タグ別アーカイブ: バンガロー

今なら分かるこの味‐1902‐

私のゴールデンウィークは、2日目にして最終日。

5月5日、子どもの日は、池原ダムを見下ろすバンガローで遅めの起床でした。

釣り人は朝が早いと書きましたが、娘と妻は釣り人の家族なので、特に早い訳ではないのです。

朝食は父特製のサンドウィッチ。

ゆっくりとした朝の時間は贅沢なものです。

娘は連日試合に行っていました。

宿題ができていないのでチェックアウトまで勉強すると。

まさか「やめなさい」とは言えないので、昼前まで更にのんびりしました。

それほど釣りに行きたい感じもないのですが、湖上からの景色は楽しんで欲しいところです。

娘もインスタグラムを始めたそうで「なかなか撮れない写真が撮れるから」と。

2時間限定で出船しました。

前日、簡単に釣れる場所は見つけておいたので、妻は早々に1本釣り上げました。

しかし娘が若干苦戦中。

「別に釣れなくてもいい」と言われていても、何とか魚の顔くらいは見て欲しいもの。

2つめのポイントでミッション完了です。

船上カップラーメンで、全ての任務が完了しました。

撮影スポットは、一応抑えてもらいました。

帰り道の熊野街道には、植林されているエリアが結構あります。

「ウッドショックっていっても、ここに沢山あるじゃない」と妻。

確かになと思いますが、林業に就く若者はやはり少ないのが現実。

しかし解決する方法は意外と身近にありそうです。

吉野杉の中心地と言える川上村ですが、柿の葉寿司の名店「松屋」もあります。

娘も妻も大好きなので寄ってきました。

妻が先に入ると、あわててでてきて「○○さんいてはる!」と。

大学時代の同級生がこちらの御子息と結婚されたのですが、偶然お手伝いにきていたとか。

店頭でばったりお会いしたのです。

お願いして貰い、少し柿の葉寿司づくりの現場も見せてもらいました。

更に、とれたてのワラビまで貰ってしまいました。

「三杯酢でたべると美味しいよ」とのことでした。

家に帰ってから、どちらも頂きました。

この柿の葉寿司、テレビ番組で「ご当地魚めしグランプリ」でチャンピオンに選ばれたほどの逸品です。

サバのしっかりした塩味が素晴らしく、間違いなくお勧めです。

ただこのワラビ、すこし苦みがあってお酒のアテに最高でした。

もう30年も前のこと、初めて岐阜の山深い宿で山菜を食べた時、その美味しさに感激しました。

子どもの時は、見向きもしなかっただろう味が、大人になると滋味として感じられるのはなぜなのでしょう。

苦い経験をすると苦みを美味として感じるのか、単に舌が鈍くなっていくからか……

できれば前者であって欲しいものですが。

食べてばかりのゴールデンウィークでしたが、食はやはり活力の源です。

次に、美味しいご当地めしを食べに行けるのは、お盆休みでしょうか。

その日を楽しみに、今日から早速フル稼働です。

■■■ 『ESSE-online』にコラム連載■■■

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』開設

■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

奈良に縁があるのかも‐1901‐

ゴールデンウィーク中盤は、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と3連休。

最近休みがなかったので、思い切って後半は2連休にしました。

憲法記念日の3日、深夜に大阪を車で出ました。

みどりの日の4日。

早朝にそわそわと車を出ると、新月明けの月が細くて美しい。

奈良県下北山村の池原ダムにやってきました。

トボトスロープにはすでに多く人が。

釣り人は、兎に角朝が早いのです。

朝もやの残るなか、早速湖を回ります。

あまり時間がないので、各ポイントをテキパキと。

すぐにきました。

まずは今年の1本目。続けて2本追加。

季節が良いのでサイズを選ばなければ結構釣れる感じです。

新緑が目に痛いほどですが、5本ほど釣って10時でスロープに戻りました。

娘と妻を迎えるために、色々と準備をするためです。

勝手に別荘だと思っている、8号バンガローへ。

泊まるのも久し振りですが、チェックインだけ済ませて橿原神宮前へと向かいました。

兄妹とも中学から卓球部に入ったのですが、ゴールデンウィークは橿原神宮前で県の試合があるのです。

試合終わりで池原ダムから迎えに行き、バンガローで焼肉を恒例にしていました。

169号線はすでに通勤路のようなものですが、明日村あたりの景色が穏やかで一番好きです。

風情があるなと思い調べてみると中街道という古代の官道のようです。

実は娘の学年がとても強く、今回も団体戦で優勝しました。

最後まで試合があるので、時間が読めずで合流したのは17時頃でした。

バンガローに戻っての食事は諦め、下北山村の温泉「きなりの湯」にあるレストランでの食事にしました。

中学から本格的に始めた卓球ですが、先々月も全国中学選抜大会に団体戦で出場していました。

一所懸命に取り組んでくれるだけで嬉しいのですが、まさか全国大会に行くまでになるとは思ってもみませんでした。

面白いのは、個人戦ではそこまで抜きんでた選手がいる訳ではないのですが、団体戦となるとチーム力で勝るのだそうです。

卓球、池原と、何だか奈良と縁があるのかもしれません。

ヘトヘトだったのか、車移動の間はずっと寝ていました。

娘が「明日はバンガローで宿題でもしてようかな」と言うので、「折角来たんだから、せめてクルージングくらいはしようよ」と私。

なぜか男親は娘に弱いものです。

5日のこどもの日、釣りに行ってくれたかはまた次回に。

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2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
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■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
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バカで結構‐1666‐

 年始から取り組んでいた実施設計がようやく完了しました。

 折からの人出不足につき、企画提案、実施設計、予算調整、現場監理、時に電話番と、零細企業のトップは何でもしなければなりません。

 やっと一息と、2ヵ月振りに奈良県下北山村、池原ダムへと出掛けたのです。

 土曜日の朝6時頃に到着しました。

 人出不足と書きましたが、このトボトスロープも同じく人出不足。

 同い年の店長さんが、ボートのメンテナンス、予約の受付、そしてボートランチングまで、全てひとりでこなすのです。

 正直、自分の体より店長さんの体調の方が心配です。

 ここが無くなってしまうと、私に休日は不要となってしまうのですから。

 冬のわりに湖面は穏やかです。

 例年だともっと水温が下がるのですが、暖冬の影響で現在9.1℃。喜び勇んで湖上に出たのです。

 ところが寒さと眠気に勝てず、まさかの昼過ぎでギブアップ。

 寄る年波 とは言いたくないのですが、年始から無休で、また前々日の徹夜も効いていたのだと思います。

 早々にバンガローへ引き上げました。

 安い上に眺めも良く、一方的に自分の別荘だと思っています。

 布団を引いたら、文字通りバタンキューでした。

 折角ここまで来たので、日曜日は6時起きです。

 冬のブラックバスは大きく2種類に分かれると言われます。

 水温が下がっても、浅いエリアで積極的にエサを捕食するタイプ。

 反対に、水温が安定する湖底近くの10mから15mくらいに居つくタイプです。一番深い時は20mに居たこともありました。

 前者は、寒くても動ける個体なので、必然的に大きな魚が多いのです。

 よって、朝一番から浅いエリアを狙いますが不発。

 戦略を変えて、春の産卵場所近くの深いエリアへ移動してきました。

 水深10mから15mあたりを狙いますが、8m位のエリアに魚の映像が映りました。

 直撃で狙うと、一発でバイトしてきました。

 45cmくらい。

 しっかりとエサを食べている、1.2kg程のグッドコンディションの魚でした。

 この日は気温3℃くらいでしたが、前日と打って変わって強い北西風が吹き続けます。

 湖面も白波が立ち、山の頂は白く、狙い通りの魚を1本確保すると、急に寒さが身に堪えだし……

 この日も10時過ぎにギブアップ。

 店長に電話で連絡し、ボートを揚げて貰ったのです。

 防寒対策もかなりしていたのですが、不本意ながら2日続けての途中棄権となりました。

 帰り道、伯母峰あたりは-2℃。

 早めに上がって、ゆっくり帰宅で正解だったかもしれません。

 そもそも、釣ったところで食べる訳でなし、誰かが褒めてくれる訳でなし。

 いつ上がっても何の問題もないのです。

 なのに極寒の湖上へ何故出掛けるのか?誇り高きフランス人が見事に言い表していました。

 釣り竿とは何か?先端に釣り針、もう一方にバカ者をぶら下げている竿。 -フランスの諺-

 バカで結構。やりたいことの無い人生なんて考えられませんから。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『Houzz』2月3日の特集記事
「阿倍野の長屋」が紹介されました
『Houzz』ユーザーが選んだ人気写真:キッチン編12月3日で
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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