
阪神高速松原線に駒川から乗ると、通天閣が見えてきます。

通天閣近くのえびすジャンクションで環状線に入り、神戸線や池田線へ乗り換えることになります。

宝塚に向かう池田線の景色はなかなかのものです。

また、大阪湾沿いを走る湾岸線は、都心部とはまったく風景が異なります。

神戸方面へ車を走らせると、山と海の間には神戸線が見えてきます。
六甲山系を眺めながらのドライブもまた楽し、なのです。
先日、阪神高速から大阪都心迂回割引と神戸都心迂回割引等が発表されました。
6月からの値上げと合わせて発表された、慢性的な渋滞を解消するための対策です。遠回りをしても最短ルートと同じ金額になるというもの。
特に日本一混むと言われる神戸線は、私もできるだけ避けますが、中国道まで大回りするのは、相当に混んでいる時だけでしょうか。
それよりも、絶対に混まないと絶賛お勧めしている、山麓バイパス、ハーバーウェイ、そして湾岸線を含めて、こういった対策をとってくれると一番ありがたいのですが。
他にも深夜割引、関西国際空港方面割引、大和川線·堺線乗継割引も始まりました。
ありがたいことですが、全て理解している人はほぼいないでしょう。
このような割引で思い出すのが、2008年頃に実施されていたネクスコの100km割引です。
ETCの普及と、経済対策の両面で実施されたのだと思いますが、兎に角複雑でした。
子供もまだ小さく、よく遠出していたので出費はできるだけ抑えたいものです。
以下、2008年10月23日の日記から抜粋ですが、あらゆる割引を駆使して蓼科へ行っていました。

週末に長野の蓼科へ行ったケースで、1行程なら358kmで8,500円。4つの行程は100km以内がミソです。
1行程 近畿道「八尾」で乗り6:00までに「名神吹田」を通過。名神「八日市」で一旦流出。
※①早朝・夜間割引 50%offで1,500円
2行程 9:00までに乗りなおして、愛知県の名神「小牧」で流出。
※②通勤割引の午前 50%offで1,200円
3行程 乗りなおして、長野県の中央道「飯田山本」で流出。
※④休日昼間割引の1回目 50%offで1,500円
4行程 乗りなおして、中央道「諏訪南」は17:00までに流出。
※④休日昼間割引の2回目 50%offで1350円
計 5,550円 で差は2,950円

これだけ頑張って、浮いたのは2950円。
流出したり、流入したりするリスクを考えると割に合わないかもしれません。

この時は、友人家族との旅行でした。
現在も、学費、学費、アトリエの移転費用と、お金はあまりありませんが、当時はもっと無かったと思います。
友人は親の代からの医師です。私も全力で働いていましたが、財力の差があることは間違いありません。

何とかついていけるよう、涙ぐましい努力をしていたのです。

なのですが、案外楽しかったなあと思い出すのは、こんなことです。

アトリエmのBIOGRAPHYに載せている写真も、この時のものでした。
「一番充実していた時は?」と聞かれると、多くの人は最も苦労した時期を挙げるそう。まさに「安楽は充実を生まない」です。
ETCの割引を調べるくらい大した苦労ではないですが、2,950円節約するために半日リサーチしたことが心に残っているのだと思います。
もし、この日記を新米パパとママが読んでくれたなら、こう伝えたいです。
お金はあるに越したことはないですが、無いからこそ心に残ることのほうが多いのです。
小市民のひがみも入っているかもしれませんが。
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