現場での定例打合せは、隔週を基本としています。
「おいでよhouse」は、第1、第3の水曜日。

クライアントの予定、監督の予定、そして私の予定を擦り合わせるのは、なかなか大変です。
それで、曜日と周期のルールを決めて、2ヵ月から3ヵ月位先くらいまでは、スケジュールを決めているのです。

工事の序盤、中盤と比べると、終盤は徐々に課題も減ってくるので、自然と雑談も増えてきます。
昨日も課題の打合せを終え、四方山話をしているとあっという間に3時間が経っていました。
ご主人に「そろそろ仕事に戻りますね」と声掛けをして貰い気付いた次第で。

私も飛ぶように会社に戻り、お握りだけ買って京阪萱島へ向かいました。
ひとりの移動は、運転手付きの電車に限ります。

駅前からの裏道を抜けて「かやしま写真スタジオOhana」へ。

2009年秋の竣工なので、11年目に入りました。

レセプションと階段は、この時期が特に暖かいのです。

2階ものぞいてきました。

勝手知ったると言うか、苦闘の結果と言うか……
本当に懐かしい気持ちになるのですが、道路収容に掛かり取り壊すことになったと聞いたのが4年前。
何とか近所に敷地が見つかり、昨年からOhana第2章が動き出したのです。
新店舗のコンセプトは「あの森のOhana」。
まだ競争見積りがスタートしたばかりですが、このタイミングで現場日記もスタートするつもりです。良ければそちらもまたのぞきにきて下さい。

現場説明を終え、予定していた帰りの電車に飛び乗り「ふ~」と一息。
この数年、一番沢山仕事をして貰っている建築会社の社長に「所長、そんなに慌てなくてもいいんじゃないですか」と言われます。
もっと早く進めて欲しいと言われるクライアントも実際に居ますし、求めて貰っている間に頑張っておかなければ、悔いを残すことになるような気がするのです。
マラソンの途中がどれだけ辛くても、終わった後に頑張ることは一切できないという言葉が耳に残っているのです。
子供達にも、「お父さんは特別な才能を持っている訳ではないけれど、毎日全力で働くことだけは続けてきた」と言ってきました。
子供だけには、このことは言い続けるつもりです。

先月中頃だったか、娘が「卓球の個人レッスンを受けたい」と言いだしました。小学校の時に見てくれていたコーチと話しができたそうです。
先日も、個人戦3位の結果を出してくれたのですが、目標にしている大会がいくつかあると聞いており「分かったよ」とOKしました。
久し振りに私も見に行ってきました。
私も温泉卓球レベルなら、経験者以外にはそう負けないので、それなりに自信を持っています。
しかし1年前、ついに本気の勝負で負けてしまいました。いわゆるガチです。
その頃からも各段にレベルアップしていました。

とても熱心なコーチで、2人はまるで会話をしているよう。
こういった景色は何とも清々しく、気持ちのよい景色です。
全力に悔いなし、という言葉を思い出すのです。
自分の娘ですから、身体能力はある程度把握しています。本気でやればかなりのところまで行けるとは思っていました。
が、想像以上でした。

第4シードから、県の団体戦で優勝してきたのです。本人はオールストレート勝ちとのこと。
もう快進撃がとまりません。
この先はもっと大変だ、などと野暮なことは言いません。「成功を恐れるな」で、是非とも一番高いところまで行って欲しいものです。
「ガチ」の由来は諸説ありますが、プロレスにおける「セメントマッチ」から来たという説も有力です。
「ブック」と呼ばれる脚本があるエンターテイメント色の強い試合ではなく、本気の潰しあいの試合を指すのですが、そこから「ガチンコ」という隠語ができました。
それがお茶の間に広がり、「ガチ」となったのです。
できれば、数学のほうも「ガチ」でお願いできると、お父さんは最高に幸せなのですが。
そこのとこ宜しく、と永ちゃん風に締めておきます。
■■■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
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■1月27日 『2021Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
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■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました