カテゴリー別アーカイブ: 10 釣り

ドローン、かまど、桜‐1889‐

久し振りに奈良県の池原ダムにやってきました。

前回は11月末の忘年会でしたから、約4ヵ月振りです。

これだけ開いたのは、2020年春の緊急事態宣言以来でしょうか。

先週あたりは暖かい日が続き、「そろそろシーズンインかな」と思っていたら、三寒にあたってしまいました。

釈迦ヶ岳にはまだ雪も残っていました。

それでも日が上がると気温も上昇し、雰囲気は十分です。

あちこちと湖上を走り回るも、明らかに小バスのあたりが2度あったのみ。

ここで時間切れになりました。

今回は、色々な用事を兼ねてやってきました。

1つ目がドローン。

次回の撮影から投入予定で、テスト飛行をしたのですがなかなか面白い。気が付くとトンビがあたりを旋回しはじめていました。

慌てて着陸させたのです。

「ドローンを侵入者と認識して襲ってくる」と、聞いていなければいきなりロストするところでした。

試運転は至って順調。今週末の撮影が楽しみです。

2つ目は、夏休みのバンガローの予約。

毎年、春分の日が解禁日なのですが、電話予約なら繋がるのが昼過ぎでした。

しかし昨今のアウトドアブームで、ここ下北山スポーツ公園の施設は大人気です。折角現地にいるならと、初めて並んでみました。

100人以上居たのでクジ引きで順に予約をとっていくシステムです。何とかいつものバンガローを予約でき、夏休みの楽しみを確保できたのです。

メインの目的は、古民家の視察でした。

周辺建物は、昨年にも一度調査したのですが、この建物は扉が開かずで入れなかったのです。

このテレビは懐かしい。

40年前くらいでしょうか。

かまどもありました。

なかなか魅力的ですが、活かすべきかの判断は難しいところです。

長くお世話になったこの村で、何とかお役に立てればと気合は十分。

計画がスタートしたら、過程からゲンバ日記にUPしたいと思っています。

残念ながら魚の顔は見る事ができませんでしたが、山肌には淡い桜色がちらほら見えます。

つぼみもかなり色付いています。


私が見る限り、池原ダムで唯一咲いていたヤマザクラです。

人が三寒四温に戸惑っているうちに、自然の方は準備万端でした。

久し振りに自然の中で過ごしましたが、やはり気持ちの良いもの。

桜の満開は4月初めでしょうか。

何とか来れるよう、頑張って働こうという気にさせてくれるのが、池原の大自然なのです。

■■■ 『ESSE-online』にコラム連載開始■■■

2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

何かしらを引っ張りたい人へ from JUNKY’S‐1852‐

車の車検は、新車なら3年、その後は2年毎です。

今回も、八尾にあるサイトウ自動車にお願いしていました。

以前頼んでいた修理工場が、先代のディスカバリーに乗り換えてから「車が重いので、前輪、後輪を分けてリフトアップしなければ上がらないので……」と。

嫌とは言わないまでも、乗り気でない感じ。

そこに頼むのもなあと思っていたところ、バス釣り関係で サイトウ自動車 を教えて貰ったのです。

社長の斎藤さんに相談すると「うちはトレーラーからフェラーリまでやってるので、全く問題ありませんよ」と。

タイヤもスタッドレスに交換してもらい、冬支度も万全です。

この日は、聞いていた通りシルバーのフェラーリも工場内にありました。

その言葉に偽り無しです。疑ってい訳ではありませんが。

この春17年連れ添ったアルミボート、SAVAGE(サベージ)の12フィートを一旦引き取り、嫁ぎ先を探してくれることになりました。

いつもニコニコと行動が早い斎藤さん。

自ら運転し、やってきてくれたのですがこの話は後程。

道を挟んであるのは、ルアーショップJUNKY’S

その前にずらりとならぶこれらの車。


ダイハツのウエイクやタフトをカスタムし、JUNKY’Sブランドで販売しているものです。

これらの車のリフトアップは、狭いエリアでの仕事が必要で、かなりの技術が必要だそうです。

気になる方はお声がけ下さい。特に特典はないかもしれませんが。

また、こんな可愛いカーゴトレーラーも。

同じ車種に乗っているクライアントからこんなことを聞かれたことがあります。

「何かしら牽引してみたいんですが、守谷さんって何か引っ張ってます?」

「ええ、ボートは 引っ張っていますよ」

「やっぱり引っ張ってるんや」

何か引っ張ってみたいという方にはお勧めです。

簡単に洗えるトラックの荷台を手にいれたようなものですから。

これらをアウトドアの展示会で発表したら、かなり反応があったと言っていました。

ルアーショップJUNKY’Sも斎藤さんがオーナー。自動車修理工場、ルアーショップ、アウトドアブランドに、運送会社まで経営しているのです。

その斎藤さんに車検のアポを入れた時に聞いてみました。

「で、その後サベージはどうなりました?」

「あれっ、店長から連絡いってません?もう売れましたよ。

また店長から連絡いれさせますね」

これは、愚痴を書きたい訳ではありません。

中古艇を引き取って販売するのはとても面倒なので、人助けで引き受けてくれたとよく分かっています。

思うのは、やっぱり人は明るさとバイタリティが一番大切だなということです。

何より17年連れ添った、サベージを廃船にせずに済んだことがとても嬉しいのです。


■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

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愛おしの池原【ゲツモク日記チャンネル】も開始‐1846‐

先週金曜日に、 『建築家・守谷昌紀TV』 【ゲンバ日記チャンネル】「あの森のOhana」Episode3を配信しました。

よければ、躯体まで出来上がった「あの森のOhana」をご覧ください。

この週末は久し振りの休みで、土曜日には奈良県下北山村の池原ダムへ。

釣りは朝が早いのです。

トボトスロープの桟橋には、もう出船を待ちきれない釣り人が。

透明度の高い池原ダムにしてはめずらしく、白川筋にはアオコが発生しているとのこと。

トボトスロープ店主のTさからも情報をもらい、朝一晩は15分程かけて大きく移動してきました。

濁っていいるからこそできる釣りで、午前中は押し通しましたが残念ながら反応なし。

桟橋まで戻ってきて昼食。かつ、車で昼寝を1時間半。

この昼寝より幸せな時間はありません。

普段の寝不足も完全に解消。午後の部のスタートです。

この日はビデオも持っていたので何とか魚の顔は見たい。

迷った末に備後筋へ移動。

池原の大自然を最も満喫できるのがこの川筋。

浮いているだけで景色が好きなのです。

大きな魚を狙って移動しながらキャストしますが、15時が限界でした。

何とか魚の顔をみるためライトリグに。

私としてはタフな時に使う手です。ルアーをシェイクしながらカーブフォールで沖の立木にぶつけます。

何とか1匹。

33cmくらいと大きくはありませんが、1匹目なのでかなり慎重にランディング。

同じ釣り方でもう一匹追加し、ここでタイムアップ。スロープに戻ったのです。

YouTubeのことをいつも教えて貰っている『スーパーロコチャンネル』の開設者、Sさんがボートを揚げているところでした。

新艇で側面のロゴが格好良いのです。

Sさんに話を聞けなければ、 YouTube チャンネルの開設はもっと遅くなっていたと思います。

翌日も朝一番から大きい魚を追い求めましたが、それも10時が限界。

前日と同じ釣り方で、25cmを1匹釣ってここまで。

昼前にはボートを揚げました。

名誉のためにかいておくと、アタリさえなかったという人もいたので、まあ頑張った方かなと。

トンビ。

澄んだ水。

秋の雲。

十分に自然を満喫して大阪に向かいました。


吉野川沿いにはススキが夕日に輝いています。

近鉄吉野線のこの古い陸橋がある景色が好きなのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 の中に【ゲツモク日記チャンネル】を加えてみたいと思っていました。

主には国内外への旅、自然、建築等をお届けできればと思っています。

ただ休日をほぼ過ごす私の愛する池原。ここを抜きにはできないと思っていたのです。

大自然が素晴らしいのですが、基本は釣りです。もし興味があればご覧ください。

もし大きな魚が釣れたら、また配信したいと思っています。

https://youtube.com/watch?v=ktUQseMOb5k%3Frel%3D0





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夏季休暇、フル稼働‐1824‐

■■■「3つの庭を持つコートハウス」オープンハウス開催■■■
8月21日(土) 11:00~15:00
詳細は当社webサイトをご覧ください。

夏季休暇の終盤は家族と避暑へ。

といっても池原ダムですが。

そしていつものマイバンガロー。

13日(金)まで目一杯働いて、前乗りでやってきました。

今年のお盆は全国的に大雨で、池原ダムもほぼフル満水。

長男が雨にも関わらず「行きたい!」というので、少し小降りになったタイミングで出撃。

すぐに1本釣り上げました。

その後もう1本追加しましたが、サイズ的にはやや不満そうでしたが。

昨日は、昼頃から少し晴れ間がのぞいてきたので、娘もちょっとボートに乗りたいと。

乗ったら乗ったで釣りたいと。

3人で再び出撃です。

基本、兄妹は非常に仲がよいのです。

しかし、この日は妹に軍配が上がりました。

2投目でグッドコンディションの魚を捕獲。

ガイド的には、「エリア選択は間違っていなかったな」とひとり悦に入るのです。

すると、近くでバスが水しぶきを上げて捕食を始めました。

しかも、小バスではない、重厚な捕食音が響きます。

ガイド時はほぼ釣らないのですが、ヴィローラのホバスト一投で仕留めておきました。

ラインが細目なので慎重にランディング。

娘が横で撮ってくれたのです。

50cm2kgの魚で、完全に納得です。

2日間、お迎え、食事、ガイド、運転と、家族のためにフルで動きました。

帰り道の最後は眠気が襲ってきたので、妻と運転を交代。

目が覚めるとすでに夕暮れでした。

大阪平野に入ると見事な夕焼け。

今年の夏季休暇もこれでおしまいです。

お盆明けに【現場日記チャンネル】という番組をYouTubeで配信しますと書きました。

それを考え始めたのは、池原ダムで時々会う人が『スーパーロコチャンネル』を配信しているのをまじかに見たのが大きかったと思います。

機材から色々教えて貰いました。

暦の上では今日までお盆。

出来としてはまだまだですが、明日か明後日には配信したいと思います。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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犯人は君だ‐1818‐

このオリンピック休暇ですが、前半は池原ダム、後半は敷地の下見でした。

新御堂筋を北端まで走ると、箕面の山々が迫ってきます。

その先に続くのが箕面有料道路。

2007年の開通ということで、この辺りにやってきたのは学生時代以来なのでしょう。

全てトンネルだとは全く知りませんでした。大阪も変わっていくものです。

休暇前半の話しに戻ります。

23日(金)の早朝、Y親子をバンガローに残し、一足先に桟橋へ向かいます。

5時頃には2人もやってきました。

この日も快晴の夏空。

小1君は初日に4本、最大35cmを手にしているので、のんびりお楽しみモードです。

なぜか常に大爆笑。

本当に仲の良い親子です。

と思っていたら、ポイントへの移動中に寝てしまいました。

ボートもバカンス仕様に変更し、お父さんには帰る準備をして貰います。

2日目も、親子とも5本ほど追加し、ミッションはコンプリート。

小1君の最大は、結局はじめに釣った35cmでした。

しかし、実際に一番大きな魚を掛けたのは、この場面。

お父さんが30cmくらいあるルアーを投げ、それにワラワラと追いてきた良型の魚を、小1君がワームで掛けました。

45cm以上は間違いなくあったと思いますが、バラしてしまいました。あのサイズを上げるにはもう少し経験が必要かもしれません。

この話から、お父さんもかなりの釣り好きと分かると思います。

実は、私に池原ダムの魅力を教えてくれたのは彼なのです。

中学生の頃から、竿とテントを持ってあちこちへ出掛けていましたが、大学生になると車と船の免許を取得して、行動範囲が広がります。

ある夏、紀伊半島をキャンプしながら回ることにしました。

その時、彼も一緒だったのですが、「池原ダムっていう、ブラックバスの聖地があるんですよ。ちょっと寄ってみませんか?」と。

1993年か、94年だったと思います。

寄った場所は、現在桟橋のあるトボトスロープあたりで、当時はこれほど立派な建物はありませんでした。

彼はスライダーという当時の定番ワームを2、3投し、すぐにバスを釣り上げたのです。

水面を割って、ジャンプする光景を今でもはっきりと覚えています。

その時、私は1匹も釣れずで、そこから小学生以来のバスフィッシング熱にとりつかれてしまいました。

あれから30年。

この道に引きずり込んだ(失礼!)彼の子供に、何とかバスを釣って貰おうというのですから、人生とは不思議なものです。

彼は大学時代のスキー部の後輩で2学年下。私が3回の時の1回です。

北海道で2、3カ月合宿して練習するのですが、本当にマイペースな後輩でした。真面目な努力家で、着実に上手くなって行きます。

数年前まで、国体への出場も続けており、私の知る中で、最もアルペンスキーで結果を出したひとりだと思います。

更に大学をでると、司法書士、行政書士、土地家屋調査士の資格を順に取得。マイペースで努力家のところは当時と全く変わりません。

今でも時々会うのは彼くらいでしょうか。

帰り際、挨拶かたがた「なぜモリヤさんは、今でもバス釣りが好きなんですか?羨ましいですね」と。

(学生時代の友人は、あだ名で「モリヤ」と呼びます。本当は「モリタニ」)

2人が帰ったら、すぐにボートを揚げようと思っていたのですが、少しだけ湖上に出ました。

数本釣ってから帰り支度を始めたのです。

なぜ?

子供にも、「なぜお父さんはそんなに釣りが好きなん?」と聞かれたこともあります。

好きに理由はないのでよく分かりません。

ただ、ここまで池原を好きにさせた犯人が「彼」であることは間違いないのです。

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夏の思い出、になれば‐1817‐

今日からオリンピック休暇が始まりました。

土曜日が休みなら4連休

連休中は、良い天気に恵まれそうです。

オリンピックの開会を明日に控えますが、微妙な雰囲気であることは否めません。

ただ折角の休暇。十分にケアした上で楽しみたいところです。

一路、169号線熊野街道を南下します。

先々週に続き、下北山村の池原ダムにやって来ました。

目的は知人親子のガイドです。

知人と書きましたが、大学時代の後輩でもあるY親子。

到着したのは9時頃でした。

小学1年生のお子さんはかなりの釣り好きと聞いていました。

出船の準備をする間も釣りをしたいと。

で、道具を渡すと1投目で早速釣り上げました。

35cmと、なかなかのサイズ。

1匹釣ってからの出船です。

暑いので、池原ダム最大の滝を攻めてみます。

お父さんとは、若い頃は何度もバスフィッシングに来たことがあります。

しかし池原ダムに来たのは10年振りくらいでしょうか。

お父さんの面目躍如。

39cmでした。

小1君へ私の勝手な目標は以下の通りでした。

「5本捕獲、うち1本35cm以上」

初日でほぼクリアするくらい、釣りが上手でした。

もうひとつのハードルは晩御飯。

ご飯は若干硬め。

それでも何とか甘口カレーを喜んで食べてくれました。

ハングリー・イズ・ベストソース

です。

もう一日あるので、小1君の目標を45cm以上に引き上げてみます。

今までに釣ったことがないのかなと思っていたら、1匹だけ釣ったことがあるそうです。

人生1匹目と2匹目は随分違いますが、それでも夏の思い出になればと。

もう一日ガイドします。

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昆虫の王、オニヤンマも釣れるルアー‐1814‐

1ヵ月振りに池原ダムです。

朝の景色は、一日への期待感そのもの。

朝靄のたつ景色を見るだけで気持ちが高揚してきます。

完全にパブロフの犬状態なのです。

先週はかなり雨が降っていたので、まずは備後筋のバックウォーターを調査。

しかし先行艇がありました。

台風後などもそうですが、フレッシュな水が大量に流れ込むと、そこに魚が集まってきます。

水温が30℃ですから、魚もちょっとでも涼しく新鮮な水を求める訳です。

連日の雨で、水位は満水-6.5mまで上昇。

坂本筋の最奥にあるのが坂本ダムは水位が高くなければ来れない場所。

縁起ものなので坂本ダム詣でも済ませておきました。

日が上がると、もう完全に夏の雰囲気です。

オリンピック休暇中に、友人の子供を案内することになっています。

釣り大好きの小1君は、まだブラックバスを釣ったことがないそうで、友人からこんなメールが来ました。

息子に「ブラックバス釣らしてくれるらしいで」って言ったら、「僕は信じない」って言ってました(笑)

そこは信じて貰いたい。

今回は、その本気プラクティスでした。

このくらいの魚なら、5匹は釣って貰いたいと思っています。

できれば35cm以上も見せてあげたい。

気合を入れてポイントを回りますが、意外に厳しいのです。

状況としてはスポーニングシーズン(産卵期)は最終版。

産卵を終えて活発に捕食する魚と、強い日差しに影響を受けている夏の魚も混在しています。

数だけで言えば1年で最も釣りやすい時期ですが、サイズで言えば中難度といった感じ。

更にどっちつかずになると大外しもありそう。

どうしても釣らせてたい時はライトリグです。

と準備していたら、オニヤンマが釣れました。

凄い勢いで、何とか持って帰ろうと飛び回るのです。

それが無理と分かると、本気で食べ始めたよう。


これはレインズスワンプという定番ワームですが、オニヤンマが本気で食べるくらいミミズに似ているということです。

なら魚が釣れない訳がありません。

前日、ある方がトラロープをくれました。

オニヤンマは肉食性で強い顎をもちます。スズメバチ、アブ、ヤブ蚊などを捕食するのですが、昆虫の中の食物連鎖で言えば頂点に立つ、昆虫の王なのです。

そのオニヤンマを模した虫除けグッズが売れているそうですが、模様が似ているトラロープでも十分効果があるとのこと。

強力なアゴで、ワームを食いちぎる姿を見ると、他の虫が恐れることも納得できます。

最後は、トボトスロープ近くのポイントに寄って終わりにすることにしました。

水通しの良さそうな岬回りで、かつ水深があるところをピックアップしました。

先のスワンプレインズに、立て続で2匹きました。


最後の魚が今回の最大。

ライトリグを使う時はラインが細いので、沖へ引きずり出してじっくりやり取りしました。

最近のラインにしてもリールにしてもとても性能が良いので、無理をしなければそう切られることはありません。

50cmには届きませんでしたが、2kgちかくある良い魚でした。

このくらいの魚を釣らせて上げられると良いのですが。

10日後にもう一度釣れてくれ……とリリースしました。

オスプレー(みさご)が魚と間違ってルアーをくわえているロゴを使っているルアーメーカーがありました。

ルアーは疑似餌ですが、そこにどれだけ愛情を注げるかで、結果も変わってきます。

物創りに一生を捧げた身としては、そこだけは誰にも負けないつもりです。

「人生初バスを」というお題は、これまでに一度貰いました。

何とかかんとか達成しましたが、その彼は小学6年生でした。

小1君のキャスティング技術がどのくらいか見せて貰って、最終のプランを立てようと思います。

バンガローに一泊できるとのことで、好き嫌いはすでにリサーチしました。

メニューの概ね決めました。あとはご飯が上手く炊けるか……

野外遊びに、人生の楽しみが概ね詰まっているのです。

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水張月は、魚もイチャイチャする季節‐1806‐

 2週間程前だったか、ラジオで男性アイドルが「東京って、まだ梅雨入りしてないよね」と話していました。

 大阪は5月16日に入梅したので、「新聞なんかをしっかり読んでいないのかな」と思っていたら、読んでいないのは私の方でした。

 今日、「関東甲信地方は梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。

 大阪からは500km。緯度においては1度しか違いません。しかし梅雨入りの誤差1ヵ月。小さくても違いの大きい国、それが日本です。

 週末は水無月の池原ダムへ。

 曇りのち雨の予報も、そこまで降られませんでした。

 時折晴れ間も見え、新緑が美しい季節です。

 この時期、ブラックバスという魚は産卵を意識し、浅いところまで上がってきます。大きな魚を狙って釣れる可能性が上があるのです。

 記録級の可能もあるのが聖地・池原ダム。多摩ナンバーも見え、全国からモンスターハンターが集まってきます。

 トボトスロープもゴールデンウィークに次ぐ賑わいでしょうか。

 幸先よく50cm、2kgの魚が釣れました。

 ここからと行きたいところですが、今回はボートトレーラーの車検があります。

 早めに昼休憩に上がり、村の自動車工場までけん引します。

 これがなかなか気を遣うのですが、無事届ければミッションの半分は終了。

 きなりの郷の駐車場に車を止めて昼食&昼寝です。

 薫風を味わいながら、たっぷり1時間半の午睡。

 野外での昼寝ほど、私が好きなものはありません。

 その後もう一匹、50cm足らずですがコンディションの良い魚が釣れました。

 こちらは産卵がらみの魚です。

 比較的浅い所に産卵するのは、ふ化に太陽光が必要だからと言われています。

 底が砂や泥では濁りやすく、底が岩や石などの場所を好んで産卵床をつくるのです。

 汚い布団を好む人などいませんから、基本は生き物として変わりありません。

 もっと言えば、オスとメスがペアになったら、この産卵床まわりでイチャイチャしているしか言いようのない行動をとるのです。

 ブラックバスはとても人っぽい魚で、そのあたりも愛おしい理由なのだと思います。 
 

 こちらは産卵に関係のない魚。

https://youtu.be/4U7zvDVdFQY

 40cm弱なら多少余裕があるので、撮ってみました。

 早めに上がり、大和路をのんびりドライブで大阪に帰りました。

 「水無月」の「無」は、「の」にあたる助詞で、「水の月」を表わします。

 「水張月」と呼ばれることもあるようで、水田の景色にもマッチするのです。

 命の源は水です。
 
 そういう意味では、最も生命感あふれる季節と言えるのです。

 流石にイチャイチャする年齢ではありませんが、心に潤いを与えて上げることは大切です。

 私にとって潤いとは?

 これは間違いなく仕事。

 水張月に新しいことが始まる予感がするのです。 

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スタディケイションと森の哲学者‐1795‐

 前回、ワーケーションについて書いてみました。

 宿泊先で仕事をするのこともそうですが、実は池原ダム近くでリノベーション計画の相談を貰っていました。

 4日(火)に初めて建物を見に行って来ましたが、これがなかなか面白い、かつ歯ごたえのある建物で……

 こちらは、また回を改めて書いてみたいと思います。 

 その調査終わりで、橿原神宮駅あたりまで家族を迎えに戻りました。

 一般的な流れとは逆ということもあり、新緑の中、熊野街道は爽快ドライブウェイです。

 行って戻ると、すでに夕方。すぐに食事の準備です。

 ここでの食事は、全てお父さんプレゼンツ。なので遊びという感覚はありません。家族を楽しませる真剣勝負です。

 焼肉に失敗はありませんが、みんな大好き豚バラファイヤーはコストパフォーマンスが最大値。

 むしろ気を使うのは鍋で炊くご飯です。

 今回は正直75点くらい。そこは雰囲気と空腹が、15点くらいサポートしてくれるので、3合がほぼなくなりました。

 皆満足した感じで、早めに就寝したのです。

 翌日は雨になると分かっていたので、「無理して釣りに行かなくていいよ」と言っていました。

 なのですが、年に1、2回しか来ないこともあってか、2人とも早起きしてきました。

 6:30頃から湖上にでました。 

 まずは娘が、3回目くらいのバイトで35cmを。

 30分後に長男も33cmを。

 2時間程でミッションはコンプリートです。

 大人の立場でワーケーションを書きましたが、子供達にとっての長期休暇は、常にスタディケイションです。

 ウグイスの鳴き声を聞きながら勉強するのも良いものでしょう。 

 中途半端に帰っても、ということになり、ここで晩御飯まで食べて帰ることになりました。  

 ヒタヒタカレーで家族とのスタディケイションは終了。19:00頃、バンガローを後にしたのです。

 バンガローに到着する直前、急斜面に何か見えたので車を止めました。

 ニホンカモシカです。

 『もののけ姫』のシシ神はニホンカモシカがモデルになっているのだと思います。

 池原ダム、七色ダムに通うようになって30年近くなりますが、ニホンカモシカ
を見たのは3回目です。

 驚いて逃げたりはせず、じっとこっちを見ているので動画もゆっくり取れました。

 全く動かないので、子供達は「ほんとに生きてる?」と言っていましたが、それが天然記念物になるまで個体が減った理由なのでしょう。

 Wikipediaには、紀伊山地の個体は784頭と推定されているとありました。

 また、「森の哲学者」という記載もありました。言い得て妙です。 

 何を歌っているのが分かっていませんが、夕食後に振り付きで一曲を披露してくれました。

 親として、こんなことをしてあげた、こんなことをしてあげたと言いたくなりますが、まずは仲が良いのが一番です。

 もっと言えば、全ては幸せのために、です。

 その方法には、絶対解がないので哲学者という仕事があるのです。

 一旦大阪に帰ってきたのですが、今日ワーケーションに池原へ戻り湖畔の哲学者になろうと思います。

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バツ2の赤い彗星‐1789‐

 先週の日曜日、久し振りに釣りに行っていたと書きました。

 そもそも、私が船を持つようになったのは父の船に乗っていた影響が大きいと思います。

 父の友人も船を持っている人が多いのですが、海でも湖でも、やはり自分の行きたい場所へ自由に行きたいものなのです。

 最近会えていませんが、この真っ黒なおっちゃんは父より3つほど年上だったと思います。 

 昔は海だけでなく、スキーも一緒に行っていたので、もっと会う機会がありました。

 しかしいつ頃からか、海沿いに家を借りるようになっていました。

 紺のサーフがおっちゃんの車。銀のサーフは私にとっての2代目サーフで、カートップしているのが初代のアルミボート。ややこしいのですが。

 漁港に船を置いているので、半分漁師みたいなものです。

 その恩恵もあり、自由に港を使わせて貰っていました。これは通称テント村。

 私の海用ボートは4人しか乗れなかったので、大人数で行った時は乗せて貰うこともありました。

 赤銅色に日焼けした姿は、完全に地の人。

 明るいキャラクターで、同行する仲間の間でも人気者だったのです。

 そんな性格に加えて、私が一目置いているのがネーミングセンス。

 「ばついち丸」という文字が見えるでしょうか。

 前のオーナーと別れて、自分と再婚したので「ばついち」。

 この浜では「ばついちさん」と呼ばれているのです。実際はばついちではないのですが(笑) 

  私もこの中古のバスボートで3艇目になりました。

 2018年の3月にやってきたのですが、これまでに2人のオーナーが居ました。

 初代のオーナーはバスフィッシング専門のルアーメーカーの人で、船名を「SHA」と付けていました。

 2代目のオーナーがセカンドボートとして所有していたのを譲って貰ったのですが、この方もバスフィッシングのエキスパート。

 以前はレーシングバイクのメカニックをしていたこともあり、このボートのスピードをどれだけ上げられるかと、更に手を入れたそうです。
 

 60km/h以上でるのですが、前オーナーに聞くと「70km/hは出ますよ」と。

 怖いので私はそこまで出したことはありません。 

 エンジンの位置を調整するのがチルトレバー。

 スピードを出しても操船しやすいよう、ステアリングを握ったまま操作できるようになっています。

 車で言うアクセルはスロットルと呼びます。

 スロットルは車のシフトレバーのように手で操作するのが一般的ですが、アクセルと同じ要領で加速、減速できるようチューンナップされています。

 荒れた琵琶湖でステアリングを放さずに済むよう考えられたものだそうです。

 一番の誤算は、子供たちが成長し、ほぼ同行してくれなくなったこと。それで、一層このボートと過ごす時間が増えたのです。

 普段、あまり派手な色は選びませんが、ジンクリアの湖と青い空に、赤は映えるだろうなと購入を決めたのです。

 ただ初代オーナーが、なぜ「SHA」と名付けたのかずっと分かっていませんでした。

 湖面を滑走している時、ふと思いました。

 「赤い彗星?」

 ピクシブ百科事典にはこうありました。

 「機動戦士ガンダム」シリーズの登場人物、シャア・アズナブルの異名。

 シャア・アズナブルのスペルは”Char Aznable”のようです。もしかすると音だけで決めたのかも?と思ったのです。

 それならと、今回の中間検査の機会に、船名を ”SHA” ⇒ ”Char” に変更したのです。

 実際の文字にはありませんが本当の船名は「バツ2の赤い彗星」です。

 たかが船名ですが、人生を楽しむコツを「ばついち」のおっちゃんには色々教えて貰った気がします。

 自分の好きな海を眺めながらの朝は最高でしょう。

 池原ダムなのか、日本海なのか決めていませんが、いつか実現したいと思っています。「その前に家が先っ!」と家族に言われるのですが。

 前オーナーを池原ダムで知らない人は居ないので、私の物というより、未だにお借りしているイメージです。

 それもあって、あまり品の悪いことはできません。

 ただ、もし湖上で高速移動しているのを見掛けたら、こんな事を言っている時です。

 「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」

 「バツ2の赤い彗星」になりきっている時なので、どうかお許し下さい。

 建築も、車も、ボートも無機物ですが、過ごした時間と物語が、愛情を育むのだと思っているのです。

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