タグ別アーカイブ: 大谷翔平

50-50はテキストで‐2151‐

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

昨日彼岸が明けました。

彼岸の間は、街角の多くの祠に仏花が供えられていました。

こちらの祠は、裏に回ると井戸がありました。

チョロチョロと水が流れています。

水道だともったいなく感じますが、井戸水なら許せるのはなぜでしょうか。

両親の実家、倉敷の家にも、まんのう町の家にも井戸がありました。夏は冷たく、冬は温かい理想の水です。

夏には、祖父が育てたスイカを、井戸で冷やして食べたことを思い出します。

彼岸入りしてすぐの9月20日(金)の朝、大谷翔平選手がホームラン、盗塁とも50を超える「50-50」を達成しました。

この日はNHKのBSでの中継だったので、観戦することができず。

ジョギングしながら、打席の頃になるとテキスト速報を見ていました。

タイムラグはあるでしょうが、遠く離れたマイアミでの試合を、一球一球伝えてくれます。球場は2023年の3月、WBCで優勝したあのローンデポ・パークです。

前の打席の、49本目のホームランも目撃しました。(テキストですが)

記念すべき50本目は、外より低めの変化球をレフトスタンドに。逆方向へのホームランで、絶好調モードに入ったことが文字から伝わってきます。

最終的に、この日は3打席連続ホームランを含む6打数6安打で一気に「51-51」まで記録を伸ばしたのです。

大谷選手は「記録は気にしていない」と言っていましたが、後1本に迫ってからは、逆方向の打球が増えてきました。

ホームランだけを狙うなら、より飛距離のでる引っ張り方向が多くなるのは必然です。大記録を達成して、ここからは更にその能力を発揮するのだと思います。

今日も、地区優勝へのマジックを2とするタイムリーヒットを2本放ちました。誰よりも打って、誰よりも積極的に走る。投げなくても本当に凄い選手。

毎日元気を貰って「さあ、今日も頑張ろう!」という気にさせてくれるのです。

工事の中盤に差し掛かった「ドッグランのあるタイル床の家」

クライアントはいつもご夫妻で現場に来てくれます。

外壁の下地が張りあがり、フォルムがはっきりしてきました。

毎回、打合せの終盤には、チワワ兄妹も現場にやってきます。

兄は現場なのでヘルメット着用中です。

ここが私にとってのローンデポ・パーク。誰しも、最高の仕事をするチャンスは、現場にしかないはずです。

ユーモアあふれるご夫妻に囲まれ、自分の頑張るべきところで、ベストを尽くします。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

アメリカにも球春到来。ここにも運が落ちていた‐2101‐

日本のプロ野球が開幕し、春のセンバツ高校野球も終わりました。いわゆる球春到来です。

しかし、一番早かったのはアメリカのメジャーリーグでした。

今年は3月20日の韓国ソウルシリーズで開幕しました。

大谷翔平選手が移籍したドジャースと、ダルビッシュ有選手が所属するパドレスの対戦で、テレビ中継まであり、日本人的にはたまらないカードです。

昨年のWBC決勝は3月22日でした。

その決勝戦で、8回ダルビッシュ、9回大谷というリレーで、スーパースター軍団のアメリカ打線を抑え込んでの優勝。

現在は大谷を上回る活躍を見せる、ムーキー・ベッツ、マイク・トラウトを揃えるアメリカを下したのですから、伝説となる試合だったと思います。

あれから1年経ったのです。

1打席目は、開幕にピタリと照準を合わせてきたダルビッシュに軍配。

スロースターターの大谷ですが、2打席目で早速快音を響かせ、この日は2安打。

ドジャースの開幕勝利に貢献しました。

試合前、私情ははさまないと言っていたダルビッシュでしたが、「ヒットを打たれたあと、自分の中ではニコッとしてしまって、なんだかんだ情は入ってたんだなと」。ファンとしては堪えられないコメントでした。

何か書こうと思い、少し写真を撮っておいたのですが、そこは昨年のホームランキングの大谷選手です。

とびきりの一発がでてからと思っていると、この試合後、水原通訳の違法賭博問題が報じられます。

ソウルシリーズに向う前に、大谷選手は結婚相手の写真を公開。本当に感じの良い人でした。(完全に見た目だけですが)

その写真の中には水原夫妻と写っているものもあり、多くの人が幸せな気分に満たされている中、何とも言えない気持ちにならざるを得なかったのです。

ほんわかした雰囲気の水原通訳に悪い印象を持つ人は少ないでしょうし、常に大谷選手を支える姿を見ていると、多くの人は「翔平君を頼むぞ!」的な気持だったと思います。

事件発覚後、ヒットがでていない訳ではありませんでしたが、本調子とは程遠い感じ。

しかし、今日のジャイアンツ戦でようやく1号ホームランが飛び出し、ファン、チームメイト、何より本人がホッとしたと思います。

私的には第3打席がレフトライナーだったので(テキスト速報で、ですが)、もしかすると……と思っていました。

インコースでも真ん中でも、反対方向に軽々とホームランを打てる大谷選手ですが、ここのところ、引っ張ってのヒット、アウトが殆どでしたから。

練習時間が確保できないからなのか、精神的な問題なのか、こんなことがあるんだなと思っていました。彼ほどスランプの少ない選手は見たことが無かったからです。

精神的にと言われるのは一番嫌だろうなと思っていましたが、そういうコメントもあったので、ようやく落ち着いてプレーができるのではと思います。

日々の楽しみが増えました。

世界一の野球選手にまで上り詰めた大谷選手ですから、見習うことばかりです。

その中で、一番腑に落ちたのは、ゴミ拾いをするときの心構えです。

「ここにも運が落ちていた」といって、ゴミを拾うそうです。

アトリエは地下鉄の駅に近く、前の道は多くの通勤客が通ります。それゆえ、タバコのポイ捨てもかなり多いのですが、できるだけ広い範囲まで拾うようにしています。

スタッフが何人か居た時は皆で分担できますが、現在は一番早く出社するのも私、一番遅く帰るのも私。全てひとりで拾わなければなりません。

良いことをしているのだからと、自分にいい聞かせても、早朝まで働いた後に道へでると、沢山の吸い殻が落ちていると、思わず舌打ちしてしまうこともあります。

しかし、大谷選手の習慣を聞いてから「ここにも運が落ちていた」とつぶやくと、舌打ちどころかとても良い気分になるのです。運が溜まるのですから。

今は亡き、名俳優、高倉健さんが言っていました。

最もでるのは普段の生き方

やはり高みまでたどり着く人は同じような考えに至るのだと思います。

アトリエが大阪の下町で本当に良かったと思います。運が毎日拾い放題ですから。

今年の後半、アトリエを市内中心寄りに移転すると書きましたが、もし前に運が落ちていなかったらどうしようかなと心配しているのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

2023年 暮れは元気にご挨拶‐2073‐

本日から、1月4日までの冬季休暇に入りました。

昨日まで打合せがびっしり入っていたので、先程年賀状を書き終え、投函してきました。

「今年も目一杯働いた」という充実感に少し浸りながら、2023年を振り返ってみたいと思います。

1月 飛び石に見る、クライアントの本気 IN「あの森のOHANA」‐1977‐

2022年の1月に、オープンした「あの森のOhana」

クライアントの本気を、1年点検で確認してきました。

2月 姫路の黄そば‐1983‐

8月1日にオープンした「ささき整形外科デイケアセンター」

定例打合せに何度も現地へ足を運びました。

その際の、ささやかな楽しみだったのが、姫路のえきそばでした。

えきそばだけでなく、「姫路の黄そば」は現地のソウルフードでもあったのです。

3月 祝・合格 盆と正月が一緒にやってきた‐1987‐

18歳の誕生日を迎えた長男が、無事第一志望の大学に合格してくれました。

誕生日に合格が分かり、我が家は盆と正月がやってきた以上の歓びに沸き返っていました。

そう言えば、すでに帰省して、高校時代の友人と我が家で忘年会を開いているはず。

東京での4年間を、実りのあるものにして欲しいと思います。

4月 真実はそこにあった?‐1998‐

 『かんさい情報ネットten.』に出演しました。

浅越ゴエさんの「お役に立ちます」というコーナーでしたが、テレビの現場は本当にマンパワーで持っていることが良く分かります。

5月 『住まいの設計』と「建築家」の関係‐2010‐

これまでに7軒の住宅を掲載して貰った『住まいの設計』が、63年の歴史に幕を下ろしました。

元編集長・鈴木さんのfacebookで知りましたが、本当に残念です。

「地元建築家がガイドする名建築」で、ナビゲーターに選んで貰ったことは本当に光栄でした。

休刊となってしまいましたが、私は紙の力を信じています。

6月 イメージのど真ん中を射抜けるよう‐2021‐

半地下の音楽室のある「没頭できる家」

完成は3月だったので、3ヵ月点検がありました。

音楽室に加えて、キャンプ場もあるこのお家。

竣工写真も上がっているので、はやくWebサイトを完成させなければ……

7月 テレビの中は歳をとらない‐2023‐

『大改造!!劇的ビフォーアフター』に出演したのは11年前ですが、時々BS等で放送されているようです。

それを観た人が連絡をくれ、知ることが多いのです。

工事関係者の人たちにも、作品集と共にテレビ番組のDVDを渡すことが多いですが、その映像を観て「若いですね~」と言われました。

もちろんテレビの中の私は歳をとりません。

8月 8月24日(木)朝5時、あの事件を目撃す‐2038‐

メジャーリーグにおいて、ウィンターシーズンの話題を全てさらったと言ってよい、大谷翔平選手のドジャース入団でした。

結果的に2度目の満票でのMVPも獲得するのですが、投手としての最終試合となった試合は衝撃的でした。

しかし、その後の試合でホームランを打つのです。

野球少年だった私も含め、全ての野球ファンに元気を与えてくれます。

来年、打者に専念した大谷劇場もまた楽しみです。

9月 ドローンの国家資格を取得して、3ヵ月内のバージョンアップを目指す‐2043‐

「3ヵ月内のバージョンアップがなければ、経営者として失格」とは、始道塾塾長の恩田さんの言葉です。

ドローンの国家資格を取得すべく動き出したのが9月でした。

釣り仲間の知人に紹介してもらったNCN DRONEの皆さんには本当にお世話になりました。

10月 還暦から3年勝負!のち、葛城の古民家で、十割そばと絶品天ぷら‐2056‐

1年前、偶然橿原市の信号で止まった所にあった「蕎麦屋 玉竹流」

入ってみると、とても美味しかったのです。

南阪奈道路の葛城IC近くに移転オープンした「十割そば 玉竹」は、料理、空間ともグレードアップしていました。

絶賛してお勧めいたします。

11月 変わる天王寺、西成。ただ、オールのっぺり反対派‐2057‐

仕事柄もあって、街歩きは大好きです。

創業の地ということもあり、愛着もひとしおな天王寺エリア。

西成も合わせて歩いてきましたが、良くなったところ、悪くなったところと、愛憎半ばといったところです。

ランドマークだった建物には是非敬意を払って改修してもらいたいものです。

12月 これは本物のロックだ!‐2071‐

ネットニュースをきっかけに初めて聴いてみた「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)」。

ダルビッシュ有選手の言葉を借りるなら、控えめに言って最高でした。

「没頭できる家」の音楽室で、高校の時以来でドラムを叩かせてもらいましたが、この歳になって、ロックに心震えることは想像していませんでした。

12月23日の夜に、私のホームレイクである池原ダムすぐ横の国道で、土砂崩れが起こりました。

1人の方の身元がまだ確認されていない状況で、ご家族の気持ちを考えると、本当に心苦しい年末になりました。

これが私だった可能性も十分にあり、尚更です。

2023年は、コロナ後1年目と言って良いと思います。

沢山のオファーを頂き、多くの新規プロジェクトが進行中で、大きく時代が動き出したことを実感します。

いつ、どこで、何が起こるのか分からないのが人生です。

元気に働けていることに心から感謝して、身を粉なにして働く覚悟ですし、私にできることはそれだけです。

今年も残すところ3日となりました。

本年も、「ゲツモク日記」「ゲンバ日記」、また『建築家・守谷昌紀TV』にお付き合い頂きありがとうございました。

2024年も、皆さんにとってより素晴らしい1年となることを確信しております。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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Pride of Japan「富岳」と「大谷」‐2049‐

■HOUSE DEVICE-建築士会の建築家と家をつくろう ■

・日時:2023年10月7日(土)10:00~16:00
・場所:大阪市立住まい情報センター 5階 研修室
※入場無料・予約不要

先月は、ドローンの国家資格取得のためにポートピアアイランドへ3回通いました。

NCN DRONEの講習会場、KOBEモビリティフィールドは人工島の南端にあります。

毎回早めに行って、コツコツと島内を見てまわりました。

更に南にあるのは神戸空港島。

その名の通り、神戸空港があります。

行先の掲示板です。

新千歳、長崎、羽田、下地島、那覇。

下地島は行ったことがありません。
調べてみると宮古島でした。

コロナ前のインバウンド最盛の頃、宮古島で本格的なヴィラ建築の相談を受けていました。

その他の宿泊施設も数件。

コロナがなければという気持ちもありますが、それはそれで人生です。

空港に来るといつもそうですが、今すぐ旅にでたくなります。

今年、来年くらいにはそろそろ……

会場から最寄り駅の計算科学センター駅すぐ北には、こちらもその名の通り 理化学研究所計算科学センター があります。

STAP細胞で一躍有名になった小保方さんも、こちらの研究員でした。

しかし最も知られるのはスーパーコンピューター「富岳」でしょう。

入ってすぐのところに、模型が展示されています。

誰でも見学できる展示コーナーがエントランスのすぐ横にあるのです。

計算科学センターのミッションは「ハイパフォーマンス・コンピューティングで未来を拓く」とあります。

富士通と共同開発した初代のスパコンの「京」は2011年に運用が始まり、2019年にシャットダウンされました。

そのCPUなどは研究機関や、寄付者に贈呈されたそうです。

要するにもうないということです。

そして「富岳」は2021年から本格運用が始まりました。

しかし、整備期間中の2020年4月、完成前ですが新型コロナウイルス対策に使うことが決定されます。

飛沫がどのように広がるかや、どうやって飛沫を防ぐかの動画を私もニュースで見た記憶があります。

2021年の運用開始とともに、「TOP500」「HPCG」「HPL-AI」「Graph500」の4部門で世界ランキング1位を獲得します。

また、新型コロナウイルス対策の研究によって、2021年ゴードン・ベル賞の「COVID-19研究特別賞」に選ばれました。

まさにその力を「いきなり見せつけた」のです。

先で計算科学センターのミッションを紹介しましたが、サブタイトルには「計算の 計算による 計算のための科学」とありました。

???

ちょっと一般人の頭では理解できそうもありません。

スーパーエリートが集う場所なので、そのくらいで丁度良いのだと思いますが。

ちょっと小賢い大人が集まれば「日本は駄目だ」「グローバルな視野をもたなければ」と言います。

そうなのかもしれませんが、大谷翔平はMLBでホームランキングのタイトルをとり、富岳は世界一になりました。

大谷のタイトル獲得に対して、世界最多ホームランを記録した王貞治が以下のコメントを出していました。

我々の時代は(メジャーを)見上げていたんだけど、彼は逆に見下ろしてるんじゃないかってくらい

やはり憧れるだけでは駄目なようです。

見下してしまうくらいの努力あってこそだと思いますが、日本も日本人も、絶対に誇りに思ってよいと思うのです。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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8月24日(木)朝5時、あの事件を目撃す‐2038‐

■■■プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」8月1日オープン ■■■

小学5年生の時の写真です。

少年野球をしてたのですが、2列目、右から3番目が私です。

大阪南部は特に野球が盛んでしたが、結構強いチームでした。

体は小さかったですが、3番サードを任されていました。

これは小学6年生の時。

ソフトボールの平野区大会で準優勝した際の写真です。

ソフトボールでは地域でも、学校選抜でもエースでした。打順は3番。

小学校内では圧倒できましたが、区大会の決勝では打ち込まれ、負けてしまいました。

最前列の左から2番目です。悔し泣きをし。メダルを首に掛けていません。

野球、ソフトボールは兎に角好きで、自信もありました。無類の負けず嫌いでしたが、その分練習も沢山しました。

野球は中学校まで続け、ショートでレギュラーでしたが、坊主頭が嫌で高校では続けませんでした。

今の世の中なら、高校も続けていたかなと思うことが時々あります。

長らくグローブも触っていませんでしたが、つい引っ張り出してきたくなったのは、やはり大谷翔平選手の活躍です。

ちょっと素振りをしてみたバットは近鉄のロゴ入り。これはかなりレアなはず。

この3年、歴史的活躍を続けてきた大谷選手ですが、あの事件をリアルタイムで目撃してしまいました。

先週木曜日。追い込みの仕事があって、早朝からアトリエで仕事をしていました。

大谷翔平選手が二刀流出場するロサンゼルス・エンゼルス戦をサブモニターに映しながら。

メジャーリーグ・ベースボール はNHKの衛星放送、U-NEXT、ABEMAなど、何か契約していなければ、自由に観ることはできません。

また、舞台はアメリカなので時差が14時間~17時間。

深夜から午前中に試合があるので、普通に働く人は時刻的に厳しいものがあります。

しかし大谷選手の二刀流出場の際は、ABEMAが無料配信してくれることがほとんどです。

また、天候の影響でダブルヘッダーに変更となり、第1試合がデーゲームとなりました。この日は色々な条件が重なり、早朝から観戦することができたのです。

アメリカの著名な起業家、ジョー・ポンプリアーノ氏はこう言ったそうです。

「エンゼルスだろうが気にしない。オオタニがプレーする試合は全て全米中継すべきだ」

「彼はとても特別なので、子供たちに彼が実在するのだと納得させないといけない」

この日記を書いている時点で、打者・大谷は本塁打44本⇒1位(両リーグ合わせて1位)、打率3割5厘⇒3位、打点92⇒3位、OSP⇒10割7分5厘⇒1位(両リーグ合わせて1位)。

投手・大谷は、10勝⇒9位、防御率3.14⇒5位、奪三振率11.39⇒2位、被打率1割8分3厘⇒1位(両リーグ合わせて1位)。

2021年は本塁打46本、防御率3.14、9勝2敗。満票でMVPを獲得した成績を超える勢いの活躍です。

2022年も、本塁打34本、10勝、防御率2.33。野球の神様、ベーブルース以来、100年振りに二桁本塁打、二桁勝利を達成。アーロン・ジャッジ選手のアメリカンリーグ新記録の本塁打62本がなければ、MVPだったはずです。

野球界において100年に一度、もしかすると今後は二度と目にすることができないかもしれない、神話レベルの活躍を、アメリカの子供だけだなく、私も観たい。ポンプリアーノ氏の意見に100%同意するのです。

3年連続MVPレベルの活躍を続ける大谷選手が、人間であることを多くの人が忘れていたかもしれません。もしかすると、本人も……

日本時間、8月24日(木)朝5時。

シンシナティ・レッズとの今季2試合目が始まりました。

1回表、投手・大谷は二者連続三振を含む三者凡退でレッズ打線を無失点に抑えます。

投手としての活躍への期待も高まる一方。

そして、その裏の攻撃。先頭打者がフォアボールで歩くと、打者・大谷は初球をフルスイング。

乾いた打球音を残して、149km/hのストレートを右中間スタンドに叩き込みました。

44号ホームランは、両リーグあわせての単独ホームランキングとなる一発でした。

歌手の小田和正さんが「大谷君がホームランを打つと一日中、元気」と言っていましたが、良く分かります。

リアルタイムで、大谷選手の活躍を観れることは稀なので、本当に幸せな気持ちになります。「すっごいなあ~っ!」と思わず感嘆の声を洩らすだけですが。

しかし2回表の途中、違和感を感じた彼は自らトレーナーを呼び降板。

そのまま精密検査に直行すると、右ひじの内側側副靱帯の損傷がわかり、投手としては今シーズン登板しないことが発表されました。

それでも、ダブルヘッダーの第2試合には2番指名打者として出場し、2塁打を記録しました。

全く関係のない、私が落ち込んでしまうくらいの状況ですが、出場を続け、その後も結果を出し続けているのは報道の通りです。

今季のエンゼルスは、主力選手が怪我で続々と離脱。プレーオフ出場を目指し、夏の補強をしたにもかかわらず、連敗を続け、勝率5割を切っています。

春のWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)から、怒涛の活躍を続ける大谷選手は、ひとりで多くのものを背負い、限界まで体を酷使。ここに至ってしまったのでしょう。

先日紹介した、大念佛寺の前にこんな言葉がありました。

死の無常を忘れると

生がぼやけてくる

「無常」は仏教用語で、全てのものは絶えず変化し、少しの間も同じ状態にとどまっていないことを意味します。

私もいつか死を迎えます。そして、大谷選手もいつか現役を終えることになります。

現在29歳になったばかりで、野球選手としては間違いなくピークの時期にあります。それだけに、もっともっと二刀流の活躍を見ていたかった……多くの世界中のファンが思っているでしょう。

大谷選手はこんなことを言っていました。

「自分で二刀流と言ったことはありません。投げるのも打つものもどちらもするのが僕のスタイルなので」

そもそも、二刀流ですらないと言っているのです。

前例のない状態でフル出場を続ける大谷選手に、参考になるものは何ひとつありません。

まさに孤高の道を突き進む彼の姿に、多くの人が心動かされます。

好きな光景があります。

どんな球場へ行っても、大谷選手が塁上にやってくると、名だたるメジャーリーガーが集まって来て、声を掛け、笑いあっています。

誰もが彼に興味を持ち、話したいのです。

言葉も、人種も、全てを超える活躍が生む、素晴らしい光景。そんな景色を私も見てみたい……

おこがましい望みですが、大阪の下町で、50歳を過ぎた男が、本気で感動し、喜び、高い目標を掲げます。

この現実も、彼の神話レベルの活躍が生む効果のひとつです。

異才、異次元の活躍、この惑星一の選手、ユニコーン……

後に「史実」となるであろう現実を、見逃す訳にはいきません。良いことも、そうでないことも。

遅ればせながらどこかと契約し、大谷選手をいつでも観れるようにしようかなと思案中です。

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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祭りだ、メガスターだ、ダブルMVPだ‐2025‐

毎年7月11日から14日までの4日間は、平野区にある杭全神社の夏祭りです。

朝なので屋台は閉まっていますが、夜は凄い人出になります。

門に、13日午後7時だんじり宮入とあります。

9町が所有する9台のだんじりが、杭全神社に宮入する場面がクライマックス。

まだ1回しか見たことがないのですが、もう始まっている頃です。

神社の前にある道標には、「熊野権現 祇園宮」とあります。

街中に歴史の痕跡が沢山残っており、街への愛着もひとしおなのです。

昨日の昼頃、会社のすぐ近くを流組のだんじりが通りました。

梅雨時ですが、雨が降らずで良かったです。

皆、真っ赤に日焼けして暑そうですが、楽しそう。

やはり祭りはいいものです。

同じ日、メジャーリーグのオールスター戦がありました。

2刀流で歴史的活躍を続ける大谷翔平選手は、アメリカンリーグ最高得票数で選ばれました。

残念ながらヒットはありませんでしたが、メジャーリーグのスーパースターが、こぞって記念写真を撮りに来る選手となっています。

ア・リーグを指揮するダスティ・ベイカー監督は「メガスター」と呼んでいましたが、Aのヘルメットとカラーリングもあいまって、もうキャプテン・アメリカにしか見えません。


来年の夏祭りは、2刀流+ホームランで、レギュラーシーズンとあわせて、ダブルでMVP受賞を見せてくれるかもしれません。

本当に凄い選手が現れたものです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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大リーグ養成ギブスじゃなかった‐1993‐

■半地下の音楽室がある「没頭できる家」オープンハウス開催■

場所:大阪府南部
天王寺駅から電車で30分
日時:2023年 3月26日(日)10:00~16:00
詳しい場所はお申込み後にメールでお送りいたします。

昨日は早起きして、阪神電車で三宮へ。

6時台にも関わらず、かなりの人出です。

高速バスで淡路島へ向かいました。

明石海峡大橋を渡る時、何故これ程ワクワクするのでしょうか。

岩屋の町が見えてきました。

目的は3月上旬に視察した建築計画の調査でした。

計画地は西浦ですが、担当行政機関が集まる洲本までやってきたのです。

洲本は何度か来たことがありますが、歩き回ったのは初めてです。

勿論海もあり。

レトロ通りあり。

山が近くに迫るのもいい感じです。

またしっかり書いてみたいと思います。

行きの高速バスに乗っている間に、WBCの決勝戦が始まりました。

ネット配信で、アメリカの初回攻撃を今永が抑えたところだけ観ることができました。

いい試合になりそうだなと思いながら、アポイントを取っていた行政機関へ向かいました。

濃いピンクはアーモンドでしょうか。汗ばむほどの陽気です。

打ち合わせすると課題がでてくる。その課題を解決するために他の行政機関への移動。これを繰り返します。

移動中にアメリカ戦を観ようとするも、回線が混んでいるからか繋がらず。

これは「あなたも自分の仕事を頑張れ」という事かなと思い、ギアを上げて洲本市内を駆けずり回りました。

多くの課題は解決方法が見え、予約していた帰りのバスに何とか駆け込みました。

三宮から再び阪神電車に。

ようやく梅田に戻ってきたのです。

するとこんな看板が。

春の高校野球に合わせてでしょうか。

私の世代なら、「巨人の星」より「ドカベン」でしょうか。

中学、高校時代はやっぱり「タッチ」です。

中学野球を描いた「キャプテン」と、高校へと続く「プレイボール」も含めて、全巻コミックで読みました。

思い入れとしては「キャプテン」 が一番強かった気がします。

家に帰ってから、録画していたWBCの決勝戦を観ました。

「漫画でもこういうストーリーは描かない」という言葉が冠される大谷翔平選手。

オールスター軍団と言ってよいアメリカを破り、日本を世界一に導く原動力となりました。

最後の場面は、ダルビッシュの後を継いでリリーフ登板。

MVPを3度受賞のエンゼルスの同僚、マイク・トラウトを三振に切ってとりました。

投手と指名打者でベストナイン、そして大会MVPを受賞。

投げては星飛雄馬、打っては山田太郎、恰好よさは上杉達也。完全に漫画の世界のヒーローを超えています。

侍ジャパンのメンバーも、キャラクターが立っていました。

陽気で熱血漢のヌートバー。憎めないルックスと裏腹の打撃力、近藤健介。小柄ながら、信じられない破壊力と正確さを備えた、吉田正尚。最後の最後に爆発した、最年少三冠王村上宗隆。おっとり顔から想像できない長打力の岡本和真。ここ一番は何とかしてくれる山田哲人。骨折しながらも出場を続ける守備職人、源田壮亮。どこにでもいそうな雰囲気で打ちまくった中村悠平。

甲斐キャノン、2本塁打の牧、超オーバースローの湯浅。サイドからの剛速球、大勢。165km/hの佐々木朗希……

出きれば全員書きたいところですが、侍ジャパン自体が漫画を超えていたのかもしれません。

日本が誇るメジャーリーガー、ダルビッシュ有と大谷翔平が繰りかえした言葉は「楽しむ」でした。

一流のメジャーリーガーになる為に必要なのは、大リーグ養成ギブスではなかったようです。

星飛雄馬、山田太郎、谷口タカオに思い入れた世代は、ついつい歯を食いしばって、となってしまいます。

世界一となった2人の言葉を見習って「楽しむ」を心掛けたいと思います。

準決勝で辛勝したメキシコの監督の言葉も各所で取り上げられました。

日本が勝った。だが、今夜の試合は野球の勝利なんだ。

元野球少年だった私にとっても、夢のような2週間でした。

ありがとう侍ジャパン。そして野球。


『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

マゼが吹くころ‐1989‐

昨日は、淡路島に行っていました。

この季節特有の靄がかかっていますが、風は随分暖かくなりました。

島の西側、西浦の敷地を見に行っていたのです。

洲本がある東浦のほうが商業施設は多いですが、海はこちらのほうが澄んでいます。

相談下さった方と、道中は本当にいろいろな話をしました。

進んで行けるとよいのですが。

淡路島はかなり久し振りでした。

海、山、里山と様々な風景があり本当に楽しいところです。

灌漑用のため池が多いのも特徴。

気温も20度前後まで上がり、菜の花もすでに満開です。

相談内容は商業施設で、参考のためにと色々なところに連れていって貰いました。

山間部にも宿泊施設、カフェ等が結構できています。

平日ですが、かなりの人出がありました。

大学生が春休みに入っていることもあるでしょうが、想像以上の賑わいです。

西浦の海沿いも、以前の風景とは全く変わっています。

飲食店がかなりできていました。

こちらのグランピング施設はまもなくオープンという感じでした。

おしゃれカフェで、淡路島の食材をふんだんに使用しているというガレットを頂きました。

そば粉を使ったクレープのようなもので、お味はなかなか美味しかったです。

ただ、私たち以外は若い女性と若い男女のグループばかりで、多少緊張しましたが。

計画地近くの海にもタコが結構いるそうです。

タイ、タマネギ、淡路牛と、食材が豊かなことも、淡路島の大きな魅力です。

今頃の季節から吹き始める南風を、「マゼ」と呼ぶそうです。

「南風」と書くと地元の人に教えてもらったのですが、「マゼ」が吹くと鰆が産卵に上がってくるそうです。

県道を走っていると「名物・鰆丼」といった看板が上がっていました。

魚へんに春で「サワラ」と読みますが、春に美味しくないはずがありません。

おしゃれ料理も良いですが、私にとってはこちらの方が魅力的でした。

長らく釣りにも行けていませんが、やはり美しい海を見ているとワクワクします。

計画が進めば、一度くらいは釣りに行くチャンスもあるでしょうか。

最近淡路島が人気とは聞いていましたが、その一端を見ることができました。

やっぱり春は縁起が良いのです。


『建築家・守谷昌紀TV』 ■

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大谷翔平いよいよ登場‐1988‐

今日の日の出は6:22。

朝、空が白むのも早くなってきました。

ジョギングコース途中の公園では、日曜日は草野球の試合をしていることがほとんどです。

外野の後ろから少し見ているとこちらに打球が飛んできました。

小学校、中学校と野球をしていた私としては、たまにはキャッチボールでもしたみたいなと思ってしまうのです。

などと書いていたら、ワールド・ベースボール・クラッシク(WBC)の強化試合が始まったようです。

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、3番DHで出場とのこと。

昨日は、打撃練習だけで球場を魅了したというニュースが上がっていました。

今日は大阪の京セラドームでの試合なので、生で見れるチャンスがあったと思うと何とも……

松井秀喜、イチローが引退した時も、一度はアメリカで生のプレーを見ておきたかったと後悔しました。

世界最高の選手といってよい大谷選手が現役の間に、何とか本場の球場で観戦したいと思います。

その大谷翔平選手も心酔し、松下幸之助、東郷平八郎、そして私の尊敬する稲盛和夫さんも大きな影響を受けたのが、思想家の中村天風さん。

その著書が『運命を拓く』です。

「天風哲学」は、前向きな考え方で人生は全く違ったものになるというものです。

消極的な言葉も決して使ってはならないとあります。

しかし、凡人である私たちはつい使ってしまうもの。そんな時にはこうすれば良いそうです。

もし「ああ暑い、どうにもやりきれない」と言ってしまったとしたら、続けて「と昔は言ったけれど」とすぐに打ち消しておけばよろしい。

これなら私にもできそう、と思わせてくれるのが 「天風哲学」 の神髄かもしれません。

稲盛さんは、中村天風さんの言葉をもとに考えた、この言葉をこよなく愛していたと思います。

新しき計画の成就は、只不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に。

残念ながらシカゴ・カブスの鈴木誠也選手が怪我で辞退となりました。

それが痛くはありますが、今回は史上最強の呼び声も高い侍ジャパン。

何より、投手力は優勝候補のアメリカやドミニカ共和国を上回っているとも言われます。

気高く、強く、一筋に、世界一の称号を勝ちとって欲しいものです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

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2021年 暮れは元気にご挨拶‐1865‐

今年も残すところ1日となりました。

毎年そう思うのでしょうが、この2年は特に時間が加速した感じがします。

勝手ながら、私の1年を振り返ってみます。

1月 家康が愛した街、家康が愛された理由‐1760‐

今年の年始は、静岡に寄ってから東京へ向かいました。

長男が東京の大学を目指すと言うので、それなら見るべきだと出掛けたのです。

静岡は敷地調査に寄ったのですが、家康が愛した街です。評論家、谷沢永一は家康をこう評しています。

可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。

2月 忠誠のひまわり‐1768‐


中之島の国立国際美術館で開催されていたロンドン・ナショナルギャラリー展へ行きました。

アートは分かりやすくあるべきだと思っているので、ゴッホは大好きな画家です。

ゴッホが花瓶に活けられたひまわりを描いたのは生涯で7枚。そのうち署名が入っているのは2枚だけ。

明るい配色と力強い筆遣いとは裏腹に、ひまわりの花弁は多くが抜け落ちています。
作品の明解さと、作家が不遇の人生が二重構造となり、ミステリアスとも言える魅力を放っているのではないか。それが私のゴッホ評です。

100年以上前のゴッホとゴーギャンの関係は、全て想像の世界でしかありません。しかし研究者の間では、ひまわりは「忠誠」を示すものだと考えられているそうです。

太陽をまっすぐに見つめるひまわりから連想されたものだと思いますが、明るい黄色の後ろに流れる物語としては、これ程切ないものはないのです。

3月 さよなら、青春のSAVAGE‐1776‐

2017年、1987年から30年乗ったLOWEの14フィートを廃船にしました。

今年は、2004年から17年連れ添ったSAVAGE(サベージ)の12フィートを、八尾のサイトウ自動車サービスに引き取ってもらいました。

後日談があります。

結構すぐに買ってくれた人がいたのですが、それを伝えるのをすっかり忘れていたそうです。聞いたのが11月の車検の際でした。

使って貰っているだけで嬉しいのです。

4月 とらわれず、一刀両断‐1786‐

映画「鬼滅の刃」が大ヒットしました。

ちょっとブームにのって柳生街道の天石立神社で一刀両断してきました。

5月 スタディケイションと森の哲学者‐1795‐

なかなか旅行に行きづらい日々が続きますが、ゴールデンウィークは家族で池原ダムへ。

ワーケーション、スタディケーションという建前で、少しゆっくりしてきました。

特別天然記念物のニホンカモシカにも遭遇したのです。


6月 サンワカンパニー産‐1809‐

時々メーカーの方から、商品開発だったり、カタログへのアドバイスを求められることがあります。

6月には大阪発の建材メーカー、サンワカンパニーから相談がありました。

洗面ボールのシガラキは、当社の作品写真が採用されているので、思い入れのあるメーカーです。

7月 楽しむ境地の深さには及ばない‐1815‐

今年の大谷翔平選手の活躍が、メジャーリーグ、野球を変えるかもしれません。

シーズン後には圧倒的支持でMVPを獲得しました。

7月8日、産経新聞のコラムで、藤井聡太棋聖と共に、本業以外にあまり興味がないことが紹介されていました。

大谷は飲みに行くより練習が好きだというし、藤井にいたっては趣味が「詰め将棋」というのだから。持って生まれた才能はもちろんのこと、わき目もふらず一つのことに打ち込むことができる性格と集中力こそが天才を作る。人を育てるヒントになろう。

「楽しむ境地の深さには及ばない」という渋沢栄一の言葉を思い出すのです。


8月 人生はチャレンジ。YOUTUBE始めます‐1822‐

https://youtube.com/watch?v=RnAko4PFtGo%3Frel%3D0

YouTubeをはじめとするメディアの登場で、動画の配信が容易になりました。

この夏、 『建築家・守谷昌紀TV』 をスタートしました。

1本目は、竣工間際の「3つの庭を持つコートハウス」。画質のコントロールがしっかりできておらずでやや粗く……

いまだ暗中模索ですが、新しいことを始める楽しさも感じています。

9月 演出・守谷の想像以上‐1834‐

YouTubeをはじめた理由は先に書きました。

私の仕事はクライアントからオファーがあって、はじめて成り立つ仕事です。

そのクライアントと、どういった関係の中で建物が出来上がっていくか。それも是非伝えてみたいと思っていました。

「おいでよ House」 へは、写真、動画と合せて5回も撮影に協力頂きましたが、お子さんも大活躍してくれました。

で、出来上がった動画がこちらです。

10月 棚田、コスモス、 石舞台‐1843‐

オフィスデザイン&多目的スペースデザイントレジャーキッズたかどの保育園が掲載されました。

自分で言うのも変ですが、とても園児に優しい保育園だと思います。

また、保育園を設計する機会があれば良いなと思っているのです。


11月 1111、いい日オレンジ‐1851‐

6年ぶりに、アトリエmのWebサイトをリニューアルしました。

私が大好きな色でコーポレートカラーの濃いオレンジを全面的に採用しました。

なにより11月11日という日程が、1の4並びで、絶対いい日のはず。

12月 ESSE online(エッセオンライン)でコラムの連載をはじめました‐1858‐

初回はキッチンとパントリーの関係について書きました。

年始に第2弾が公開予定なので、またここでお知らせします。

その後、「あちこちでお茶できる家」にも久し振りに伺いました。自分の作品や設計手法をここまで振り返ったことが無かったので、沢山の気づきがありました。


まとめる、比較することはとても大切だと再認識したのです。


コロナ下の社会になりおよそ2年が経ちました。ここ最近は、世界でも類を見ないくらい感染者数が激減していました。

一方、オミクロン株の感染も報告され始めました。

一喜一憂するなという方が無理ですが、それでも前を向いて生きるしかないのが人間です。

大谷翔平選手、松山英樹選手はスポーツの世界においても、活躍は国籍や人種を問わないことを証明してくれました。ひたむきに生きる若者に、沢山の夢と勇気を貰ったのです。

今年1年、このゲツモク日記ゲンバ日記にお付き合い頂きありがとうございました。 また、『建築家・守谷昌紀TV』 を観て下さった方にも感謝申し上げます。

常に明るく前向きに。2022年も素晴らしい1年となることを確信しています。

■■■ 12月6日『ESSEonline』にコラム連載を開始
第1弾は「キッチン・パントリー」■■■

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■

■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記