二転三転した「私の家」。
12回目にして、ようやく工事が進み始めました。
「私の家」新築計画から、「父と母の小さな家」新築計画に変わり、最終的には、アトリエm移転計画「上町のアトリエ兼住居〈リノベーション〉」となったのです。
2009年2月、実家近くの古家を買いました。
2013年1月完成を目指して、自宅を建てることに。
しかし、自分の家まではなかなか手が回らず、計画は一向に進まずでした。
それなら、二回り大きな実家と入れ替わる形で、この土地に両親の小さな家を建て、実家をリノベーションしたらという話になったのが「父と母の小さな家」計画です。
しかし、それも進まないまま13年が経ち、長男が東京の大学へ進学。
そのタイミングで、古家を売ることに決めました。
まず自宅を建て、その後アトリエを建てるつもりでしたが、大阪市内のそれなりの場所に建てるなら、両方は金額的に難しい、となったからです。
売却後、1年かかって見つけたのが小さな古ビルです。
大阪城天守閣の真南にある上町。
長堀通りの北側に建つ中で一番小さな白いビルです。
約15坪の小さな敷地に、めいっぱい建っている鉄骨4階建てでした。
上町筋を上町台地の尾根とするなら、そこから少し東に下った辺りです。
平成元年、1989年に建っているので築35年。
1階で眼鏡屋さんを営んでいたようです。
店舗の裏には事務所スペースがありました。
そしてその奥には浴室。
階段はかなり狭いので、完全にやり替えなければなりません。
2階の北側にキッチン。
南北に続く和室2間。ここが主な生活空間だったようです。
3階もほぼ同じような間取りでした。
4階は10畳強の部屋が1つだけ。
ここを2つに分けて、寝室とランドリースペースにするつもりです。
屋上は、土間面がかなり傷んでいますが、費用面のことを考えると、今回工事では手がつけられないかもしれません。
2階をアトリエ、3階から上を居住空間とした、つつましいアトリエ兼住居にするフルリノベーション計画です。
この物件を探す間、家族3人で実家に居候していました。
今年の春に購入したものの、スタッフが居ない状態が2年続き、馬車馬のように働きましたがなかなか手がつけられず。
本格的に手をつけたのが、今年の9月中頃あたりでした。
ようやく図面ができ、見積りをとって解体工事がスタートしたのです。
しかし全く楽観できません。解体金額は決着したものの、工事請負金額はまだ調整中。
見切り発車でスタートしているのです。
自邸に掛けられる時間は限られていますが、時間だけでなく、お金もかなり限られています。
働きに働いてきたつもりですが、想像以上にお金は残っていないものです。
しかし、もう解体が始まるので行くしかありません。
どうせジェットコースター人生、もう最高到達点からの滑走が始まっています。
秋移転を目指していましたが、年始には何とかしたいものです。
ジェットコースターゲンバ日記にも、どうぞお付き合いください。
■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載
■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞
■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』に「回遊できる家」掲載