タグ別アーカイブ: 上町筋

その男、万里の長城レベル‐2168‐

「ドッグランのあるタイル床の家」ゲンバ日記チャンネルEpisode3を配信しました。

凄く観て貰える回があったり、あまり観て貰えない回があったりと、その差はかなり激しいものがあります。

ただ、それは自分ではコントロールできません。

家づくりの役に立つと思って配信しているので、粛々と続けていきたいと思います。

こちらのお家の外観は、かなり見ものだと思うので良ければご覧下さい。

天高く、馬肥ゆる秋。

空が高く、雲の表情が本当に豊かです。

筋雲が、線香花火のようにはじけているようにも見えます。

美の源泉は自然にあり

陶芸家であり、美食家でもあった北大路魯山人の言葉が腑に落ちます。

この時期、自然に成っている柿の多さにも驚かされます。

濃いオレンジが、秋の味覚という言葉にぴったりときます。

ただ渋柿の場合も結構あります。

渋柿は干し柿にすると別次元の美味しさに変わりますが、誰が考え、挑戦したのでしょうか。

先の「馬肥ゆる」は、秋を迎え、たっぷりエサを食べ、肥えた馬に乗って北方の騎馬民族が略奪にやってくることへの警戒があったと言われます。

中国のことわざや、風習になんと北方の騎馬民族≒匈奴に関係するもの多いことか。

宇宙から肉眼で見える唯一の人工物と言われる万里の長城を、時の絶対的権力者、始皇帝に築かせたことも頷けるのです。

唯一と言えば、大谷翔平選手が、「50-50」を達成した今シーズン、ナショナル・リーグのMVPに3度目の満票で選ばれました。

2刀流の上、ホームラン王に輝いた、昨年のアメリカン・リーグでの受賞に続いて、リーグをまたいでの連続受賞は史上初。

成績や回数もそうですが、驚かされるのはその密度です。

渡米4年目の2022年、史上初の2桁勝利、2桁ホームラン(といっても46本)で、MVPを受賞してからの4年間の成績は、彼が最高の選手であることを表しています。

一流選手でも7割は失敗するというスポーツですから、好不調の波は誰にでもあります。しかし、スランプの短さが、彼の勤勉さ、真摯さを物語っていると感じるのです。

現代において、最高のバッターはアーロン・ジャッジで間違いないと思います。

しかし、この安定感と2刀流、プラス走力まで含めると、少し見方が変わってくる気がします。

野球好きでない人には、ややマニアックな話になりますが、OPSという打者を評価する指標があります。

OPS=出塁率+長打率

今シーズン、ジャッジが「1.159」で1位、大谷が「1.036」で2位でした。

MLBではこの数値を重要視するのですが、フォアボールもシングルヒットに近い価値があります。

ツーベース、シングルヒットの2倍、ホームランは4倍の価値あるのが、打率などと違うところです。

ところがこのOPSにおいて、シングルヒットで出た大谷選手が2塁へ盗塁しても、シングルヒット分追加される訳ではないのです。

シングルヒット+盗塁なら、ツーベースとほぼ同じ価値があります。

そう考えると、OPSに盗塁分を加えた指標で評価するほうが、正確にその選手の評価ができるはずです。

しかも、盗塁はスリリングで、誰もが出来訳でなく、加えて怪我のリスクを背負っているのですから、もっとスポットライトを当てるべきだと思うのです。

その点まで踏まえると、大谷翔平選手は、まさに万里の長城レベル、この惑星一野球選手なのです。

私がそんなことを書かなくても、だれもが最高の選手と思っているのに、つい力が入ってしまいました。

実家での居候も最終盤。

植え込みには両親が植えた、ミカンが成っていました。

特に手入れする訳ではないようですが、やや酸味が効いた、十分美味しいものでした。

馬は肥えて褒められますが、人はそうなりません。

そのあたりは、知性と品性で、何とかコントロールしたいと思います。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

上六探検‐2167‐

地下鉄の谷町九丁目から、近鉄の上本町までは、地下道を歩くのが一般的です。

信号もアップダウンもないので、それが一番早いです。

ただ、地上を歩くと上町台地の高低差がよく分かります。

ナンバヒップスが見えていますが、御堂筋までこれだけ下っているのです。

千日前通を東へ歩いていくと、上町筋との交差点に近鉄の上本町駅があります。

千日前通は上町台地の尾根を横切るように通っているのです。

交差点は上本町六丁目。

通称「上六(うえろく)」です。

上本町駅までやってきました。

この間の、千日前通の北側にこんなビルがあります。

上六センタービル。

地下鉄の出入口にもなっているのですが、タイルの雰囲気や壁面にあるレリーフを見ると、村野藤吾の設計かもしれません。

近鉄百貨店、都ホテルも村野の設計です。

何と言っても、ここは村野のおひざ元。

少し調べたのですが、確証はとれませんでした。

レトロな階段を下ります。

踊り場にこんなお店がありました。

ジャズハウスとありますが、中も気になります。

踊り場の反対側には、迷路のような通路が伸びています。

気になってのぞいてみると、シャッター街でした。

人気がないのですが、地下鉄の通路に面しているので、アクセスは抜群です。

夜に開いているのかなと思いながら駅に向かいました。

帰りは夕方になりました。

西を見ると美しい夕焼け。

シャッター街が気になり、もう一度のぞいてみました。

昼と同様、シャッター街のままでしたが、1軒だけ入居者が居るようです。

ということは使えない訳でなないようです。

少し時間に余裕があれば、寄り道もまた楽しです。

ちょっと上六探検でした。

ご近所さんになったら、重点的に歩きまわってみたいと思います。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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本が木なら、読書は心の森林浴‐2084‐

昨年の春から、アトリエの移転先を探し始めました。

日曜日は谷町六丁目へ。このエリアは2回目です。

長堀通沿いにある地下鉄の出口をでると、東へ上っているのが分かります。

少し東へ歩くと上町筋にでます。

このあたりが、上町台地の尾根にあたります。

北を見ると、左手に大阪歴史博物館が。

反対に南を見ると、緩やかに下った先には、近鉄の上本町駅周辺のマンションが見えています。

尾根を越えると今度は東に下りだし、玉造に至るのです。

大阪市内の物件をそれなりに見に行きましたが、今回はかなり条件がフィットしています。

ご縁があれば良いのですが……

谷町六丁目駅に戻る途中も、あちこちに段差のある道があります。

そこを下ってみると長屋が残っているエリアがありました。

古いお寺も残っています。

段差と、真っすぐでない道が旧道の雰囲気を醸し出しているのです。

煙突を見つけました。

銭湯です。

しかし、1年と少し前に閉店してしまったようです。

看板も雰囲気十分。

Webサイトで探してみると、かなりいい感じだったので本当に残念です。

駅のすぐそばには、隆祥館書店という本屋さんがありました。

「読書は心の森林浴」という張り紙がありました。

読書とは、人間が築いてきた 「本」という素晴らしい木々の生い茂った世界に入っていくこと、とあります。

本屋さんのポップをSNSとするなら、この張り紙はブログです。

私も画像や短文のSNSよりは、しっかり書けるブログの方が好きです。

隆祥館書店の店主の方は、シンクロナイズドスイミングの日本代表選手でおられたよう。折角なら寄ってくれば良かった……

もしこの近くに越すことになれば、いつでも行けるので、楽しみにとっておきます。

さて、アトリエの移転計画はどうなることか。

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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