タグ別アーカイブ: マーガレット

こいつは春から縁起がいい‐1691‐

 連休中、園児のいない保育園を柵の間からのぞいてみます。

 完全に不審者の行動ですが、園児が居れば本当に捕まってしまいます。

 いつの時代も彼らのヒーロー、アンパンマンが。

 アンパンチ!でコロナもやっつけて欲しいところです。

 園庭の隅には鯉のぼりもありました。

 天気は素晴らしいのですが風は無し。画としてはちょっと寂しいところです。

 こちらの都合で風が吹く訳はありませんが、ちょっと待ってみようかなと。

 3分くらいで神風が吹きました。

 やはり鯉のぼりはこうでないと。

 園近くの植込みには、多くの蝶がひらひらと集まってきます。

 マーガレットの蜜を吸う、アオスジアゲハでした。
(2020/5/8追記:読者の方からハルジオンかヒメジョオンでは?と指摘を頂きました。マーガレットは間違っているのですが、花言葉を使っているので文章はこのままにさせて頂きます。)

 なかなか逃げないので、寄りで撮ってみました。

 ここまでUPで撮れたのは初めてかもしれません。

 これも食事中を盗撮で、本当に趣味の悪いことです。

 しかし、思いの他愛らしい眼をしていることが分かりました。

 蜜をすうことだけに特化した口を持つ生物が、この世に存在するこの不思議さ。

 イギリスの哲学者、社会学者ハーバード・スペンサーは「適者生存 (survival of the fittest) 」という考え方を提唱しました。

 チャールズ・ダーウィンはその言葉に影響を受け『種の起源』の中で「自然選択(natural selection)」という考えを発表しました。

 環境に適応したものだけが生き残ることができる。

 概念としてはほぼ同じでしょう。

 ここ数日、大阪での新規感染者数の低下は、目を見張るものがあります。

 近所のお寺に立つノボリ。

 おそらくこれが効いたのだと思います。

 本当の大阪モデルとは「一人一人の行動で世の中は変わる」ことを示すことであって欲しいと願うのです。

 15日の緊急事態宣言解除も、現実味が帯びてきました。

 凄いぞ大阪、これでこそ大阪です。

 出口が見えないとメディアはあおりますが、出口はそこに見えていると思います。状況に適応さえできれば。

 そうそう、マーガレットの花言葉は「恋占い」「真実の愛」「信頼」だそう。

 こいつは春から縁起がいい、なのです。

A photograph is wonderful.

2014年5月 高知/四万十川

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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フラワー‐1581‐

 今週は暑いくらいの日差しが続きます。

 会社の近くにある「イタウバハウス」の前を通ってみました。

 完成は2010年。強い光が、塗装をしていないイタウバのルーバーを白けさせます。

 手前味噌ですが、この趣きのある外観をイメージしてデザインしたのです。

 ジューンベリーは、花、実、紅葉と三拍子そろった樹ですが、青葉も上品で美しいものです。

 この時期は道端の下草でさえ、ルノワールが描くようなパステルカラーです。

 こちらの玄関先には黄の花。

 紫と共にパンジーでしょうか。

 赤紫。

 淡いピンクはマーガレットでしょう。

 まさに百花繚乱です。

 私が1年間休養したのは2001年、31歳の年でした。

 体調の異変を感じ、27歳の時に初めて心療内科を訪ねたのですが、診断結果は「自律神経失調症」でした。

 最終的には海外へ放浪の旅に出たことが、健全な状態に戻れた直接的な要因になったと思います。

 2002年の春、気力もみなぎり日本に戻ってきたのですが、その頃のことで鮮明に覚えている場面があります。

 友人宅へ車で向かう途中、KinKi Kidsの『フラワー』という曲が流れてきました。

 長く暗かった3年間を思い出し、また、春の陽気とその明るい曲調がピタリと一致し、何故かポロポロと涙がこぼれだしました。

 その涙は、希望と喜びが溢れだしたものでした。

 4月23日のニュースでご存知の方も多いと思いますが、セブンドリーマーズラボラトリーが自己破産しました。

 初期のゴルフシャフト部門の3店舗、銀座、芝公園梅田を当社が設計をさせてもらいました。

 それぞれの店舗がクローズしたり、移転することは聞いていましたが、火曜日の件は勿論のこと全く知りませんでした。

 2015年の秋に、世界初の全自動洗濯物折り畳み機「ランドロイド」を発表したセブンドリーマーズは、ロボテクス、家電業界の話題を席巻していたと言っても過言ではありません。
 
 新聞、テレビと多くのメディアにも取り上げられ続けます。

 ランドロイド関係の店舗展開から、当社は外れていたのですが、いくつかの課題があり、それを解決してから本格的な発売とまでは聞いていました。

 が、延期になっていることは気になっていました。

 他の商品があるとは言え、世界初の開発には多額のコストが掛かることは間違いありません。

 発売が先か、資金ショートが先か、ヒリヒリするような日々だったでしょう。

 セブンドリーマーズにとっての初めての店舗を設計させて貰ったこと、また、中学校からの付き合いに加えて、大学で競技スキーをすることにしたのは、彼にその魅力を教えて貰ったからです。
 
 触れないという選択肢もありましたが、それは不誠実な気がしました。

 多くの方に迷惑を掛けてしまったことは、真摯に反省して貰うしかありません。

 しかし、世界初のチャレンジをしたこと、またそれを、もう一歩のところまで追いつめたことは、日本を代表する企業が多額の出資をしたことからも明らかです。

 こんなところで引き下がってしまうような人間ではないことは知っているつもりですが、まずは今すべきことを完結し、鮮やかに復活してくれることを信じています。

 僅か数人しか養えない私が、数百人を率いてきた彼に伝えられることなど何もありません。

 しかし、古い友人として、また一方的にですが、絶対に負けたくないと思う数少ないライバルのひとりとして、これからの活躍を信じ、期待しています。

 『フラワー』は、当時は関西に住んでいた彼の家へ向かう途中に聞いたのです。

 僕らは愛の花咲かそうよ

 苦しいことばっかりじゃないから

 こんなに頑張ってる君がいる

 かなわない夢はないんだ

 つらいばっかりで明日が見えないと 嘆く背中に

 若いくせにさ 哀愁たっぷりでやるせないよね

 大人になるだけ忘れてゆくけど

 太陽はいつでも微笑み返してくれる

 僕らは愛の花咲かそうよ

 苦しいことばっかりじゃないから

 こんなに頑張ってる君がいる

 かなわない夢はないんだ

 その太陽のような笑顔だけは、だれにでも真似できるものではありません。



■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

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【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

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