タグ別アーカイブ: 下北山村

与えよ、さらば与えられん‐1646‐

 12月に入り、忘年会シーズンも佳境というところでしょうか。

 私の仕事には「得意先」というものが無く、かなり少ない方だと思いますが、それでもいくつかの会に声を掛けて貰いました。

 先週末は一番遠くでの開催。奈良県下北山村まで行って来ました。

 ボートを置かせて貰っている「トボトスロープ」の忘年会に声を掛けて貰ったのです。

 スロープとある通り、増減水の激しい池原ダムでボートの昇降をしてもらう、可動港のような施設です。

 池原ダムには20年以上前から訪れていますが、こちらにお世話になるようになったのは5、6年前から。

 長男が小学生になり、一時は辞めていたバス釣りを再開した頃でした。

 会場は、店長さんが近くのバンガローを借りてくれています。

 帰りを気にする必要もなく、尋常ではない釣り好きばかりが集まる、ただただ楽しい会なのです。

 常連のお客さんにプロの料理人が居られ、店長の奥さんと全て準備して下さり、私達は食べて飲むだけ。

 今年のメインはクエ鍋でした。

 おでん保温機?までお店から持って来てくれたとのこと。

 バチがあたるのではと思う程楽しませて貰いました。

 メンバーには、元プロや釣具メーカーのテスターの方まで居られ、聞けば聞く程勉強になります。

 私もここに来たなら、朝から晩までかなり集中して釣りをしているつもりですが、ある方は年に100日は来ていたとのこと。

 また、「毎日池原ダムの水位は見てるので、釣りに来ていなくても、頭では毎日釣りをしてますよ」と。

 なるほど。そこまでは出来ていないなと納得したのです。

 夜中の1時くらいまで盛り上がっていましたが、折角教えた貰ったことを試してみたいもの。

 6時に起きて湖上へ出ました。

 快晴で、ピリッとした寒さも心地よく。

 グングンという当たりがロッドから伝わって来ましたが、1匹目はウグイ。

 いわゆる外道のウグイを更にもう1匹追加。

 本命のバスを求めて大きく移動します。

 先月は、初めて野生の熊を見ました。

 怖くはありましたが、そこまでの大自然の中に居るだけで幸せなのです。

 とは言え何とか魚は手にしたいもの。

 6匹釣って、最大で40cm弱。

 思ったサイズは手に出来ませんでしたが、最後の1投でも釣れ、納得してスロープに戻ったのです。

 上手い人の話を聞くと、自分の未熟さが分かります。

 多少落ち込むのですが、学ぶことがあるということは伸びしろがあるということ。何でも一生勉強です。

 武道をしている友人が、自身の師の言葉だと教えてくれました。

 与えよ、さらば与えられん

 聖書に

 求めよ、さらば与えられん

 という言葉があるようなので、私の聞き違いかもしれません。

 しかし、できれば何かしらのプラスの影響を与えられる人でありたいと思います。

 そういう意味においては、芸能人などは究極の仕事かもしれません。

 自分という存在が商品なのですから。

 そこまでは無理ですが、設計、デザインすることで、誰かを幸せにしたいという一点において、ブレは全くありません。

 今年も残すところ1ヵ月。悔いのない2019年とするため、ラストスパートです。

 残念ながら、釣りに関してはまだまだ人に与えるものはありません。

 しかし、そんな存在があることもまた幸せなのです。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

家を出てする修行はない‐1610‐

 全て自分の望んだ通りの人生となる。

 誰かに呪文を掛けられている訳ではないので、当然と言えば当然です。

 この原則を教えて貰い、只々懸命に働くしかないと分かっていますが、久し振りに湖上へもでたいもの。

 娘がトンカツ定食を食べられるなら一緒に行ってもいいよと。

 久し振りに奈良県下北山村、池原ダムまでやってきました。

 この日はショップのトーナメントがあり、桟橋は朝から賑わっていました。

 参加する人は開始時間が決まっているので、一足先に出船します。

 朝もやのかかる湖上に、ボート出す時ほどワクワクする時間はありません。

 朝一は、自分の狙いたい場所に向かいました。

 夏らしい展開で大物を……と行きたいところですが、残念ながら不発。

 上流まで移動してきました。

 必ず子供に釣らせるための本命ポイントです。

 娘も久し振りのはずですが、なかなか堂に入ったもの。

 早々に1本目を釣り上げました。

 暑い季節なので、沢から流れてくる風は天然のクーラーです。

 また、そんな所は水も澄んでいるのです。

 あれよあれよという間に4本釣り上げました。

 「十分満足した」とのことで、9時半に終了。

 過去最短で帰路につきました。

 私はその合い間に2本釣っただけ。

 しかし、子供が同行してくれ、少しでも喜んでくれて、この景色が見れればそれで十分です。

 ボートの片づけをしている間も娘は読書。

 眼鏡女子になってしまいましたが、これだけ本が好きなら仕方ないかなと思っています。

 大阪までは2時間半の道のりですが、1時間程は川沿いの山道です。

 運転中は、尊敬する稲盛さんの講話を聴いたり、好きな音楽を聴いたり。反対に何も聴かずに考え事をしたりと、私にとって大切な時間です。

 吉野川は水遊びをする人で賑わっていました。

 169号線を抜け、奈良盆地まで戻ってくると里山風景へと変化していきます。

 そんな景色を見ているだけでも飽きないものです。

 しかし、子供にとって山道はちょっと辛いもの。

 兄妹とも、酔い止めを飲んで寝ていることが殆どです。

 それもあってか、何かプラスアルファがないと「うん」と言ってくれないのです。

 トンカツ定食は、唐揚げ定食に変わりましたが、こんな時、温泉の食堂が美味しくて良かったと、心から思うのです。

 私も池原の大自然に、クリアーアップして貰いました。

 近くのお寺にこんな掲示がありました。

 真宗では家を出てする修行はない

 家の仕事がみな修行

 日常が修行でなければ、成長など勿論ありません。

 分かってはいましたが、いくら頑張っても魚釣りは修行ではないようです。

 月曜日の朝から、いやいや、大阪に帰った瞬間から修行に戻ります。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送

■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

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【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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けいこ不足を、幕はまたない‐1432‐

 土曜日の夜、娘と大阪を発ちました。

 助手席で寝ているあいだに、奈良県下北山村に到着。

 日曜日は1月並の寒波到来で、寒い1日になりました。

 早朝は2度くらいだったでしょうか。

 娘と2人で釣りにやってきましたが、防寒対策はスキーウェア。

 こんな中でも付き合ってくれるのです。

 日中は晴れ間が広がり、良い天気になりました。

 奈良県下北山村は常緑樹が多いのですが、ところどころにあるヤマモミジが真っ赤に染まっています。

 釣りのほうは、何とか午前中に1匹手にすることができました。

 しかしこの時娘は休憩中。

 朝は一緒に出船したのですが、やっぱり寒いからと一旦車に戻っていました。

 休憩時は本を読むんだと、沢山の本を持ち込んでいます。

 寝袋に入り、サンルーフのシェードを開け、青空を見上げながらの読書タイム。

 本当に本好きで、飽きることなく読んでいるのです。

 折角ここまで来たのだからと、昼食後、再び一緒に出船しました。

 で、何とか1匹釣りあげました。

 外道(狙っていた対象ではない魚)のニゴイでしたが、これが45cmの大物。

 娘は大満足で、これにてストップフィッシング。帰路についたのです。

 帰り道は2時間半のドライブですが、いろんな話をしました。

 とても成長したなと思ったり、小学4年生もなかなか大変だなと思ったり。

 面と向かい合って話すより、流れる景色を見ながらのほうが、気楽だし話が弾むものです。

 1983年、梅沢富美男の「夢芝居」という曲がヒットしました。

 けいこ不足を 幕はまたない

 恋はいつでも 初舞台

 恋だけでなく、子育ても同じです。

 娘の父をするのは初めてですし、もし次女がいたとしても、次女の父をするのも初めてです。

 子供は2人目ですが、全くパーソナリティが違います。

 そう考えれば、何事も全て初めてとも言えそうです。

 初めてなので、間違ったり、正解したりしながら親子とも生きていくのです。子には申し訳ないのですが、全問正解はないのです。

 仕事においても、フレッシュな目で見たほうが、よりよい判断ができるのではと最近思うようになりました。

 経験から経験を捨てることを学んだような気がします。

 「夢芝居」の作詞作曲は小椋桂でした。

 けいこ不足を 幕はまたない

 これぞ小椋節。いい詞だなと思うのです。