タグ別アーカイブ: 紫蘭

紫色の可愛い彼は、ローアングルオンリー‐1899‐

新緑の季節ですから、街路樹のサンゴジュも伸び盛りです。

剪定の時期は冬が基本だと言いますが、聞く人によって結構答えが違います。

常緑樹は春も可という感じですが、街路樹においては台風対策もあるのかもしれません。

高さ3.5m以上はあるので、かなり危険な仕事です。

3.5m以上がなぜ危険なのか?

その理由を以前書いたことがあるので、興味があればよければ読んでみて下さい。

火曜日の夜は結構な雨で、小さな庭に咲く紫蘭もしっとりと。

雨の後、その庭に小さな穴が沢山できていることがあります。

何の穴なのかなと思っていたら、妻が「雨が降ったら、ミミズが酸欠になってでてくる」のだと。

私は朝バタバタとでていくので、見たことが無かったのです。

こんな小さな庭に、こんなに沢山のミミズが住んでいるとは嬉しくなります。

元はと言えば、子どもが小さい時に急に釣りに行くことになった時、エサを買いに行く時間がないので、時々ミミズを放していたのです。

今や長男が高3で、長女が中3。誰も一緒に行きたいいとは言ってくれませんが。

現在の進行中のプロジェクトで、一番小さなお子さんは現在3歳の彼。

退屈だと思いますが、兄弟3人で一緒に来てくれ、嬉しいかぎりです。ついついお菓子やジュースを出し過ぎてしまうのですが。

一度打合せ風景を撮らせて欲しいとお願いしていました。

すると彼が、「自分でも撮る」といって私を撮ってくれました。

写真はかなり撮りますが、撮って貰うことは滅多にありません。

小さなカメラマンはローアングルオンリーで、とても可愛かったのです。

次に3歳の子供が親族にできるとすれば、孫ができて時でしょうか。

その次はひ孫……


そんな機会があるとよいのですが、やはり元気に働き続けることができてこそ。お年玉も上げなければなりませんし。

以前、子育ては人生の復習だと書きました。孫の場合は再復習。

再復習 の予習までさせてもらっているので、準備は万端です。

■■■ 『ESSE-online』にコラム連載■■■

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設

■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

敬天愛人‐1686‐

少し街を歩けば、道端の植込みは花が満開です。

チューリップ。

ツツジ。

真っ白なツツジも品があって美しいものです。

こんな時だからこそ、健康には気を付けておきたいところ。

週の半分はジョギング、無理ならせめてウォーキングにでると決めました。

今朝方の暖かい雨でか、庭木の紫蘭が花をつけ始めたようです。

以前、カタツバキだと思うと書いたら、これは紫蘭だと親戚からメールが届きました。

インターネット社会最大の長所は、他者の知識を素早く得ることができることでしょう。

反対の視点から言えば、自分で考えることを放棄してもそれなりに答えを得ることができます。

このあたりの短所を、どう説明すれば子供達が納得してくれるのか。いつも頭の片隅にある課題です。

日曜くらいはその子供達と食事をしようと、妻に焼肉をリクエストしておきました。

皆考えは同じようで、肉屋さんはかなり混んでいたそう。

それでバタバタと注文した際に、いつもより多くタンを買ってしまったとのこと。

大好きなタン多めで、子供達は小躍りするくらい喜んでいました。

タレは名前が気に入っている「元祖肉どろぼう」。

部屋で干していたマスクに、その焼肉の移り香がしっかりとつき……

今日月曜日も一日焼肉気分。2度おいしい焼肉でした。

小さな幸せで、人は十分満足できるものです。

マスクと言えば、facebookでつながった沖縄の方が、端部を縫うだけで簡単に製作できる型紙を送ってくれました。

PDFがあるので「欲しい!」と言う方は遠慮なく連絡下さい。

匿名の心無いバッシングも人の心から出たもの。

こういった善意も人の心から発露したもの。

勿論、私の心の中でも善意と悪意が押し合いへし合いしているはずです。

1894年、英文で西欧に向けて発表された内村鑑三の名著「代表的日本人」。

その冒頭で紹介されるのは、明治維新の立役者、西郷隆盛です。

「敬天愛人」という言葉が彼の人生観をよく表しているとあります。

 「天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない」

全くスケールの違う域です。

西郷はこのような言葉も残しています。

 「命も要らず、名も要らず、位も要らず、金も要らず、という人こそもっとも扱いにくい人である。だが、このような人こそ、人生の困難を共にすることのできる人物である。またこのような人こそ、国家に偉大な貢献をすることのできる人物である」

誰かを非難するつもりは全くありません。

私も家長であり、小さな会社のリーダーです。困難こそが人を成長させてくれるのは間違いありません。

命も、名も、位も、お金もそれ程欲しいとは思っていません。ただ、名だけは少し欲しい。

西郷の背中は遙か先なのです。

この騒動が収まったら、また鹿児島を訪ねてみたいと思います。

A photograph is wonderful.
2011年8月 鹿児島/桜島

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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あの花、シランかったん?‐1064‐

 5月の初め、「Shabby House」のクライアントと、庭木を見に行っていました。

 正面に植えたのはプンゲンストウヒ。

 ヨーロッパではクリスマスツリーとして使われる樹です。

 しかし、昨夏の猛暑に耐えられず、枯れてしまったのです。

 数本で影を作りあえれば良かったのですが、日本の日差しは厳しかったようです。

 この樹も、河南町にある古川庭樹園で探しました。

 こちらの専務、この世界では名の知られた人。

 広大な畑を案内し、唯一無二の1本を一緒に探してくれます。

 この日も運命の1本と出会えました。嫁いでくる日は、見に行こうと思っています。

 前回、庭先の花について書きました。

 すると、親戚からメールが。

 カタツバキはアヤメと間違うほど似ています。シランの葉っぱは、笹の葉のようで、丸まっています。あの写真はシランだと思います。

 しかも、義父から妻が貰った花でした。

 この仕事を始め、庭樹は詳しくなりました。しかし花となると……知識の浅さが露呈していまいました。お恥ずかしい限りです。

 人生の先輩からの指摘だけあって、気遣いも嬉しい限り。

 ブログを読むたびに、知的で、哲学的な内容に感じ入っております。

(中略)

 実物と図鑑で確認してください。あの花、シランかったん?