タグ別アーカイブ: ゲンバ日記

思えば知らない人から‐2169‐

一昨日、アトリエm移転計画「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」『ゲンバ日記』を公開しました。

12回目にして「再びプロローグ」とある通り、自邸ならではの紆余曲折がありました。

よければご覧下さい。

昨日、りんごが届きました。

「山形の果実 りんご」とあります。

宮城の社会保険労務士の方からでした。

昨年、アポイント無しとはいえ、宮城から足を運んで頂いたのに、ちょうどクライアントとの打合せ中で、お会いできなかったのです。

来阪の理由は、ご自身が応援する企業の商品アピール。本当に頭が下がります。

ご自身もこのりんご作りに参加しておられ、感謝の気持ちもひとしおなのです。

今晩にでも頂いてみようと思います。

と思っていたら、虫歯跡の詰め物がはずれてしまいました。

近所の歯科医院に連絡すると、いますぐなら可能と。

急いで伺い、すぐに治して貰いました。

待合にはクリスマスツリーが飾り付けられていました。

日々の楽しみと言えば、やはり食事です。

美味しく食べるには、健康でなければなりませんが、特に口まわりは直接影響がでてきます。

2016年の5月に、唾石を取る手術をしました。

歯の定期点検の際に見つかり、唾液の出が悪くなるので取ったほうが良いとなったのです。

術後のダメージを考え、口の中からの手術を選択したので、奥の方にある数個はそのまま残っていました。

すると2023年の年始、急にそのあたりが傷みだし、物が嚙み辛い状態になりました。

年始休暇が明けるのを待って、すぐに紹介状を書いて貰い、大阪急性期・総合医療センターへ。

ドクターの見解では、「やはり完治を目指すには、切開して顎下腺(唾液を送る管)ごとの摘出手術しかない」となりました。

キャンセルは可能とのことで、予約まですませてきたのです。

ここでその事を書くと、アトリエmの問合せ用メールに、四国にお住まいの女性から連絡がありました。

ご自身も唾石症で困っておられ、小さな切開手術と内視鏡手術を経験しておられると言います。

経験上、「もし手術をするなら、内視鏡手術も選択肢にいれてはいかがですか?」とアドバイスして下さったのです。

内視鏡手術をして貰える横浜の病院と、ご自身の経験を資料を交えて丁寧に説明して頂きました。

顎下腺ごとの摘出となると大きな傷が残りますし、神経麻痺のリスクもあると説明を受けていたので、どうしようか悩んでいた時のことでした。

やはり、実体験に勝るものはないので、徐々に症状が落ち着いてきたこともあり、手術はキャンセルしたのです。

するとその9カ月後。

口の中がジャリジャリします。

砂が口に入ったのかなと出してみると、米粒大の唾石でした。

他にも小さなものが2つ程ありました。

「何かの拍子で、出てくることはありませんか?」と、冗談半分で聞いてみたのですが、どの方も「確率は低いでしょうね」という感じ。

勿論、助けて貰っているのはこちらなので、感謝しかありませんが、何故か最高の結果に終わったようです。

四国の女性のアドバイスが無ければ、切開手術に踏み切っていたかもしれません。この日記に救われるとはと、本当にラッキーでした。

実は、切開手術を踏みとどまった理由がもう一つあります。

長男が指笛を上手に吹いていたので、コツを聞いて練習してみたのです。

仕事の休憩時間に、こつこつ練習していると、徐々に音がでるようになってきました。

それが面白くなり、年末年始には、手を口の中に突っ込んで、かなり練習していました。

それが原因でばい菌が入っていったのではないかと、急に腫れたことが腑に落ちました。

指笛は、遭難した時にも役経つと思うので、できれば完全習得したかったのですが、手術には変えられません。それを機に諦めました。

時代はSNSが主流です。

これほど長いブログを読んでくれる人は減っていくのだと思います。

それでも、伝えてみたいことがあるなら、書き続けたいと思っています。

書いていなければ、まったく知らない人から、心のこもったりんごを送って頂いたり、手術の判断を助けて貰ったりということは無かったと思います。

思いが全て伝わるかは分かりませんが、伝わることがあるのは間違いありません。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

受け取る愛、与える愛、お中元‐2139‐

昨日、「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を公開しました。

フッターにも記載していますが、9月7日(土)、8日(日)の内覧会、 9月17日(火) のオープンが決定しています。

現場はもう待ったなしの状態です。

実際にはタイムラグがあるので、現場はもう少し進んでいます。

一昨日の打合せは、サインの最終確認でした。

一般的には、私からサイン業者にイメージを渡して、試作、校正を繰り返します。

ただ、そんな時間はないのと、校正の回数が質に直結するので、イラストレーターデータを私が作成し、A1サイズまで可能なプロッターで出力します。

大きさが足りなければ継ぎ足し、現場に養生テープで貼りつけるのです。

それを院長の江口さんに見てもらい、最終決定しました。何ともアナログですが、これが一番早いのです。

その4日前の打合せでは、プロッターの機嫌が悪く、上手くプリントアウトできません。仕方なく、A3サイズのプリンターで出力し、つぎはぎの現物を現場に持ち込んだのです。

大体、こんな仕事は何故か深夜になるもので、ひとりでブツブツ言っていたのですが。

関係会社へは、「お中元は不要です」と伝えてきたので、かなり減ってきましたが、今年もいくつか頂いてしまいました。

もう10年以上送り続けて下さる「千葉の家」のクライアントからの梨です。

しろいの梨は本当に美味しいのです。

こちらは「たねや」のゼリー。

現在進行中のクライアントから届きましたが、お子さんが勤めておられるのです。

物語り込みも嬉しいものです。

こういった贈り物は、その箱があってこそ写真映えするのですが、届いた瞬間に妻が箱を破ってしまい……

このような写真になってしまいました。

それだけ美味しいと知っているからとも言えるのですが。

反対に、こちらのビールは私しか飲まないので、箱が現存しています(笑)

「うえだクリニック」の院長も毎年ビールを送って下さり、本当に有難いことです。

昨年まではスーパードライを頂いていました。私がそれを好きと知っておられるからだと思います。

今年は違ったので、それはそれで楽しみにして頂いたのですが、これが美味しい!

全く冒険しないのは駄目だな、とさえ思ってしまいました。

院長の「モルツもいけるでしょう!」という声が聞こえてくるようです。

「お中元は不要です」と言い始めたのは、尊敬する稲盛和夫さんがそうすべきだと言っていたからです。

私も、仕事は真剣勝負なので、例えば相手が建築会社なら、その数千円を建築費から引いて下さい、といった気持ちです。

それでも、仕方なしではなく、心が伝わってくる贈り物は本当に嬉しいものです。

結局、あなたが受け取る愛はあなたが与える愛に等しい
-ジョン・レノン- ミュージシャン


ようは、物ではなく心なのだと思います。

でも物も嬉しい。

さすがはジョン・レノン。禅問答のようなことばです。

■■■9月7日(土)、8日(日)10時から14時 「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」 内覧会開催 ■■■

■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」オープン■■

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

ピースフルな棟梁と、これぞ現場の音‐2137‐

昨日、「ドッグランのあるタイル床の家」【ゲンバ日記チャンネル】Episode1を公開しました。

こちらの動画は、2匹のチワワが登場します。

つぶらな瞳で見つめられると、ペットを飼ったことがない私でも、可愛いのはよく分かります。

折角なので、今回はワンちゃん押しで行きたいと思います。

実際の現場は、撮影時よりもう少し進んでいて、今日は建築基準法の中間検査でした。

昼過ぎに現場に着きましたが、流石に暑い。

暑すぎて柱も汗をかいていました。

本当は樹液なので冗談です。

検査は勿論のこと合格。

その後、現場を見て回りました。

いつもの棟梁が、手際よく墨ツボから墨糸を引き出し「パチンッ!」。

これぞ日本の現場の音です。

建方の際も、暑い中頑張ってくれていました。

本当に信頼しています。

この家の特徴でもある、庇の深い駐車場で建築会社の監督となにやらゴソゴソ。

あまりに暑いので、可動式屋外エアコンを準備しているところでした。

夏に外で働くのが本当に大変な時代になりました。

体調だけは、充分注意してほしいと思います。

ただ、棟梁が休憩中に吸うタバコはこれ。Peaceです。

タバコは25年前に止めましたが、当時はPeaceも吸っていました。

紺のパッケージが格好良く、かなりきついタバコだったので、いまでも葉の匂いやその味を思い出せます。

現場でしか会わない職人が沢山いますが、本当に仕事ができる人はとても大切です。

棟梁には「タバコやめたら」と何回も言っていますが、いつも満面の笑みで聞き流されるのです。

この棟梁、実は強烈なバスフィッシングファンでもあります。

そこは仕事から離れて、ピースフルな棟梁とどちらが大物を釣っているか自慢合戦です。

全ての計画を進めながら、3つの現場を動画で届けるのは、正直毎日てんてこ舞いです。

なのですが、やはり現場が好きなのだとも思います。

もっと言えば、この面白い現場をもっと世間に伝えなければと使命感に燃えているのです。

■■■9月7日(土)、8日(日)10時から14時 「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」 内覧会開催 ■■■

■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」オープン■■

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

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前後30分、ぎりぎり営業時間‐2133‐

昨日は土用の丑の日。

ウナギ1匹が2千円で、家族3人にそれぞれ1匹ずつで6千円です。

高いと言えば高いですが、絶滅の可能性もあると考えれば、そうでもないのかもしれません。

しかし、なぜあんなに美味しいのか……

この春から、今後のことを考え、始業時間を9時半に、終業時間を18時半に変更しました。

昼休みの1時間を抜けばこれで8時間です。

午前中を大事にしたいのですが、朝買い物に行ってから出勤できるギリギリの時間を想定して決めました。

経営者がこの時間に縛られることはありませんが、銀行に寄ったり、備品の補充にスーパーへ寄れたりと、結果的にはとても良かったと思っています。

ジョギングに出る時刻も7時台にでれば良くなり、これも助かっています。

ジョギングゴールデンタイムの後なので、どことなくゆったりした空気が流れているのです。

始業前の工場の雰囲気が好きです。

小学生の通学に出くわすこともあります。

子供たちが、大きな声で話しながら学校に通う様子は、とても良い風景。

新型コロナを機に集団登校が廃止されたので、今は個々で通っているようですが。

セミを捕まえた小学4年生くらいの男の子が、2人の女の子に自慢げに見せ「セミのメスはおしっこせえへんの知ってる?」と。

そんな訳ないやろう!と心の中でつっこんでいました。

念のために調べてみましたが、そのような情報はでてきませんでした。どうやらガセのようでした。まあ、どちらでも良いのですが。

仕事時間に関しては、本当に悩みます。

現場は8時頃から動いているので、現場監督はせめて9時からは連絡を取りたいだろうと思います。

クライアントも、終業後電話したい人もいると思うので、本当は19時まで営業したいところです。

前後30分、ぎりぎりの営業時間を選択したつもりではあります。

「働きたい!」と思えるアトリエを目指し、改革は続きます。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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大暑に対抗、梅田打ち水大作戦‐2132‐

先週土曜日、現場からの帰りに梅田を通りました。

夕方になれば、少しだけ暑さがまし。

「釣り道具を補充しておくか」と、釣具屋さんのある大阪駅前第4ビルへ。

阪神百貨店の東側に、かなりの人だかりが。

「梅田涼しくな~れ!」の掛け声と共に打ち水をしていました。

「梅田打ち水大作戦」というイベントのようです。

第4ビルの北側にはパトカーが止まっており、こちらも人が集まっています。

すると、太鼓と笛の祭囃子が聞こえてきました。

先の打ち水も「梅田ゆかた祭2024」の一環のようです。

夕方とは言え、まだまだ暑い中大変だと思いますが、やはり夏は祭りが似合います。

こまめに休憩を挟みながら、ゆっくりと行進して行きます。

「露天神」の文字が見えています。「お初天神」の名前でも知られますが、庶民の楽しみに、神社が果たしてきた役割は非常に大きかったでしょう。

子供が大きくなり、すっかり夏祭りもご無沙汰ですが、たまには屋台のお好み焼きでビールといきたいところです。

平野まで帰ってくると、ちょうど日没でした。

週末、妻と娘は儀父母の家に泊まるというので、買い出しに駅前のスーパーへ。

お惣菜を買ってエコバックに入れ、出張セットのキャスターとカバンの上に。

どんな感じに見えるのだろうと写真を撮ってみました。

相棒のゼロハリバートンのバッグセットも、かなり疲れが見える感じがします。私も同じように見えているかもしれませんが。

今日は大暑。字を見るだけで汗がでてきそうですが、打ち水で対抗したいと思います。

男子ゴルフツアーでショートパンツ解禁のニュースもありました。

身だしなみは大切ですが、コンディションキープはもっと大切。当社でも夏の間は、ショートパンツ解禁にしようかなと思います。

私の一番の強みは、何でも食べられること。夏バテは未経験です。

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3つの現場を回って、恥を忍んでひとり撮影‐2130‐

阪急園田駅前に、広場のような空間が最近できました。

この日はキッチンカーが数台集まり、店を出していました。

横にはスイカを売る店も。

特に冷えている訳でもないのに、涼しげに見えるから不思議です。

実は、患者さんでなくても立ち寄ってほしい「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」は後に見えている、レンガ色のビルの2階で開院します。

ようやく、全ての情報を公開可能となりました。どんどんゲンバ日記でもUPしていきたいと思います。

実は、現場はここまで進んでいます。

先週の金曜日も打合せでした。

院長の江口さんからも、顔出しOKがでました。

クリニックと共に、その人柄も合わせてお伝えできればと思っています。とにかく明るく、元気な人なのです。

この日もみっちり打合せすると、20時頃になっていました。

前回打合せは24時前で、終電がなくなってしまったので、可愛いものですが。

土曜も早起きして、まずは「ドッグランのあるタイル床の家」へ。

こちらも、雨の間を狙って、基礎が打ち上がりました。

仕上がりを確認して回ります。

そのまま「下北山村の古民家〈リノベーション〉」の打合せへ。

2時間半掛けて到着。

現場は午前の休憩時間でした。

外壁の下地工事が終わり、サッシも取り付いています。

現場を一通り確認してから、打ち合わせまでの間に、現場の写真、動画を撮影して回ります。

土曜日の早目に来ると、これらの撮影がしっかりできるのです。

棟梁に、「2日前に、【ゲンバ日記チャンネル】にUPさせてもらいました」というと、「見たよ」と。

知り合いにもラインで送ってくれたそうで、とても嬉しいことです。

クライアントのご夫妻と昼から打ち合わせ。

その後もさらに撮影して、定宿のバンガローに宿泊しました。

翌、日曜日は比較的天気が良い予報だったので、コメント撮りをしに再び現場へ。

ビデオカメラをスマホでリモート操作できなければ、ひとり撮影は無理です。

撮って貰うのに比べると、かなり時間は掛かりますが、そこは日曜日なので少しゆとりを持てるのです。

電気屋さんも、日曜出勤で頑張ってくれていました。

ひとり撮影の欠点は、恥ずかしいこと。急にカメラに向かって話し出すので異様と言えば異様な光景です。

しかし、こんなに面白い現場を撮らないと悔いが残るので、恥を忍んで頑張ってきました。

日曜も定宿にて連泊です。

海の日の今日は、朝から湖上にでました。

頑張っていれば良いこともあるものです。

久しぶりに良い魚が釣れました。

長くなってしまったので続きは次回に。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

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仏陀の面影が宿る花‐2129‐

昨日、「下北山村の古民家〈リノベーション〉」【ゲンバ日記チャンネル】Episode3を公開しました。

今回は、熟練大工の技を見ることができます。

よろしければ是非ご覧ください。

長年走っているジョギングコースで、ハイビスカスを見かけました。

何度も通っているのに、先日初めて気づいたのです。

ハイビスカスは、やはり沖縄を連想させます。

家族で47都道府県制覇の旅で日本全国を家族でめぐりましたが、沖縄は最後から5番目。

2017年の2月に訪れました。

私が訪れたことが無かったのは沖縄だけ。

その美しさに感激したのです。

花ことばがあるように、花には何かを連想させる力があります。

ハイビスカスを見つけたすぐそばに田んぼがあり、脇の水槽で蓮根も育てているようです。

右下に蓮のつぼみが見えるでしょうか。

先の写真の数日前、初めて蓮の花が開いているところを見ました。

蓮は初夏から夏にかけてのこの時期、午前中の数時間しか花が咲かないそうです。

3、4日すると散っていくとありました。

なかなか見ることできなかったのだと納得したのです。

仏陀が蓮の葉の上に乗っている理由は色々あるようです。

直感的にですが、私も確かにその面影を感じました。

泥の中でも蓮根を作る蓮。

古びた水槽であっても、気高い雰囲気は全く侵されることはありません。

日々起こることは清い事ばかりではないですが、ハスの花のように気品を失わないよう居たいと思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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生チョコとスパークリングワイン‐2127‐

昨日あたりから、梅雨の中休みでしょうか。

雨だとジョギングに出ないので、その点は助かります。

先週は風邪であまり動けなかったので、久し振りに体を動かすと滝のような汗。

それはそれで気持ちが良いものです。

平野では、杭全神社の夏祭りを控え、街のあちこちで準備が進んでいます。

7月11日から14日と、一年で最も蒸し暑い時期に開催されるのです。

現場の方は雨に振り回されながらも、前に進んで行くしかありません。

「ドッグランのあるタイル床の家」は、ゲンバ日記の1回目をUPしたきりですが、間もなく基礎コンクリートの打設です。

東から見ると、中央にあるドッグランがよく分かります。

こちらのクライアント、ご主人は元パティシエです。

建築会社と工事請負契約を交わす日、手作りの生チョコレートを持参してくれました。

建築会社の社長は甘いものに目がなく、かなり喜んでいました。


「(仮称)あまがさき ずっと元気クリニック」も、ゲンバ日記の1回目をUPしただけです。

ビル診につき工期が2ヶ月で、現場はどんどん進んでいます。もう床組みが終わっていました。

一昨日、こちらの院長と19時から打合せだったのですが、ワインを持って来てくれました。

普段は日本酒と聞いていたので驚きましたが、丹波産のロゼのスパークリングでした。

「夏にあう爽やかなワイン」を選んで下さったようです。

しっかり目に冷やして頂いたのです。

イチゴのような風味を感じさせ、かと言って甘くない1本で、もうほとんど飲んでしまいました(笑)

現場を3ヵ所まわり、複数進行している計画の打合せをし、日記ゲンバ日記動画などをUPしていると、今日が何曜日だったか忘れるくらい、瞬く間に1週間が過ぎて行きます。

それでも、こういった嬉しいことがあった時、仕事の有難さを実感します。

入社試験に来る若者や、オープンデスクの面接に来る学生が、こんなことを聞いてくるようになりました。

「どんなことを経験させて貰えるんですか」

「会社によって当たりはずれが大きいと聞いたので」

仕事上起こること全てが仕事ですし、はずれと感じるのは、自分が役にたてる力量がないからです。

ある海外からの応募者は、こう言って断ってきました。

「教授に相談すると、小さな組織ではあなたの負担が大きくなりすぎるから、止めておきなさいと言われました」

今の時代に私がアジャストできていないのは重々承知しています。ただ、仕事の真理が変わることもないと思います。

自分ファーストの視点を外さずに、何かのファーストになれることはありません。

もっと言えば、上から半分にも入れないと思います。

教育の現場では、このあたりの真実も合わせて教えて頂くようお願いしたいと思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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日本の粋。169号線ようやく開通‐2126‐

先週末から今日にかけて、まとまった雨が降りました。

今朝もかなり降っていましたが、娘の学校は警報が出て休校。

相当に喜ぶ様をみて、授業料は変わらないけど……は親の視点です。

勿論、自分が学生の時なら、相当に喜んでいたのだと思いますが。

先週の金曜日、「下北山村の古民家〈リノベーション〉」【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE2-傷んだ柱を補修-を配信しました。

かなり躯体が傷んでいたところもありました。

それを、ここまで大改造しているので、良ければご覧ください。

なかなか見応えがあると思います。

下北山村のこちらの現場、昨年末に近くで崖崩れが起こり、通行中の方がひとり亡くなりました。

通行止めになったので、十津川村を抜ける国道168号線から山道425号線を抜けて、現場へ通っていました。

普段なら2時間少しのところが3時間半です。

1、2回は旅行気分で楽しんだのですが、月に2、3回現場監理に通うとなると、正直なかなか大変。

崩落現場の岬を大きく回避する仮橋が、完成したのは4月中頃くらいだったでしょうか。

完成後、緊急車両に続いて、村民や、医療関係者、工事に関わる人には通行許可証が交付され、一部通行が可能になりました。

私も工事関係者ということで、村に許可証を申請し6月からは通行できることになりました。

しかし、釣り仲間はみな168号線回りだったので、正直申し訳ない気持ちもありました。

それが先週金曜日から、一般車両も通行が可能になったのです。

1.5車線くらいの道幅で、道路脇のガードレールも仮感満載で結構怖いです。先導車に従って、ゆっくり進んで下さい。※動画は1.5倍速の早回しです。

何より、下北山村の観光に関わる人達は、ほっとしたと思います。

ただ、時間雨量が25mmを超えた場合や、連続雨量が70mmを超えた場合は通行止めになるので、その点は要注意です。

これまでは時間規制があったのですが、これが無くなるのも大きいです。

こちらの現場へ入る時は、先日の夜に現地へ入っていたからです。

通れないとなると、文句しかでてきませんが、仮の橋を掛けるだけでも高い技術が必要なはず。日本の粋を集めての工事なのだと思います。

ただ、この岬部分で深層崩壊の可能性があるということで、その予兆が現れれば再び通行止めになります。

大工事になるということで、県から国の管轄工事になるという発表も途中でありました。

ずっと山側にトンネルを掘るという話を聞いたこともあります。どうなるのでしょうか。

もしかすると、生きている間に最終形をみることは出来ないのかもしれません。

自分の出来ないことを気にしていても仕方ないので、ひとまず現場に集中したいと思います。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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店主骨折のため暫く休みます‐2123‐

水曜日に、「下北山村の古民家〈リノベーション〉」の【ゲンバ日記チャンネル】を配信しました。

リノベーションは新築とは違った面白さがあるので是非ご覧ください。

昨日は宵の口から梅田へ。

数少ない同業の友人と、4年振りに飲むことになりました。

彼は大のビール好きで、大概はここになります。

お初天神通りに昔あった古い店はクローズしたままなので、ミュンヘン曽根崎店になりました。

ツマミは名物のから揚げですが、もっと言えばこれしか頼ませて貰えません。

「サラダは家で食べたらいいやん」と。

そのくらい、美味しくビールを飲むのにこだわっているのです。

4年振りなので、建築のこと、家族のことなどを話していると、あっという間に閉店時間。

すぐ近くにあるショットバーに移動しました。

SINCE1987とあったので、37年続いている老舗です。

とにかく立地が良いのは強みでしょう。

更に話し込んでいると、あっという間に終電の時間となり、お開きになりました。

折角、夜の梅田に出てきたので、知合いの店に顔を出そうかなと北新地へ。

新地本通りにも活気が戻っており、何だかほっとします。

南のはずれまでやってきました。

ですが、いつもと違う感じ……

「店主骨折のため 暫くの間休みます」

少し長引きますともありました。

運動神経が良い男なのですが、何があったのでしょうか。

休みなら仕方ありません。

滅多にラーメンは食べませんが、すっと帰るのも何なので天一のこってりを。

深夜料金をプラスすると千円オーバーでした。

最近の物価高を体感して帰ってきたのです。

先の友人も、ほぼ1人で働いていますし、ショットバーのマスターも同じです。私も2年程スタッフを雇用できておらず、全く他人事ではありません。

もし右手を骨折したら、とても現行プロジェクトを滞りなく進めることはできません。怪我、病気には本当に気を付けなければと思い知らされます。

ですが、何か楽しみがないと頑張りが効かないものです。

友人はビール、マスターは旅、私はビールとワインと旅かな。かなり欲張っていますが。

久しぶりに夜の街を歩きましたが、梅雨前の夜風が気持ちの良い夜でした。


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