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幸村曰く、男は一人もいなく候‐2366‐

昨日の日曜日も快晴。

健康保険のウォーキングイベントに参加してきました。

あべのハルカスが見下ろす、てんしばに集合です。

10時頃から2時間かけて、天王寺界隈をウォーキングするのですが、100人の参加者がありました。

まず最初は、てんしばのすぐ北、堀越神社にお参りします。

一生に一度だけのひと夢祈願は、短冊に1つだけ書いてお守りにしてくれるとあります。
初穂料5千円で要予約とありました。

この日はお賽銭でお参りしただけですが、真剣に考えてみようかなと思ってしまいます。

てんしばから谷町筋を北に歩き始めますが、東側に茶色のマンションが見えています。

このマンションの5階、四畳一間でアトリエmを創業したのが1996年。
この茶色のマンションで3年、少し北のマンションで2年。計5年を過ごしました。

本当に懐かしく、思い入れも一入のエリアなのです。

谷町筋を東に渡り、四天王寺へ。

五重塔。

南にある仁王門を過ぎ、境内をぐるりと一周。

再び谷町筋を西に渡り、大阪星光学院の南を西へ。

清水坂までやってきました。

すぐ南には、大阪市内唯一の天然の滝、玉出の滝のある清水寺があります。

清水寺は2020年に訪れていますが、本堂は昨年移転し建て替えられたようです。

調べてみると安藤忠雄の設計でした。

さすが安藤、大阪のお寺はしっかり押さえていました。内部も見れるなら入ってみたいものです。

南下すると一心寺の仁王門が見えてきました。

1997年の完成で、前住職である高口恭行の設計。

僧侶であり、建築家であるという経歴は、当時異彩を放っていました。

一心寺の東を南に下ると、天王寺公園茶臼山ゲートが見えてきました。

そこを入ると茶臼山の北側に出てくるのです。

先述した通り、天王寺は創業の地で、25歳から30歳までの最も苦労した時期を過ごしました。

茶臼山が、1615年大坂夏の陣で豊臣方の真田幸村が本陣を置いた場所だということは知っていましたし、すぐ北の安居神社で最期を遂げたことも知っていました。

大の雪村ファンなので、何度も訪れています。

ただ、茶臼山は有料の慶沢園天の中にあると思っていました。

当時はお金も無かったので、入ったことが無かったのです。

しかし実際には、慶沢園の北側にあり、標高26mの茶臼山に登ることができました。

もう感無量です。

山頂を示す石柱には、徳川の葵の御紋と、真田の旗印、六文銭が刻まれていました。

山頂には、大坂夏の陣の布陣を示した案内板があります。

「日本一の兵(つわもの)」真田幸村の案内板もありました。

当時は見晴らしが良かったのでしょうが、現在は鬱蒼とした森のように樹々が生い茂っています。

鳥のさえずりが心地よかったのです。

南側に山を下ると、慶沢園の北にある河底池に出てきました。

子供連れのお父さんが「このおっきい鳥は天王寺動物園から逃げてきたんや」と言っていましたがそれは嘘。

大阪でも野生のアオサギは結構いますから。

慶沢園の周囲を半時計回りに遊歩道が整備されており、大阪市立美術館前を通って、てんしばに戻ってきました。

天王寺の喧騒からは考えられない程の静寂スポット茶臼山。

行ってみる価値ありだと思います。

最後は幸村の名言です。

秀吉亡き後、徳川方は1614年大坂冬の陣の後、講和の条件として大坂城の外堀を埋めてしまいます。

戦うなら、豊臣方は大坂城を出て野戦に掛けるしかありませんでした。

1615年5月6日の道明寺の合戦では、「槍の又兵衛」こと後藤又兵衛らが伊達政宗軍に討ち取られます。

幸村が到着した時には戦線は壊滅しており、撤退するしかありませんでした。
その際に最も危険な殿(しんがり)を務め、追撃を食い止め、1人でも多くの味方を逃がすために体を張ったのが幸村でした。

見方の撤去を成し遂げた際に「関東の兵はたくさんいるが、男と呼べるほどの人物は一人もいない」と言い放ったのです。

「痺れる」という言葉以外ありません。

ですが、その後の結末です。

5月6日の道明寺の戦いの翌日、5月7日の天王寺岡山合戦開始で、幸村は家康の本陣に二度突入し、家康を窮地に追い込みます。

しかし、安居神社で休息していたところを討ち取られ、49年の生涯を閉じます。

その後、大坂城は炎上。翌5月8日に、豊臣家は滅亡しました。

天王寺での第一期アトリエmは5年で幕を閉じます。
後半の2年は、重い鬱に悩まされ、1年間休養することを決めたからです。

その間、海外放浪の旅にでますが、出発までの間に読んだ本で、一番心に残ったのが池波正太郎の『真田太平記』でした。

初めての茶臼山体験で、つい長くなってしまいました。

ジェンダーフリーのこの時代には全く合っていないかもしれませんが、「男」に人一倍こだわっているのだとは思います。

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