「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」に【CG movie】をUPしました。
よければご覧ください。

年明けから、寒い日が続いていました。
快晴の放射冷却は、寒くはありますがシャキッとします。

しかし今日は、久しぶりに温かい1日でした。

朝見ると、近所にあった大きな建物がほぼ無くなっています。

昨年から工事をしていましたが、今日あたりは仕事もはかどったでしょう。
しかし大変な仕事であるのは間違いありません。

「上町のアトリエ」近くにも解体現場。

解体あれば新築ありで、すぐ裏に建つのはタワーマンションでしょうか。

1995年、25歳の時にはじめてオファーを貰った仕事はかなり大きな規模の住宅でした。
鉄筋コンクリート造と木造の昆構造を採用しています。

2件目の仕事は、「白馬の山小屋」リノベーション計画。

建築コスト的にも、設計料的にも、相当に厳しい条件でした。
しかし、挑戦させてもらえたから今があるのは間違いありません。

そして3件目の仕事は「Spoon cafe」。

阪急門戸厄神駅前で長らく続く、比較的大きな店舗を全面リニューアルしました。
「白馬の山小屋」 ほどではないものの、こちらも厳しい条件でした。

炭火で焼くハンバーグ。

そしてアートワークと、様々な挑戦をしたつもりです。
かなり長い年月をこのままで使って貰いましたが、再びリニューアルしたようでこの空間は残っていません。

それでも、本当に良い経験をさせて貰ったと感謝しています。
創業して今年で29年目に入りますが、これら初期の3作品での経験はかなり生きています。
「H型プランの平屋」等、鉄筋コンクリート造の建物もかなり経験させて貰いました。
「Spoon cafe」 の経験は、テナントでのクリニック計画等に、大きく役立っています。
リノベーションは、『大改造!!劇的ビフォーアフター』で担当した「住之江の元長屋」をはじめ、『住人十色』で放映された「回遊できる家」など、多くの作品がメディアで取り上げられました。
それも、これも、「白馬の山小屋」の計画と比べれば、何とでもなると腹をくくれていたからだと思います。
そう考えると「三つ子の魂百まで」ではありませんが、初期3作品の濃密な経験が、その後の仕事人生に大きく役立っていると分かります。
「初期三作品の魂百まで」です。
日本では、人口は減少の一途をたどり、空き家は増える一方。
おのずとリノベーションが増えていくことになります。
1月17日で、阪神淡路大震災から30年が経ったとニュースで取り上げられていました。
30年をひと世代とすると、再びリノベーションが注目されるようになると考えれば、面白いめぐりあわせだと思うのです。
その意味でも、 「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」で、都市型住宅のひとつの答えを示さなければと思っています。
2月12日(水)から、新アトリエで業務を開始するとアナウンスしました。
もう待った無しなので、腹をくくってやるしかないのです。
■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載
■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞
■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』に「回遊できる家」掲載