月曜日から続く、同級生のセカンドハウス訪問です。
前日、最も早く寝てしまったので、朝は私が一番です。
野辺山高原の朝は涼しく、小鳥のさえずりの中をジョギングにでました。
走っていると、急に森が開けます。
開拓記念碑とあるので、もとは森林だったようですが、大部分は畑となっていました。
レタスのようです。まさに高原野菜。
トラクターが作業をしていたので近づくと、農薬をまいているようでした。
使用しないのが理想ですが、売り物である以上仕方ないのかもしれません。
できる限り少なくして欲しいものですが、高原は非常に虫が少なく、そんなメリットがあるのかもしれません。
標高1400mは涼しいのですが、太陽に近い感覚もあります。
存分に太陽光を浴びたレタスは、瑞々しく、シャキッとしてみえるのです。
沢山ある畑では、時間差で育てられているようでした。
常に食卓に並ぶので当たり前と言えば当たり前ですが。
昨日の新聞にも、長雨の影響でレタスが高騰し900円台という記事もありました。
安いに越したことはありませんが、手間暇かけて育てられ、日本全国に届けられる訳なので、そんな時もあるでしょう。
1万円と言われれば手がでませんが、普段の4倍感謝しながら食べるべきかもしれません。
牛乳も地元のもの。
パッケージを見るだけで美味しそうです。
今回は立派なキッチンがあるので、料理モードは常にオン。
地元の柔らかそうなサニーレタスがあったので、スペシャルサンドウィッチ2種盛りです。
車での旅なら、必ずマイ調理キットを持って行きます。
旅先での朝食は重要です。忙しない日々の暮らしと、一番違うのはここかもしれません。
近くにある八ヶ岳音楽堂は、建築家・吉村順三の傑作と聞き、立ち寄ってきました。
残念ながらリハーサル中で入ることができず。次回の楽しみにとっておきます。
昼過ぎ、滞在のお礼をして帰路につきました。
私の人生は、建築、野外、旅の三本立てだと書きました。旅の魅力は、見る、食べる、感じるです。
高価なものでなくても、その土地や風土が育んだ味は心に残るもの。
バンコクのパッタイ(焼きそば)、ホーチミンのフォー、ミラノのジェラート、パリのフランスパン、香港のエビチリと、風景や匂いと共に蘇ってくる味が沢山あるのです。
今回食べたレタスは、実は同級生のお姉さんが生産したものでした。
スキーに訪れていた縁で、レタス農家に嫁いだそうです。彼がこの地にセカンドハウスを構えるに至ったことにも影響を与えているはずです。
「水があう」という表現がありますが、これは食も含まれているでしょう。
風土という言葉もあるので、「風と土があう」まで満足すれば、そこは理想郷かもしれません。
土地探しをしているクライアントに、「響くかどうかが一番大切」と伝えてきました。
「響く」を分解して行くと、水、風、土という要素がかなり大きいのではと考え始めています。
旅に出て感じる。だから旅は止められないのです。
■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
巻頭インタビューが掲載されました
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』で「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』に「回遊できる家」掲載
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました