タグ別アーカイブ: 土器出土

イメージのど真ん中を射抜けるよう‐2021‐

大和川沿いの道は、晴れると気持ちのよい快走ルート。


昨年の夏から、今年の春まで半地下の音楽室がある「没頭できる家」の現場監理でよく通っていました。

山の近くまでくると、大阪市内とは雰囲気も一変します。

3ヵ月点検にやってきました。

午後になると、電線の影がかかるので「外観の撮影は昼少し前だな」などと思いながら。

庭には、人工芝シートが敷かれ、すでにBBQも開催済だそうです。

お子さんも「久しぶり!」と明るく迎えてくれました。

小さいお子さんは3ヵ月会わないだけで、明らかに大きくなっているのが分かります。

ご夫妻は共働きなので、勿論のこと引越し後の片付けも働きながら。竣工写真の撮影は、もう少し先になりそうです。

ただ、音楽室のほうはかなり仕上がっている感じです。

大きなモニターが設置されていました。

ご主人は「ここで大音量で音楽を流して、大きな声で歌ったりすると、とても気分がいいですよ」と。

奥さんは「大音量でF1を観るのが楽しみ」と、以前仰っていました。

その感想を聞き忘れたのが、唯一の心残りです。

計画がスタートしてから、建物が完成するまで、平均すると1年3ヵ月程掛かっていますが、こちらはプレゼンテーション時の図面です。

全く図面の通り出来上がる訳ではありませんが、目指すところがなければ、建物が完成することはありません。

この計画はスタートしてすぐにイメージが固まったので、大きな変更はほぼありませんでした。

イメージのど真ん中を射抜けるよう、考え、描き、創るのが私の仕事です。

人手不足はやや堪えますが、遣り甲斐はあり過ぎるくらいあります。

末代まで「あいつは働き物だった」と言って貰えるよう、働きに働く覚悟です。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

半地下の音楽室がある「没頭できる家」【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE4-オープンハウス開催-

■半地下の音楽室がある「没頭できる家」オープンハウス開催■

場所:大阪府南部
天王寺駅から電車で30分
日時:2023年 3月26日(日)10:00~16:00
詳しい場所はお申込み後にメールでお送りいたします。

当社Webサイトからお申込み下さい。
https://atelier-m.com/bottou_openhouse/

クライアントご夫妻はそれぞれが、キーボード、ギター、ドラム、パーカッションと演奏できる。そこでの仲間が集まった際、セッションできる音楽室があれば……

音楽室を半地下としたのは、完全地下だとコストが掛かることと、視線のつながりを考えました。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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半地下の音楽室がある「没頭できる家」最高の家や~!オープンハウス開催します‐1990‐

街路樹のハナミズキも花が開き始めています。

気温が20度を超える日もあり、一気に春めいてきました。

間もなく竣工を迎える、半地下の音楽室がある「没頭できる家」

月末にオープンハウスを開催させて頂くことになりました。

お申込みは以下からお願いします。

■半地下の音楽室がある「没頭できる家」オープンハウス開催■

場所:大阪府南部
天王寺駅から電車で30分
日時:2023年 3月26日(日)10:00~16:00
詳しい場所はお申込み後にメールでお送りいたします。

LDKは南に面しています。

そのLDKと階段でつながるのが半地下の音楽室。

お子さんにカホンという打楽器を叩いてもらいました。

打楽器なので結構な音量です。

防音扉、2重壁、2重サッシの効果で、なかなかの防音性能です。

その後は、兄弟仲良くゲームとなりました。

子供さんも、毎回の現場打合せにも付き合ってくれました。

この日は、「最高の家や~!」と言ってくれ、本当にうれしい限りなのです。

キッチンの後ろにはパントリーも備えています。

こちらは奥さんの城。

エントランスには手洗い。

2階には各個室がありますが、南や東に面しているのでとても明るいのです。

ちょっとした庇が、外部を豊かにしてくれます。

プール、BBQと使い方は様々です。

さらにはちょっと秘密の空間も。

興味のある方は、どうぞ気軽に遊びに来て下さい。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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半地下の音楽室がある「没頭できる家」【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE3-3階建て?2階建て?-

濃紺の外壁が現れました。

足場が取れると随分印象が変わります。

半地下の音楽室も出来上がってきました。

寒い季節でしたが、子供さん達も毎回の打合せに参加してくれました。

音楽室はやはりお気に入りです。

次男君は手伝いまでしてくれました。

竣工までもうすぐのところまでやってきた現場をご覧ください。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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半地下の音楽室がある「没頭できる家」Episode2-躯体完成-

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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建築家・守谷昌紀TV 半地下の音楽室がある「没頭できる家」Episode1-発掘調査で土器出土-

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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現場から土器出土‐1939‐

右端あたり、僅かにですが二上山の頂きが見えています。

石器時代、矢じり使われたサヌカイトが採れた聖なる山です。

周辺には古来から多くの人が暮らしていました。

前回、発掘調査が決まったと書きました。

土器が出土しました。 

行政の担当者から、遺構の調査と資料の保存が終わったと連絡があり、朝から寄って来ました。

前回の倍以上の面積が掘り下げられ、遺構にはマークがされています。

丁度、影が掛かっている中央の穴が、木製の柱が発見された場所です。

これらを詳細に記録するのです。

もう少し広いエリアを発掘調査し、柱跡に規則性が見いだされれば住居跡と認定されるそうですが、この範囲では確定できなかったとのことでした。

私の想像ですが、中央の穴と右下の穴が1.8mくらいなので、この延長線上に柱があるのではないかと思います。

古代の柱穴のピッチも1.8m~2mが多いのだそう。

古代のグリッドも、現在と変わらず一間(1.8m)とは、面白いものです。

古墳時代末期の後期、5世紀末あたりのものと推測されるので、約1500年前のものです。

その1500年の間に、4層ほどの地層が見えます。

それらは、家を建てたり壊したり、また有機物が土になったもの。

その断面に斜めに通る2本のラインが見えるでしょうか。

右のラインは、近世に掘られて井戸の痕跡だそうです。

掘削したラインの中、行政の担当者が示しているあたりに、木製の井戸が組まれていたとのことでした。

重機も矢板も無い時代、大きく堀り、その中央に木製で井戸を組み、周辺を埋め戻したことが分かります。

出土した土器や瓦です。

左は、高杯の破片で、右下は小型丸底土器。

古墳時代前期の末期、5世紀末あたりのものだそうです。

実際の生活に使われたというよりは祭祀用で、厚みはとても薄いものでした。

「触ってもいいですか?」と聞くと「勿論かまいません」と。

1500年前、ここに暮らした人たちは、これらを使い、何に祈りを捧げたのでしょうか。

家族の幸せや安全、また、世の太平もあわせて祈ったのかもしれません。

折角発掘調査するなら、何か出れば面白いのにと思っていました。

現場での専門家の解説付きでとてもラッキー。幸先のよいスタートです。

1500年前と変わらぬグリッドで、ご家族の幸せを実現するため、月末から本格的に工事がスタートします。

間もなく開始するので、ゲンバ日記のほうも是非ご覧ください。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

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2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
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