建国記念日の今日、家族全員が休みと分かったのが先週末。
「それならスキーに行こう」となりました。
第2波は収束傾向にあるものの、完全自粛されている方には本当に申し訳ない次第で……済みません。

なのですが、雪山をみると一気にテンションが上がります。

もう少し言えば、子供達が喜ぶお出掛けが、スキーかお寿司くらいしかないというのが現実です。
外食は流石にこの時期なので我慢してもらい、スキーにしました。

ゴンドラがなく、比較的すいているかなと期待してホワイトピアたかすへ。
思った以上に人出はありましたが、それでも経営が楽ということはないでしょう。

スキーと書きましたが、長男だけはボードです。
私も長男が始めた7年前に一緒に始めました。

その時にコーチ役を買ってでてくれたのは「滋賀の家」のクライアントでした。

私が未経験なもので、道具まで全て準備して貰ったのです。

立ち上がるところからのスタートです。

しかし一日で、何とか滑れるところまで指導して貰いました。
それ以来、長男はほぼボード。私は時々ボードです。

娘もボードをしたいと言っていましたが、今回は大事な試合が控えているのでスキーにしてもらいました。
板に乗る位置がとても安定してきて、ショートターンがかなり上達しました。

昼食は密を避けるためにインスタント焼きそばです。

朝が早かったので、皆が昼寝をしている中、娘は駐車場横で遊んでいました。

私が思うより雪山が好きなようです。

妻もスキーは上手いほうですが、ターンの前半にもう少し素早い体重移動が出来ると、もっとターンが切れるはずです。
まあ楽しく滑れればそれでよいのですが。
私がボード初心者なので、長男にアドバイスできることは限られるのですが、ターンの原理はそう変わらないはずです。
「ゲレンデがピカピカの氷だったとイメージして、丁寧に体重移動してみたら」と伝えてみました。

すると見違えるようにターンが切れてきました。
本人も「とても良いイメージができた」と。
自分の行きたい景色を明確にイメージできれば、必ずそこへ到達できるはずです。
技術が上達したこともそうですが、この原理原則を分かってくれると一番嬉しいのです。
2014年のボード初体験の時も論語から「耳順ふ」を引いてみました。再度ここに記してみます。
子曰はく、 吾十有(ゆう)五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず
長男は現在15歳なので、学に志しているはずです。多分。
しかし、ここからの15年がすっぽり抜けているのは以前から気になっていました。
学を修めるのに15年掛かるとも解釈できますし、かの孔子でも説明が出来ない期間と言えなくもありません。
私においてなら、25歳で創業したあと5年でボロボロになりました。30歳の1年は完全に仕事を休み、その間に海外を旅しました。
やっぱり建築設計しかないと日本に戻り、第二期アトリエmとして再スタートしたのが31歳。
孔子の言葉をなぞるように生かされていることに驚きますし、人は違うようで、殆ど変わらないのかもと思うのです。
高校一年生の春休みを境に、長男もある程度大学受験を見据えた動きに入っていくようです。
ここからの十五年で、何者にもなれますし、何者にもなれないかもしれません。出来れば前者であって欲しいですが、こればかりは親が何を言っても始まりません。
子供にしてあげれることは、彼らの選択肢をどこまで増やしてやれるかだけ。よって精一杯働くだけです。
長男に「大学へ行くまでは全部おごりだから」と言うと、「子供を育てることを、おごりって言う?」と長男に突っ込まれました。
そういう意味では、あまり親だと思っていないのかもしれません。
男である以上、全員がライバルです。それは子供でも同じ。私を越えて行けよと思うのです。
ボードでは完全に越えられてしまいましたが、勿論仕事でね。
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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