タグ別アーカイブ: 御堂筋

知恵と無いお金を振り絞って、家具選び‐2218‐

日曜日は万博の予約をしていましたが、雨予報を見て延期。

結局、天気は好転しましたが、キャンセル済みだったので、心斎橋あたりで家具を見て回ることにしました。

アトリエから長堀通を西へ向かうと、色々な店があります。

松屋町まではかなり下っていて、景色に変化があって楽しいのです。

松屋町筋は人形が有名ですが、この時期は花火も沢山売られていました。

まずは、堺筋から2ブロック西にあるリーン・ロゼショップへ。

フランスのブランドですが、シャープなチェアもありました。

そのまま心斎橋筋を越え。

御堂筋の西側にあるカッシーナまでやってきました。

入口では、ル・コルビュジエらによるデザインのLC1、スリングチェアが出迎えてくれます。

現在、カッシーナのサイトでは「LC~」という表記はありません。

1928年の発表ですが、おそらく権利の問題なのだと思います。

奥には、茶色のLC2。

そしてLC4ことシェーズロング。

空間を邪魔せず、主張があり、何より快適なのが、世界で愛される理由でしょう。

寝心地は抜群です。

2階にはキャブのアームチェア。

こちらは、「seiundo」で採用しました。

しかし住宅のダイニング用ならノーマルなキャブでしょう。

マリオ・ベリーニが1977年に発表した傑作です。

スチールのフレームに革のジャケットを被せるという発想が、男子の心をとらえて離さないのです。

こちらはトーマス・リートフェルトの名作、1934年発表のジグザグ。

以前は、レッドアンドブルーの展示もありました。独特の形状ですが、結構座り心地が良い事に驚いたものです。

チャールズ・レニー・マッキントッシュがヒルハウスのためにデザインしたラダーバックチェア。

1902年の発表です。

建築の教科書にでてくるようなチェアが実際に販売されています。

なので金額は勿論それなりです。

その後、歩道が広くなった御堂筋を南にくだります。

千日前通すぐ北のボーコンセプトまで回ってきました。

色々な住宅、オフィス、商業施設で家具をセレクトしてきました。

しかし今回、自宅の家具を決めなければなりません。

実は、子供の勉強机とチェアだけは11年前にすでに購入済みです。

Vitraの.04(ゼロ・フォー)をセレクトしました。

長男は机だけ東京に持っていき、チェアはこちらに置いています。この時も、かなり悩みました。

チェアやデスクが実際に触れるもの。出所の知れた、本物を選ぶに越したことはありません。

しかし、それらは先に書いたとおり「それなり」のお値段です。

自邸に何を選ぶのか……

自分でデザインする場合を除けば、ある意味、建築家にとっては究極の選択を迫られているようなものです。

知恵と無いお金を振り絞って、決断したいと思います。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

ヒリヒリする秋の総仕上げ‐2158‐

「ドッグランのあるタイル床の家」【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を公開しました。

Episode1は、かなりの視聴してもらったのですが、今回は少な目。

クライアントにも折角協力して貰ったので、良ければご覧ください。

まだまだ暑い大阪。中心を貫くのは御堂筋です。

本町のすぐ南にあるのが南御堂。

本町の北にある、北御堂とを結ぶので御堂筋と呼ばれます。

「御堂筋」は愛称で、正式には「国道25号と176号の一部」。愛称って何?となるのですが。

ビジネスの中心地でもあり、建物のクオリティもやはり高い。

こちらの建物は豪壮華麗、ゴシック様式を意識したものでしょうか。

カフェでもハンス・J・ウェグナーがデザインした椅子が採用されていました。

本町から北を望むと、2km程先にキタのビル群が見えています。

阪急前から難波駅までの全長は約4km。道幅40m以上の道路がこれだけ続くのは世界的にも珍しいと言われています。

キタまでやってきました。

御堂筋といえばイチョウです。

ミナミはそうでもなかったのですが、キタのイチョウは少し色付いている感じです。

しかしよく見ると、色付いているのではなく葉が焼けているような感じ。

東京では、真夏日というニュースもありました。

10月半ばをすぎても、ヒリヒリするような日差しが続いています。

秋のヒリヒリした戦いを求めて、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手。今日、ニューヨーク・メッツを破りワールド・シリーズ進出を決めました。

東の名門、ニューヨーク・ヤンキースと43年振りの対決です。

大谷翔平選手の歴史的な活躍は、もう一生観ることができないかもと思い、ポストシーズンの出場試合を、唯一日本語解説で全試合観れる(観れた)、SPOTV NOWとこの1ヶ月契約したのです。(2千円)

なのですが、先ほどフジテレビがワールドシリーズ全試合を生中継すると発表しました。

それなら先に教えておいてよ~と言いたくなりますが、仕方ありません。

ポストシーズンも活躍している大谷選手ですが、ファンとしてはもっと、もっとと期待してしまいます。

更に、アメリカン・リーグのMVP候補、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とのMVP対決も見逃せません。

ヒリヒリするこの秋の総仕上げ。今週土曜日の開幕が待ちきれないのです。


■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

変わらぬ真理と、前時代のユーモア‐1781‐ 

 御堂筋はキタとミナミをつなぐ、大阪の目抜き通りです。

 都市計画的にも、この広さの道路が約4kmも伸びるのは珍しいと言われています。

 左に見えるのは難波神社です。

 難波神社のすぐ北にあるのが御堂筋ダイビル。

 元は1964年(昭和39年)に、現マツダの大阪支社として完成しました。竹中工務店の設計施工で、メタリックな外観が竣工当時は更に輝いていたでしょう。

 しかしながら、1階部分にバリケードが見えるように、建て替えが決まっています。

 御堂筋を北上し、本町通りとの交差点に建っているのが竹中工務店本店です。

 こちらは1965年(昭和40年)の完成で、御堂筋ダイビルがいかに尖っていたかが分かります。

 老朽化した建物は、補修をしながら使うか、立て替えることになるのですが、デザインを保存+増築という方法もあります。

 阪急百貨店と梅田阪急オフィスタワーがその例です。

 旧阪急百貨店のデザインを踏襲しながら、高層ビルを載せた感じ。

 フェスティバルホールも、同じような手法でしょう。

 建物が老朽化した後の運命は様々ですが、現在の阪急百貨店やフェスティバルホールにあまりポジティブな印象を受けないのは私だけでしょうか。 

 そんな事を考えていたら、ふとあの建物はどうなったのだろうと思い返しました。

 生野区にある源ヶ橋温泉に訪れたのは2012年の3月。9年前のことです。

 入浴とニューヨークを掛けて建つのが自由の女神像。その上にはシャチホコまで見えます。 

  元は橋があったのでしょう。

 この建物は、銭湯で初めて国の登録文化財に指定されました。

 建物の完成はは1937年(昭和12年)。当時の富豪が建てたもので、格子天井をはじめ、随所に遊びがみられます。

 番台に座る経営者のおばさんに色々教えてもらいました。

 先代が、昭和17年に買い取ったのですが、文化財とは言え、標識を一枚置いていくだけで、何かの指導があったり、補助があったりする訳ではないそう。

 この時代、銭湯は大変……と言っていました。

 この時も他に利用者は居らず、撮影も気持ち良くOKしてくれたのです。

 先程調べてみると、現在は閉館してしまったようです。何とかもう一度行っておけば良かったと悔いが残るのです。

 松本零士が描いた「銀河鉄道999」では、星野哲郎が無料で永遠の命を手に出来るという星を目指して、メーテルと旅をします。

 その結末は、機械人間のビスのひとつになることだったと分かり、命からがら逃げ出すというものだったと思います。

 何歳の時に見たのか忘れましたが、背筋が寒くなった記憶があります。

 と同時に、凄く納得した記憶もあります。そんな話がある訳がないと。

 私達人間もそうですが、永遠などありません。

 形あるものはいつか壊れますし、時間は有限です。だから、精一杯生きられるのです。

 本気でそう思うようになったのは、やはり人生の折り返し点、40歳を過ぎた頃でしょうか。

 もしそれが、少しでも早く分かっていたらと思い、子供達には何度も何度も伝えます。しかしスマホを片手にまさに馬耳東風……

 ただ、私はしつこいのです。嫌われたって平気ですし、馬の耳であろうが、豚の耳であろうが、繰り返し伝えます。

 あ、人を動物に例えるのはご法度でした。人の耳に念仏。人耳西風です。

 変わらぬ真理がある一方、前時代のユーモアって疑ってかかる必要があるのです。


■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

アールエイチマイナス‐1545‐

 大阪を南北に貫くなにわ筋。

 道幅もあって、比較的走りやすい道路です。

 スタッドレスタイヤへ交換するのに、毎年ディラーへ向かうのが12月初め。

 丁度この時期がイチョウの見頃なのです。

 先週、御堂筋を通るとピーク寸前という感じでした。

 同じ大阪市内で、2筋東に離れているだけなのに、かなり差があるものです。

 12月半ばを過ぎると、年賀状のことが気になりだします。

 2002年頃、こんなメールが友人から回ってきました。

 「知り合いが手術をするのだけれど、血液型がO型のRhマイナスで、非常に数が少ないのです。知り合いでRhマイナスの方は居ませんか」

 それは大変だなと思い、結構な数の知人にメールしました。

 すると「それはよくあるチェーンメールじゃない」と友人に指摘されました。

 実害があった訳ではないですが、人の善意につけこんで、また、私の無知をさらけ出したようで、とても後味が悪かったのを覚えています。

 その時「Rhマイナスの親族が居ます」と連絡してくれた人がいました。その人の年賀状を見る度に、毎年この事を思い出します。

 メールが(正確に言えばe-mailですが)連絡の主流になったのは、2000年頃でしょうか。今やライン、メッセンジャーと、様々な手段があります。

 「年賀状が減る一方」というニュースも毎年のことですが、私はやっぱり年賀状派です。

 気になる女の子から、自筆の手紙なり、葉書なりをもらったなら、簡単には捨てられないものです。

 それは、やはり「実際に手にとって」という部分が大きいと思います。読み方によっては少し気持ち悪いかもしれませんが(笑)

 また、葉書なら62円の切手が必要です。昨年の年賀状は52円だったので、実質今年からの値上がり。この傾向が止まることはないでしょう。

 もしメールが1通72円なら、チェーンメールなどは存在しないはずです。

 メールが完全に無料ではないにしても、やはりお金という物差しは、常に大切なものだと思います。

 無料や過度の安価に振り回されないよう、しっかり働かなければなりません。

 今週末には、クリスマスプレゼントを準備しなければなりません。

 ついに娘が「サンタはお父さんなんでしょう」と言い出しました。

 そこは頑なに「信じる人だけには見えるんだ」と言い続けます。

 物創りを生業としている私としては、プレゼントがデータなんていうのは、まっぴら御免です。

 物を介して、手跡とか体温が伝わると思いたいし、それが物の価値だと思うのです。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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