先週末、時間ができたので京都まで足を伸ばしてきました。
天満橋から京阪電車に乗れば三条まで50分程です。
電車代も420円とお得ですが、少し奮発してプレミアムカーで行くことにしました。
シートも2列+1列の配置でゆったりめ。
全席に電源がついているのも嬉しいところです。
車窓からの景色は、木津川、宇治川を渡るあたりが見どころでしょうか。
追加で500円ですが、快適な電車旅でした。
三条駅に着くと、高山彦九郎が迎えてくれます。
のんびりと岡崎を目指しながら散策します。
このあたりは、岡崎のマンション<リノベーション>の仕事をしている時によく歩きました。
もう18年も前のことですが、この景色を見るのを楽しみにしていたものです。
京セラ美術館での「アンディ・ウォーホール・キョウト」が1つ目の目的。
それなりのボリュームになりそうで、こちらは木曜日に書こうと思います。
ポップアートを満喫して京セラ美術館をでました。
二条通りを西へ歩きますが、京都会館前の街路樹が見事に紅葉しています。
京都出身の友人達が、京都を出たがらないのもよくわかります。
ゆったりした大通りも、細い路地もどちらも良いのですから。
その後、下鴨神社を参る前に腹ごしらえです。
京都は食事が高いですが、リーズナブルな中華を見つけたので寄ってみました。
東大路と御陰通交差点の北、「華祥」の担々麺+炒飯・唐揚げセットは1200円程。
名物という卵白あんかけ炒飯が千円弱。
担々麺も美味しかったですが、 炒飯 はパラッパラで絶品。
卵白あんかけも、全く見た目だけではありません。
絶賛してお勧めしておきます。
デザートは妻の希望で和菓子の名店へ。
近くにある、 阿闍梨餅本舗 京菓子司「満月」です。
「満月」は、ここ本店と金閣寺店で土日にしか販売されないとか。
「満月」も美味しかったですが、私は「阿闍梨餅(あじゃりもち)」が好みでした。
ほんのり温かく、中に入っている粒餡が絶妙です。
下鴨神社は、賀茂川と高野川に囲まれ合流部にあります。
三角洲の先端には出町の飛び石。
京都も人出が戻り、沢山の人が渡っているのが見えます。
ここから、世界遺産でもある糺の森を北に向かって歩きました。
赤、黄、緑と紅葉が見事。
20分くらいは歩いたでしょうか。
結婚式を挙げている人もいました。
素晴らしい天気に恵まれ何よりですが、こちらも幸せな気分になります。
社が干支で分かれているのははじめてでした。
私は戌ですが、寅と一緒なのは相性がよいのでしょうか。
このあたりは、文豪に愛された街でもあります。
「下鴨泉川亭」は川端康成が「古都」執筆のため、住んでいた邸宅です。
また、すぐ南にある「石村亭」は谷崎潤一郎が住んでいたこともあります。
この白壁には、木が自然な形で塗りこまれていました。
何とも意味ありげなデザインです。
しかし私が一番気になったのは「湯川秀樹旧宅」です。
日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹が晩年を過ごした邸宅で、現在は京都大学に寄贈されています。
長谷工コーポレーションが親族から購入して寄贈。安藤忠雄が設計し、長谷工が無償で施工をし、保存、改修をすることになっているのです。
無償とはスケールの大きな話で圧倒されてしまいます。
子供が小さい時、よく訪れていた京都青少年科学センターに湯川博士の色紙が置いてありました。
一日生きることは、一歩進むことでありたい -湯川秀樹-
この言葉を年のモットーにしたこともありました。
そのくらい好きで、かつ重たい言葉です。
晴天に恵まれた、ちょっと秋の京都旅。
妻へのサービスも含めていたので、好天で良かったです。
世界中から観光客が訪れる京都まで1時間ちょっと。
世界で最も住みやすい街ランキング、10位の大阪に住むこの幸せ。(イギリスの経済誌「エコノミスト」調べ)
先日ここで、無理やりでも「幸せだなぁ」とつぶやくべしと書きました。
しかしこれこそ「リアルガチ幸せ」(出川哲郎調べ)と言わずしてなんと言うのか。
幸せだなぁ。
■■5月13日『住まいの設計6月号』に「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』に「おいでよ House」掲載
■ 『ESSE-online』にコラム連載
10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」
■■1月6日『Best of Houzz 2022』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載