タグ別アーカイブ: 焼肉

赤信号、みんな渡れば……‐1755‐

 女子の全米オープンですが、渋野選手は首位から順位を落として、4位でのフィニッシュでした。

 世界で4番目は凄いことですが、再びメジャーを狙えることを証明してくれただけに残念でもあります。

 溌剌とした若者を、期待して応援したいと思います。

 現場から近鉄電車で大阪に帰ってくると、丁度日没のタイミングでした。

 ハルカスの後ろは後光が差しているようで幻想的。

 地下鉄には無い景色で、とても得をした気分です。

 解体前のチェックに行っていたのですが、廃棄物の中にこんな物がありました。

 誰の物かも不明とのことですが、自然石でリンゴを作ったようです。

 何とも不思議な魅力があり、ちょっとの間眺めていました。

 地下鉄に乗り換えるため、近鉄を鶴橋で降りました。

 この時間帯なら、煙と焼肉の匂いが充満しているガード下。

 このご時世だからか……

 老舗店で冷麺の美味しい「アジヨシ」のネオンも若干寂しく見えるのです。

 気になって、少し歩いてみました。

 オープンしていない店もあるようです。

 活気のあるエリアもありました。

 昔はちょくちょく行っていた「空」。

 閉めているのか開店前なのか。

 一皿の量が少な目で、色々食べられるのが魅力でした。

 我慢のステイホームか、変な時間帯にしてでも行ってあげるべきか。本当に難しい時期だと思います。

 GoToイートに続き、GoToトラベルも一時停止になり、色々な立ち位置で賛否両論が渦巻いています。

 そういう私も、この年末には家族で東京行きを予約していました。

 長男が高校一年生になり、東京の大学(東京大学ではなく!)も気になるようで、折角なら見に行こうと言っていたのです。

 私が中三の頃、教頭が引率して京都大学を見学にいくツアーがありました。

 授業ではなく、有志でのイベントでしたが、それに参加し、京都大学に合格した同級生を知っています。

 私は行かずに近畿大学。

 行けば通るとは思いませんが、見ると見ないでは、結果が明らかに違うと思います。

 随分前に、ある女優の方が「私は赤信号でも、絶対車が来ないと分かっていたら渡っちゃうわ。だって、そんなことくらい自分で判断できるもの」と言っていました。

 正しいとは思いませんが、一理あるとは思います。

 娘も中一から部活を始めました。

 家族のスケジュールも、合う時間が一層少なくなって行くのは目に見えています。

 どうするべきか……

 青春時代のヒーロー、ビートたけしの出世作。

 赤信号、みんな渡れば怖くない

 赤信号は渡ってはいけません。人のせいにしてもいけません。

 でも正直、迷いに迷っているのです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

ほんとの外食に‐1690‐

 緊急事態宣言は全都道府県を対象としたまま、5月末まで延長されると発表されました。

 朝の新聞に、感染拡大がゆるやかな地域では公園や図書館は開放可能とあり、娘が喜んでいました。

 しかし実際には、東京や大阪は「特定警戒都道府県」となり、この限りではないようです。本好きの娘はがっかりしているでしょう。

 それでも、大阪では新規感染者が10人台という数字を見ると幾分ほっとします。1ヵ月間の我慢の結果が確実に表れているのです。

 状況によっては、14日に部分解除もありえるともありました。

 どこの家庭もそうだと思いますが、春休み、ゴールデンウィークとどこにも行けないので、実家の屋上で再び焼肉です。

 これがほんとの外食。

 いついかなる場合でも、30分あれば野外で食事ができる準備はしてあります。

 子供達はそこまでの野外好きではないのですが、火のおこしかたくらいは教えておきたいところです。

 将来、友達同士でBBQでもするときは、何も食べなくていいから、火をおこし、準備し、焼いてあげなさいと伝えてあります。

 子供大好きのタン塩も、炭火でやけばさらにレベルアップ。

 長男は炎がでるような霜降りよりも赤身好き。なので、高い肉を買って帰ってもそれ程喜びません。

 むしろ歯ごたえのある赤身の方が好きで、意外に味が分かっているのかもしれません。

 サツマイモは2人とも大好き。

 魚介もこれまではあんまりでしたが、イカは2人とも食べるようになりました。

 子供は日々成長していくものです。

 月に何万円も食べるのですから、そうあってもらわないと困るのですが。

 私も焼きながら食べますが、基本ホストのつもりです。

 ゲストが喜んでくれればそれが一番。

 ただこの外食は、便利過ぎて限りなく内食に近い外食ですが。

 小さい時から親に連れられて海へ行き、船をだし、獲物をとって、そこでさばいて食べていました。

 学生になり、友達や後輩を連れていくと、びっくりするくらい喜んでくれるのです。

 ただ、10人も20人もの体育会の食べ盛り君たちを連れていくので、失敗は許されません。

 前日は何度も何度もシミュレーションし、準備します。

 当日は早朝から船を降ろし、沖へでます。獲物を確保したら、11時までには浜に戻っておきたいところ。

 そこからマッハで食事の準備をします。食べ盛り君達にはひとまず焼肉を食べておいてもらい、少し落ち着いてきたら、魚や貝をさばき始めます。

 刺身、唐揚げ、浜鍋など料理と言う程の物ではありませんが、そこは食材と景色がカバーしてくれるのです。

 日が暮れるまで目一杯遊び、家に帰った時はもうクタクタで、泥のように眠ります。

 しかし、全てがイメージ通りにいった時、何とも言えない充実感があるのです。

 「誰かが心から喜んでくれた」という経験をさせて貰ったのは、とても大きかったかもしれません。

 誰と、何処で、何を食べるかで、味も気分も全く違ったものになります。

 「空腹は最高のソース (Hunger is the best sauce.)」

 という諺がありますが、

 「野外は最高のレストラン(The outdoors is the best restaurant.)」

 も加えて貰えればと。英語が合っているかは分かりませんが。

 なぜこれだけ野外が好きなのか、自分でも分かりません。何せ屋内を創るのが私の仕事ですから。

 もし14日に解除され、ほんとの外食に出掛けられたらどれだけ嬉しいことでしょう。

 ひとまずもう2週間、頑張れ日本、なのです。

A photograph is wonderful.

2010年8月 福井/敦賀

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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敬天愛人‐1686‐

 少し街を歩けば、道端の植込みは花が満開です。

 チューリップ。

 ツツジ。

 真っ白なツツジも品があって美しいものです。

 こんな時だからこそ、健康には気を付けておきたいところ。

 週の半分はジョギング、無理ならせめてウォーキングにでると決めました。

 今朝方の暖かい雨でか、庭木の紫蘭が花をつけ始めたようです。

 以前、カタツバキだと思うと書いたら、これは紫蘭だと親戚からメールが届きました。

 インターネット社会最大の長所は、他者の知識を素早く得ることができることでしょう。

 反対の視点から言えば、自分で考えることを放棄してもそれなりに答えを得ることができます。

 このあたりの短所を、どう説明すれば子供達が納得してくれるのか。いつも頭の片隅にある課題です。

 日曜くらいはその子供達と食事をしようと、妻に焼肉をリクエストしておきました。

 皆考えは同じようで、肉屋さんはかなり混んでいたそう。

 それでバタバタと注文した際に、いつもより多くタンを買ってしまったとのこと。

 大好きなタン多めで、子供達は小躍りするくらい喜んでいました。

 タレは名前が気に入っている「元祖肉どろぼう」。

 部屋で干していたマスクに、その焼肉の移り香がしっかりとつき……

 今日月曜日も一日焼肉気分。2度おいしい焼肉でした。

 小さな幸せで、人は十分満足できるものです。

 マスクと言えば、facebookでつながった沖縄の方が、端部を縫うだけで簡単に製作できる型紙を送ってくれました。

 PDFがあるので「欲しい!」と言う方は遠慮なく連絡下さい。

 匿名の心無いバッシングも人の心から出たもの。

 こういった善意も人の心から発露したもの。

 勿論、私の心の中でも善意と悪意が押し合いへし合いしているはずです。

 1908年、英文で西欧に向けて発表された内村鑑三の名著「代表的日本人」。

 その冒頭で紹介されるのは、明治維新の立役者、西郷隆盛です。

 「敬天愛人」という言葉が彼の人生観をよく表しているとあります。

 「天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない」

 全くスケールの違う域です。

 西郷はこのような言葉も残しています。

 「命も要らず、名も要らず、位も要らず、金も要らず、という人こそもっとも扱いにくい人である。だが、このような人こそ、人生の困難を共にすることのできる人物である。またこのような人こそ、国家に偉大な貢献をすることのできる人物である」

 誰かを非難するつもりは全くありません。

 私も家長であり、小さな会社のリーダーです。困難こそが人を成長させてくれるのは間違いありません。

 命も、名も、位も、お金もそれ程欲しいとは思っていません。ただ、名だけは少し欲しい。

 西郷の背中は遙か先なのです。

 この騒動が収まったら、また鹿児島を訪ねてみたいと思います。

A photograph is wonderful.
2011年8月 鹿児島/桜島

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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