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国宝・犬山城と街グルメ‐2341‐

前回、ちらと書いたのですが、海の日は愛知県犬山市を訪ねました。

名鉄名古屋駅から特急で犬山庭園駅まで30分程。

15分くらい歩くと犬山城が見えてきます。

小高い丘を登って、天守閣の下までやってきました。

石垣は自然石を積んだ野面積みです。

この日は結構混んでいて、天守閣に入るまで1時間程並びました。

急な階段を3層登ります。

この角度なので、降りる時は後ろ向きの人もいました。

3階には国宝5城の写真が展示されていました。

松江城、姫路城、彦根城、松本城と犬山城ですが、 最も古いのが犬山城です。

室町時代の天文6(1537)年に織田信長の叔父である織田信康によって築かれました。

最上階の4階まで上がってきました。

国宝5城の中でも、最上階の外に出て一周できるのは犬山城だけです。

その手摺の低さも強烈。

髙い所が苦手な私には罰ゲームレベルです。

眼下に木曽川を見下ろす眺めは絶景でした。

建築の専門家として言わせて貰えば、あの手摺のまま、誰もが回廊に出られることが、ずっとは続かない気がします。

行くなら早め、犬山城です。

すぐ東にある、有楽苑にも寄ってきました。

建築家、堀口捨己氏が監修した日本庭園ですが、園内には、こちらも国宝の如庵があります。

織田信長の弟、織田有楽斎(うらくさい)が京都で建てた茶室で、待庵、密庵と共に、茶室として国宝に指定されています。

年に数回ある特別見学会では内部を見ることができます。

そのためだけでも来る価値がありそうです。

その後、城下町を歩いて名鉄犬山駅に向かいました。

城下町に漂う、食欲を刺激する匂いの全てを我慢して、駅前の「角屋」までやってきました。

自家製麺のきしめんは650円。

ボリューム満点の味噌かつ定食は1400円。

きしめんは、関西風の出汁より魚の味がしっかりしています。
何杯でもいけそうな優しいお味でした。

味噌かつは、甘めのタレでご飯が進み過ぎます。

特にきしめんの出汁が素晴らしかったので、店員さんに「この出汁、味がしっかりして、凄く美味しかったです。何で取ってるんですか?」と聞いてみました。

「ありがとうございます。ただ、出汁は企業秘密なので言ってはいけないことになってるんです、すみません」と。

それはそうだなと納得しました。

帰り際に、女将さんがでてきてくれたので、出汁が美味しかったことを伝えると「〇〇と〇〇でしっかりめに取ってるんですよ。創業昭和26年で、微調整はしますが基本的に全く変えてないんです」と。

あれっ、教えてくれるんやと(笑)

やっぱり旅は、食と人です。

大満足の犬山城と犬山街グルメでした。

犬山城を訪れたなら、車の人も駅前の「角屋」を絶賛、お勧めしておきます。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』「回遊できる家」が紹介されました■■■

■■5月8日『ミラタップ』のカタログ「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■■

■10月1日『建築人 10月号』「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」が掲載されました■

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派手で見栄っ張りで何が悪い<名古屋>‐1464‐

 今日、明日と晴れ空が続くようです。

 空気の冷たい快晴は、とても気持ち良いのですが、花粉症の人には辛い時期になりました。

 娘にゴーグルを与えたのですが、結構な効果があるよう。気になる方は一度試して下さい。

 (コクミンには子供用がありました)

 昨日は、早起きして今年2回目の近鉄特急。

 今回は妻と娘の3人です。

 前回は鳥羽で、今回は名古屋行き。アーバンライナーで2時間です。

 名古屋駅から栄(さかえ)エリアまで地下鉄で2駅。

 オアシス21は、錦通と久屋大通の交差点に位置するバスターミナル等の複合施設です。

 大林組の設計・施工で2002年の完成。

 水の宇宙船と呼ばれる大屋根を、ぐるりと歩けるようになっています。

 こわごわ登ってみました。

 中央は水盤になっており、素晴らしく気持ちのよい景色です。

 ガラス手摺が少し内に傾斜しているのにも、好感がもてます。

 すぐ北にあるのは名古屋テレビ塔がまた美しい。これは後で触れてみようと思います。

 「魚がいる」と娘が言うので驚いて行ってみると、地下1階のベンチが見えました。

 デザインとは、時にユーモアでもあるのです。

 地下1階から吹抜けの空間を、ユラユラと波紋を含んだ光が落ちて行き、何とも気持ちのよい空間を形成していました。

 栄駅から西に歩くと、ルイ ヴィトン名古屋。

 1999年の完成で青木淳の設計です。

 更に南西に歩くと、三越、丸栄、松坂屋と百貨店が建ち並びます。

 丸栄百貨店は、村野藤吾の設計です。

 1953年日本建築学会賞を受賞していますが、今年の6月に閉店、解体が決まっています。

 コーナー部の処理は、コルビジェを思わせるもの。

 西面のモザイクタイルは、確かに前時代を感じさせます。

 大阪の雄、村野藤吾設計の百貨店と言えば、ミナミのそごうも解体されました。

 寂しいのは寂しいですが、時代の流れはどうにもなりません。

 昼食は、ラシックという商業施設の「竹三郎」と言う店できしめんを食べました。

 味噌カツ丼とのセットはちょっと乱暴なセレクトですが、十分に美味しかったのです。

 ここで娘と妻は名古屋港水族館へ。

 私はひとりで街歩きです。

 名古屋の栄エリアは、神戸三宮の道を広くしたような街で、とても歩きやすく、また繁華街自体が大きく、歩きごたえもあります。

 こんな建物も見つけました。

 西へどんどん歩いて行くと、突然大きな球体が現れました。

 名古屋市科学館ですが、内部は次回にとっておきます。

 その後、名古屋港水族館で待ち合わせ、3人で名古屋駅に戻りました。

 駅の上にそびえるのはJRセントラルタワーズ。

 坂倉建築研究所の設計で、1999年の竣工。

 モード学園スパイラルタワーズは日建設計の設計で2008年の完成。

 造形で言えば、このビルが群を抜いて存在感を放っていました。

 夕方4時の特急に乗り、大阪に戻ったのです。

 名古屋人を称して、派手、見栄っ張り、ケチ……となかなかの言われようです。

 一日街を歩いてみて、私にはよい印象しかありません。

 正直言って、大阪のキタやミナミを歩くより面白いのではないかと感じました。

 街角で「デザイン都市・名古屋」というポスターを見かけましたが、その名に相応しいと思うのです。

 その象徴と言えるのが名古屋テレビ塔。

 東京タワー、通天閣等も担当した「塔博士」内藤多仲の設計で、1954年に完成しています。

 330mの東京タワーが赤と白に塗られているのは、航空法による決まりです。

 180mの名古屋テレビ塔がそうなっていないのは、規制の高さまで達していないからかなと思っていました。

 大阪に戻って調べてみると、60m以上の建造物がこの縛りの中に入ります。

 しかし、航空法ができる6年前にこの塔が完成していること。また、名古屋テレビ塔株式会社初代社長が抵抗し、最上部に航空障害灯をつけることで切り抜けている、とウィキペディアにでていました。

 1889年に完成した、324mあるエッフェル塔が赤と白なら、パリの印象は全く違ったものになるはずです。

 また、そうであれば近代建築の象徴とはならなかったでしょう。

 東京タワーを初めて見たときも、「美しい」と思いましたが、銀色の名古屋テレビ塔は群を抜いた美しさでした。

 抵抗した初代社長は名古屋市出身の神野金之助。

 その名前をみても、「派手で見栄っ張りで何が悪い。言いなりにはならんぞ」と書いてあるようです。

 何故だか最近、名古屋愛が止まらないのです。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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