先週は、木曜日と日曜日に撮影がありました。
昨日は、トレジャーキッズたかどの保育園でした。
一度、曇天で延期しましたが、やはり白い外壁の建物は青い空が望ましいもの。
もっと青くても良いのですが、贅沢ばかりも言っていられません。
芝生も根付きだし、青々とています。
芝生のにおいに、バッタ取りをしていた40年前の記憶が一気に蘇ってきます。
草むらのない時代、泥んこになって遊べる、大きな砂場と芝生だけの園庭としました。
泥んこになった園児が、さっとシャワーを浴びれるスペースもあります。しかも温水付き。
カートや三輪車も揃っており、子供たちの声が聞こえてきそう。
しかし面積が600㎡を超えてくると、撮影はなかなかに大変です。
何とか午前の部を終え昼食へ。
昼食は、カメラマンの平井さんも一緒に取りますが、すぐに目に入った中華料理店へ。
なかなか感じがでています。
炭水化物+炭水化物のラーメン、焼き飯セットが600円。その他の定食は概ね500円とかなり安い。
栄養は偏っていますが、こんな時はOKだろうと皆ラーメン、焼き飯セットを。
昔ながらの醤油ラーメンと、焼き飯は少しウースターソースが入っている感じです。
昔は何でもウースターソースを掛けたもの。(うちだけ?)
創業40年とのことで、間違いなく昭和の味。当たりでした。
食後すぐに現場に戻り、何とか一通り撮影を終えたのが夕方4時半頃でした。
少し休憩をして、夕景の撮影が始まる前に、辺りをぶらっと歩いてみます。
なぜこうも下町にときめくのか。
確実に昭和40年代、50年代の雰囲気です。
確実に、時計に価値があった時代がありました。
この店の看板猫。
さらに歩いていると、千林商店街が見えてきました。
千林商店街といえば、ダイエー創業の地です。
1957年、昭和32年に「主婦の店・大栄薬局店」がこの地にオープンしました。
どこかに手掛かりがあるかなと探しましたが、何も発見することはできず、端まできました。
ダイエーの栄枯盛衰に、再度触れるのはやめておきますが、夕日もあってか何となく物悲しい気分に。
夕景を全て撮り終え、片付けが終わったのが8時前。
朝からほぼ休みなく撮影し、もうヘトヘトでした。
1989年、平成1年は18歳の時に予備校で迎えたので、私は昭和の人間と言えます。
昭和という時代の表現は色々ありますが、私は「報われる時代」だと考えています。
もしくは、「報われると考えることができる時代」と言い換えてよいかもしれません。
ヘトヘトだとすれば、必ずいいことがあると思えます。
反対の言い方をすれば、ヘトヘトでなければ、ちょっと物足りません。
高度成長期の昭和の終盤、人口が減少曲線を描き始める平成の、両方を生きさせて貰ったから、余計に強調したくなるのかもしれません。
勿論、昭和を生きなければ夢を見れない訳ではありません。それは、例えば大谷翔平選手が軽々と証明してくれます。
要は、自分の生きた時代、また、自分の暮らしした環境の中で、自らのストロングポイントを探し、磨くしかないのです。
世には五月病という言葉があります。
新一年生には、そんな言葉なんかに微塵も左右されないくらい、懸命に働いて欲しいと思うのです。
働くことが最も最も尊い行いなのは、いつの時代も変わらないはずですから。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園
【News】
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載