唐揚げセットは1200円程。

名物という卵白あんかけ炒飯が千円弱。

担々麺も美味しかったですが、 炒飯 はパラッパラで絶品。
卵白あんかけも、全く見た目だけではありません。

絶賛してお勧めしておきます。

デザートは妻の希望で和菓子の名店へ。

近くにある、 阿闍梨餅本舗 京菓子司「満月」です。

「満月」は、ここ本店と金閣寺店で土日にしか販売されないとか。

「満月」も美味しかったですが、私は「阿闍梨餅(あじゃりもち)」が好みでした。

ほんのり温かく、中に入っている粒餡が絶妙です。

下鴨神社は、賀茂川と高野川に囲まれ合流部にあります。

三角洲の先端には出町の飛び石。

京都も人出が戻り、沢山の人が渡っているのが見えます。

ここから、世界遺産でもある糺の森を北に向かって歩きました。

赤、黄、緑と紅葉が見事。

20分くらいは歩いたでしょうか。

結婚式を挙げている人もいました。

素晴らしい天気に恵まれ何よりですが、こちらも幸せな気分になります。

社が干支で分かれているのははじめてでした。

私は戌ですが、寅と一緒なのは相性がよいのでしょうか。

このあたりは、文豪に愛された街でもあります。

「下鴨泉川亭」は川端康成が「古都」執筆のため、住んでいた邸宅です。

また、すぐ南にある「石村亭」は谷崎潤一郎が住んでいたこともあります。

この白壁には、木が自然な形で塗りこまれていました。
何とも意味ありげなデザインです。

しかし私が一番気になったのは「湯川秀樹旧宅」です。

日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹が晩年を過ごした邸宅で、現在は京都大学に寄贈されています。

長谷工コーポレーションが親族から購入して寄贈。安藤忠雄が設計し、長谷工が無償で施工をし、保存、改修をすることになっているのです。

無償とはスケールの大きな話で圧倒されてしまいます。

子供が小さい時、よく訪れていた京都青少年科学センターに湯川博士の色紙が置いてありました。

一日生きることは、一歩進むことでありたい -湯川秀樹-

この言葉を年のモットーにしたこともありました。
そのくらい好きで、かつ重たい言葉です。

晴天に恵まれた、ちょっと秋の京都旅。
妻へのサービスも含めていたので、好天で良かったです。

世界中から観光客が訪れる京都まで1時間ちょっと。

世界で最も住みやすい街ランキング、10位の大阪に住むこの幸せ。(イギリスの経済誌「エコノミスト」調べ)

先日ここで、無理やりでも「幸せだなぁ」とつぶやくべしと書きました。

しかしこれこそ「リアルガチ幸せ」(出川哲郎調べ)と言わずしてなんと言うのか。

幸せだなぁ。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報