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一生を共にする友、AJフロア‐2369‐

ひと際注目度が高い、大阪最後の一等地と言われたうめきたエリア。

西梅田はその前に開発されたエリアです。

最近で言えば、JR大阪駅の西に建ったのがJPタワー。

2024年に大阪中央郵便局跡地に完成しましたが、KITTE大阪 と言ったほうが分かりやすいでしょうか。

その向かいには、ヒルトンプラザウエスト、ハービスPLAZA ENT、ハービスPLAZAと並びます。

最も西にあるハービスPLAZAの1階に「ルイスポールセン大阪ストア」が出来たと知り、のぞいてきました。

リッツカールトンのすぐ手前です。

ルイスポールセンと言えば、世界一知られた照明メーカーです。

昨年の3月、近代照明の父と呼ばれる、ポール・ヘニングセンがPHランプを考案してから100年を記念してのイベントもありました。

やはりPH5は美しいのです。

ダイニングで使っています。

今回見に来たのは「AJフロア」です。

1957年に建築家アルネ・ヤコブセンがコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインしたのが「AJランプ」。

そのシリーズの中でも、私が一番気になるのが「AJフロア」でした。

訪問した1週間後「ルイスポールセン大阪ストア」から届きました。

「AJフロア」のポリッシュステンレスです。

その立ち姿だけでも美しい。

しかし照明器具なので、真価を発揮するのは勿論夜。

アイリーン・グレイの「E-1027」と合わせて使っています。

近くでみても惚れ惚れする美しさです。

照明器具としてはそれなりの金額ですが、その下で本を読みながらワインを飲むイメージで、この空間はデザインしました。

これから買うモノは全て、一生を共にする、一生の友となると思います。

誰も話を聞いてくれない時は、話し相手になってください。

そう思うと、なんだか小首をかしげて熱心に聞いているようにも見えてくるのです。

■■■7月5日 NHK『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』で「回遊できる家」が紹介されました■■■

■5月8日『ミラタップ』のカタログに「ドッグランのあるタイル床の家」の写真が掲載されました■

株式会社 一級建築士事務所 アトリエ m
建築家・守谷昌紀TV
アトリエmのゲンバ日記

暗さと不完全さを恐れないことを、北欧から学ぶ‐2204‐

昨日は、晴れたり曇ったりの一日でした。

アトリエから、歩いて難波まで行ってみました。

妻のペースで25分くらいだったので、ひとりなら20分くらいでしょうか。

目的は、難波の高島屋で開催中の「北欧のあかり展」です。

チケットは1200円とそこそこしますが、沢山の人が訪れていました。

近代照明の父と呼ばれる、ポール・ヘニングセンがPHランプを考案してから100年を記念しての開催とあります。

入ってすぐの空間で、彼がデザインした、ペンダント、スタンド、フロアスタンドが出迎えてくれます。

この展示会は、一部を除いて、写真も動画もOKなのも嬉しいところ。

海外と比べて、日本はNGが多かったのですが、SNS時代に入り、そこは無視できないのだと思います。

ひと際美しいのは、やはりPH5です。

我が家でも愛用しているペンダントライトですが、いつまで見ていても飽きません。

アルネ・ヤコブセンのコーナーもありました。

冬が長く、日の出ている時間が極端に短くなる北欧。優れた照明や家具が数多く生まれました。

PH5、アリンコチェア、AJフロアランプ……

必要は発明の母と言ってしまえばそれまでですが、理にかなった上で、極めて美しい名作が、これ程生まれた地域は稀だと思います。

当社の打ち合わせのチェアは白のセブンチェアですが、こちらもアルネ・ヤコブセンのデザインです。

セブンチェアは色や素材のバリエーションも楽しいのです。

そしてフィンランドの国民的建築家、アルヴァ・アアルトのコーナーも。

私が最も好きな建築家のひとりです。


彼は照明デザイナーとしても、家具デザイナーとしても極めて優れているのです。

自邸の写真が飾られていました。

好きすぎて、フィンランドへも行ってきました。

2016年の8月にヘルシンキの自邸を訪れた際の写真です。

自分も含めてそうなのかもしれませんが、現在の建築家にはない、暖かさや遊びにあふれています。

もしかすると、不完全さと言ってもよいのかもしれません。世界の巨匠に恐れ多いのですが。

会場の冒頭にあったパネルにはこう記されていました。

「暗さを良しとして受け入れる」

暗さの中でこそ、その美しさは際立ちます。

それは分かっているのですが、住まい手に「暗い」と言われたくないという気持ちも、大きいのは事実なのです。

高島屋前の桜はほぼ満開でした。

谷崎 潤一郎の名著『陰翳礼讃』で、谷崎は日本人の感性を称えています。

軒の深い日本家屋の奥深くで、金襖や金屏風がほのかに光るさまに、日本の美を見出だしたのです。

光と陰。

そのドラマティックな要素を、いかに扱うかが、空間の質に大きく影響を与えるのです。

ふらっと出かけたのですが、とても刺激になりました。

照明は空間の最後の仕上げだと思っています。暗さと不完全さを恐れず、最上の空間を目指したいと思うのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■