タグ別アーカイブ: チューリップ

大阪咲かそ‐1791‐

 今週初め、朝一番から中央区の敷地を見に行っていました。

 超特急プロジェクトというか、ロケットプロジェクトにつき、スケジュールを全て組み直して直行しました。

 やはり現地に立ってみないと分からないことがあるもの。

 その場の空気を肌で感じることが、創造の源になるのは確かです。

 ロケットプロジェクトと言いながら、近くの公園ものぞいてみます。

 天気が良かったので、弁当を食べている人がいたり、親子連れが散歩していたり。

 黄色のチューリップは燦々と日を受けて、輝くばかりです。

 立派な藤棚もありました。

 私が通っていた保育園は、年長組が「ふじ組」。

 淡い紫が、ちょっと大人びた雰囲気を醸し出すのです。

 結婚式の前撮りでしょうか。

 わざわざここで撮影しているということは、近くに住んでいる方なのかもしれません。

 マンションの間に建つこの家を見ていると、都心で暮らすという決意を感じます。

 少し離れていますが、車で通る度に気になっていたこの家。

 市内の幹線道路沿いですが、丁度赤信号で止まったので、広角レンズで抑えてみました。

 もう凄みさえ感じるのです。

 こちらも市内ですが、「こんなところに茅葺の家があるのだな」と思っていました。

 今週通り掛かった際、3人くらいの職人が屋根に上がり、葺き替え工事の真っ最中でした。

 トタンで覆われて行く家が多いですし、違った材に葺き替えることも出来るのです。この場所で、この家に住むという決意に他なりません。

 残念ながら、新型肺炎の新規感染者は大阪が群を抜いています。

 国の施策に頼らずとも、住人の意思で抑えこめる街であって欲しいと願うのです。

 以前「大阪咲かそ」というコピーがありました。大阪市の花は「サクラ」と「パンジー」。

  勿論のこと、正しい大阪人の庭先には植わっています。

 来年の春には、サクラもパンジーも心も満開となって欲しい。

 そのためにはちょっと我慢です。大阪咲かそ、のために。 

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

敬天愛人‐1686‐

 少し街を歩けば、道端の植込みは花が満開です。

 チューリップ。

 ツツジ。

 真っ白なツツジも品があって美しいものです。

 こんな時だからこそ、健康には気を付けておきたいところ。

 週の半分はジョギング、無理ならせめてウォーキングにでると決めました。

 今朝方の暖かい雨でか、庭木の紫蘭が花をつけ始めたようです。

 以前、カタツバキだと思うと書いたら、これは紫蘭だと親戚からメールが届きました。

 インターネット社会最大の長所は、他者の知識を素早く得ることができることでしょう。

 反対の視点から言えば、自分で考えることを放棄してもそれなりに答えを得ることができます。

 このあたりの短所を、どう説明すれば子供達が納得してくれるのか。いつも頭の片隅にある課題です。

 日曜くらいはその子供達と食事をしようと、妻に焼肉をリクエストしておきました。

 皆考えは同じようで、肉屋さんはかなり混んでいたそう。

 それでバタバタと注文した際に、いつもより多くタンを買ってしまったとのこと。

 大好きなタン多めで、子供達は小躍りするくらい喜んでいました。

 タレは名前が気に入っている「元祖肉どろぼう」。

 部屋で干していたマスクに、その焼肉の移り香がしっかりとつき……

 今日月曜日も一日焼肉気分。2度おいしい焼肉でした。

 小さな幸せで、人は十分満足できるものです。

 マスクと言えば、facebookでつながった沖縄の方が、端部を縫うだけで簡単に製作できる型紙を送ってくれました。

 PDFがあるので「欲しい!」と言う方は遠慮なく連絡下さい。

 匿名の心無いバッシングも人の心から出たもの。

 こういった善意も人の心から発露したもの。

 勿論、私の心の中でも善意と悪意が押し合いへし合いしているはずです。

 1908年、英文で西欧に向けて発表された内村鑑三の名著「代表的日本人」。

 その冒頭で紹介されるのは、明治維新の立役者、西郷隆盛です。

 「敬天愛人」という言葉が彼の人生観をよく表しているとあります。

 「天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない」

 全くスケールの違う域です。

 西郷はこのような言葉も残しています。

 「命も要らず、名も要らず、位も要らず、金も要らず、という人こそもっとも扱いにくい人である。だが、このような人こそ、人生の困難を共にすることのできる人物である。またこのような人こそ、国家に偉大な貢献をすることのできる人物である」

 誰かを非難するつもりは全くありません。

 私も家長であり、小さな会社のリーダーです。困難こそが人を成長させてくれるのは間違いありません。

 命も、名も、位も、お金もそれ程欲しいとは思っていません。ただ、名だけは少し欲しい。

 西郷の背中は遙か先なのです。

 この騒動が収まったら、また鹿児島を訪ねてみたいと思います。

A photograph is wonderful.
2011年8月 鹿児島/桜島

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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