
上町周辺は、住宅地と商業地が入り混じっている感じですが、結構公園があります。

藤棚の藤が満開でした。
日本、中国で紫は高貴な色とされますが、甘い匂いにも品を感じるのは私だけでしょうか。

チューリップも公園に彩を添えていました。

普段、昼食は妻に作って貰った弁当です。
少し前ですが、「たまには買った弁当でも」となりました。
すぐ近所に、「2階のべんとう屋さん 上町店」という店を見つけていたのもあります。

値段は1000円ちょっとから。

普段使いとしては少し高めでしょうか。

ちょっと贅沢してみました。
・2階のわっぱ弁当 ¥1100
・チキン南蛮&おかず達 カリカリ梅ひじきごはん ¥ 1170
どちらも彩が鮮やかで、紫の付け合わせが印象的です。
なのですが、チキン南蛮に掛かっていた紫のタルタルソースをみて、少しだけ「ん!」と思ったのも事実です。一瞬、見た目重視なのかなと思ったのです。
しかし、全くの杞憂に終わりました。
見た目を軽く上回るくらい、全ての品が美味しかった。特に、明太子がちょっと乗った出汁巻きは素晴らしかったです。
店員さんに聞くと、毎日本店から運んできているので、売切れ次第終了とのこと。
「2階のべんとう屋さん」は、大阪府大阪狭山市の金剛駅前にありました。
「2階」というハンディを名前に入れ、努力、工夫を重ねてきたのでしょう。下手な料亭に行くより美味しいのでは、と思ったのです。
美しさと品質。
建築も全く同じことを問われます。

昨年の9月にオープンした「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」は、5社によるコンペでした。
そのコンペになる前には、医療専門の会社からも計画案が出されていました。
誰の意見か忘れましたが、「あまりお洒落すぎると、年配の方が敬遠するのでは」というものがありました。
その意見に、私は真っ向から反対しました。
「本当に美味しい料理なら、見た目が美しすぎるからと言って、食べたくないとはならないと思います」と。
そんな空間を創るのが私の仕事で、人生の目的です。
それが出来たのか、出来なかったのかは10年後に分かるのだと思いますが、そう思わないことには何も始まりません。
今日もホームランを打った大谷翔平選手の言葉を借りるなら、ヒリヒリした真剣勝負こそが、それを実現する唯一の方法だと思うのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■
■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■