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池原ダムで三原プロに遭遇。スキルアップはプラグの日、ワームの日‐2058‐

先週金曜日の文化の日から日曜まで、池原ダムへ行っていました。

前半2日はほぼ快晴。

飛行機雲がすぐに消えていきます。

土曜日は、現地で打合せだったので、釣り3、仕事1くらいのワーケーションでした。

世は三連休で、湖上は結構な数のボートで賑わっています。

いつもお世話になっているトボトスロープにも、東京ナンバー2台に香川ナンバーの車もありました。

常連組としては、バスフィッシングの聖地、池原ダムまでようこそという気持ちです。

ただ、池原ダムは秋が一番厳しい。何とか良い魚が捕れると良いのですが。

そう言う私も、かなり苦労してこのサイズが最大。

大物を見つけていたのでチャンスはあったのですが……

紅葉の初期で、景色は最高です。

魚は釣れませんが、動物たちは活発。

猿は10匹くらいの群れで騒がしく通過していきました。

ニホンカモシカも見かけました。

地元の人に聞くと、親子連れは珍しいそうです。

ニホンカモシカは、動きがのっそりしていますがこの日はきびきびと移動していました。

更に楽しかったことがもうひとつ。

バスブロの三原直之さんが、自身のオンラインサロンの会員さんと池原ダムで釣りをするという企画で来られていたのです。

三原さんはトップトーナメンターで、2019年の4月に池原ダムのすぐ南にある七色ダムでの試合で優勝しています。

その際も、キモとなる釣り方をすぐに全て公開されたのです。

その試合の1週間後だったかに、私は全く同じポイントで、全く同じ釣り方で、50cm以上ある魚を釣ることができました。

感激して、「トップってやっぱり凄い」という記事にしたのです。

その三原プロですが、先日トーナメンター引退を発表されました。

理由としては、バスプロとして生きていくために、次なるステージへ進むということでした。

「トーナメンターとしてお疲れさまでした会」が、トボトスロープで開催されるとのことで、私もトボトの常連組として誘って貰ったのです。

熊野の名店、「なんき」で買ってきたというお肉を炭火で焼くのでもう最高。

皆ビールも進みます。

三原さんには色々な事を質問したのですが、どんなことでも気持ちよく答えてくれました。

飄々とした風貌からは想像がつかないくらい、サービス精神も旺盛。

少しお目々が小さめなのを(失礼!)逆手にとって、このポーズ。

元々ファンでしたが、更に応援したくなりました。

どんな仕事でもトップの人には、以下のような質問をしています。

「釣りが上手い人は沢山居るとおもいますが、その中でなぜそので自分がそこまで上り詰めれたと思いますか?」

「ん~、ぶっとんじゃってるからじゃないですかねえ」と笑っておられましたが。

ただ学生時代のエピソードは面白かったです。

三原さんは鳥取の境港出身で、ブラックバスが釣れる野池と小さなダムがひとつずつありました。

そこへ釣りに行くときは、「プラグの日」と「ワームの日」を交互にすると決めていたそうです。

プラグというのは、例えば魚の形をした硬いルアーで、ワームというのは柔らかい素材でできたルアーを指します。

一般的にワームの方が釣れやすいので、ついついそちらに頼ってしまうものです。

ある「プラグの日」、曇りか雨でいかにも釣れそうな雰囲気だったので、「今から釣りにいくから帰るわ」と言うと、卒業に必要な出席日数が足りなくなるので、先生や友達に強く止められたそうです。

そのくらい釣りが好きだということと、スキルアップのために、自分で決めたルールをしっかり守っていたことが分かりました。

2019年の記事でも、どんな世界でもトップまで上り詰めるのは何でも公開する人と書きました。

この日は、64cmのデカバスをゲストの人に釣らせたのですが、その展開も包み隠さず全て教えてくれました。自分で釣るのではなく、人に釣らせるのは何十倍も難しいのです。

三原さんは現在32歳。次のステージへ行くのにはとても良い年齢だと思います。

40歳になっても、50歳になってもバスプロでおられることを心から応援していますので。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

トップってやっぱり凄い‐1578‐

 houzzの特集記事で、「中庭のある無垢な珪藻土の家」が取り上げられました。

 こちらのご夫妻は、ともフルタイムで働いておられ、家事動線は考えに考えました。

 このゴミ箱の入った写真を撮りたがる創り手はあまり居ないと思います。

 しかし、このカットにこの家のストーリーが詰まっているのです。

 見難いのですが、ゴミ箱の上にゴミ袋を置く小さな棚があります。

 ゴミを捨てた後、すぐに新しい袋を取り出せるよう、蓋の開け閉めの邪魔にならないギリギリの位置を模索しました。

 このカットは、ご家族だけが通る動線からのもので、お客さんには普通見えません。

 しかし、記事を書く人は必ず欲しいと思うアングルだと分かって撮影しました。言ってみれば確信犯なのです(笑)

 桜も終わり、新緑をもとめて七色ダムまでやってきました。

 曇り空ではありましたが、やはり自然の中は最高です。

 普段行く池原ダムが大減水でボートが降ろせず。

 それでこちらに来たのですが、20代の頃から来ている勝手知ったる湖です。

 集落が湖畔すぐにあり、穏やかな景色が広がります。

 湖面には散った花びら。

 まだ残っている桜もありました。八重桜でしょうか。

 人にとっての気温以上に、魚は水温に敏感です。

 この日、最も水温が高ったところは13.7℃。

 この時期は、水深の浅い上流部が温まりやすく、魚もそこに集まる傾向があります。

 スロープで事前に情報を聞いていたこともあり、最上流部からスタートします。

 いきなり来ました。

 岸際を意識している大きな魚体が見えました。

 岸寄りの岩盤の上に、鮒を模したルアーをステイさせておきました。水深2mくらいでしょうか。

 ゆっくり魚体が寄って行き、フッと反転したのが見えたのでフッキング。

 完璧な展開でしたが、実はこの釣り方は全くの受け売り。

 先週この地で、日本でのトップカテゴリーの試合がありました。優勝した三原直之選手はその釣り方を公開しており、それを真似ただけなのです。

 それで、このサイズの魚を獲らせてくれるのですから、どんな世界でもトッププロは凄いものです。

 52cm、1.6kgの素晴らしい魚でした。

 2月の釣行ではウグイだけだったので今年の初バス。幸先のよいスタートです。

 この日はこれで満足してしまい、早め上がりましたが、大きな魚が沢山上がっていたとのことでした。

 プロの選手とは言え、試合は今後も続くので、少しはキモの部分を隠しておきたいはずです。

 しかし、マンスリーアングラーの私が簡単に魚を手にできたところを見ると、全てを公開してくれたようです。

 経験的に言えば、どんな世界でもトップまで上り詰めるのはこのタイプのような気がします。

 プロ野球のオールスターの場で、ある選手が世界の王貞治に、一本足打法について尋ねました。すると、何でも丁寧に教えてくれたと言います。

 それを見て、逆に凄い自信を感じたと語っていました。

 同じくオールスターの場で、400勝投手の金田正一に、その落差の大きなカーブの投げ方を尋ねると「教えて欲しかったらゼニもってこんかい」と言われたそう。
 
 それはそれでご愛敬ですが。

 プロというのはやはり誰かを幸せにしなければ、その存在価値はありません。

 もう少し言えば、幸せにし続けなければプロを持続することは出来ません。

 この日曜日は、随分幸せにして貰ったので、今後も三原選手を応援したいと思います。

 誰もが世界の王になれる訳ではありませんが、出し惜しみが成長を妨げるのは間違いありません。

 やはり、やるからにはトップを目指すしかありません。

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【News】
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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