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平野を離れて困るのは、イオンとイオンサイクル‐2095‐

アトリエ移転計画がようやく本格的に進み、最終決裁を待つのみとなりました。

2002年に平野に移転してきたので、22年振りに引っ越すことになります。

そうなると、平野の良いところも色々見えてくるものです。

自宅は喜連瓜破駅寄りですが、駅前にイオンがあります。

阪神高速松原線の橋梁付け替え工事の現場から東に500m。

さらに東へ行くと近畿道の長原ICもあり、車の便も非常に良いところです。

門前商店街と言えば良いのか、近年のイオンモールとは一線を画す下町の雰囲気が残ります。

私にとってはジャスコの方が馴染み深いのですが、スガキヤが入っているのも、共に名古屋が創業の地という関係なのでしょう。

この日は半額セールのようで、行列ができていました。

しかし半額って(笑)

平野区は大阪市で一番人口が多いので、商業施設は本当に充実しており、ほぼ何でもあります。

ケンタッキーフライドチキンは、1970年の大阪万博の時にアメリカ館で初めてオープンしました。

その後、まずは名古屋に、次はこの地にオープンしています。

現在もテナントとしてイオンに入っていますが、以前はこの門前商店街の中に一戸建ての店舗を構えていました。

建物は万博から移築されたもので、店舗自体は1号店だったのです。

また、駅前でもある自転車置場ですが、日本で初めて有料になったと聞いたこともあります。裏付けはとれませんでしたが。

止めているのは私の自転車です。

ちょっとこだわって選んで貰ったので、前輪後輪ともディスクブレーキです。

ブレーキは消耗品ですが、これを修理してくれるところがなかなか無く……

購入したお店がやや遠く、チェーン店のようなところへ持って行くと「ディスクブレーキは触ってはいけないことになっていまして」のような返答ばかり。

ちょっと洒落た専門店へ持っていくと、修理に時間が掛かるとか、自分の自転車の自慢ばかり聞かされてうんざり。

なかば諦め気味に、イオンバイクへ持って行きました。

すると、拍子抜けするくらいスピーディーに、安価に、修理調整してくれたのです。

おまけに、人の応対も完璧です。

長男の乗っていた自転車も持って行きました。

一般的な自転車の後輪は、ドラムブレーキが多いそう。

若干効きが悪かったので相談したら、分かりやすく説明したうえで修理してくれました。

家族の自転車を全て持って行き、順にメンテナンスして貰ったのです。

お酒売り場も気にいっています。

こちらも、色々な商業施設を見て回りましたが、リーズナブルで一番美味しい(と私が思っている)赤ワインがイオンで売っているのです。

屋上駐車場もさほど混まずで、ここも重要です。

私の車は大きめなので、更に一番遠いところに止めます。

この便利なイオンですが、大阪市内の中心部にはあまりありません。

最寄りが大阪ドーム店で、車で行くしかなさそうです。

クライアント用の駐車場を確保することと、スタッフの雇用を考えて中心寄りに移転するのですが、なんでも一長一短はあるものです。

それでも、移転して良かったと思えるようにしなければ、借金する意味がありません。

夏、遅くとも秋までには移転できるよう、仕事と並行して進めていくつもりです。

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10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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秋の夜長に哲学する‐1623‐

 今日は気温こそ28度ありましたが湿度は20%少し。
 
 エアコンを一日付けなかったのは7月中旬以来。過ごしやすい一日となりました。

 長かった夏も、ようやく終わりが見えてきたでしょうか。

 とは言え、昼間の日差しはまだまだ力強いものがあります。

 会社の隣にある「R Grey」は、弟がオーナーのマンションです。2年前の今頃から入居が始まりました。

 当初は入ってくれるだろうかと心配しましたが、有り難いことに現在も満室です。

 コンクリート打ち放しは青空によく映えるのです。

 昨日、移動の途中に近所のイオンへ立ち寄りました。

 昼を随分過ぎていたのでフードコートで昼食を済ませることに。

 数日前だったか「スガキヤの店舗が多数閉店する」というニュースがネットにでていました。

 喜連瓜破駅前店は大丈夫なのかなと思っていたのですが、昨日時点では営業していました。

 私のクライアントは、節制している人が多く「糖質制限」などと言う言葉も良くでてきます。

 久し振りに食べた対極にある昼食ですが、これで610円(笑)

 私が小学生の頃からあったので40年以上営業していることになります。

 周りを見渡すとスガキヤ人気は結構なもので、「赤字店を積極的に閉鎖」とでていた効果もあったのかもしれません。

 スガキヤと言えば、スプーンとフォークが一緒になったこれです。

 ラーメンを食べることだけを追求した究極の道具、スプフォークです。

 勝手に命名していますが。

 建築は装飾も可能ですが、そこまで予算に余裕があることは稀です。

 なら、機能、用途のあるものを突き詰めて行くしかありません。

 久し振りに「R Grey」に入る用事がありましたが、この階段も、できる限り単純化した美しさを追求したつもりです。

 階段室2階の窓はコンクリートの溝にガラスを差し込んでいるだけ。

 アルミ部分はありません。

 3階の窓も同じ構成ですが、1枚物のガラスでは施工が難しくコストも上がるので、2枚に分割されています。

 ただ、等分するのでなく、右端の1枚は2階と同じ大きさとしました。

 コストを抑え、光を取り入れるという機能を限界まで追求したつもりです。

 今年引退した、イチローのバットづくりも担当した元ミズノのバット職人、久保田五十一さんは落合博満元監督にこう教えられたそうです。

 「商品は人が手にして喜ぶもの。道具は人が手にして使うもの。遊びはいっさい不要」

 スガキヤのラーメンが商品なら、スプフォークは道具です。

 建築は「生きるため道具」でした。

 しかし現代社会においては「人生を豊かにする道具」と言った方が適切かもしれません。

 これは、落合元監督の言葉からすると、すこしブレがあります。

 しかしそこが、芸術と生活の中間にある建築の奥深さとも言えるのです。

 「建築設計とは哲学すること」

 誰だったか忘れてしまったのですが、ある建築家の言葉です。

 哲学は英語でフィロソフィ。ギリシア語で「知を愛する」という意味です。

 秋の夜長で哲学する時間はいくらでもありそうです。

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【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
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amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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