タグ別アーカイブ: 新梅田食堂街

駅ちかダンジョン、新梅田食堂街‐2174‐

12月も中盤に入り、何かとバタバタしますが、「シークレットセール」は期間限定です。

お気に入りの店から案内が届いたので、大丸梅田店で1時間程で服を購入。

JR大阪駅とつながる歩道橋を、東の阪急電鉄方向に歩くと、赤い観覧車のあるヘップファイブが見えてきます。

大きな排気塔はおそらく「新梅田食堂街」のもの。

その先には「新梅田食堂街」の看板があります。

多分、梅田で一番混む階段を下ると、入口が見えてきました。

高架下独特の雑多な雰囲気で、通路は狭く迷路のよう。

各通りに名前が付いていました。

学生時代は散々お世話になった「潮屋」。

天丼セットは長らく500円でした。

今でも630円ですが、かけそばに至っては330円。まさに庶民の味方です。

3回にわたって紹介した梅田ダンジョンシリーズ。

梅田ダンジョン①<大阪駅前ビル編>‐2083‐

梅田ダンジョン②<1.2km東西横断脱出編>‐2085‐

梅田ダンジョン③最終回<阪急三番街と阪急サン広場編>‐2091‐

ど真ん中の、駅ちかダンジョンを抜かしていていたので、番外編です。

「潮屋」を抜けると「たこ焼きシオヤ」があります。(ややこしい)

その隣に、500円でランチ(ライトランチ?)を食べれる店があったはずですが、閉店してしまったようです。

こちらもよく来ていたのでかなり残念です。

2階には、500円くらいの和食バイキングがあったり、焼きそば食べ放題の店もあったような気がします。

すっかり様変わりした、阪神百貨店のスナックパークと共に、本当に良く来ていました。

ちょうどムービングウォークの横に並ぶようにあるので、余裕がある時はこちらを通ったりもします。

このあたりで、1階にトイレがあるのもここくらいだと思いますし。

変わらぬ景色あり、変わる景色あり。それが街の宿命です。

阪急のコンコースに出た瞬間の、解放感と風景のギャップこそ、梅田が世界に誇る景色かもしれません。

昭和生まれが、昭和の景色を懐かしいと思うのは当たり前です。

とは言え、チェーン店一辺倒のショッピングモールとは、やはりひと味も、ふた味も違うのです。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

人は酒をつくった‐1841‐

先週土曜日は、何とか撮影を終えたと書きました。

日中は、はぼ快晴。

ぎりぎりの夕立ちをかわし。

何とか撮影完了。

丸一日拘束してしまったクライアントにお礼を言って、近くの駅に向かったのです。

その途中、「立ち呑み」の看板が見えました。

緊急事態宣言が解除され、段階的にではありますが、酒類の提供が開始されました。

ちらとのぞいてみると、数人のお客さんが楽し気に飲んでいるようです。

私も「ちょっと一杯」とはしておれず、そのまま電車に乗ったのです。

梅田での乗り継ぎ時、「立ち食いそば」はどうなってるんだろうとのぞいてみました。

どうやら通常営業のようです。


人も少ないし、こちらの「ちょっと一杯」なら良いだろうと、久し振りに外食しました。

ここは通学路だったので、中学生の頃から来ています。

早くて安いので、移動の途中にはもってこいなのです。

更に、その奥にある洋食店にもよくきました。

予備校生の頃によく来たのですが、当時はAランチが550円くらいだったと思います。

現在は750円になっていました。

どうせなら、こっちでも良かったかなと思いながら、懐かしの「新梅田食堂街」を抜けました。

阪急百貨店前のコンコースもそこそこの人出。

くるりと90度回って東へ抜ければ、沢山の飲食店が軒を連ねます。

大学時代の友人が、北新地のはずれでショットバーをしているのですが、もう3年近く行っていないはずです。

この状況で気にはなっていたのですが、共通の友人が電話で話したと教えてくれました。

ひとりで切り盛りしている店ですから、時間短縮協力金がでているので全く問題ないそう。

もっと言えば、そちらの方が確実かもしれません。

しかし彼は「気持ちが病んでしまう」と言っていたそうです。

世間派話では、「働かずにいいよなあ」というものもあります。しかし、当の本人はそうは思っていないのです。

しかし、その鬱憤もようやく晴らせそう。徐々にではあると思いますが。

私も、タイミングをみて久し振りに訪れてみたいと思っています。

子供達に最も理解されないのがお酒です。「飲まなくても良いものを、なぜ飲むの」と。

『レ・ミゼラブル』で知られるフランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーは言いました。

神は水をつくった。人は酒をつくった。

また古代ギリシアの劇作家、アイキュロスはこう言いました。

青銅は形を写すもの。酒は心を写すもの。

そこまでの酒飲みだとは思いませんが、週半分ちょっとの晩酌は楽しみのひとつ。

格好をつけて言うなら、本を読みながら心を落ち着け、自分の心に向かい合うための時間です。

ただ、船を漕いでいる姿を見られてると滑稽でしかないようですが。

そばではないほうの「ちょっと一杯」はいつ頃解禁するべきか。

状況によりますが、年末くらいなら許されそうかなと想像しています。大阪が大阪らしさを取り戻すために。

【News】

■■■ 『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

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煮ても焼いても食べられないもの-1645‐

 昨日は、国交省主催の説明会があり、梅田スカイビルへ行っていました。

 私は高いところが苦手で、あのシースルーエスカレーターにはもう二度と……

 誰にも頼まれていませんが、思い出すだけで足がすくみます。

 空中庭園下の広場では、「ドイツ・クリスマスマーケット」というイベントが催されていました。

 大きなクリスマスツリーが目を引きますが、ヒュッテと呼ばれる木製の小屋はドイツからやってきたそうです。

 説明会の後、イベント会場をぐるりと回ってみました。

 観光客でしょうか。

 欧米人なら昼間から飲んでいても様になって見えるのは、こちらのコンプレックスでしょうか。

 何れにしても、楽しむということに関しては、日本人より長けているとは言えそうです。

 多くの士業は、職能をもって業務の独占が認められています。よって、変わって行く法制度についても勉強していかなければなりません。

 今回の説明会は建築士へ向けたもので、2019年の5月に改正公布された省エネ法についてでした。

 省エネ規制は、環境のことを考えるとより厳しいものになって行かざるを得ません。

 素晴らしいことですが、省エネ性を上げるとなると間違いなくコスト増の方向となります。

 それらを負担するのはクライアントであり、実務の現場に立つ私としては、何とか金額を調整し、着工、竣工へこぎつけなければなりません。

 この仕事を選んだのは自分なので、これもまた宿命と、楽しむほかないのです。

 今週初めだったか「人気たこ焼き店を所得隠しで指摘」というニュースがありました。

 新梅田食堂街は、中学生のころから通っていました。

 庭とまでは言いませんが、その店がミシュランに掲載されていたことのほうに驚きました。

 昨日のぞいた時も、行列が出来上がっていました。

 同じお金を払うなら、やっぱり美味しい方が良いということでしょう。

 ただ、私のような野次馬に好奇の目で見られる従業員の人は辛いと思います。

 人は誰もがプライドを持って働きたいはずですから。

 考えてみれば、この煮ても焼いても食べることのできないプライドというものが、自分の羅針盤だったとよく分かってきました。

 中学、高校の頃、学校の先生には「キレやすい子」と言われました。

 喧嘩することを正当化するつもりはありませんが、プライドを傷つけられるような言動を放っておけるほど穏やかな人間ではありませんでした。

 侮蔑されたと感じると「ふざけるな!」となっていたのです。

 大人になっても根本は変わりませんが、流石に取っ組み合いの喧嘩をする訳には行かないので、そんな時は、すぐに席を立つことに決めました。

 それで友達はめっきり減りましたが、特に後悔はありません。

 もっと言えば、自分の人生において、大切なものが何なのかよく分かってきました。

 全ての判断、取捨選択は自分がしてきたもので、例外は1つとしてありません。

 この日記は「建築家 守谷昌紀のゲツモク日記」としている通り、建築家は私より前ですぐ近くにあります。

 大学生の頃、夜のジョギングで居酒屋の前を通った時、仕事を始めたら帰りにちょっと一杯のような場面があるのかな、と想像していました。

 しかし現実は、家、仕事場、現場の往復だけで全く無し。加えるなら時々湖でしょうか。

 考えてみれば大切なものは全て近くにあるのです。

 判断するときに勇気を持たせてくれたのがプライドだったと言えば、格好をつけすぎでしょうか。

 「煮ても焼いても」のフレーズの通り、あまり良い言われ方をしない「プライド」ですが、物創りの上でマイナス側に働いたことは一度もないと思うのです。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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