■■■ 『ESSEonline』にコラム連載開始■■■
12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■
■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
◆メディア掲載情報
■■■ 『ESSEonline』にコラム連載開始■■■
12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■
■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
◆メディア掲載情報
アトリエmのWebサイトには建築家プロフィールのページもあります。
その中に、BIOGRAPHY/おいたちのページもつくり、1970年、0歳から何枚かの写真を掲載しました。
1980年、小学5年生。
しかし小学校で熱中していたのは野球です。
3番サードだったので、多少の自信は持っていました。
低めを打つのが得意でしたが、これはファール(笑)
1989年、予備校生。
今は無き大阪北予備校のクラス対抗ソフトボール大会。
十三に予備校があったので、淀川の河川敷で真っ黒になるまで練習していました。
製作会社のサイトに「ストーリー」がでていました。
北の狼南の虎 [劇場版]
東京メッツのエース・火浦健には、父親の仇討ちをして逮捕され、野球を挫折した過去があった。しかし、甲子園の英雄・王島大介のプレーを見て再起を期す。メッツに入団した健はある日加代という女性と知り合うが、加代は幼い頃いなくなった母親だった。実は、健と大介はまだ赤ん坊だった頃火災に会い、母に捨てられ生き別れとなっていた双子の兄弟だった。真実を知った健は兄弟対決の末優勝し新人王を獲得し、加代を「かあさん」と呼ぶ。TVシリーズの「勇気編」終了後、好評だった前後編のエピソードを編集して映画化。
代表作「ドカベン」も大好きでしがたが、憂いを秘めたキャラクターが多く登場する「野球狂の詩」は、特に心に残っています。
そのひとつが「北の狼南の虎」です。上のストーリーを少し補足してみます。
北の狼こと火浦健。彼は赤ん坊の時、事情あって母に捨てられます。彼を道端で拾ったのは侠客でした。家族を失ったばかりの彼は、男手ひとつで赤ん坊を育てるのですが、その場面が何とも切ないのです。
成長した火浦健は、甲子園にでるため父に組を辞めて欲しいと伝えます。その結果、父は組に盃を返しに行くのですが、リンチにあい命を落としてしまうのです。
事情を知った火浦健は、父が封印していた日本刀をもち、組事務所へ仇討ちに向かいます。刑期を終えた火浦健は東京メッツに入団し、双子の兄弟と新人王を争うというストーリーです。
おそらく読んだのは40年程前だと思いますが、鬼気迫る表情だったり、悲哀に満ちたストーリーが忘れられません。
子供の頃、家業の手伝いで大好きな野球ができなかったことが、水島新司さんをここまでの野球狂にした動機になったそうです。
人、言葉、本、漫画、音楽、映画、スポーツ……
自分という人間が形成されるにあたって、どれだけのことが影響しているのでしょうか。
野球の面白さ、人生の悲哀を教えてくれた野球狂に心から哀悼の意を表します。
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1月4日「土間収納」
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◆メディア掲載情報
日曜日が雨予報だったので、土曜日に梅田へ出ていました。
JR大阪駅の南東にある交差点は「阪神前」。
「阪神前」の北東に建つのは阪急百貨店です。ややこしい言い方をしていますが。
その前にあるのは、村野藤吾設計の梅田換気塔。
1963年の完成ですから、60年近く地下街へ新鮮な空気を供給しているのです。
梅田の地下街は、屈指の大きさと通行量を誇りますが、大規模なリニューアル工事中。
阪神百貨店前の東広場に至っては完成が1937年。80年以上経っているのです。
イメージパースが掲示されていました。
東広場を西に進み、大丸方向へ向かうと、パッと明るくなり雰囲気が変わりました。
何と、大阪駅前地下道にトップライトが設置されていました。
阪神、阪急、大丸をむすぶ歩道橋から確認してみます。
位置から考えるとこの部分でしょうか。
地下に外光が差し込むと、全く雰囲気が変わるはず。最終的にどうなるのかとても楽しみです。
この光が一番欲しかったのは、以前あったふるさと名産店(通称アリバイ横丁)の売り子さんかもしれませんが。
百貨店の一角に、まだ「セール」の貼り紙があったと聞き、あわててやってきました。
現場へも革靴を履いていくので、全てが傷だらけに。何足か補充しておきたかったのです。
3つの百貨店なら私は大丸派。フロアが適度にコンパクトで、買い物が早く済みます。靴売り場へいくと、それなりに残っているようで探し始めました。
店員に「この25.5cmってあります?」と聞くと、「もう展示だけですねエ。セール終盤なので」と。
他のものを訪ねると「それもないですねエ、セール品は」と。
セール品でなくても構わないかなと思っていたのですが、この時期に来たのをとがめられて様ないるような扱いで……
バーゲンに来るのは罪ですか?と言いたくなりました。
気分の悪いまま買うのは嫌で帰ってきました。
帰りの地下鉄でふて寝していると、乗り過ごしてしまいました。
谷町線の終点は八尾南です。
そういえば、子供達はしょっちゅう乗り過ごしているといっていました。
ホームから東を見ると、沢山の車両と生駒山が見えました。なかなかの景色だなと気分を直して会社に戻ったのです。
若い時ほど腹が立つことは減りましたが、それでも時々頭にくることがあります。
そんな時は、まず一呼吸おいて寝る。そして移動する。これに限るのです。
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◆メディア掲載情報
18日(火)、高校1年生の女の子が来社しました。
興味のあることを実際に調査し、発表するそうです。質問に答える形式で、1時間ほど話しをしたでしょうか。
仕事に対する考え方や、建築が出来上がる過程を説明すると、とても興味をもっているのが伝わってきます。
若い人からのインタビューは、出来る限り引き受けるようにしています。
熱心にメモを取っていましたが、タブレットなのは時代を感じました。
と思っていたら、建築士会の役をしている方から、「若い建築士の方たちに、先輩として何か役に立つ講演をできないか考えているのですが」と電話がありました。
講演は色々しましたが、同業者に話したことはありません。
「僕の話しを聞きに。プロの方が集まって下さいますかね」と訊ねると、「守谷さん、そこそこ活躍しておられるので」と。
「そこそこ」が「物凄く」になるよう、頑張らなければと身が引き締まる思いです。
初めて講演をしたのは、2011年の7月。
ある専門家紹介サイトの主催で、参加者は8名でした。
主催者側との相談で「タイトルはできるだけキャッチーなものがよい」となりました。
はじめてだったこともあって従ったのですが、やはり心から話したいという内容でなければ、伝わることはないと思います。
「そこそこ」できるつもりが、初回は敗北感だけが残りました。
その後、15回以上講師を務めましたが、参加者が最も多かったのは、2012年9月の中国新聞主催の広島でのセミナーです。
『ビフォーアフター』放映の2ヶ月後で、中国新聞で告知されていたこともあり、100人以上は居られたでしょうか。
流石にテレビ、新聞の力は大きいものです。
この頃になると、思ったイメージの7割くらいは表現できるようになった気がします。
講演料、アゴアシ代もタレント並で、ここまでの条件はその後一度もありません。
一番最近では、天六の住まいの情報センターで。
2017年の11月でした。
この日の参加者は7名。
多くはありませんが、イメージの8割くらいは表現できたかなと思っています。
コロナ下の社会になり、この日以来講演はしていません。
夢を語ることで成立する講演もあると思いますが、プロに講師を頼むなら「役立つ」ということが大前提となります。
裏付けがなければ説得力もありません。ということは、自分の人生を振り返るしかないのです。
これが、講演をしたり、物を書くことの最大の長所だと思います。
若い建築士が知りたいことは、おそらく「どうすれば仕事のオファーが貰えるか」だと思います。
もし、先の講演が実現したなら、私の知っていることは全て話します。
よほど特別な能力を持っていれば別ですが「私だけの秘密」などありません。それでも全てオープンにしてこそ、その先に進める気がするからです。
でなければ、「そこそこ」から「物凄く」には行けない気がするので。
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12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」
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◆メディア掲載情報
1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載 されていました。
こちらは1998年完成。私にとって2つ目の作品です。
と思っていたら、翌1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」も掲載されていました。
こちらは2006年の作品。初めて『住人十色』『住まいの設計』にも取り上げて貰いました。
特に連絡もないので、SNSで偶然見かけて知りました。結構そんなケースが多いのです。
日曜日は打合せのあと、「セブンパークス天美」に初めて寄ってきました。
妻が車で行きたそうにしていたので、私としてはサービスのつもりです。
大阪市内からなら大和川を渡るとすぐ。
阪神高速の松原線、三宅出口から西に1kmあるなしの距離です。
夕方だったのでそれなりの車列でした。
しかし駐車場が大きく、待ち時間は苦にならない程度。
屋上から南東を望むと二上山も見えますが、畑の中にポツンといった立地なのです。
フードコートには「神座」。
ロフトや無印が入っているのが、イオン系との違いでしょうか。
天美スタジアムという大きなイベントスペースは、なかなか好感がもてます。
野菜の格安店らしく、凄い列でした。
時期が時期なのでこちらは避けておきました。
海産物の専門店もあり、エビが安かったので夕食はエビフライに。
私がこの世で一番大好きな食べ物なので、サービスした甲斐がありました。
と思っていたら、娘も卓球の大会で3位だったと連絡があり、ちょっとしたお祭り気分だったのです。
三宅出口とセブンパークスとの間にはスポーツパーク松原スケートパークがあります。
そこにはこの横断幕。
史上最年少金メダリスト、西矢椛(にしやもみじ)選手のホームグランドでした。
信号待ちでとまると、親子鷹なのか熱心に練習しています。
これがなかなかの迫力なのです。
今日「ドカベン」などの作者で知られる、水島新司さんの訃報が届きました。昭和50年代の大阪の下町。男の子は野球以外のスポーツは知りませんでした。
阪神の矢野監督もたしか出身が近所だったと思います。
それはそれで競争も激しく楽しかったのですが、現在の多様性と比べると、全く別の国のようにさえ感じます。
卓球、スケボー、野球……選択肢が無限だからこそ、決めることは大変だろうなとも思います。ダイバーシティの波は、確実に大阪の下町にも押し寄せていました。
すると先程、あるクライアントから「長男が第一希望の中学校に合格しました!」と、喜び溢れるメールが届きました。
設計をしていた時は、小学校に入る前だったはず。本当に時間が経つのはあっという間です。
阪神淡路大震災からも今日で27年。
選択肢は無限でも、選べる道は1本しかありません。そのことに置いて悔いはありません。
鬼籍に入った 水島新司さん追悼の記事は回を改めて書いてみたいと思います。
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1月4日「土間収納」
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◆メディア掲載情報
ゲツモク日記のYouTube版が【ゲツモク日記チャンネル】です。
前回の池原ダムに続いて、第2弾はスキーです。
正月休みの木曽福島行きは一度書いたので、スキー場へ向かう高揚感を綴ってみました。
朝宿を出発。
雪道を走ります。
山頂を目指します。
そして白銀の世界へ。
従妹同士はスキー。
長男のボードも大分さまになってきました。
30歳くらいまではアルペンスキーの試合にも出ていました。
が、久し振りに自分が滑っているのを見ると、やはり腕が落ちたでしょうか。
板が長いのもありますが、あまりターンが切れておらず……
でもいいのです。
真っ白な雪山が見えてきたら、ワクワクしないスキーヤーはいません。
目一杯は滑ったあと、帰りの車内で家族は爆睡です。
そして、ひとりでラジオを聴きながら、満足感に浸ります。
大阪に車を走らせる時間も含めて “I love white snow “なのです。
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
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12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」公開■■■
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
今日は水曜日なので番外編で告知です。
昨日の夜、『ESSE-online(エッセオンライン)』でコラムの第2弾が公開されました。
前回の表紙は長澤まさみさんで、今回は上戸彩さん。
流石に早々たる顔ぶれです。
ようやく勝手が少し分かってきました。
こちらはSmartNewsの「暮らし」から。
Yahooニュースは「ライフ」というカテゴリーに上がっていました。
今回は4つの実例をあげて土間収納を解説したのですが、1つ目は「The Longing House」です。
昨年の春竣工した住宅です。
このエントランスまわりのプランは、クライアントと練りに練ったエリアです。
収納部分以外は沢山写真があるのですが、そういった場所はやはり少な目。
追加で撮影させて貰ったのです。
その中の1枚がこのカット。
普通の写真に見えるかもしれませんが、暮らしが始まってからこの質の写真はなかなかハードルが高いのです(笑)
全てはクライアントの協力あってこそです。
他の3軒も様々な工夫があるので、よければご覧ください。
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
今年も残すところ1日となりました。
毎年そう思うのでしょうが、この2年は特に時間が加速した感じがします。
勝手ながら、私の1年を振り返ってみます。
今年の年始は、静岡に寄ってから東京へ向かいました。
長男が東京の大学を目指すと言うので、それなら見るべきだと出掛けたのです。
静岡は敷地調査に寄ったのですが、家康が愛した街です。評論家、谷沢永一は家康をこう評しています。
可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。
2月 忠誠のひまわり‐1768‐
2017年、1987年から30年乗ったLOWEの14フィートを廃船にしました。
今年は、2004年から17年連れ添ったSAVAGE(サベージ)の12フィートを、八尾のサイトウ自動車サービスに引き取ってもらいました。
後日談があります。
結構すぐに買ってくれた人がいたのですが、それを伝えるのをすっかり忘れていたそうです。聞いたのが11月の車検の際でした。
使って貰っているだけで嬉しいのです。
時々メーカーの方から、商品開発だったり、カタログへのアドバイスを求められることがあります。
6月には大阪発の建材メーカー、サンワカンパニーから相談がありました。
洗面ボールのシガラキは、当社の作品写真が採用されているので、思い入れのあるメーカーです。
7月 楽しむ境地の深さには及ばない‐1815‐
YouTubeをはじめとするメディアの登場で、動画の配信が容易になりました。
この夏、 『建築家・守谷昌紀TV』 をスタートしました。
1本目は、竣工間際の「3つの庭を持つコートハウス」。画質のコントロールがしっかりできておらずでやや粗く……
いまだ暗中模索ですが、新しいことを始める楽しさも感じています。
9月 演出・守谷の想像以上‐1834‐
YouTubeをはじめた理由は先に書きました。
私の仕事はクライアントからオファーがあって、はじめて成り立つ仕事です。
そのクライアントと、どういった関係の中で建物が出来上がっていくか。それも是非伝えてみたいと思っていました。
「おいでよ House」 へは、写真、動画と合せて5回も撮影に協力頂きましたが、お子さんも大活躍してくれました。
で、出来上がった動画がこちらです。
オフィスデザイン&多目的スペースデザインにトレジャーキッズたかどの保育園が掲載されました。
自分で言うのも変ですが、とても園児に優しい保育園だと思います。
また、保育園を設計する機会があれば良いなと思っているのです。
11月 1111、いい日オレンジ‐1851‐
私が大好きな色でコーポレートカラーの濃いオレンジを全面的に採用しました。
なにより11月11日という日程が、1の4並びで、絶対いい日のはず。
12月 ESSE online(エッセオンライン)でコラムの連載をはじめました‐1858‐
初回はキッチンとパントリーの関係について書きました。
年始に第2弾が公開予定なので、またここでお知らせします。
その後、「あちこちでお茶できる家」にも久し振りに伺いました。自分の作品や設計手法をここまで振り返ったことが無かったので、沢山の気づきがありました。
まとめる、比較することはとても大切だと再認識したのです。
コロナ下の社会になりおよそ2年が経ちました。ここ最近は、世界でも類を見ないくらい感染者数が激減していました。
一方、オミクロン株の感染も報告され始めました。
一喜一憂するなという方が無理ですが、それでも前を向いて生きるしかないのが人間です。
大谷翔平選手、松山英樹選手はスポーツの世界においても、活躍は国籍や人種を問わないことを証明してくれました。ひたむきに生きる若者に、沢山の夢と勇気を貰ったのです。
今年1年、このゲツモク日記、ゲンバ日記にお付き合い頂きありがとうございました。 また、『建築家・守谷昌紀TV』 を観て下さった方にも感謝申し上げます。
常に明るく前向きに。2022年も素晴らしい1年となることを確信しています。
■■■ 12月6日『ESSEonline』にコラム連載を開始
第1弾は「キッチン・パントリー」■■■
■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■
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■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
Webサイトのリニューアルを機に、コラムを書き始めました。
【1】どこに住もうか? 【2】「建てるため」の土地探し に続いての第3弾です。
【3】「建てるため」の土地調査
土地探しがはじまると、実際に候補地が上がってきます。「建てるための」と書いた通り、売買するための調査とは異なる部分が多くあるのです。
どのような規制があるのか?どのような費用が掛かってくるのか?これらを初期段階で把握できるかは、計画の成否を大きく左右します。
それでは、「建てるため」の土地調査について解説してみます。
1. そもそも建てられる?
まずは、都市計画法によって定められた「用途地域」の調査から始めます。建築が可能な土地であるか、どのような用途の建物なら建築可能かを調べます。
建築が可能と分かれば、ある規模以上の建築をするには、工事前に建築基準関係規定に適合するかを確認する必要があります。
建築士等が委任を受け代理業が行えるのですが、反対の言い方をすれば、建築士等による調査でなければ、見落としがでてしまう可能性が高いのです。
建築基準法だけを守ればよい訳ではありませんが、はじめにクリアすべきハードルであるのは間違いありません。まずは、建築基準法上、建築出来ない場合を説明してみます。
2. 接道の義務
建築基準法では、巾4m以上の道路に最低2m接していなければ建築ができません。
ただ、前に道路があれば接道の義務を満たしていることにはなりません。その道が「建築基準法上の」道路であるかがポイントです。
道路はいくつかに分類されていますが、2つ例をあげてみます。
■建築基準法(以下、法)42条1項1号道路
道路法による道路(高速自動車道を除く)で、幅員4メートル以上のもの。
一般的には国道、府道、市道等が該当します。
■法42条2項道路
法施行時または都市計画区域編入時に既に道として使用され、それに沿って建築物が建ち並んでいる幅員4メートル未満の道で特定行政庁が指定したもの。
これらの種別は、都道府県庁であったり、市役所等で調べれば分かりますが、最近ではWebサイトで公開しているケースも増えました。
道路幅4m以上必要ですが、1.8m以上あれば中心から2mまでセットバックすれば建築することは可能です。
これらの種別は、特定行政庁と言われる都道府県であったり、市役所で調べれば分かりますが、最近ではWebサイトで公開している 特定行政庁 がかなり増えました。
建築基準法では、巾4m以上の道路に最低2mと接していなければ建築ができませんが、道路巾が1.8m以上あれば中心から2mまでセットバックすれば建築することは可能です。
実際に、「光庭の家」道路幅が1.8mなく、新築不可でリノベーションとなりました。
3. 「道路境界明示」の要不要
左の写真のように道路境界が明確になっている場合はよいのですが、明確になっていない場合は、「道路境界明示」を求められる場合があります。
測量図面と申請業務、官民ともに立ち合いがもとめられるので、費用が少なくとも40万円程は掛かります。 「道路境界明示」の要不要も、特定行政庁や指定確認検査機関に確認しておく必要があります。
「8.8坪の家」は、道路境界明示をした上で完成しました。
敷地の右下。交差点では隅切りといわれる部分に建築することはできません。隅切りの要不要も各自治体が定めているルールがある場合があるので、先に調査しておくべき内容です。
4. 「水道の引き込み」と「最終汚水桝」は要注意
暮らす上で重要なインフラ設備ですが、水道と最終汚水桝も事前調査が必要です。
「イタウバハウス」のクライアントは、住みたい地域が決まっていたので、3年程かけて候補地をみつけました。
工場が更地になり、2つの敷地として売り出されることが分かりました。ただ当該敷地には水道の引込が無かったので、新たに敷設する必要があり、この費用が60万円程かかりました。
また、水道の引込管の太さによって設置可能な水栓の数が決まってきます。
古い設備は直径13mmのことがあり、これでは住宅レベルの水栓をまかなうことができません。水道本管からの引込管を最低でも直径20mm以上にする必要があります。
また、下水道に汚水を流すために、敷地内になる最後の桝を「最終汚水桝」と呼びます。この桝の設置工事費は、大阪市なら行政が負担してくれますが、建築主負担としている行政もあります。
5. 地盤改良の要不要は事前に分かる?
これまでの調査と共に、土地が強固であるか軟弱であるかも分かっているに越したことはありません。
これまでにも書きましたが、建築基準法では「建物の安全」と「敷地の安全」が求められるからです。土地が軟弱な場合は、地盤改良が必要になってきます。
「柱状改良」と呼ばれる地盤改良方法が比較的安価ですが、それでも30万円を下ることはありません。場合によっては200万円程掛かることもあります。
しかし反対に、地盤が強硬であれば「改良不要」の場合もあるのです。
「Shabby House」は、地盤が非常に良好で、「改良不要」と分かりました。
また、地名に水を連想させる文字が入っているのは、以前そういった土地だった名残の場合があります。地名や古地図が、その敷地を知る手がかりになることも多々あるのです。
まとめ
「建てるため」の土地調査は、「何とか夢を実現したい」というクライアントと、私たちの葛藤の歴史でもあります。
不要な出費を限界まで抑え、どうしても必要なものは事前に把握しておきたい。不明確な部分があればあるほど、前に進むのが怖くなってくるからです。
これを私は「遊園地の肝試しの法則」と呼んでいます。何だか分からないから怖いのであって、良く見れば人のいいアルバイト君なのですから。
これは半分冗談ですが、課題が明確になればあとは解決する方法を模索するだけ。怖い、避けたいと思うことこそ、正面から向かいあうしか突破する方法はないと思います。
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第1弾は「キッチン・パントリー」■■■
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■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
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