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池原の古民家リノベーション計画、焼肉決起集会‐2040‐

バスフィッシングの聖地と言われる池原ダム。

ホームレイクであり、30年近く通う心の故郷でもあります。

4ヵ月振りに戻ってきました。

朝一番、湖面を滑走します。

これに勝る爽快な時間は、なかなかありません。

エメラルドグリーンの湖面に青い空。

心の澱が洗い流されるようです。

トリプル台風の影響で、雨を覚悟していましたが、カラッと晴れてくれました。

幸先よく、まずは40cm足らずを1本。

ですが、その後は噂通り苦戦。

小バスばかりでした。

それでも、湖に浮くことが幸せなのです。

3時間程釣って、9時前には上がりました。

道路を挟んで谷川がありますが、水の流れと共に涼風を届けてくれます。

そのせせらぎを聞きながら、愛車での昼寝が、本当の意味で一番幸せな時間なのですが。

実は今回も、ゴールデンウィークに続きワーケーションでした。

「池原の古民家リノベーション計画」が、本格的にスタートしました。

現場説明に行ってきたのです。

前日は、熊野にある「なんき」へ、クライアントと常連さんとで焼肉へ。

決起集会でもあり、まずは生ビールで乾杯です。

タン塩からスタートですが、こちらのお店、全て1皿千円以内。

安くて美味しいを地で行く店なのです。

上ロース950円は、危険な味わい。

1950円でも何ら問題ないと思います。

池原ネタで大いに盛り上がり、あっという間に夜は更けて行くのでした。

池原ダムを経由していますが、大阪から熊野市は約150km。

直行するなら3時間半ですから、ちょっとした旅行です。

奈良や和歌山に多いオークワや、ビジネスホテルのネオンサインに、どことなく南国風情を感じるのです。

仕事と旅が一緒にあるのは理想形の一つ。

「池原の古民家リノベーション計画」は、なかなかに歯ごたえのある計画ですが、楽しみながら、バリバリ進めて行きたいと思います。

■■■プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」8月1日オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

この世に無駄なことはない、ただ……‐1585‐

 前回は、5月5日(月)ゴールデンウィーク最後の宿に到着したところまで書きました。

 妻が見つけてきた「熊野倶楽部」。なかなかに面白い宿でした。

 広大な敷地に、1棟建ての宿泊棟がいくつも建っています。

 私達が泊まった棟は、2部屋で1棟でした。

 1室空間ですが、内部はゆったりしています。

 1棟であるメリットは、3方から光と風が取り込めることでしょう。

 高低差のある敷地を活かし、景色もよいのです。

 小物にも、なかなかに配慮が行き届いています。

 提灯は、浴室棟に向かったりするときに使うもの。

 敷地を活かし、全てがゆったりしているのです。

 地元の杉でしょうか。木材はふんだんに使われていました。

 食事も良かったのですが、一番好感がもてたのは外構が芝生でないこと。

 あたりは野草で埋め尽くされています。

 ある程度雑草は抜いているでしょうが、優しい景色になっている一番の要因だと思います。

 熊野倶楽部を後にし、世界遺産の熊野本宮大社へ向かいました。

 私も初めてかもしれません。

 最果ての地と言えば叱られそうですが、山間部に突如として現れる広い平地は、確かに神聖なものを感じます。

 急な石階段を上ると社殿が見えてきます。

 偶然ですが、令和の初詣でが熊野神宮大社となりました。

 ただ、神社建築は撮影禁止が多く、建築に関わるものとして残念ではあるのです。

 その後、紀伊半島の中央を貫く168号線を北上。

 ここも昔はよく来た二津野のダムを通過します。

 十津川温泉郷といったほうが分かりやすいかもしれません。

 子供達は多少山道に酔ってしまいましたが、最後は日本一の谷瀬の吊り橋。

 高い所が大嫌いな私はパス。

 高い所を苦にしない娘も、54mのスカスカ足下は怖かったようです。
 
 最終日ということもあり、渋滞もなく夕方6時には大阪に戻りました。

 娘が受験を控える今年は、かなり短めのGW旅行でした。

 ヒナにエサをやる燕。

 タンポポ。

 そしてワタボウシ。

 子供にはいつか巣立って貰わなければなりません。

 それでもなのか、だからこそなのか、出来る限り多くの体験をさせてやりたいとは思います。

 この世に無駄なことはない。

 ただ、無駄な人が居るだけだ。

 どこで聞いたのか忘れましたが、イギリスあたりのアイロニックジョークでしょうか。

 皮肉も悲観も嫌いです。しかしこの言葉は至言かもしれません。

 社会に求められる人になって欲しいと思うなら、まずは自分がそれを体現する必要があります。

 これだけ休ませて貰ったなら、ゴールデンウィークボケなどしている暇はないのです。

 草木は青々とし、虫たちも動き出すこの季節。色々なオファーを貰う季節でもあります。

 18歳までの昭和を「成長」、48歳までの平成を「修行」とするなら、令和は「実り」としたいと思うのです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

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【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

子供は鏡で未来‐1584‐

 ゴールデンウィークというのに、家族がまったく出てこずでした。

 長男は後半2日のみクラブが休み。娘は大好きな卓球を休むことに気が乗らず。

 皆のスケジュールを調整し、最後の3日だけ家族で出かけていました。

 ゴールデンウィークの真ん中2日は大阪で仕事をし、再び七色ダムに戻ってきました。

 この時期、山上湖ではまさに恋の季節。

 体が小さい個体がオス。大きなメスをビッグママと呼んだりします。

 カマキリなどは、用が済めばオスはメスに食べられたりしますから、自然界ではレアケースではありません。

 5月4日、新緑まぶしい169号線を橿原公苑まで戻ります。

 長男の卓球の試合があり、そこに妻と娘が応援にいっています。試合終わりでピックアップ。再び七色ダムに戻るのです。

 昨年もこのスケジュールでしたが、里山風景の広がる大和路を走るのはとても楽しいもの。

 レンゲ畑が目に優しいのです。

 試合はベスト8まで進んだようで、下北山村に戻ったのは8時前。

すぐに火をおこし、焼肉晩御飯です。

 今年も奮発してステーキですが、子供達はタンや赤身のほうが好みとのこと。

 親が喜ぶと思うことと、子供が喜ぶことには、大体ズレがあるものです。

 よその子供さんほど釣りを楽しみにしている訳ではありませんが、湖面を滑走する時間は楽しみにしています。

 「風で髪の毛が抜け飛んでしまうから、手で押さえとき」と言った後の図です。

 かなり短い時間ですが、親としては何とか1本獲らせたいところ。

 ここ、と踏んでいたダムサイトへ向かいました。

 幸先よく、すぐに娘に1本。

 30cmがらみのアベレージサイズでした。


長男も何とか手にすることができました。

 2人とも、自分で投げて自分でとりこめるようになりました。

 昼は河原に戻っての昼食。

 このゴールデンウィークは、食事を作り続けてきた感じです。

 しかし、基本料理が好きなので全く苦にはなりません。

 むしろ、よりスピーディに美味しくつくる、改善ゲームだと思っているのです。

 実際、子供が一番喜んでいたのは、水切りができるようになったことでした。

 7人のゲストを乗せて、湖上を駆け回ってくれた愛艇を引き上げます。

 野外には水もなければ火もガスコンロもありません。

 その中で、ゲストに大自然を満喫してもらい、食事、釣りの準備をし、かつ自分が楽しむ。

 これこそが野外で遊ぶ魅力だし、この準備片づけを繰り返すことで、先にイメージを作ることの大切さを覚えたと思います。

 遊び疲れた子供達は後部座席で爆睡の中、熊野灘まで抜けてきました。

 海岸には鯉のぼりの群れ。

 宿のエントランスにも折り紙の鯉のぼり。

 自分が成長することが、人生の第一義ですが、その次にあるのは子供の成長でしょうか。

 勿論、自分の子供が一番前ですが、ひとの子供に対してもほぼ同じだとわかりました。

 また来年のゴールデンウィークはバンガローを抑えておきます。

 子供に大自然を満喫させたいという人は遠慮なくご連絡下さい。ガイドとしての腕を磨いておきます。

 やはり、子供は社会の鏡だし、人類の未来であることは間違いないからです。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
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『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
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