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コラム「建てるため」の土地探し‐1853‐

通勤にコートや手袋が必要になってきました。

そろそろマフラーも準備しておいた方が良いかもしれません。

通りがかった公園で、ネコが何かを見上げています。

何か小動物でも見つけているよう。

つられて顔上げると、葉を黄色に変えた立派なイチョウが目に入りました。

この時期、日の光を受けたイチョウの美しさは格別です。

眩いばかりの金色です。

先週、Webサイトをリニューアルしましたが、COLUMNというコンテンツを追加しました。

この日記で、家を建てるにあたって注意すべき点、工夫できることは一通り書いてきたつもりでいましした。

しかし、今回で1853回目になるので、必要な記事を見つけて貰うのは至難の業です。新たにまとめ直しては?とアドバイスを貰ったのです。

第1回目は-どこに住もうか?-というタイトルで、9月末にUPしておきました。

本日-「建てるため」の土地探し - をUPする予定でしたが、まだシステムを完全に把握できておらず……

初心に帰って、こだわりの家を建てたい人に役立つ情報を、月に1本くらいのペースで書いていきたと思います。ここで先に蔵出しします。

「建てるため」の土地探し

1. この中古物件買っていいですか?

土地や中古物件を探すには、まずは情報が必要です。
Webサイトや、広告などで情報を探すことからスタートします。

候補をしぼり、若いご夫妻と直接現地へ向かいました。
その場で、「守谷さん、この中古物件買っていいですか?」と尋ねられました。

コンマ数秒迷いましたが「新築を視野に入れないなら、いいと思います」と答えました。

こうして「神戸の高台の家」は計画がスタートしました。

2. 「リノベーション一択なら」

裏手に擁壁があり、現行法規の下で建替えをするなら、その部分を全てやり替える必要があります。数百万は掛かると考えたので、「リノベーション一択なら」と答えたのです。 

後にも書きますが、擁壁や高低差のある土地は、特に事前調査が大切なのです。

何千万もの買物を左右するアドバイスなので、重圧を感じなくはありません。
しかし、それを実務で経験させて貰ったからこそ私も鍛えられます。

建築基準法において、建物と土地の両方の安全を担保することを求められます。

上物だけに意識がいってしまうと、土地の調査がおろそかになり、「新築なら非常にコストが掛かる」または「建てられない」という最悪のケースまで起こり得るのです。

3. この土地買ったのですが

関西では北側に山が多く、南から日を受けるゆるやかな斜面地が多くあります。

南に向かって土地が下がっていくので、隣地の陰にならず、光環境は非常に恵まれます。

しかし、擁壁があったり、傾斜がきつかったりする場合には、土地の安全を担保しなければならないのは先の話の通りです。

バギーを押して、小さなお子さんと3人で見えたご家族は、すでに北摂の南斜面にある土地を購入されていました。

(写真と本文は関係ありません)

擁壁の上にあるとても見晴らしの良い土地で、不動産仲介会社からは「このくらいの家が建てれます」という、簡単な間取り図を貰っていました。

(写真と本文は関係ありません)

ただその擁壁の高さが5m以上あったので、「土地の安全ついての説明は受けましたか?」と尋ねると、「受けていません」と。

「プランの提案をして貰えますか?」という相談だったので、「まずはこの土地にこの大きさの建物が建つかの調査から始めてみます」とお答えしました。

写真で見る限り、擁壁の質があまり良さそうではなかったので、気になっていたのですが、調べていくと、完全にプライベートな擁壁だと分かりました。

4. 擁壁のメリットと絶対に気をつけるべきポイント

プライベートな擁壁とは何かを説明します。

例えば、山の斜面を住宅地として開発する場合は、半分を削り、半分を埋めたてることが殆どで、少なからず擁壁部ができます。

この擁壁が安全なものであるという、公的な照明書があれば問題なく建てることがで出来ます。しかし、これがなければこの擁壁に全く圧を掛けないように離して建てるか、荷重を掛けないような対処策を施さなければなりません。

先のご家族が購入されていた土地は、調査をしても安全を照明書できるものはなく、何かしらの対処をしなければ、予定していた建物が建たないことが分かりました。

出来るだけ安く地盤を補強する方法は見つけたのですが、それでも300万円程掛かります。それでは聞いていた話と違うということで、結局仲介会社と裁判をすることになってしまいました。

その為に資料を、できるだけ安価で製作することしか私には出来なかったのです。

反対に、「高台の家」ではこの擁壁が安全だという資料が役所に保管されていました。

それで、擁壁ぎりぎりまで建てることができたのです。

土地を売ることが専門の人と、土地に建てるのが専門の人の知識や意見が同じということはありません。

それは仕方がないのですが、さあこれからという、若いご家族がこのような目に会うケースを見るのは本当に忍びないものです。

私は「もし候補のひとつと思って下さるなら、遠慮なく相談下さい」と伝えます。

土地探しから新居を建てるという計画がスタートし、完成、そして生活が始まるまでは、夢の島を目指す長い航海のようなものです。

航海図を描いたり、船員を選んだり、舵を切ったりして、航海を成功させるのが、建築家の仕事だと思っているのです。


というのが、第2回目のコラムです。

バギーを押してこられたご家族から、その後の連絡はありません。

他の建築家と建てられたのか、注文住宅はやめたのか、そもそも一戸建てを諦めたのかは分かりません。

傾斜地が候補になった時、今でもあのご家族を思い出します。

そんなこともあり、初期調査にはかなり時間を掛けるようになったのです。


■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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アドレナリン大量分泌‐1819‐

東京オリンピックが開幕し、今日で6日目。

水泳、卓球混合ダブルス、ソフトボール、柔道、体操、スケートボードと、これまでに見たことのないメダルラッシュが続きます。

サッカーはメキシコ、フランスを撃破。

大谷選手はホームラン王独走と、日々テンションが上がるニュースばかりなのです。

さあ今日も頑張ろうと、10時ごろ会社を出ました。

最近お気に入りの新御堂筋。

通称・新御(しんみ)は、混む道路の代名詞でもあります。

ただ、午前中の北向きはあまり混んでおらず、景色の変化も楽しい快走ルートです。

千里中央あたりまでやってくると、さらに車は減ってきます。

お気に入りの箕面有料道路を抜けると。

もう大阪とは思えない景色が広がっているのです。

リノベーション候補の下見は、なかなかに責任があります。

その物件を購入するのかしないのか、私の意見が大きく影響するのですから。

万全の体調でのぞみたいところですが、実はかなりのバッドコンディションでした。

昨日の夕方、2度目のワクチンを接種。

「元気な人ほど副反応はきついらしい」とは聞いていましたが、まさかこれほどとは。

朝方は38.3℃まで熱が上がっていました。

昨晩、家族が51度目の誕生日を祝ってくれたまでは良かったですが、深夜頃から、まるでインフルエンザに感染したような悪寒が走り出します。

節々は痛いわ、寒いわで、冬用の毛布まで引っ張り出して貰いました。

テンションが低かったりして、クライアントに失礼があってはいけないと思い、先に体調のことを伝えしました。

今日もかなりの暑さでしたが、調査を始めると調子がでてきて、建物の評価や、見るべきポイントを説明して行きます。

昼過ぎに現地を出る頃には、「あれっ、体調悪かったっけ」くらいの感じだったのです。

しかし、会社に向かって車を走らせると、再び倦怠感が襲ってきます。

15時からは、遠方のクライアントとリモート打合せだったので、同じように、まず体調のことを伝えてから、ミーティングをスタートしました。

ところが、始まると全く倦怠感など感じず、気が付けば3時間が経っていました。

次回のアポイントをとり、リモート打合せを終了したのです。

前日あまり寝ていなかったとしても、絶対言わないようにしようと決めたのが35歳くらいだったでしょうか。

言い訳から入ると、絶対に結果が良くなることはありません。

今回のコロナで亡くなった志村けんさんは、遅刻を非常に嫌ったそうです。

その理由を、元お弟子さんが語っていました。

遅刻をすると「すみません」という謝罪から一日が始まってしまう。一日がマイナスから始まってしまうことを、志村さんは最も嫌った。

どちらの話しも頭をよぎったのですが、それなりの副反応だったので伝えてしまいました。結論で言うとやはり不要だったと思います。

ボクシング選手が、試合中にパンチを貰っても痛くないのは、アドレナリンが分泌されるからだと言います。

クライアントとの打合せは、私にとっては全く同じ。多量のアドレナリンが分泌されるのだと思います。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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オープンデスク日本一‐1773‐

 昨日は大阪でも小雪がちらつき、今日は氷点下を記録したようです。

 しかし一昨日は暖かく、一日現場を回っていました。

 先週からオープンデスクに参加している21歳の学生君も一緒に連れて行きました。

 この環境下で、行動を起こす勇気や良し、です。将来の自分の仕事にするべきかと、真剣に現場を見ていました。

 1件目は、まだ現場日記に公開していないリノベーション計画。

 これまでも劇的に風景を変えてきたつもりですが、こちらの計画もなかなかに歯ごたえがあります。詳細についてはまた追々。 

 2件目は、新築計画の現場まで20分程移動しました。

 こちらは間もなく現場日記にUPするつもりですが、現在解体工事が始まったところです。
 

 内部をのぞくと、土壁の下地、小舞が置いてありました。 

 50年前の人の手跡を感じるのです。

 奈良盆地から、生駒山地の北端を走る163号線で大阪平野に戻りました。

 そのまま「かやしま写真スタジオOhana」へ向かいます。

  Ohanaは残念ながら道路計画によって収容となることが決まっています。
 
 数年前からそれは聞いていたのですが、昨年の初めから本格的に建て替え計画を進めていました。

 ウクレレ大好き、カメラマンの石井さんも現Ohanaが大好きだと言ってくれます。

 寂しいのは寂しいですが、前に進んで行くしかありません。いよいよ新Ohanaの競争見積りに入りました。

 それで、新敷地をスタッフと再度確認しに寄った次第です。

 4つ目の現場へ向かう途中、門真のPanasonic本社前を通りました。

 創業者、松下幸之助翁の銅像が見えます。

 創業100年の2018年にオープンしたパナソニックミュージアムが面白いと聞いているのですが、日曜が休館日につき未だ訪れたことがなく……

 新Ohanaの工事中に、何とか訪れたいと思っているのです。

 隣あうさくら広場は安藤忠雄の設計だったはず。

 満開の時期なら尚楽しいでしょう。

 淀川を渡り、「The Longing House」の現場に到着しました。

 こちらでは、電気設備の位置決め最終回。

 学生君にも手伝って貰い、みっちり4時間の打合せを終えたのが18時。

 体の頑丈さには自信がありますが、帰りの車では少し眠かった。電車移動なら昼寝が出来ますが、車はそれが出来ないのが難点です。
 
 21歳の時、自分の将来をどう考えていたのだろうと思い出してみます。

 高校生の時に、建築家として生きて行きたいと決めたので、職業は決めていました。

 ただ、具体的に誰に師事したいかなどは、明確なイメージを持てていませんでした。それで、父の友人に紹介して貰った建築家の下へ弟子入りするのですが、これが完全に失敗でした。

 自分の意思で決めた訳ではないので、言い訳が先に立つのです。

 「でも……」「だけど……」「仕方がない……」

 全部NGです。

 以来、悔いのない決断をすることを心掛けてきたつもりなので、この話はオープンデスク生によくしています。

 学生君が「所長から、ネガティブな言葉は聞いたことがないですね」と言ってくれました。

 それはそうです。特にりっしんべんに亡くなるという日本語は絶対使わないようにしています。英語で言えば ”busy” のあれ。(英語はOKということではないのですが)

 ハリー・ポッターで言えば「ヴォルデモート」みたいなもので、使えば使う度、心を亡くしていくと教えて貰ったからです。

 以前は嘆いてばかりでしたが、全ては仕事が教えてくれました。嘆いていても誰も助けてくれませんし、それなら一つでも二つでも手を打つべきです。

 今、Yahoo!で「オープンデスク」と検索すると当社は6位にでてきました。一時は1位だったので、よく「オープンデスク日本一」と言っていたものです。

 どんなことでもそうですが、誰かが必ず一番になります。私がその一番に絶対なれないという法律はありません。そんな気持ちで、いつも自分を、チームを鼓舞してきました。

 失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい。
-松下幸之助- パナソニック創業者

 さあオープンデスク君、どちらが真剣か、僕と真剣勝負だ。何せウチは、オープンデスク日本一だから。

 こんな感じが嫌いでない学生は遠慮なく応募下さい。

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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誰かに届け、この景色‐1748‐

 今年の2月末に解体がスタートした「ときめく紺色の家〈リノベーション〉」

 竣工は6月末で、まさにコロナ下の社会に突入して行くなかでの工事でした。

 片付けや植栽もあるので、撮影は秋にしましょうとなっていました。

 女心と秋の空と言いますが、今回ほど寸前まで予報コロコロと変わったのは初めて。

 しかも、4社あれば予想が晴れ、曇り、雨とバラバラ。

 中止するか前日まで迷いましたが、昨日は昼前まで晴れてくれ、何とか成立させることができました。

 前面道路が抜け道になっていて、兎に角人通りが多い。

 洗濯を干しながら、通りがかる知人との会話も楽しいと聞いていましたが、洗濯干しは背面に移動しました。

 少し腰壁を高くし、ある程度プライバシーを確保しています。

 1階にあったLDKから西にある道路方向を見た写真です。

 この位置には寝室を配置し、奥さんのコーディネイトエリアにしました。

 ガラス棚の上に、バッグなどの小物を置いて相性をチェックする為のもの。

 ご主人は、このチェッカーガラス越しの景色も気に入っているとのことでした。

 メインカットは、2階のLDKです。

 まずは人物無しで撮りますが、ご家族の興味の持ち方が凄いのです。

 撮影にこれだけ興味を持って貰ったなら、写真家も力が入るはずです。

 今度は人物あり。

 ご主人には趣味の自転車を触って貰いました。

 この位置は元寝室でした。

 初めて下見に来た時、ここからの眺めは抜群でした。

 開口部を寄せ、かつFIXと組み合わせました。

 東向きで「御陵から日が昇る景色は凄いですよ!」とのこと。

 日々の暮らしに、ドラマティックな風景を織り込めたのならとても嬉しいのです。

 午前の部が終わり、歓談する奥さんと娘さん。

 南のハイサイドがとっても良いと言って貰いました。

 空と瓦屋根しか見えない贅沢な景色で、ここから見える月も素晴らしいとのこと。

 誰にも気遣いなく開ける窓は、3倍の価値があると思っています。

 LDKを2階に上げ、中央部にハイサイドで採光を取るというプランは、初めて下見に来た時から決めていたと思います。

 今度は夕景の部の撮影ですが、今回は娘さんの活躍が凄かったのです。

 「ソファのクッション、違う色のほうがいいですか?」

 「あの鏡に写りこんでいるの大丈夫ですか?」

 写真は撮り直しが効かないので、かなり助けて貰いました。

 写真家が準備してくれたモニターを、ずっと食い入るように見ています。

 思わず「お仕事変えてみます」と言ってしまったくらいですから。

 撮影の日は朝早めに行くのですが、以前と違う車が止まっていました。

 新たに購入した車は、外壁に色を合せてくれたのです。

 車ありも考えましたが、そこは建物優先の構図にさせて貰いました。ただ、その気持ちが嬉しいのです。

 計画名に「ときめく」と入れました。

 この玄関タイルはサンワカンパニーのレノスというタイルです。コーディネイトエリアやLDKのパウダーコーナーと共に、全て奥さんからの発信です。

 とてもセンスの良い直感タイプの方で、できるだけ押しつけはしないよう心掛けたつもりです。

 竣工写真の納品は3週間先ですが、コンタクトシートを見る限り、かなり良い出来栄えでした。

 2019年の3月に現地調査に伺った際、一日仕事になりました。

 「もしカレーで良ければ」と夕食を出して下さったのです。

 カレーもサラダもとても美味しかったのですが、スプーンとお箸の敷物に、心遣いとセンスを感じました。

 人柄も含めて、この時点で計画の成功を私は確信していました。

 私の仕事の場合、どこまでを同業者と呼んでよいか難しいところですが、建築業界全てなら、かなりの同業者が居ることになります。

 いつも思うのですが、自分の思う立ち位置と建築関係者の評価はかけ離れています。

 特に、アワードだったり、建築家同志だったり、アカデミックな評価は無に等しいと言っても良いほどです。

 しかし、クライアントの方々はどこかで私達の仕事を見掛け、オファーしてくれます。

 最も求められる建築家を目指してきたつもりですが、その差は驚く程大きいのです。

 人の評価は常に1/10

 そう教えて貰ってから、それならイメージの10倍の結果を出すまでと、躍起になって働いてきました。

 アワード等で落選するとがっくりきますが、こちらのクライアントのような人達と仕事ができると、「やはり間違っていない」とまたギアを入れ直すのです。

 誰かに届け、この幸せの景色。

 そう願い、勤労感謝の日も働きます。

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見える景色が変わるから‐1698‐

 6月は旧暦で言えば水無月。

 「水はありすぎるけど」となるのは、旧暦と1ヵ月程の誤差があるためです。

 しかし、7月や8月を「水無月」と呼ぶよりは良い気がします。やはり何でも後回しよりは前倒しですから。

 新型肺炎の影響で銀行業務が縮小されたり、メーカーからの見積り提出が遅れたりで、着工が遅れ気味のプロジェクトもいくつあります。

 その中で、契約工期の前に完成しそうな「ときめく紺色の家〈リノベーション〉」

 ようやく足場が外れたので、良ければ「現場日記」ものぞいてみて下さい。

 出掛けるのは現場行きとジョギングくらいで、その道程だけが外界を目にする機会でした。

 この古墳にはいつも目が行きます。

 年配の方が写真を撮っているなと思ったら、菖蒲が花をつけだしていました。

 県外移動自粛も今日から解除。これまでの分まで「お出掛け」したいものです。

 どうしても食事の写真に頼ってしまったこの期間。

 締めくくりは関西のソウルフード、お好み焼きです。

 意外にも、一番人気はモダン焼きでした。

 私はソバを炒める派。

 「カリカリで美味しい!」と子供達もなかなかの食べっぷりでした。

 ネギ焼きは製作途中の写真のみ。

 焼きながらなので写真はどうしても……自慢のネギ焼きはまたの機会に紹介します。

 長男も今日から授業が始まるので、早起きして降りてきました。この期間で一番カリカリ来ていたのが、長男の朝が遅いことでした。

 勉強云々より早起きする習慣を保つことのほうが、学校の価値は高いかもしれないとさえ思った程です。

 玄関を出る前にバタバタしているので聞くと「定期が見当たらない」と。

 「後回しにする人で、立派な人を見たことがないといつも言ってるだろう」とまたカリカリ来ていると定期が出てきて、妻が送って行きました。

 一本早めの電車に乗っているので、それでも友人との待ち合わせには間に合うとのこと。「よく分かってるじゃない」と、怒ったり褒めてみたり。

 高校時代、数学の先生が「一本早い電車で登校してみなさい。見える景色が変わるから」と言っていました。

 ギリギリ間に合ったことを自慢する方が多数派で(勿論私も!)、この意味が分かっている生徒は少なかったと思います。

 人は機械ではないので、スケジュールがタイトになればなる程、良い習慣なら崩してはならないと思います。

 朝のジョギング中、問題解決のヒントや、プランのキーになるアイデアが浮かんだことが何度あったことか……

 その数学の先生は、確か実家に戻りお寺を継がれたはずです。

 「君オリジナルの考え方で解いてもいいんだよ。ただ、それならこの解き方が正しい事から証明しないといけないね」とも言っていました。

 学生時代は言う事も聞かず、反発もしていましたが、全て先生の言われた通りで、それを伝えても受け入れてくれないところまで一緒です。

 この世は輪廻転生。

 お詫びの気持ちと、感謝の気持ちを、今ならお伝えしてみたいと思うのです。

A photograph is wonderful.
2014年11月 滋賀/石山寺

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■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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図面のUPは禊‐1689‐

 気温も25℃近くまであがり、本当に気持ちのよい季節になりました。

 激変の4月も今日で終わりです。

 普段は活気のある商店街も、この状況下で閑散としていました。

 普段はひたすらに会社で仕事をしていますが、今日は現場監理へ出ていました。

 近鉄の普通はかなり空いています。

 換気のために窓が開いていることもあり、気持ちのよい風がはいってきます。

 貸し切りに近く「ああ、気持ちいい」と、思わず声に出してしまいそうです。

 日の光を浴び、風を感じると気分は一気に変わります。

 誰もが日々の暮らしの中で、落としどころを模索し続けなければなりません。

 休業中の張り紙をする飲食店を多く見かけます。

 働きたいが働けない人達の心中は察するにあまりあるのです。

 現場は「ときめく紺色の家〈リノベーション〉」のでしたが、手応え十分でした。

 この計画の設計図面が完成したのは、昨年秋の香港行きの当日、朝4時でした。

 フライトに間に合うギリギリまで描いていたことを思い出しますが、頑張った甲斐があったというものです。

 今年に入ってからは、2月にリノベーションの実施図面UP、そして今月は2つ新築の実施図面をUPしました。

 仕事において、1時間にどれだけの付加価値を生めるかを、「単位時間当たり採算」と言います。

 経営の師である、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんに教えて頂いたものですが、ようやく当社でも取り入れることにしました。

 成果を時間で割り、うまく時間がコントロールできているかの指標とするものですが、スタッフに求める以上、私も自分の働いた時間を把握しておかなければなりません。

 23歳の年から建築設計の仕事を始めたのですが、働く時間は、長ければ長い程よいものだと思っていますし、気にしたこともありませんでした。

 しかし正確に時間を記録してみて、これはちょっと人に言っては駄目なレベルだと痛感したのです(笑)

 私は日に12時間は働くと決めていますが、それがすでに過労死ラインだそう。そもそも残業という概念がないので、全く問題ないのですが。

 物創りが神聖な仕事だとすれば、設計図面のUPは禊のようなもの。

 打たれる滝の水が、ここちよい水量で、快適な温度では駄目なのと同じです。

 1ヵ月半くらいは休みがなくても、良い仕事になると思えれば頑張れるのです。

 実はこのゴールデンウィーク、1週間池原ダムのバンガローを予約していました。

 しかし全国への緊急事態宣言で、宿泊施設から休業となりますと電話がありました。

 1ヵ月半は頑張れますが、2ヵ月はちょっとこたえます。2ヵ月以上にならないよう、もうひと踏ん張り必要なようです。

 ああ、早くあの湖面に浮かびたい!

A photograph is wonderful.

2014年6月 奈良/池原ダム

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■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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いつもそこにあることができる‐1373‐ 

 年始だったか、あるクライアントに、「長い間、作品が更新されてないですね」と言われてしまいました。

 昨年、今年と多くの仕事をさせて貰っているのですが、発表がかなり滞っています。

 昨日には「回遊できる家」をwebサイトにUPしました。

 この計画は、築41年の木造住宅をフルリノベーションし、向かいの家から引っ越すというものでした。

 ご主人の生家で、ご両親と住んでおられたものでした。

 南に庭があり、日当たりは良好。

 玄関も南に開いています。

 しかし縁側を介していたため、南面した和室でも結構暗かったのです。

 またLDKが北東角にあり、一番よい空間がうまく使われていませんでした。

 一番よいところに、応接間や客間があてられるというのは、旧来の住宅にはよくあるプランです。

 それで、玄関を東へ移し、一番条件のよい長辺にLDKを配置しました。

 このあたりは、プランのビフォーアフターをみてもらえると分かりよいと思います。

 適切な軒とデッキが、外部とのつながりをより親密なものにしてくれるはずです。

 1階の子供部屋の扉をあければ、40畳近い大空間に。

 キッチンの横にはスタディーカウンターがあり、回遊できるプランとしました。

 これらは奥さんからの要望です。

 屋根裏収納を吹抜けでつなぎ、上部から光をおとしています。

 屋根の一部にガラス瓦を入れました。

 これがグレーチングを介し、1階まで光を届けるのです。

 1枚目の撮影の際、昼寝中だった三男君は吹抜けからのカットで登場してもらいました。

 引っ越す前の向かいの家は、ご両親が晩年を過ごそうと物置を、リノベーションしたものでした。

 それを、ご夫妻が新婚時から大切に使ってきたのですが、お子さんが4人になり、向かいの一回り大きな母屋に引っ越そうとなったのです。

 人生という物語のある章を、いっしょに紡がせて貰うのが私が生かされている意味だ思うようになりました。

 それが私でなければならない訳でもないし、必ず建築家が居なければならない訳でもありません。

 だからこそ、期待し、オファーしてくれた人の人生の物語を、空間に織り込み、紡ぎたいと思うのです。

 ドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和さんが、東日本大震災の際「音楽が誰かを助けられるとは思っていない。ただ、思っているほど、人は弱くない。ただ、音楽はそこにあることはできる」と言っていました。

 建築はいつもそこにあることができます。

 それが全てと言ってもよいかもしれません。

成功への片道切符‐1332‐

 昨日は、「羽曳野の家」の点検に行っていました。

 7月のオープンハウス以来で、5ヵ月振りです。

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 ダイニングには、ペンダントの照明も加わりました。

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 子供部屋に掛けられた時計は、奥さんのアイデア。

 ポスターを入れるフレームとして売られているものですが、とてもいい感じです。

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 「生活感がでる」という表現がありますが、家は人が幸せに暮らすためにあるもの。

 生活感はあって当たり前です。

 そこを楽しみながら、セレクトして貰えると、創り手としてはとても嬉しいのです。

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 ロフトのトップライトは、夏場はかなり暑かったよう。

 将来的には、ブラインドか、ロールスクリーンを付けたほうが良いかもしれません。これからの課題です。 

 2番目のお兄ちゃんと、3番目のお姉ちゃんは、ここがお気に入りの遊び場とのことでした。

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 こちらのご家族は、お子さんが4人。

 この日会えたのは、7月のオープンハウスから1ヵ月後に生まれた、末っ子の三男君。

 大変仕事が忙しいお父さんに、ミルクを飲ませてもらいご機嫌でした。

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 幸せな景色を見せてもらい、「ここまでになるとは、思ってもいませんでした」と感謝の言葉をいただき、本当に有り難いことだと思うのです。

 このプロジェクトも、困難に困難を極めました。

 クライアントのOKが出れば、いつか全てを書いてみたいと思うのですが、コスト、ローン、現場と、次から次へと問題が噴出してきます。

 しかし、プロジェクトがスタートしたら、途中で逃げ出すという選択肢はありません。

 問題が起れば、そこに乗り込んで行き、何としてでも解決する。

 困難こそが、感謝や成功への片道切符なのだと仕事に教えてもらいました。多ければ多いほどよいのです(笑)

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 先月の20日で、2年半働いてくれたマルコが退社しました。

 その後にと思っていた若者は、1ヵ月半で退職しました。

 ちょっとストイックで、生真面目な私についてきてくれる人が沢山いるとは思っていません。

 1人でも2人でも、居てくれるだけで有り難いと思わなければならないのでしょう。

 もしIQが200あるのなら別ですが、私たちはもちろんのこと普通の人間です。

 困難やトラブルこそが、自分の存在価値を示すチャンスなのは間違いありません。

一滴のしずくが川となるように‐1321‐

 土曜日の『住人十色』の放送は、私も楽しみにしていました。

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 自分の出演がなければ気楽なものです。

 8年続く長寿番組だけあり、松尾貴史さんのコメントも的確。とてもわかりやすく描いて貰った気がします。

 計画が始まり、ここに至るまでの3年を振り返ってみました。

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 2013年9月15日(日) 大阪市が主催した「住之江の元長屋」のオープンハウスに参加。

 雨の強い秋の夕方。初めてご家族にお会いしたのです。

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2013年10月3日(木) 第1回目の打合せ。

 その後、11月14日(木)第3回目の打合せは、お弁当持参で来社してくれました。

 仕事終わりの時間帯に、何度も足を運んで貰ったのです。

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2013年12月10日(火) 現地調査。

 お母さんと奥さんは、その間もずっと談笑していました。

 「本当に仲が良いんだな」と思っていたことを覚えています。

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2015年4月30日(水) 現場打合せ。

 着工は2015年2月9日(火)。

 設計、予算調整もかなり難航し、計画のスタートから1年5ヵ月を費やしたのです。

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 お子さんには、現場で宿題をして貰ったこともありました。

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2015年7月10日(金) ようやく引っ越し。

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 まだ工事中でしたが。

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2015年11月3日(祝・火) 当社の写真撮影。

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 恒例になった昼食時の撮影もお願いしました。

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 動きのある写真が撮れます。

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 そして、ボルダリング。

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 こうして、この家のイメージカットが撮影されました。

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2016年3月6日(日) 『住まいの設計』の取材。

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 子供さんが楽しんでくれたら、誌面が楽しいものになるのです。

 これらの写真をみて貰い、番組の取材となりました。 

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 実は、あるリノベーションのコンテストに応募しましたが、入賞さえ叶いませんでした。

 正直言えば、自信を持っていました。

 しかし、それなら実作でリノベーションの可能性を示し続けるしかありません。

 コンテストの審査員には届かなくても、本気のクラアントには届くと信じているのです。
 
 いつも周りを笑わせてくれた次男君。

 番組内で、この家に「いちまんてん」を付けてくれました。それが一番の賞かもしれません。

 放送後、ご家族にお疲れさまでしたとメールを送ると、返事が返ってきました。

 収録後は放送が不安で本当にイヤでしたが、ほんわかした感じでよかったです。

 あの雨の日、ビフォーアフターのおうちを見学しに行ってなかったら私達家族はどうなってたかと思います。

 近いうちお礼するのを口実にアトリエmの皆さんにお会いしにいきたいと思います。

 「阿倍野の長屋」
 
 打合せ回数45回 (うち現場打合せ25回)

 設計期間 2013年9月~2015年1月 1年5ヵ月

 工事期間 2015年2月~2015年7月 5ヵ月

 一滴のしずくが集まり川となるように、いくつもの偶然と決断がここに導いてくれました。

 クライアントと私達の大河ドラマ「松虫の長屋編」はこれで一区切り。

 楽しんで貰えたでしょうか。

ようこそ阿倍野の長屋へ<光庭シリーズ第三弾>‐1273‐

 昨日は「阿倍野の長屋」の見学会でした。

 4月23日に行った、大阪市住まい情報センターでのセミナー。『建築家とつくる住まい入門』と連続講座になっていました。

 セミナー参加者から24名の申込がありましたが、当日は16名の参加。3班に分けて案内することになりました。

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 まずは、建物外で全体像を説明。
 
 そして、私が説明しながら建物内を廻ります。

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 延べ面積が36坪ですから、それ程小さい訳ではありませんが、思った以上にいっぱいな感じ。

 同時にこの人数を案内したのは初めてかもしれません。

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 案内が終わったら、住宅情報センターからのアンケートを記入して貰います。

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 その間、ご家族はこんな感じ。

 新たな、光庭の使い方を教えて貰いました。

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 キッチン前には、長男君からのメッセージが。

 この心遣いが訪れる人の気持ちを和らげますし、私達もどれだけ救われたことか。

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 最終班の見学が終わったのが16:15。ここからは番外編です。

 このイベントのポスターを見て、どうしても見せて欲しいという女性が1人時間外で参加。加えて、家族も呼んでいました。

 弟君はご主人と仕事場へ出掛けており、子供達3人でサッカーを始めました。

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 うちの子供にも「松虫の長屋」は評判が良いのです。

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 その理由は、楽しそうだから。

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 メインイベントはやはりここ。長男君と、長男が一緒に登りました。

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 続いて娘も登頂成功で、私も肩の荷がおりました。

 長男のスケジュールが私よりタイトになって行く中、何度こんな機会があるのか分からないからです。

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 参加者の皆さん、一様に感心してくれましたが、やはり月見台に出た時は、感嘆の声を上げていました。

 この街中でこの解放感、といった感じでしょうか。

 今週末発売の、『住まいの設計』にも掲載されます。

 良ければ手に取ってみて下さい。

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 「住之江の元長屋」の見学会に参加してくれたのがきっかけで、仕事をすることになったのが「阿倍野の長屋」です。

 リノベーションにおいての「光庭シリーズ」。今回は第三弾で旗竿型光庭。進化形だと考えています。

 先月のセミナーでも取り上げたのですが、今度は「光庭シリーズ」の系譜をまとめてみたいと思います。