タグ別アーカイブ: バスフィッシング

愛おしの池原【ゲツモク日記チャンネル】も開始‐1846‐

先週金曜日に、 『建築家・守谷昌紀TV』 【ゲンバ日記チャンネル】「あの森のOhana」Episode3を配信しました。

よければ、躯体まで出来上がった「あの森のOhana」をご覧ください。

この週末は久し振りの休みで、土曜日には奈良県下北山村の池原ダムへ。

釣りは朝が早いのです。

トボトスロープの桟橋には、もう出船を待ちきれない釣り人が。

透明度の高い池原ダムにしてはめずらしく、白川筋にはアオコが発生しているとのこと。

トボトスロープ店主のTさからも情報をもらい、朝一晩は15分程かけて大きく移動してきました。

濁っていいるからこそできる釣りで、午前中は押し通しましたが残念ながら反応なし。

桟橋まで戻ってきて昼食。かつ、車で昼寝を1時間半。

この昼寝より幸せな時間はありません。

普段の寝不足も完全に解消。午後の部のスタートです。

この日はビデオも持っていたので何とか魚の顔は見たい。

迷った末に備後筋へ移動。

池原の大自然を最も満喫できるのがこの川筋。

浮いているだけで景色が好きなのです。

大きな魚を狙って移動しながらキャストしますが、15時が限界でした。

何とか魚の顔をみるためライトリグに。

私としてはタフな時に使う手です。ルアーをシェイクしながらカーブフォールで沖の立木にぶつけます。

何とか1匹。

33cmくらいと大きくはありませんが、1匹目なのでかなり慎重にランディング。

同じ釣り方でもう一匹追加し、ここでタイムアップ。スロープに戻ったのです。

YouTubeのことをいつも教えて貰っている『スーパーロコチャンネル』の開設者、Sさんがボートを揚げているところでした。

新艇で側面のロゴが格好良いのです。

Sさんに話を聞けなければ、 YouTube チャンネルの開設はもっと遅くなっていたと思います。

翌日も朝一番から大きい魚を追い求めましたが、それも10時が限界。

前日と同じ釣り方で、25cmを1匹釣ってここまで。

昼前にはボートを揚げました。

名誉のためにかいておくと、アタリさえなかったという人もいたので、まあ頑張った方かなと。

トンビ。

澄んだ水。

秋の雲。

十分に自然を満喫して大阪に向かいました。


吉野川沿いにはススキが夕日に輝いています。

近鉄吉野線のこの古い陸橋がある景色が好きなのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 の中に【ゲツモク日記チャンネル】を加えてみたいと思っていました。

主には国内外への旅、自然、建築等をお届けできればと思っています。

ただ休日をほぼ過ごす私の愛する池原。ここを抜きにはできないと思っていたのです。

大自然が素晴らしいのですが、基本は釣りです。もし興味があればご覧ください。

もし大きな魚が釣れたら、また配信したいと思っています。





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【News】

■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

犯人は君だ‐1818‐

このオリンピック休暇ですが、前半は池原ダム、後半は敷地の下見でした。

新御堂筋を北端まで走ると、箕面の山々が迫ってきます。

その先に続くのが箕面有料道路。

2007年の開通ということで、この辺りにやってきたのは学生時代以来なのでしょう。

全てトンネルだとは全く知りませんでした。大阪も変わっていくものです。

休暇前半の話しに戻ります。

23日(金)の早朝、Y親子をバンガローに残し、一足先に桟橋へ向かいます。

5時頃には2人もやってきました。

この日も快晴の夏空。

小1君は初日に4本、最大35cmを手にしているので、のんびりお楽しみモードです。

なぜか常に大爆笑。

本当に仲の良い親子です。

と思っていたら、ポイントへの移動中に寝てしまいました。

ボートもバカンス仕様に変更し、お父さんには帰る準備をして貰います。

2日目も、親子とも5本ほど追加し、ミッションはコンプリート。

小1君の最大は、結局はじめに釣った35cmでした。

しかし、実際に一番大きな魚を掛けたのは、この場面。

お父さんが30cmくらいあるルアーを投げ、それにワラワラと追いてきた良型の魚を、小1君がワームで掛けました。

45cm以上は間違いなくあったと思いますが、バラしてしまいました。あのサイズを上げるにはもう少し経験が必要かもしれません。

この話から、お父さんもかなりの釣り好きと分かると思います。

実は、私に池原ダムの魅力を教えてくれたのは彼なのです。

中学生の頃から、竿とテントを持ってあちこちへ出掛けていましたが、大学生になると車と船の免許を取得して、行動範囲が広がります。

ある夏、紀伊半島をキャンプしながら回ることにしました。

その時、彼も一緒だったのですが、「池原ダムっていう、ブラックバスの聖地があるんですよ。ちょっと寄ってみませんか?」と。

1993年か、94年だったと思います。

寄った場所は、現在桟橋のあるトボトスロープあたりで、当時はこれほど立派な建物はありませんでした。

彼はスライダーという当時の定番ワームを2、3投し、すぐにバスを釣り上げたのです。

水面を割って、ジャンプする光景を今でもはっきりと覚えています。

その時、私は1匹も釣れずで、そこから小学生以来のバスフィッシング熱にとりつかれてしまいました。

あれから30年。

この道に引きずり込んだ(失礼!)彼の子供に、何とかバスを釣って貰おうというのですから、人生とは不思議なものです。

彼は大学時代のスキー部の後輩で2学年下。私が3回の時の1回です。

北海道で2、3カ月合宿して練習するのですが、本当にマイペースな後輩でした。真面目な努力家で、着実に上手くなって行きます。

数年前まで、国体への出場も続けており、私の知る中で、最もアルペンスキーで結果を出したひとりだと思います。

更に大学をでると、司法書士、行政書士、土地家屋調査士の資格を順に取得。マイペースで努力家のところは当時と全く変わりません。

今でも時々会うのは彼くらいでしょうか。

帰り際、挨拶かたがた「なぜモリヤさんは、今でもバス釣りが好きなんですか?羨ましいですね」と。

(学生時代の友人は、あだ名で「モリヤ」と呼びます。本当は「モリタニ」)

2人が帰ったら、すぐにボートを揚げようと思っていたのですが、少しだけ湖上に出ました。

数本釣ってから帰り支度を始めたのです。

なぜ?

子供にも、「なぜお父さんはそんなに釣りが好きなん?」と聞かれたこともあります。

好きに理由はないのでよく分かりません。

ただ、ここまで池原を好きにさせた犯人が「彼」であることは間違いないのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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夏の思い出、になれば‐1817‐

今日からオリンピック休暇が始まりました。

土曜日が休みなら4連休

連休中は、良い天気に恵まれそうです。

オリンピックの開会を明日に控えますが、微妙な雰囲気であることは否めません。

ただ折角の休暇。十分にケアした上で楽しみたいところです。

一路、169号線熊野街道を南下します。

先々週に続き、下北山村の池原ダムにやって来ました。

目的は知人親子のガイドです。

知人と書きましたが、大学時代の後輩でもあるY親子。

到着したのは9時頃でした。

小学1年生のお子さんはかなりの釣り好きと聞いていました。

出船の準備をする間も釣りをしたいと。

で、道具を渡すと1投目で早速釣り上げました。

35cmと、なかなかのサイズ。

1匹釣ってからの出船です。

暑いので、池原ダム最大の滝を攻めてみます。

お父さんとは、若い頃は何度もバスフィッシングに来たことがあります。

しかし池原ダムに来たのは10年振りくらいでしょうか。

お父さんの面目躍如。

39cmでした。

小1君へ私の勝手な目標は以下の通りでした。

「5本捕獲、うち1本35cm以上」

初日でほぼクリアするくらい、釣りが上手でした。

もうひとつのハードルは晩御飯。

ご飯は若干硬め。

それでも何とか甘口カレーを喜んで食べてくれました。

ハングリー・イズ・ベストソース

です。

もう一日あるので、小1君の目標を45cm以上に引き上げてみます。

今までに釣ったことがないのかなと思っていたら、1匹だけ釣ったことがあるそうです。

人生1匹目と2匹目は随分違いますが、それでも夏の思い出になればと。

もう一日ガイドします。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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昆虫の王、オニヤンマも釣れるルアー‐1814‐

1ヵ月振りに池原ダムです。

朝の景色は、一日への期待感そのもの。

朝靄のたつ景色を見るだけで気持ちが高揚してきます。

完全にパブロフの犬状態なのです。

先週はかなり雨が降っていたので、まずは備後筋のバックウォーターを調査。

しかし先行艇がありました。

台風後などもそうですが、フレッシュな水が大量に流れ込むと、そこに魚が集まってきます。

水温が30℃ですから、魚もちょっとでも涼しく新鮮な水を求める訳です。

連日の雨で、水位は満水-6.5mまで上昇。

坂本筋の最奥にあるのが坂本ダムは水位が高くなければ来れない場所。

縁起ものなので坂本ダム詣でも済ませておきました。

日が上がると、もう完全に夏の雰囲気です。

オリンピック休暇中に、友人の子供を案内することになっています。

釣り大好きの小1君は、まだブラックバスを釣ったことがないそうで、友人からこんなメールが来ました。

息子に「ブラックバス釣らしてくれるらしいで」って言ったら、「僕は信じない」って言ってました(笑)

そこは信じて貰いたい。

今回は、その本気プラクティスでした。

このくらいの魚なら、5匹は釣って貰いたいと思っています。

できれば35cm以上も見せてあげたい。

気合を入れてポイントを回りますが、意外に厳しいのです。

状況としてはスポーニングシーズン(産卵期)は最終版。

産卵を終えて活発に捕食する魚と、強い日差しに影響を受けている夏の魚も混在しています。

数だけで言えば1年で最も釣りやすい時期ですが、サイズで言えば中難度といった感じ。

更にどっちつかずになると大外しもありそう。

どうしても釣らせてたい時はライトリグです。

と準備していたら、オニヤンマが釣れました。

凄い勢いで、何とか持って帰ろうと飛び回るのです。

それが無理と分かると、本気で食べ始めたよう。


これはレインズスワンプという定番ワームですが、オニヤンマが本気で食べるくらいミミズに似ているということです。

なら魚が釣れない訳がありません。

前日、ある方がトラロープをくれました。

オニヤンマは肉食性で強い顎をもちます。スズメバチ、アブ、ヤブ蚊などを捕食するのですが、昆虫の中の食物連鎖で言えば頂点に立つ、昆虫の王なのです。

そのオニヤンマを模した虫除けグッズが売れているそうですが、模様が似ているトラロープでも十分効果があるとのこと。

強力なアゴで、ワームを食いちぎる姿を見ると、他の虫が恐れることも納得できます。

最後は、トボトスロープ近くのポイントに寄って終わりにすることにしました。

水通しの良さそうな岬回りで、かつ水深があるところをピックアップしました。

先のスワンプレインズに、立て続で2匹きました。


最後の魚が今回の最大。

ライトリグを使う時はラインが細いので、沖へ引きずり出してじっくりやり取りしました。

最近のラインにしてもリールにしてもとても性能が良いので、無理をしなければそう切られることはありません。

50cmには届きませんでしたが、2kgちかくある良い魚でした。

このくらいの魚を釣らせて上げられると良いのですが。

10日後にもう一度釣れてくれ……とリリースしました。

オスプレー(みさご)が魚と間違ってルアーをくわえているロゴを使っているルアーメーカーがありました。

ルアーは疑似餌ですが、そこにどれだけ愛情を注げるかで、結果も変わってきます。

物創りに一生を捧げた身としては、そこだけは誰にも負けないつもりです。

「人生初バスを」というお題は、これまでに一度貰いました。

何とかかんとか達成しましたが、その彼は小学6年生でした。

小1君のキャスティング技術がどのくらいか見せて貰って、最終のプランを立てようと思います。

バンガローに一泊できるとのことで、好き嫌いはすでにリサーチしました。

メニューの概ね決めました。あとはご飯が上手く炊けるか……

野外遊びに、人生の楽しみが概ね詰まっているのです。

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水張月は、魚もイチャイチャする季節‐1806‐

 2週間程前だったか、ラジオで男性アイドルが「東京って、まだ梅雨入りしてないよね」と話していました。

 大阪は5月16日に入梅したので、「新聞なんかをしっかり読んでいないのかな」と思っていたら、読んでいないのは私の方でした。

 今日、「関東甲信地方は梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。

 大阪からは500km。緯度においては1度しか違いません。しかし梅雨入りの誤差1ヵ月。小さくても違いの大きい国、それが日本です。

 週末は水無月の池原ダムへ。

 曇りのち雨の予報も、そこまで降られませんでした。

 時折晴れ間も見え、新緑が美しい季節です。

 この時期、ブラックバスという魚は産卵を意識し、浅いところまで上がってきます。大きな魚を狙って釣れる可能性が上があるのです。

 記録級の可能もあるのが聖地・池原ダム。多摩ナンバーも見え、全国からモンスターハンターが集まってきます。

 トボトスロープもゴールデンウィークに次ぐ賑わいでしょうか。

 幸先よく50cm、2kgの魚が釣れました。

 ここからと行きたいところですが、今回はボートトレーラーの車検があります。

 早めに昼休憩に上がり、村の自動車工場までけん引します。

 これがなかなか気を遣うのですが、無事届ければミッションの半分は終了。

 きなりの郷の駐車場に車を止めて昼食&昼寝です。

 薫風を味わいながら、たっぷり1時間半の午睡。

 野外での昼寝ほど、私が好きなものはありません。

 その後もう一匹、50cm足らずですがコンディションの良い魚が釣れました。

 こちらは産卵がらみの魚です。

 比較的浅い所に産卵するのは、ふ化に太陽光が必要だからと言われています。

 底が砂や泥では濁りやすく、底が岩や石などの場所を好んで産卵床をつくるのです。

 汚い布団を好む人などいませんから、基本は生き物として変わりありません。

 もっと言えば、オスとメスがペアになったら、この産卵床まわりでイチャイチャしているしか言いようのない行動をとるのです。

 ブラックバスはとても人っぽい魚で、そのあたりも愛おしい理由なのだと思います。 
 

 こちらは産卵に関係のない魚。

 40cm弱なら多少余裕があるので、撮ってみました。

 早めに上がり、大和路をのんびりドライブで大阪に帰りました。

 「水無月」の「無」は、「の」にあたる助詞で、「水の月」を表わします。

 「水張月」と呼ばれることもあるようで、水田の景色にもマッチするのです。

 命の源は水です。
 
 そういう意味では、最も生命感あふれる季節と言えるのです。

 流石にイチャイチャする年齢ではありませんが、心に潤いを与えて上げることは大切です。

 私にとって潤いとは?

 これは間違いなく仕事。

 水張月に新しいことが始まる予感がするのです。 

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スタディケイションと森の哲学者‐1795‐

 前回、ワーケーションについて書いてみました。

 宿泊先で仕事をするのこともそうですが、実は池原ダム近くでリノベーション計画の相談を貰っていました。

 4日(火)に初めて建物を見に行って来ましたが、これがなかなか面白い、かつ歯ごたえのある建物で……

 こちらは、また回を改めて書いてみたいと思います。 

 その調査終わりで、橿原神宮駅あたりまで家族を迎えに戻りました。

 一般的な流れとは逆ということもあり、新緑の中、熊野街道は爽快ドライブウェイです。

 行って戻ると、すでに夕方。すぐに食事の準備です。

 ここでの食事は、全てお父さんプレゼンツ。なので遊びという感覚はありません。家族を楽しませる真剣勝負です。

 焼肉に失敗はありませんが、みんな大好き豚バラファイヤーはコストパフォーマンスが最大値。

 むしろ気を使うのは鍋で炊くご飯です。

 今回は正直75点くらい。そこは雰囲気と空腹が、15点くらいサポートしてくれるので、3合がほぼなくなりました。

 皆満足した感じで、早めに就寝したのです。

 翌日は雨になると分かっていたので、「無理して釣りに行かなくていいよ」と言っていました。

 なのですが、年に1、2回しか来ないこともあってか、2人とも早起きしてきました。

 6:30頃から湖上にでました。 

 まずは娘が、3回目くらいのバイトで35cmを。

 30分後に長男も33cmを。

 2時間程でミッションはコンプリートです。

 大人の立場でワーケーションを書きましたが、子供達にとっての長期休暇は、常にスタディケイションです。

 ウグイスの鳴き声を聞きながら勉強するのも良いものでしょう。 

 中途半端に帰っても、ということになり、ここで晩御飯まで食べて帰ることになりました。  

 ヒタヒタカレーで家族とのスタディケイションは終了。19:00頃、バンガローを後にしたのです。

 バンガローに到着する直前、急斜面に何か見えたので車を止めました。

 ニホンカモシカです。

 『もののけ姫』のシシ神はニホンカモシカがモデルになっているのだと思います。

 池原ダム、七色ダムに通うようになって30年近くなりますが、ニホンカモシカ
を見たのは3回目です。

 驚いて逃げたりはせず、じっとこっちを見ているので動画もゆっくり取れました。

 全く動かないので、子供達は「ほんとに生きてる?」と言っていましたが、それが天然記念物になるまで個体が減った理由なのでしょう。

 Wikipediaには、紀伊山地の個体は784頭と推定されているとありました。

 また、「森の哲学者」という記載もありました。言い得て妙です。 

 何を歌っているのが分かっていませんが、夕食後に振り付きで一曲を披露してくれました。

 親として、こんなことをしてあげた、こんなことをしてあげたと言いたくなりますが、まずは仲が良いのが一番です。

 もっと言えば、全ては幸せのために、です。

 その方法には、絶対解がないので哲学者という仕事があるのです。

 一旦大阪に帰ってきたのですが、今日ワーケーションに池原へ戻り湖畔の哲学者になろうと思います。

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バツ2の赤い彗星‐1789‐

 先週の日曜日、久し振りに釣りに行っていたと書きました。

 そもそも、私が船を持つようになったのは父の船に乗っていた影響が大きいと思います。

 父の友人も船を持っている人が多いのですが、海でも湖でも、やはり自分の行きたい場所へ自由に行きたいものなのです。

 最近会えていませんが、この真っ黒なおっちゃんは父より3つほど年上だったと思います。 

 昔は海だけでなく、スキーも一緒に行っていたので、もっと会う機会がありました。

 しかしいつ頃からか、海沿いに家を借りるようになっていました。

 紺のサーフがおっちゃんの車。銀のサーフは私にとっての2代目サーフで、カートップしているのが初代のアルミボート。ややこしいのですが。

 漁港に船を置いているので、半分漁師みたいなものです。

 その恩恵もあり、自由に港を使わせて貰っていました。これは通称テント村。

 私の海用ボートは4人しか乗れなかったので、大人数で行った時は乗せて貰うこともありました。

 赤銅色に日焼けした姿は、完全に地の人。

 明るいキャラクターで、同行する仲間の間でも人気者だったのです。

 そんな性格に加えて、私が一目置いているのがネーミングセンス。

 「ばついち丸」という文字が見えるでしょうか。

 前のオーナーと別れて、自分と再婚したので「ばついち」。

 この浜では「ばついちさん」と呼ばれているのです。実際はばついちではないのですが(笑) 

  私もこの中古のバスボートで3艇目になりました。

 2018年の3月にやってきたのですが、これまでに2人のオーナーが居ました。

 初代のオーナーはバスフィッシング専門のルアーメーカーの人で、船名を「SHA」と付けていました。

 2代目のオーナーがセカンドボートとして所有していたのを譲って貰ったのですが、この方もバスフィッシングのエキスパート。

 以前はレーシングバイクのメカニックをしていたこともあり、このボートのスピードをどれだけ上げられるかと、更に手を入れたそうです。
 

 60km/h以上でるのですが、前オーナーに聞くと「70km/hは出ますよ」と。

 怖いので私はそこまで出したことはありません。 

 エンジンの位置を調整するのがチルトレバー。

 スピードを出しても操船しやすいよう、ステアリングを握ったまま操作できるようになっています。

 車で言うアクセルはスロットルと呼びます。

 スロットルは車のシフトレバーのように手で操作するのが一般的ですが、アクセルと同じ要領で加速、減速できるようチューンナップされています。

 荒れた琵琶湖でステアリングを放さずに済むよう考えられたものだそうです。

 一番の誤算は、子供たちが成長し、ほぼ同行してくれなくなったこと。それで、一層このボートと過ごす時間が増えたのです。

 普段、あまり派手な色は選びませんが、ジンクリアの湖と青い空に、赤は映えるだろうなと購入を決めたのです。

 ただ初代オーナーが、なぜ「SHA」と名付けたのかずっと分かっていませんでした。

 湖面を滑走している時、ふと思いました。

 「赤い彗星?」

 ピクシブ百科事典にはこうありました。

 「機動戦士ガンダム」シリーズの登場人物、シャア・アズナブルの異名。

 シャア・アズナブルのスペルは”Char Aznable”のようです。もしかすると音だけで決めたのかも?と思ったのです。

 それならと、今回の中間検査の機会に、船名を ”SHA” ⇒ ”Char” に変更したのです。

 実際の文字にはありませんが本当の船名は「バツ2の赤い彗星」です。

 たかが船名ですが、人生を楽しむコツを「ばついち」のおっちゃんには色々教えて貰った気がします。

 自分の好きな海を眺めながらの朝は最高でしょう。

 池原ダムなのか、日本海なのか決めていませんが、いつか実現したいと思っています。「その前に家が先っ!」と家族に言われるのですが。

 前オーナーを池原ダムで知らない人は居ないので、私の物というより、未だにお借りしているイメージです。

 それもあって、あまり品の悪いことはできません。

 ただ、もし湖上で高速移動しているのを見掛けたら、こんな事を言っている時です。

 「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」

 「バツ2の赤い彗星」になりきっている時なので、どうかお許し下さい。

 建築も、車も、ボートも無機物ですが、過ごした時間と物語が、愛情を育むのだと思っているのです。

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「勝てる」より「勝つ」の方がいい‐1788‐ 

 今日は朝から、松山英樹選手の日本人初のマスターズ制覇のニュース一色でした。

 そういう私も、朝6時からですがテレビ前でハラハラドキドキ観戦していました。

 世界の頂点に立つ最高の景色を見せて貰い、気力十分で会社へと向かったのです。

 週末は、久し振りに休めそうな日があったので、池原ダムへ飛んで行っていました。

 桜の盛りは終わっていますが、標高の高い所にはチラホラ残っています。

 吉野山の一目千本とは行きませんが、ここ下北山村も吉野郡。一目五十本くらいはありそうです。

 キツツキが木をつつく音聞こえてきます。

 そんな時、やっぱり来て良かったと実感するのです。
 

 天気も最高で、さあ初バスを釣るぞと各川筋の最上流部を回りますがほぼ魚は見えず。

 産卵をまじかに控えたこの時期の魚は気難しいのですが、釣る人は良いサイズをかなりの確率で釣ってきます。

 要は腕の差が出る季節なのです。

 疲れが残っては本末転倒と、昼寝だけはしっかりするのですが、午後の湖にでると、あっという間に日暮れの雰囲気。

 唯一魚影が見えたポイントに、最後のタイミングで入りました。

 で、何とかかんとか一匹。 

 1.25kg。

 バスフィッシングでは重さを競う試合があります。

 いつかでてみたいと思い、出来るだけ重量も量るようにしているのです。 

 ウッドチップたまりの下に居ました。いや、居てくれました。

 それ程のサイズではありませんが、終了15分前に何とか釣れてくれ、喜びもひとしおだったのです。
 
 松山英樹選手の偉業については、また機会を改めて書いてみたいと思っていますが、解説の中嶋常幸さんの言葉も印象的でした。

 「勝てる」と思わない方がいい。「勝つ」の方がいい。  

 残りが9ホールを切り、2位の選手と5打か6打差のついていたタイミングでした。

 海外で活躍した日本人の先駆者として、嫌と言う程辛酸を舐めてきた中嶋さんだからこその言葉だったと思います。

 この世の中に、与えられるものはありません。あったとしても、一時期の幸運に過ぎません。

 粘り強く努力と改善を重ね、自らが取りにいくしかないのです。

 かたや世界の頂点オーガスタ。かたや夕方16時45分の池原ダム。

 全く違うと言えば違いますが、諦めない気持ちだけは同じです。

 新年度に入り、すでに数件のオファーを貰いました。大阪の、日本の、世界の頂点目指して29歳の若者に負けないよう、この春も全力で行きます。

 

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さよなら、青春のSAVAGE‐1776‐

 今日、関西2府1県の緊急事態宣言が解除されました。
 
 様々なリスク、懸念があることを良く理解した上で、まずは前向き気持ちで受け止めたいと思います。

 2017年の12月、17歳から30年乗ったLOWEの14フィートを廃船にしました。

 最近は、2004年から17年連れ添ったSAVAGE(サベージ)の12フィートをどうするか考えていました。

 海、湖兼用でLOWEの14フィートを使っていましたが、ようやくバスフィッシング専用のボートを手に入れたのが33歳の時。
 
 それがSAVAGEの12フィートで、当初はLOWEとエンジンを兼用していたので、40万円位だったはずです。

 学生時代から、ボートは車の上に積むものだと思っていました。

 ところが世の中はトレーラー時代に入っていき、カートップで湖にやって来る人は少数派に。

 私の車は、ハイラックスサーフに始まり、ディスカバリーと背の高い車ばかりで、積み下ろしでギックリ腰になったこともあります。

 そんなこともあり、トレーラーのバスボート、EAGLEに乗り換えたのが2018年。47歳の時です。

 SAVAGEの12フィートはめっきり出番が減ってしまいました。

 家の建て替え計画においても、2台のボートを置くスペースは勿体ないかなと思い、手放すことにしたのです。 

 この1年で2回も車を擦ってしまい……その度に修理して貰っている、サイトウ自動車サービスの社長に相談してみました。

 「売ってみましょうか」と言ってくれたのでお願いした次第です。

 ディスカバリーは車重が3tonあり、それまでメンテナンスをお願いしていた工場ではジャッキアップが難しいと言われました。

 どこか良いところが無いかなと探していた時、池原ダムつながりで知ったのがサイトウ自動車サービスでした。

 「僕の車も見て貰えますか?」と聞くと社長が「ウチはフェラーリまで見てるので、どんな車でも大丈夫ですよ」と。

 いつもニコニコと明るい人ですが、社長自ら運転して引き取りに来てくれました。
 
 自動車工場も繁盛していますが、その向かいにある「JUNKY’S」というルアーショップも経営しています。
 
 facebookページの方には中古ボート情報も。ちなみに釣りの腕も勿論のことです。

 同じくオーストラリア製のステーサーが人気だそうですが、そこは社長の人柄で宜しくお願いします。

 長男を初めて乗せたのは、2009年で4歳の時。

 雨の中での釣りはちょっと早かったと反省しました。

 それで6歳くらいから再開したのですが、何より昼に食べるカレーヌードルを楽しみにしていました。

 ちなみにエンジンはホンダの4サイクルで、セルモーターを付けています。よってスターターロープを引っ張る必要はありません。

 最近でこそあまり付き合ってくれませんが、娘も7歳くらいから連れていきました。

  結構釣ります。 

 長男が最後に乗ったのは、2017年の7月でした。

 車やボートを手放す時、その期間を振り返りますが、17年という時間はやはり短いものではないのがよく分かるのです。 

 もともと付いていた魚探もEAGLEと言いますが「これは使い物になりませんね」と社長。

 これならどうですがと、昨年までEAGLEに付けていたLOWRANCEの魚探も渡してあります。  

 どういうシステムになるかは全てお任せですが、サイドスキャンも搭載しており、ベイトフィッシュがボートのどちら寄りにあるかも画像化されます。

 右上の画面、中央より左のベイトボールが大きいのが分かるでしょうか。

 底だけでなく、左右方向にもソナーが発信されているのです。

 私が最後に乗ったのは、2017年12月でした。

 最期の乗船で、20年振りの60cmオーバーとはなりませんでしたが、そこに迫るサイズでした。

 家でも、車でも「ツキ」は大切なはずです。

 人は変わる。だから酒の味は変えるな。そうすればお客様がバーに来た時、昔の自分に合える。

 バーの漫画にあるセリフだと教えて貰いました。

 車やボートも同じようなことかもしれません。変わっていく自分達を、変わらない彼らが、鮮やかに蘇らせてくれるのです。

 33歳からの18年ですが青春と書いてみます。
 
 さよなら、青春のSAVAGE。心からありがとうを言うよ。

 誰か釣りが好きな人に貰って貰えると、本当に嬉しいのです。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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