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ひと粒だけ涙を浮かべながら‐2325‐

前々回、『ミラタップ』のカタログに作品が掲載されていることを書きました。

そのカタログを実際に請求すると、リーフレットが挟まれていました。

「SUVACO」は建築関係の専門家紹介サービスですが、2024年にミラタップに事業が譲渡されました。

事例登録約7000件とありますが、その中の3つの事例に選んで貰ったのが……

「阿倍野の長屋」の写真でした。

横長にトリミングされていますが(笑)

ただ、3/7000はなかなかの倍率です。

2015年の竣工なので11年が経ちました。それでも、テレビ、住宅雑誌と本当に色々なところに露出してくれる孝行息子のような作品なのです。

ところが、ミラタップ主催のコンペでは一度も賞を取ったことがありません。
このあたりが、当社の強みであり、弱みであると思っています。

賞レースの選者が選ぶ作品ではない。
しかし、一般の人には訴求力がある。

そう考えるのが妥当かなと思っているのですが、手前味噌でしょうか。

ジョギングのコースで意外に楽しいのが繁華街ルート。

道頓堀は早朝でも活気があるので、お気に入りのコースのひとつです。

金龍ラーメンは24時間営業。

流石に朝方から食べている人はあまりいませんが。

道頓堀店は、隣地にはみだしていた尻尾を撤去すべきという判決がでたことでも話題になりました。

実際に切り取ったのが2024年で、その時に涙が追加されています。

生きていれば色々なことが起こりますが、何でもネタにしてしまうのが大阪商人です。

新世界勢は個性強め。

商売である以上、目だってなんぼです。

目だちながら、お上品な人もいますが。

江戸時代の初期に、道頓堀を開削した安井道頓・安井道卜(どうぼく)を称える碑が堺筋沿いにありました。

豊臣秀吉から命を受け、私費で湿地帯に運河を通したことが、ミナミ繁栄の礎となります。

建築設計の仕事も商売ですが、ただ目立てばよいとも考えていません。

安くないデザイン料、設計料を払って、自分達の夢を実現したいという人達は、もっと慎重に建築家を選ぶと思うからです。

意識の高い人が、多額の広告料を払い、繰り返し露出してくる宣伝に左右されるとも思えないので、真面目に物づくりを続け、その過程、結果を知ってもらうしかありません。
多額の広告料も払えませんし。

それで、自分達以外のメディアが取り上げてくれるのは、とても嬉しいことなのです。

安井道頓のことを調べていると、現在では「平野」の由来ともなった、坂上田村麻呂の子、広野の末裔、成安家出身と考えられているようです。

民間で自治をしていた、平野七名家の出身だったのです。

龍の立体オブジェとは言いませんが、アトリエmの表札は未だに養生テープにペンで書いたもの。

しかし6月中にはようやくシャッター付け替えも終わり、ファサードの完成形を披露できそうです。

平野から移転して間もなく1年3ヵ月。

本当に色々なことが起こりますが、安井道頓が同郷の先輩と知り、ますます張り切って働くのみです。
金龍のように、ひと粒だけ涙を浮かべながら……

■■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■■

■■10月1日『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」が掲載されました■■

株式会社 一級建築士事務所 アトリエ m
建築家・守谷昌紀TV

極寒CRAZY!‐1561‐

 前回は、娘の奮闘記を書きました。

 facebookのほうには、お祝いのコメントを貰いました。娘に見せると更に喜んでいたのです。

 その記事の上に、スバコという会社の広告がでていました。リフォーム・リノベーションの紹介サイトですが、当社の作品がでています。

 記事のタイトルは「近隣問題&その解決法」

 なかなかに物騒なタイトルですが、内容と写真は関係ありませんでした。(勿論そのはずですが)

「高台の家」と共に「Shabby House」の写真も上がっていましたが、このサイトからは基本連絡はありません。

 スクリーンショットにも著作権があるというニュースがありました。仕事によって全く異なりますが、写真に価値有りと判断されることは、基本名誉なことだと考えているのです。

 遡って先週末。久し振りに湖上に浮かんでいました。

 この冬、池原ダムは雨が少なくかなり減水しています。

 間もなく昇降不可となりそう。

 最低気温-1℃。

 山はうっすらと雪化粧。

 この寒さの中でも、他に釣り人が居ることに驚きますし、理解もできます。

 しかし魚は正直です。

 ウグイが2匹釣れただけ。

 もっと釣っている人もいますが、自然相手なので全て受け入れるだけなのです。

 しかし、スロープの店主と常連さんが、「熊野まで食事に行くんだけど」と声を掛けてくれました。

 しかも店長の奥さんがハンドルキーパーまで務めてくれるとのこと。

 喜んで同行させて貰いました。

 で、こちらのお店が凄く安い。

 そして凄く美味しい。

 グレの刺身、ヒラメの刺身、タチウオの天ぷら。

 サザエのバター焼き、すじ肉と全て500円。

 ゲソの酢ミソに至っては300円。

 売り切れ御免という「サバのぼうずし」だけが700円ですが、そのレア感が絶妙でした。

 お腹一杯食べて飲んで1人3000円ちょっと。

 これだけ海の幸がよければ、熊野水軍もこの地を手に入れたくなるはずです。

 金額も合せて、大満足でした。

 プリンセス・プリンセスの歌に、「GET CRAZY!」という曲がありました。

 キ○ガイという日本語を使ってはならないので、氷点下の湖にでている人を「極寒CRAZY!」と呼んでみます。

 その私が好きな釣りですが、アメリカでは釣果を競う試合があります。

 「トーナメント」といわれ、トップカテゴリーでは賞金が1億円という試合もあります。また、テレビ中継もされる人気コンテンツでもあるのです。

 日本にもトーナメントはありますが、野球選手がメジャーリーグを目指すように、多くの日本人が夢を求めてアメリカへ渡りました。

 そんな中、昨年末にアメリカでの引退を発表した選手がいます。

 1970年生まれ、吹田出身の清水盛三という選手ですが、その17年間にわたる挑戦が、テレビで特集されていました。

 日本のトーナメントで実績を残した彼は、2001年に単身アメリカへ。

 2006年には、世界最高峰と言われるB.A.S.S.の試合で優勝を成し遂げます。

 引退の理由は明確には述べませんでしたがこの言葉が一番印象に残りました。

 「勝負の世界でしか味わえない何かがある」

 全く同感です。

 誰しも好きなことがあります。楽しむだけなら、仕事としない方が良いかもしれません。

 しかし、全てを注ぎ込んだ真剣勝負でしか味わえない何かがあるのです。

 その分岐点にある言葉が「狂」だと思っています。

 しかし、ただの「狂」では意味がありません。その下敷きになっているのが、「好き」とか「愛情」でなければ。

 だからこそ「狂おしい」という表現があるのだと思っているのです。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

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大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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