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新米パパとママにとっての100km割引‐2119‐

阪神高速松原線に駒川から乗ると、通天閣が見えてきます。

通天閣近くのえびすジャンクションで環状線に入り、神戸線や池田線へ乗り換えることになります。

宝塚に向かう池田線の景色はなかなかのものです。

また、大阪湾沿いを走る湾岸線は、都心部とはまったく風景が異なります。

神戸方面へ車を走らせると、山と海の間には神戸線が見えてきます。

六甲山系を眺めながらのドライブもまた楽し、なのです。

先日、阪神高速から大阪都心迂回割引神戸都心迂回割引等が発表されました。

6月からの値上げと合わせて発表された、慢性的な渋滞を解消するための対策です。遠回りをしても最短ルートと同じ金額になるというもの。

特に日本一混むと言われる神戸線は、私もできるだけ避けますが、中国道まで大回りするのは、相当に混んでいる時だけでしょうか。

それよりも、絶対に混まないと絶賛お勧めしている、山麓バイパス、ハーバーウェイ、そして湾岸線を含めて、こういった対策をとってくれると一番ありがたいのですが。

他にも深夜割引関西国際空港方面割引大和川線·堺線乗継割引も始まりました。

ありがたいことですが、全て理解している人はほぼいないでしょう。

このような割引で思い出すのが、2008年頃に実施されていたネクスコの100km割引です。

ETCの普及と、経済対策の両面で実施されたのだと思いますが、兎に角複雑でした。

子供もまだ小さく、よく遠出していたので出費はできるだけ抑えたいものです。

以下、2008年10月23日の日記から抜粋ですが、あらゆる割引を駆使して蓼科へ行っていました。

週末に長野の蓼科へ行ったケースで、1行程なら358kmで8,500円。4つの行程は100km以内がミソです。

1行程  近畿道「八尾」で乗り6:00までに「名神吹田」を通過。名神「八日市」で一旦流出。
※①早朝・夜間割引 50%offで1,500円

2行程  9:00までに乗りなおして、愛知県の名神「小牧」で流出。
※②通勤割引の午前 50%offで1,200円

3行程  乗りなおして、長野県の中央道「飯田山本」で流出。
※④休日昼間割引の1回目 50%offで1,500円

4行程  乗りなおして、中央道「諏訪南」は17:00までに流出。
※④休日昼間割引の2回目 50%offで1350円

計 5,550円 で差は2,950円

これだけ頑張って、浮いたのは2950円。

流出したり、流入したりするリスクを考えると割に合わないかもしれません。

この時は、友人家族との旅行でした。

現在も、学費、学費、アトリエの移転費用と、お金はあまりありませんが、当時はもっと無かったと思います。

友人は親の代からの医師です。私も全力で働いていましたが、財力の差があることは間違いありません。

何とかついていけるよう、涙ぐましい努力をしていたのです。

なのですが、案外楽しかったなあと思い出すのは、こんなことです。

アトリエmのBIOGRAPHYに載せている写真も、この時のものでした。

「一番充実していた時は?」と聞かれると、多くの人は最も苦労した時期を挙げるそう。まさに「安楽は充実を生まない」です。

ETCの割引を調べるくらい大した苦労ではないですが、2,950円節約するために半日リサーチしたことが心に残っているのだと思います。

もし、この日記を新米パパとママが読んでくれたなら、こう伝えたいです。

お金はあるに越したことはないですが、無いからこそ心に残ることのほうが多いのです。

小市民のひがみも入っているかもしれませんが。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

メディア掲載情報

試合は続行中‐1670‐

 温暖化が進む中での暖冬で、今年のスキー場はどこも大変だったと思います。

 廃業を決めたというニュースもあり、野外こそが大好きな私としては寂しい限り。

 子供達を、年に一度くらいは雪上へと思い蓼科へ来ています。

 この辺りは標高が高いので、雪はしっかりあります。

 むしろ暖冬時の方が賑わうそう。

 標高2240mで、気温は-9℃。大阪から392km。

 子供が小さい頃から、よく来ていたので概ね勝手は分かっています。

 2歳の長男を初めて雪上に連れてきたのも、ここピラタス蓼科スノーリゾートでした。

 13年前のことです。

 2010年、実家で陸上トレーニング中の娘。

 あっという間に10年が経ちました。

 6年前に、「滋賀の家」のクライアントにスノーボードを教えて貰ってから、長男はどちらかと言えばボード派です。

 娘はほぼショートターンが出来るようになりました。

 一番の変化は、娘までがスマホを持っていることでしょうか。

 家族のもめ事はほぼスマホがらみで、難しい時代に入りました。

 それでも、何かしらの答えを出しながら進んで行くしかありません。

 宿は蓼科高原内のペンションを妻が探してきました。

 針葉樹の森に夕日が沈んでいきます。

 八ヶ岳あたりの夕日はとても美しいのです。

 ロフトのような部屋で、天窓からは星が見えます。

 夕食は薪ストーブの前で。

 手作りのコース料理に、子供たちが喜んでいました。

 長男が生まれるまでは、本気で国体を目指していました。シーズンになると毎週のように信州へ向かいます。

 冬季国体のアルペンスキーは「大回転」という種目で争うので、各地である試合にエントリーするのです。

 公式記録はあるのかなと探してみると、1998年(平成10年)1月の国体予選の成績がUPされていました。

 成年男子Bに、27歳の私が居ました。

 国体の出場枠は2~3人ですから8位では全く駄目。

 15/51とあるのは、51人の出走という意味のはずです。27歳の私の名誉の為に(笑)

 1998年の2月頃に、初めて自律神経失調症と診断されたので、その直前の時期です。3年弱を鬱で苦しむことになるので、よく出場していたなと思います。

 この時期は、写真を撮る気力も無かったので、この数字に当時の自分を見るようでした。

 経営を教えて頂いた、京セラの創業者稲盛和夫さんは、「どんなことでも数字で語りなさい」と言われていました。

 数字だけが公平だし、客観的に語れるからです。

 また、数字=お金というケースも良くあります。

 長男が将来の仕事のことを意識しているのだと思いますが、お金のことに関心をもつようになりました。

 お金を稼ぐという意味においては、IT長者と私とでは雲泥の差があるでしょう。

 億単位のお金を掛けて奥さん探しをしている人のことを、私が「格好いいと思わない」と言うと、長男に「お父さんが言っても説得力がない」と言われました。

 それはその通りだと思います。ただ、お金を稼ぐことを人生最大の目標としていないのも正直なところです。

 どんな生き方をしたいかが前で、その後に、評価はついてくるものだと信じています。

 負け惜しみに聞こえるのかもしれませんが、誰が何と言おうと、そこが揺らぐことはありません。

 作家、開高健はこう言っていました。

 金を儲けようとすると逃げていきよる。結果として手にするんならええんヤ。そんなもんより名だ、名を惜しむんヤ。いいか、いい仕事しなくてはいかんゾ。

 思えば、身近な人に仕事観を理解をして貰ったことは無い気がします。

 だからこそ、立派な人はどんな考えを持っているのだろうと本を読み続けるのでしょう。

 ただ夢想家で終わるのか、現実とできるのか。試合は未だ続行中です。

 目標が国体出場から、関西建築家大賞、建築大賞、プリツカー賞、世界遺産へ変わっただけ。

 多分、根っからの競争好きなのだと思います。

■■■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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【News】

■2月3日 『Houzzの特集記事』「阿倍野の長屋」が取り上げられました
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました
■4月1日発売『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

ETC割引

ガソリン代がやっと下がり始めました。電車、バスという選択肢もありますが、金額で判断するなら、鍵を握るのが高速代。このETC割引が非常にややこしい。

興味ある人以外は、本当につまらない話しですが、勉強の成果を発表してみます。まずは基本から。

①早朝・夜間割引 22:00~6:00 50%off
東京・大阪近郊を含む100キロ以内。

②通勤割引 6:00~9:00・17:00~20:00(午前・午後それぞれ1回ずつ) 50%off
東京・大阪近郊以外100キロ以内。

③深夜割引 0:00~4:00 30%off→50%off
距離は関係なし。
※50%offの実施期間は、平日は平成21年9月30日まで、休日は1月31日までの予定。

この場合の大阪近郊とは、東は「大津」と「瀬田東」、西は「西宮北」、南は「岸和田和泉」と「天理」に囲まれたエリアを指します。http://www.tokutoku-etc.jp/etc_full/03.html

大前提は、ETC無線通信で時間内に料金所の『どちらかを』通過です。

ちょっとややこしいのが、料金一定の区間。近畿・西名阪・阪和道(松原-岸和田和泉間)は距離が関係する場合、距離は無し。0kmと計算されるのです。

①②③に加えて燃料高騰のため、新たな割引もスタートしました。
④休日昼間割引 土・日・祝日の9:00~17:00(1日2回まで可) 50%off
東京・大阪近郊以外100キロ以内
※平成21年9月27日までの予定。

⑤平日夜間割引 月~金の22:00~24:00 30%off
距離は関係なし。
※平成21年9月30日までの予定。

他にも社会実験として、地域ごとの割引もありますがまずはここまで。

100km圏内というのはhttp://www.w-nexco.co.jp/etc_navi/で検索できますが、前もって調べておくのは大変です。そこで携帯のサイト。

実施されている割引も調べられます。

それも面倒という人にはお客さまセンターのフリーダイヤル0120-924-863。行き先を伝えれば、ナビゲーターが丁寧に教えてくれ、携帯からも無料。教えて貰った例を上げてみます。

週末に長野の蓼科へ行ったケースで、1行程なら358kmで8,500円。4つの行程は100km以内がミソです。

1行程  近畿道「八尾」で乗り6:00までに「名神吹田」を通過。名神「八日市」で一旦流出。
※①早朝・夜間割引 50%offで1,500円

2行程  9:00までに乗りなおして、愛知県の名神「小牧」で流出。
※②通勤割引の午前 50%offで1,200円

3行程  乗りなおして、長野県の中央道「飯田山本」で流出。
※④休日昼間割引の1回目 50%offで1,500円

4行程  乗りなおして、中央道「諏訪南」は17:00までに流出。
※④休日昼間割引の2回目 50%offで1350円

計 5,550円 で差は2,950円。

このシステムを完全に理解するのは至難の技です。それに100km以上乗る得意先になぜ割引が適用されないのか。ここが一番の問題です。

一旦降りるのは面倒ですが、50%offは大きいものがあります。「昼食はちょっと奮発しようか」という気分になるのです。この割引が分かり易く、不公平感のないものに改善されることを強く望みますが、少しは役に立ったでしょうか。

どう言ってもフリーダイヤルで聞くのが絶対お勧めです。