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アメリカにも球春到来。ここにも運が落ちていた‐2101‐

日本のプロ野球が開幕し、春のセンバツ高校野球も終わりました。いわゆる球春到来です。

しかし、一番早かったのはアメリカのメジャーリーグでした。

今年は3月20日の韓国ソウルシリーズで開幕しました。

大谷翔平選手が移籍したドジャースと、ダルビッシュ有選手が所属するパドレスの対戦で、テレビ中継まであり、日本人的にはたまらないカードです。

昨年のWBC決勝は3月22日でした。

その決勝戦で、8回ダルビッシュ、9回大谷というリレーで、スーパースター軍団のアメリカ打線を抑え込んでの優勝。

現在は大谷を上回る活躍を見せる、ムーキー・ベッツ、マイク・トラウトを揃えるアメリカを下したのですから、伝説となる試合だったと思います。

あれから1年経ったのです。

1打席目は、開幕にピタリと照準を合わせてきたダルビッシュに軍配。

スロースターターの大谷ですが、2打席目で早速快音を響かせ、この日は2安打。

ドジャースの開幕勝利に貢献しました。

試合前、私情ははさまないと言っていたダルビッシュでしたが、「ヒットを打たれたあと、自分の中ではニコッとしてしまって、なんだかんだ情は入ってたんだなと」。ファンとしては堪えられないコメントでした。

何か書こうと思い、少し写真を撮っておいたのですが、そこは昨年のホームランキングの大谷選手です。

とびきりの一発がでてからと思っていると、この試合後、水原通訳の違法賭博問題が報じられます。

ソウルシリーズに向う前に、大谷選手は結婚相手の写真を公開。本当に感じの良い人でした。(完全に見た目だけですが)

その写真の中には水原夫妻と写っているものもあり、多くの人が幸せな気分に満たされている中、何とも言えない気持ちにならざるを得なかったのです。

ほんわかした雰囲気の水原通訳に悪い印象を持つ人は少ないでしょうし、常に大谷選手を支える姿を見ていると、多くの人は「翔平君を頼むぞ!」的な気持だったと思います。

事件発覚後、ヒットがでていない訳ではありませんでしたが、本調子とは程遠い感じ。

しかし、今日のジャイアンツ戦でようやく1号ホームランが飛び出し、ファン、チームメイト、何より本人がホッとしたと思います。

私的には第3打席がレフトライナーだったので(テキスト速報で、ですが)、もしかすると……と思っていました。

インコースでも真ん中でも、反対方向に軽々とホームランを打てる大谷選手ですが、ここのところ、引っ張ってのヒット、アウトが殆どでしたから。

練習時間が確保できないからなのか、精神的な問題なのか、こんなことがあるんだなと思っていました。彼ほどスランプの少ない選手は見たことが無かったからです。

精神的にと言われるのは一番嫌だろうなと思っていましたが、そういうコメントもあったので、ようやく落ち着いてプレーができるのではと思います。

日々の楽しみが増えました。

世界一の野球選手にまで上り詰めた大谷選手ですから、見習うことばかりです。

その中で、一番腑に落ちたのは、ゴミ拾いをするときの心構えです。

「ここにも運が落ちていた」といって、ゴミを拾うそうです。

アトリエは地下鉄の駅に近く、前の道は多くの通勤客が通ります。それゆえ、タバコのポイ捨てもかなり多いのですが、できるだけ広い範囲まで拾うようにしています。

スタッフが何人か居た時は皆で分担できますが、現在は一番早く出社するのも私、一番遅く帰るのも私。全てひとりで拾わなければなりません。

良いことをしているのだからと、自分にいい聞かせても、早朝まで働いた後に道へでると、沢山の吸い殻が落ちていると、思わず舌打ちしてしまうこともあります。

しかし、大谷選手の習慣を聞いてから「ここにも運が落ちていた」とつぶやくと、舌打ちどころかとても良い気分になるのです。運が溜まるのですから。

今は亡き、名俳優、高倉健さんが言っていました。

最もでるのは普段の生き方

やはり高みまでたどり着く人は同じような考えに至るのだと思います。

アトリエが大阪の下町で本当に良かったと思います。運が毎日拾い放題ですから。

今年の後半、アトリエを市内中心寄りに移転すると書きましたが、もし前に運が落ちていなかったらどうしようかなと心配しているのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

大リーグ養成ギブスじゃなかった‐1993‐

■半地下の音楽室がある「没頭できる家」オープンハウス開催■

場所:大阪府南部
天王寺駅から電車で30分
日時:2023年 3月26日(日)10:00~16:00
詳しい場所はお申込み後にメールでお送りいたします。

昨日は早起きして、阪神電車で三宮へ。

6時台にも関わらず、かなりの人出です。

高速バスで淡路島へ向かいました。

明石海峡大橋を渡る時、何故これ程ワクワクするのでしょうか。

岩屋の町が見えてきました。

目的は3月上旬に視察した建築計画の調査でした。

計画地は西浦ですが、担当行政機関が集まる洲本までやってきたのです。

洲本は何度か来たことがありますが、歩き回ったのは初めてです。

勿論海もあり。

レトロ通りあり。

山が近くに迫るのもいい感じです。

またしっかり書いてみたいと思います。

行きの高速バスに乗っている間に、WBCの決勝戦が始まりました。

ネット配信で、アメリカの初回攻撃を今永が抑えたところだけ観ることができました。

いい試合になりそうだなと思いながら、アポイントを取っていた行政機関へ向かいました。

濃いピンクはアーモンドでしょうか。汗ばむほどの陽気です。

打ち合わせすると課題がでてくる。その課題を解決するために他の行政機関への移動。これを繰り返します。

移動中にアメリカ戦を観ようとするも、回線が混んでいるからか繋がらず。

これは「あなたも自分の仕事を頑張れ」という事かなと思い、ギアを上げて洲本市内を駆けずり回りました。

多くの課題は解決方法が見え、予約していた帰りのバスに何とか駆け込みました。

三宮から再び阪神電車に。

ようやく梅田に戻ってきたのです。

するとこんな看板が。

春の高校野球に合わせてでしょうか。

私の世代なら、「巨人の星」より「ドカベン」でしょうか。

中学、高校時代はやっぱり「タッチ」です。

中学野球を描いた「キャプテン」と、高校へと続く「プレイボール」も含めて、全巻コミックで読みました。

思い入れとしては「キャプテン」 が一番強かった気がします。

家に帰ってから、録画していたWBCの決勝戦を観ました。

「漫画でもこういうストーリーは描かない」という言葉が冠される大谷翔平選手。

オールスター軍団と言ってよいアメリカを破り、日本を世界一に導く原動力となりました。

最後の場面は、ダルビッシュの後を継いでリリーフ登板。

MVPを3度受賞のエンゼルスの同僚、マイク・トラウトを三振に切ってとりました。

投手と指名打者でベストナイン、そして大会MVPを受賞。

投げては星飛雄馬、打っては山田太郎、恰好よさは上杉達也。完全に漫画の世界のヒーローを超えています。

侍ジャパンのメンバーも、キャラクターが立っていました。

陽気で熱血漢のヌートバー。憎めないルックスと裏腹の打撃力、近藤健介。小柄ながら、信じられない破壊力と正確さを備えた、吉田正尚。最後の最後に爆発した、最年少三冠王村上宗隆。おっとり顔から想像できない長打力の岡本和真。ここ一番は何とかしてくれる山田哲人。骨折しながらも出場を続ける守備職人、源田壮亮。どこにでもいそうな雰囲気で打ちまくった中村悠平。

甲斐キャノン、2本塁打の牧、超オーバースローの湯浅。サイドからの剛速球、大勢。165km/hの佐々木朗希……

出きれば全員書きたいところですが、侍ジャパン自体が漫画を超えていたのかもしれません。

日本が誇るメジャーリーガー、ダルビッシュ有と大谷翔平が繰りかえした言葉は「楽しむ」でした。

一流のメジャーリーガーになる為に必要なのは、大リーグ養成ギブスではなかったようです。

星飛雄馬、山田太郎、谷口タカオに思い入れた世代は、ついつい歯を食いしばって、となってしまいます。

世界一となった2人の言葉を見習って「楽しむ」を心掛けたいと思います。

準決勝で辛勝したメキシコの監督の言葉も各所で取り上げられました。

日本が勝った。だが、今夜の試合は野球の勝利なんだ。

元野球少年だった私にとっても、夢のような2週間でした。

ありがとう侍ジャパン。そして野球。


『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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