
昨年の12月に、設備設計に現場を説明した「ささき整形外科クリニック」。

西国街道は京都と下関をつなぐ重要なルートです。

そのすぐ南に位置する「ささき整形外科クリニック」ですが、東隣にあるプールのある「ささき整形外科デイケアセンター」の設計に続き、増築計画も依頼してもらいました。

院長の佐々木さん、建築会社、そして私の三者が集まり、無事築工事請負契約が無事締結されました。
JR網干駅につく頃にはすっかり日が暮れていました。

普通電車で姫路駅まで移動。

上り、下りの両ホームにある、姫路名物えきそばに惹かれます。

ホームからは、ライトアップされた姫路城が浮かび上がっていました。
この日は、えきそばを我慢して、そのまま新快速で大阪に向かったのです。
工事請負契約は民々のことなので、条件が合えば契約に至れます。
しかし、建築基準法を軸とした建築関係の法規は、消防、福祉のまちづくり条例、保健所、そして緑化条例など、多くの関係省庁のチェックをクリアしなければなりません。
それに加えて、増築は新築に比べてかなりハードルが上がるのです。
体感的にですが、2倍くらいの時間を費やしたと思います。
かなり早めに、各所との事前協議を始めたのですが、それでも何とか決裁が下りたのが着工寸前だったのです。
建築工事は目に見えますが、これらは担当している私達しか分からない仕事です。
なかなか陽の目を浴びないのですが、今回は全ての決裁が下りるまで、提案した建物が必ず建つという保証はありませんでした。
それでも、提案を気に入ってもらい、計画を進めて行くなら突破するしかないので、右往左往しながらなんとかこの日を迎えたのです。
人手不足につき、完全に1人で解決するしかなく、仕事人1年生に戻ったように、我武者羅に働きました。
そんなこともあって、こんな日の晩酌は格別なのです。
再び、兵庫県太子町の地で、クリニックの仕事ができることに意気に感じているのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■
■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■