カテゴリー別アーカイブ: 04 建築

全てはこの1枚のために、建築確認の検査済証‐2237‐

今日は、最終盤の地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の現場へ行っていました。

晴れた日には、白い外壁と、シルバーの庇が良く映えています。

屋上からの景色も素晴らしいものでした。

スタッフエリアのカウンターからも楽しめるようになっています。

この計画が大変だったのは、増築だったからです。

この渡り廊下で、既存クリニックと繋がっているのです。

規模が大きくなったので、既存クリニックに法が訴求し、新たな設備を追加したり、既存建物が現行法規に合致していることを証明する必要がありました。

先週の建築確認の完了検査の際、ベテランの検査員の方が「増築は新築の5倍は大変だったでしょう」と。


この苦労を理解できるのは、審査機関の方だけかもしれません。

福祉のまちづくり条例の検査も同時に実施。

小便器の一番低いところは35cmより低くないといけないと、条令に明記されているのです。

これはほんの一端ですが。

続けて、消防の検査も実施。

感知器等をチェックしていきます。

全て合格し、検査済証を取得できました。

こちらが、建築確認申請の検査済証。

こちらが、消防設備等検査済証。

2023年の9月に「ささき整形外科デイケアセンター」完成後に相談を受け、ようやくこの日を迎えることができました。

普段法規制を意識することはあまりないと思いますが、建築家の仕事は、安全、快適、美しさなどと共に、法規をクリアしなければなりません。

正直、最後の部分は前の3つを実現するために、仕方なしに頑張っているというのが本音でしょうか。

ただ、その分クリアしたときの気分は結構よいのです。

全てはこの1枚のために。

新築の場合はそこまで難易度は高くありませんが、増築につき、そんな気分です。

今夜は、全てはこの1杯のために。ひとりで祝杯をあげるつもりです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

絶妙、ケユカ‐2231‐

今日17時頃、兵庫県の太子町を出ました。

地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の定例会議でした。

ようやく足場が取れたので、また【ゲンバ日記チャンネル】もUPしたいと思います。

大阪駅まで戻ってきたのは19時半でした。

夏至を過ぎたばかりなので、まだ日が残っています。

グランフロント前の喧騒とは、全く違う景色の地下1階です。

緑のくまが見えています。

地上から、地下へ水が流れる景色は、目にも涼やか。

しかし実際は、湿気十分の熱風が吹き下ろしてきます。

景色と熱風のコントラストが、より体感温度を上げるのです。

今日も本当に暑い一日でした。

その脇にあるケユカ。

建築金物のメーカー、カワジュンが立ち上げたブランドだそうです。

カワジュンは、インターホンを隠すカバーをよく使っています。

レバーハンドルや、戸当たり金物もセンスがよいなと思っていました。

妻が評判を聞きつけて、買い物するのに付きあったのですが、ついこのマグカップを買ってしまいました。

合せて、このボトルも。どちらも990円です。

非常に使い勝手がよいのです。

まず、汚れるとやっかいなパッキン類を、最小にする努力を感じます。

取り外しもしやすく、かつ密着するギリギリを狙っているのも伝わってきます。

こういった生活雑貨は、無印良品という先駆者であり大巨人がいます。

多くのブランドがそうであるように、意識しない訳にはいきません。それは、ケユカからも感じましたが、合わせてオリジナリティも感じたのです。

蓋付きマグカップやボトルに関しては、ホームセンターなどで売っている2、3千円くらいの物を買ってみたのですが、しっくりきていませんでした。

その点でも、絶妙な値段設定だと思います。

何より、思わず手にとってしまった一番の理由は、フォルムと色だと思います。

そこを徹底せずに、良いものが生まれてくることはないと思います。

このタイプのグレーは本当に繊細で、赤味と黄色味の配分で、すぐに品を失ってしまうのです。

今回の満足で、ケユカに対する私のブランド価値は大きく上がりました。

と言うか、すでにファンになっているのだと思います。

1号店は2000年とありました。

すでに四半世紀の実績があるにも関らず、全く接点がなく失礼しました。

これからは注視していきたいと思います。

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物、移動、風景、街、そして人‐2227‐

今日は朝から地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の現場へ行ってきました。

JR大阪駅から新快速に乗る際、山側に座るか、海側に座るかは大問題です。

山側の席からは、六甲の山並みが楽しめます。

駅越しの景色もそれぞれ特徴があるものです。

一方、海側の魅力は、やはり海。

須磨あたりから明石海峡を越えたあたりまでが見所です。

それで、晴れた日はどちらに座るか、かなり迷うのです。

加古川の手前、稲美あたりは文字通り美しい田んぼが広がります。

海側に「いなみため池ミュージアム」という看板が見えています。

東播磨らしい景色を楽しめるのです。

現場のある太子町は、西播磨に属します。

このあたりも平野の広い穏かな景色が広がっています。

左の「ささき整形外科クリニック」は私の設計ではありませんが、右の「ささき整形外科デイケアセンター」は私の設計です。

「ささき整形外科クリニック」のリハビリスペースが足りなくなり、院長は増築を考え始めたのですが、その計画を任せて貰ったのです。

フルリノベーションはかなりの数を経験しましたが、これだけ本格的な増築は初めてでした。

なかなか、歯ごたえ十分の計画ですが、間もなく足場がとれるところまでやってきました。

院長からは、リハビリスペースの拡張と共に、スタッフの皆さんがリラックスできる空間を作りたいという要望もありました。

近隣に高い建物がないので、増築棟の3階、4階からの景色はなかなかのもの。

4階の外部空間や、3階のカフェのような空間を楽しんで貰えたらと思っています。

完成すれば、「ささき整形外科村」と言えるようなエリアになります。

今年に入ってからも、色々な場所で、様々な計画の相談がありました。

物、移動、風景、街。

私の好きなものです。

ここに人を加えると、建築設計の仕事そのものと言ってよいかもしれません。

全てが実現するかは別としても、色々な場所で様々な計画を相談して貰えることは、建築家冥利につきます。

その計画を思い描いている時が、私の人生の中で最もワクワクする時間なのだと思います。

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関西万博<後編>ガンダムで締め‐2225‐

日曜日にはじめて訪れた、関西万博の後編です。

ほとんど予備知識無しにいったので、気になった建築をピックアップしてみます。

日本館はいい感じですが、ややさっぱりしているなあと思っていたら、日建設計の設計でした。

ただ、デザイナーの佐藤ナオキのプロデュースでした。

万博らしい建築だなと思ったのはシャインハット。

伊東豊雄でした。

1970年の万博を意識したとありましたが、確かにクラッシックな感じがします。

東ゲートから入ると、大屋根リングをくぐると正面に見えてくるのが、左からフランス館とアメリカ館。

それぞれ、大国の威信をかけ、有名建築家の仕事ですがそこまでのインパクトは無かったでしょうか。

すぐ近くにある、マレーシア館は隈研吾だろうなと思ったらその通りでした。

永山裕子が2つのパビリオンを設計していて凄いと書きましたが、隈研吾に至っては4つを担当していました。

その数字を見ても、彼が現時点で日本のトップ建築家であることは間違いありません。

ただ、レジェンドも黙っていません。

飯田グループホールディングス✕大阪公立大学のパビリオンは高松伸の設計です。

今回、安藤忠雄の作品がないなか、76歳での担当は流石です。

西ゲート近くにはミャクミャクとよしもと館。

そしてパソナグループ館。

らしさがでていて、良かったと思います。

アイデア賞はタイ館でしょうか。

半分だけで全部とは笑ってしまいました。

夕方になり列が短くなってきたので、少し並んで入れそうなパビリオンに入ってみました。

ロシアとイランに挟まれ、天然資源に恵まれた国です。

アゼルバイジャン館はスイスの設計事務所ベルプラット・パートナー。

内部は、360度スクリーンに写される映像ショーがメインです。

続けて、会期中に完成したインド館へ。

かなり混んでいましたが、入れたのをよしとしなければなりません。

少し後には、再び入場制限をしてましたから。

ただ、並んで入るほどでは……

この情報化社会です。面白いところが、簡単に空くことはないはずです。

西ゲート近くには、実物大ガンダムが。

目が光り、胸から煙をだす姿をみるだけで満足です。

一日歩き回ったので、ドローンショーはパスして帰ることにしました。

天気は雨が降ったりもしましたが、最後は夕焼けに。

この日の入場者数は12万6千人。収支ラインは約15万人とのことですが、これくらいが目一杯ではと思いました。

残念ながら、パビリン内部に入れたのは数えるほどでしたが、大屋根リングとガンダムはよかったです。


建築設計を生業とするものとして、1970年の万博の年に生まれ、55年後に向かえたこの地元開催で、全く関われなかったことに悔しさはありますが、おおいに刺激を受けました。

私にとっての関西万博はこれで終わり。

日常に戻って頑張っています。

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関西万博<前編>やっぱり大屋根リング?‐2224‐

昨日の日曜日、ようやく関西万博へ行ってきました。

11時からの入場枠でしたが、夢洲駅はかなりの人でした。

噂通り、東ゲートはかなりの列でしたが、それでも並んだのは35分くらいだったでしょうか。

入場すると、まずは大屋根リングが出迎えてくれます。

設計は藤本壮介。

開催寸前まで、行くかどうかも決めていませんでしたが、折角の地元開催ということで、7月18日まで1回入場できる前期券を寸前に購入しました。

事前にいくつかのパビリオンに入る権利を持っていたのですが、2回の日程変更でそれらは消滅。

よって、基本は歩いて、歩いて、歩くのみのウォーキングデーになったのです。

大屋根リングはかなりの迫力で、海にせり出したこのあたりの景色が一番気に入りました。

まったく事前調査はしていませんでしたが、それでも耳に入ってくるのは、こちらのパナソニックグループパビリオン。

設計は、永山祐子。

ウーマンズパビリオンも同じく永山祐子の設計です。

2つのパビリオンを設計しているのです。凄い、の一言につきます。

「コモンズ」は、小さなブースが集まったパビリオン。

このスペースで、1国を紹介するのはちょっと大変でしょうか。

反対に、シグニチャー館のひとつ、落合陽一プロデュースの「Null2」は、外から見ただけでも流石だなという感じでした。

以前の万博において、建築は主役でもありましたが、その役割は大きく変わっていくのだと思います。

仮設であることが大前提ということは、建築との相性が決して良いと言えないからです。

岡本太郎の太陽の塔や、前川國男設計の鉄鋼館は現存していることからもよく分かります。

当日、空きができると募集するパビリオンがいくつかあり、「電力館」だけ入場することができました。

入場すると卵型の装置を首からさげます。

そして色々な体験をし、その情報がその装置に記録されるしくみです。

最後は、圧巻の照明と音楽のショーで締め括られます。

ニュースで、皇族の愛子様も体験した、結構な人気パビリオンですが、妻が当日の応募で何とか確保してくれました。

十分凄くはありましたが、ディズニーランドやUSJを体験している今の世代の人たちは、万博に何を求めるのだろうと考えていました。

そうそう、こちらも何度か話題になっていたネパール館。

まだ工事が続いているのか、もう諦めたのか分かりませんが、天井の断熱材がむき出しでした。

正面にあるこちらの像は、「べー」と舌を出しているようにもみえます。

こんなことも含めて万博なのでしょう。

雨も少し降ったこともあり、「大屋根リング」が一番楽しめたでしょうか。

誰にも頼まれていませんが、私ならもう少し海を取りこみたいと思ったのと、大屋根の中央にある白いシート部が気になりました。

元の設計ではこの部分は解放されていたのかなと考えていました。

この日の入場者数は12万6千人。最多ではないものの、かなりの人数だったようです。

次回の木曜日の後編で完結したいと思います。

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職人の道具と、本当の天才・長嶋茂雄‐2223‐

6月3日、長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。

王さんの現役時代は、はっきり覚えていますが、ミスタープロ野球の現役は記憶にありません。

1974年の引退なので私は4歳。残念ながらすれ違い世代なのです。

そんな世代でも、その多大なる影響力はヒシヒシと感じていました。

多くのメディアが特集をするなか、一番心に残ったのがこの言葉です。

「自分の持っているもの、そのすべてを出し切ったら、悔いのない一生になるはずです」

母校、立教大学の後輩へ送った言葉ですが、何と奥深い、愛情のある言葉なのかと感じ入ってしまいました。

造作建具も、造作家具も、大量生産品があまりにも安価なので、採用する機会が減っています。

しかし、現在キッチンを造作しており、その制作現場へ潜入してきました。

大阪市内、かつ地下鉄の駅がすぐそばで「こんなに駅チカなの」と驚いてしまいました。

1階の作業場ではそのキッチンの組み立てをしている最中でした。

一番奥にはプレス機があります。

2階には、ホームセンターにあるような巨大な切断機も。

機械を見るだけでワクワクしてきます。

3階でも、2人の職人が作業中でした。

奥にはベテランが1人。

手前の若い職人は、カンナ掛けをしていました。

思ったような削れ方をしないのか、金づちで刃の加減を調整し、再度細やかな仕事をしていました。

それを見ているだけで、来た甲斐があるというものです。

金額調整で既製品を選択しなければならない場面は多々ありますが、もう少し粘り強く減額案を考えようと思ったのです。

ノコの刃、カンナ、砥石と、整理整頓された道具に職人魂が見えるというものです。

長嶋さんの言葉で、2番目に心に残ったのは次の言葉です。

「僕はバットは何でもいいんですよ~!」

王さんが、ずっと同じバットにこだわっていると言ったすぐ後の発言です。思わず頬が緩んでしまいました。

イチローも落合も、そして今年バットを1インチ長くした大谷も、皆バットにはかなり繊細なこだわりを持っているはずです。

その中で「何でもいい」とは、全く別次元で、聞いたことがありません。

本当の天才が、そこ抜けの明るさで、誰もを魅了し続けた一旦を垣間見ました。

誰もが長嶋さんになりたい、でもなれない……

心からご冥福をお祈りいたします。

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知恵と無いお金を振り絞って、家具選び‐2218‐

日曜日は万博の予約をしていましたが、雨予報を見て延期。

結局、天気は好転しましたが、キャンセル済みだったので、心斎橋あたりで家具を見て回ることにしました。

アトリエから長堀通を西へ向かうと、色々な店があります。

松屋町まではかなり下っていて、景色に変化があって楽しいのです。

松屋町筋は人形が有名ですが、この時期は花火も沢山売られていました。

まずは、堺筋から2ブロック西にあるリーン・ロゼショップへ。

フランスのブランドですが、シャープなチェアもありました。

そのまま心斎橋筋を越え。

御堂筋の西側にあるカッシーナまでやってきました。

入口では、ル・コルビュジエらによるデザインのLC1、スリングチェアが出迎えてくれます。

現在、カッシーナのサイトでは「LC~」という表記はありません。

1928年の発表ですが、おそらく権利の問題なのだと思います。

奥には、茶色のLC2。

そしてLC4ことシェーズロング。

空間を邪魔せず、主張があり、何より快適なのが、世界で愛される理由でしょう。

寝心地は抜群です。

2階にはキャブのアームチェア。

こちらは、「seiundo」で採用しました。

しかし住宅のダイニング用ならノーマルなキャブでしょう。

マリオ・ベリーニが1977年に発表した傑作です。

スチールのフレームに革のジャケットを被せるという発想が、男子の心をとらえて離さないのです。

こちらはトーマス・リートフェルトの名作、1934年発表のジグザグ。

以前は、レッドアンドブルーの展示もありました。独特の形状ですが、結構座り心地が良い事に驚いたものです。

チャールズ・レニー・マッキントッシュがヒルハウスのためにデザインしたラダーバックチェア。

1902年の発表です。

建築の教科書にでてくるようなチェアが実際に販売されています。

なので金額は勿論それなりです。

その後、歩道が広くなった御堂筋を南にくだります。

千日前通すぐ北のボーコンセプトまで回ってきました。

色々な住宅、オフィス、商業施設で家具をセレクトしてきました。

しかし今回、自宅の家具を決めなければなりません。

実は、子供の勉強机とチェアだけは11年前にすでに購入済みです。

Vitraの.04(ゼロ・フォー)をセレクトしました。

長男は机だけ東京に持っていき、チェアはこちらに置いています。この時も、かなり悩みました。

チェアやデスクが実際に触れるもの。出所の知れた、本物を選ぶに越したことはありません。

しかし、それらは先に書いたとおり「それなり」のお値段です。

自邸に何を選ぶのか……

自分でデザインする場合を除けば、ある意味、建築家にとっては究極の選択を迫られているようなものです。

知恵と無いお金を振り絞って、決断したいと思います。

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コロナも、169号線の通行止めも乗り越え、何とか再訪、池原ダム‐2214‐

ゴールデンウィーク後半は、昨年の8月以来の池原ダムへ。

約9ヵ月振りですが、5月らしい天気になりました。

トボトスロープでボートを降ろすと、知った顔も見かけ、なんだかホッとするのです。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」も、9月以来ですが少しのぞいてきました。

黒の外観が、新緑に映えています。

外から見せてもらうだけで、と伝えていたのですが、アイスコーヒーをごちそうになりました。

ご主人から、奥さんへデロンギのコーヒーメーカーをサプライズでプレゼントする際の相談は受けていたのですが、金額は分かっていませんでした。

最上位機種だったそうで、その辺のカフェなら負けないくらい美味しかったのです。

裏の物置が無くなり、石垣がいい感じです。

と言っていたら、晩御飯までごちそうになることに……

何と、昨年の9月に続いて私が最も好きなエビフライ。

そしてチヂミまで。

ご主人は飲まないのに、ビールを2本も頂いてしまいました。

当然ですが飲酒運転は厳禁。

車中泊して、朝一番からポイントへ急行です。

季節的には最上流を一応チェックします。

魚は見えますが、透明度が高いだけになかなか口は使ってくれません。

防水カメラを買ったので、水中も撮ってみます。

ジンクリアの美しさがいまいち伝わらず……

これから使い方を工夫してみようと思います。

実は、前日も少しだけ湖上に出たのですが、なかなか厳しい感じでしたs。

サイズはともかく、何とか早い時間帯に1本獲ることができました。

ただサイズはあがらず……

昼休憩をはさんで、昼からは大物狙いに。

何とかかんとか47cmを1本獲ることができました。

午前中に当たりをつけていたエリアでした。

バスフィッシングは、自分の読みが当たったとき、最高に気分が良いのです。

しかし、久し振りだったのでかなり疲れました。

早めにバンガローに戻り、この日記を書きました。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」 は、丁度コロナをまたいでの計画になりました。

コロナによる計画のスローダウン、ワーケーション+現場監理、169号線の通行止めによる十津川村へ迂回……

本当に色々なことがありました。

この計画の相談を受けた時、「下手な仕事をしたら、一生池原ダムに来れないかも……」などと考えましたが、何とか杞憂に終わってくれました。

30年通った、バスフィッシングの聖地、池原ダム。

自宅が中途半端なこともあり、なかなか腰が重かったのですが、来てみるとやはりここが好きなんだなと分かります。

明日は雨のようですが、午前中だけ釣って帰ろうと思います。

皆さんもよきゴールデンウィークを。

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必見、世界遺産・二条城での アンゼルム・キーファー展‐2213‐

4月29日は昭和の日。

二条城で開催中の アンゼルム・キーファーの展覧会へ行ってきました。

東大手門にの前にも案内がでていました。

正確には「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展

「ラー」  940×950cm  2019年

受付を過ぎると、いきなり巨大なオブジェ「ラー」が現れます。

パレットから羽が生えている!

9.4m×9.5mとサイズ感も圧倒的でした。

アンゼルム・キーファーは1945年、ドイツ生まれの80歳。

現代で最も重要な重要なアーティストの1人と紹介されていました。

ナチス、戦争、神話と作品のモチーフは変化しますが、ヘビも色々な所に登場しています。

二条城、二の丸御殿台所・御清所に入っていきます。

「オクタビオ・パスのために」380×950cm 2024年

キャンパスに岩石などを貼りつけ、立体的な作品です。

この作品は、この展示会のために製作した作品で、原爆投下が題材です。

詩人、オクタビオ・パスの詩が引用されています。

またゴッホにも影響を受けているという点も納得できます。

「ボソン開放弦」 280×380cm 2023年

キーファーは、この展示会で会場となる二条城にある狩野派による障壁画にもインスパイアされ、金を多用したようです。

谷崎潤一郎は「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」の中で、軒の深い日本家屋の奥深くで、金襖や金屏風がほのかに光るさまに、美を見出しました。

その精神性は、かなり日本人に近いのかもしれません。

「ダナエ」 242×120×91cm 2018-24年

今回の展示は、本格的な照明設備が設置できないので、基本は自然光です。

それが、より金色の輝きを際立たせています。

ダナエはギリシャ神話に登場する、美貌の女王。

クリムトも同じタイトルの傑作があります。

その淫靡な空気感や、金色の使い方はクリムトの影響も受けているのかもしれません。

「ウルズ、ヴェルザンディ、スクルド−ノルンたち」 210×121×50cm 2014年

「ウルズ、ヴェルザンディ、スクルド−ノルン」は、北欧神話の最も有名な女神の3姉妹でした。

電線に使われる碍子(がいし)をワイヤーで縛ったもので、なぜ女神たちを表現したかったか分かりませんが、そんなことを、スマホでいちいち調べながら見て回りました。

アートに浸る時、そういった機器は邪魔になると考えていましたが、今回は全く逆でした。

会場に入ると、QRコードで作品リストがダウンロードできるのです。

それを見ながら、かつ調べながら観て回るのは極めて楽しかったのです。

「マアト=アニ」 188×150×124cm 2018‐24年

極めつけはこの作品。

「マアト」は古代エジプトの「法」「真理」「正義」を司る女神のようでした。

「アニ」はテーベの書記官とありました。

石膏のドレスの上で、分銅と羽が釣り合っているというこの構図。

土間での展示だったので、風が吹きこみ、羽が舞い上がった時にその意図がある程度理解できたのです。

作品であり、もうエンターテイメントです。

「モーゲンソー計画」 部屋いっぱい 2025年

戦後、アメリカの主導により、荒廃したドイツを農業国化するという「モーゲンソー計画」。

部屋いっぱいに砂が敷き詰められ、麦畑があらわれました。

そして、一番奥まで行くと、国宝、二の丸御殿との間の中庭にも、数多くの作品がありました。

これだけ面白かった展示会はなかなか経験がありません。

会場は、二条城とだけ書きましたが、正確に書くと、重要文化財「台所/御清所(おきよどころ)」です。

要するに、台所なのです。

天井はこの小屋組みです。

また、クリムトに同題があるといった「ダナエ」の奥に見える台は、見張り台のようです。

そこで、毒が混入されないように見張っていたとのこと。

アンゼルム・キーファーの極上のアートと、徳川の威光にもうお腹一杯でした。

この後、京都を散策したのですが、それはまた機会があれば書いてみたいと思います。

「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展、控えめに言って最高でした。

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そこは快速の列、こっちが新快速の列‐2211‐

今日は第4木曜日なので、「ささき整形外科クリニック」リハビリ棟増築計画の定例会議でした。

会議が始まるまで現場を見て回りますが、4階まで上がると風がとても心地良い。

周辺の小高い丘も、緑がいっそう濃くなってきました。

JR大阪駅から姫路までは新快速での移動です。

打合せの予習をしながらも、うららかな景色と日差しに、ついウトウトしてしまいます。

ここ数年、インバウンドによって日本の景色がかなり変わりました。

今年になってから、更に加速した気がします。

姫路へ向かう車内は、3割くらいが外国人のこともあります。

帰りは、3駅西の網干駅から乗ることもあるのですが、先日は、その車内がすでに外国人で溢れていました。

網干より西と言えば、相生でカキを食べてきたのか、備前で焼き物を体験してきたのか、岡山から大阪へ戻る途中なのか……

これまで、インバウンド客をあまり見ることが無かった街にも、多くの外国人が訪れています。

観光立国を目指す日本としては、喜ばしい限りです。

大阪駅では、新快速のために並ぶ列と、快速のために並ぶ列が、マークと色で区分けされています。

姫路までは新快速で1時間掛かるので、少し早めに行って並ぶことにしています。

すぐ横に快速用の列がありますが、日本人でも間違っている人が居るくらいなので、外国人の多くは「こっちが空いてるわ」くらいの感じで、そちらに並ぶことが多いのです。

新快速が到着すると、乗車口の左右に分かれ、降車客を待ってから乗ることになります。

私が乗車口の左に行こうとすると、その左にある快速の列に並んでいた外国人のカップルが「なぜ私の前に乗るの?」みたいな感じで私を見てきました。

どうしようかなと思ったのですが「違うんですよ。そこは快速の列で、こっちが新快速の列なんですよ」と、片言の英語で伝えました。

すると、分かったような、分からなかったような感じだったのです。

結局どちらも座れたのですが、そのカップルは私の隣の席に座り「さっきは、何を伝えようとしてくれたんだい?」と聞かれ、またまた片言の英語で説明してみました。

ある程度伝わった感じで、彼女に「どうやら、乗る電車によって、待つエリアが違うみたいだ」のような説明をしていました。

英語が得意ということはありませんが、海外旅行くらいならそれほど困ったことはありません。

しかし、今日ほど英語をもっと勉強しておけば良かったと思ったことは無かったのです。

さらに、知らない間に新快速に「Aシート」なる、有料指定席ができていました。チケットレスなら600円です。

京阪、阪急、そしてJRと、インバウンドのことを考えても、有料席はさらに増えていくことでしょう。

降車客を待てないような下品な人にはなりたくないし、席を取るのに駆け込むような真似も当然したくない。

かといって、並んでいない日本人に「どうぞどうぞ」と言えるくらい1時間は短くありません。

また、「Aシート」 払えない額ではないが、早めに並べばほぼ座れるし……

夏まで続く姫路経由、太子町通い。私の悩みは尽きないのです。

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