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私はルパン‐1572‐

 昨日の日曜日は、今年最後のスキーに行こうと思っていました。

 しかし我が家では次々と問題が発生し、USJ行きに変更されました。

 遊びに行っているくらいなので、大した問題ではなかったのですが。

 大阪市に住んでいながら、娘がここを訪れたのは3回目。

 記憶にない赤ん坊の時を除けば2回目です。

 前回は、フライングダイナソーに私が完全ノックアウト。ジェットコースター卒業宣言をさせて貰いました。

 昨日出掛ける予定にしていたのは、兄妹が共に休めるから。

 よって、アトラクションの同伴は全て長男に任せます。

 恐怖のジェットコースターも、2人でかなり盛り上がって帰ってきました。

 脳が偏ってしまうのではないかと心配なくらいGが掛かります。

 できれば辞めて欲しいのですが、ここに来た以上諦める他ありません。

 昼過ぎに到着しましたが、終日気持ちの良い天気でした。

 ハリーポッターエリアと、ミニオンエリアが特に混んでいたでしょうか。

 私は殆ど何も乗らないので、基本は街歩きみたいなものです。

 テーマパークには違いありませんが、床石だったり、石積みの壁だったり、素材にこだわっている点は大変好感が持てます。

 こういったディティールは、その世界観に大きく影響してくるはずです。

 そういったことを口にせずとも、人は敏感に感じ取るものだと思うのです。

 この日の待ち時間一番は、ルパン三世の新アトラクション。

 近く任天堂のエリアもできるそうで、この攻めの姿勢が、絶対王者と思っていた、ディズニーランドの牙城を崩しにかかっているのだと思います。

 遅い時間まで残ったのは初めてでした。

 夜が暖かくなってきたこともあり、それはそれで良いものです。

 パレードも初めてで、お祭り感満載でした。

 本場のアメリカでも開催されるのだと思いますが、発想は祇園祭と全く同じです。

 祭りに洋の東も西もないのでしょう。9時頃家路につきました。

 土曜日の夜、長男はクラブで試合に行っていたのですが「スマホが盗難にあった」と連絡がありました。

 その日は結局見つからずで、遅くに帰ると家の雰囲気が良いはずもありません。

 更に私が雷を落とし、より雰囲気は悪くなり、皆が寝室へ向かました。

 その後「iPhoneで探す」を起動してみると、長男のスマホが試合会場に写っています。

 盗難にあってすぐは、違う場所を示していたそうなので、誰かがまた会場に持ち帰ったのか、はたまた不届きものが人の携帯を持ち歩いているのか。

 夜中の2時でしたが、車を飛ばし会場へ向かいました。

 もし、悪そうな輩がウロウロしていたら、警察に連絡するつもりでしたがそれは見えず。

 ヘッドランプを灯し、付近の草むらなどを探しましたが発見できずでした。おそらく建物の中にあるのだろうと諦め、家に戻ったのです。

 翌朝、長男を早めに起こして再度試合会場へ。

 施設の人を見つけて尋ねると、「届いています」と。無事、長男の手元に戻ってきたのです。

 これがスキーからUSJに変わった顛末でした。

 USJではありませんが、結果を出したければ、手を打ち続けるだけです。

 子供にも「最速で手を打ち続けたら、ほら解決しただろう」と。

 と思っていたら、年始から来てくれていたスタッフが「本日で辞めたい」と。

 勿論尊重するしかないので、受け入れることにしました。

 ルパン三世の劇画レベルのことが日々、普通に起こります。それなら、ルパンのように問題を解決していくしかありません。

 そんなことはできるはずもない。必ずできる。

 それの答えは知りませんが、自分がルパンだと言って聞かせるしかありません。

 ルパン三世のテーマを口ずさみながら、今日も手を打ち続けます。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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【News】
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

列には並ぼうね‐1463‐

 今日は生憎の雨でしたが、水ぬるむ季節です。

 火曜日は、南港へ行っていました。

 海なり、川なりが見えると私のテンションは上がります。

 南港まわりには、いくつかループ橋があります。

 高い所は嫌いですが、ここからの景色は変化に富んでおり、好んで通ります。

 「工場萌え」という言葉を聞いたことがありますが、海沿いの建物はスケール感が一変し、確かに刺激的です。

 何のプラントだか分かりませんが、高さ30mは超えていそう。

 このリングに至っては、用途が何なのか検討もつきません。

 車で走っていても飽きないのです。

 目的地はなにわ自動車検査登録事務所。

 車検等を受ける場所で、初めてやってきました。

 キャンピングカーやボートトレーラーを牽引する際は、ここで登録をする必要があるからです。

 車の性能によって、牽引できる重量を検査場の担当者に計算してもらいます。

 初めてなので「登録相談」という窓口へ行くと丁寧に教えてくれました。

 以前は牽引する側の、個々の登録が必要でしたが、規制緩和により、牽引できる範囲を記載するようになったそうです。

 これを「950登録」といいます。

 ブレーキ無しの牽引は750kgまでと記載してもらいました。

 これで、ようやくボートを牽引できるようになりました。この件はまた追々。

 自動車検査登録事務所はフェリーの待合場のような雰囲気です。

 入口から車検の検査場まで、車の行列ができています。

 案内の人に聞くと、「年度末なので、列ままだまだ伸びるよ。4月になると一気に減るけどね」と。

 検査場は5レーンあるのですがで、100mは伸びていました。

 最後尾の人はどのくらい待つのでしょうか。

 先日USJに行った際のこと。

 ハリーポッターエリアでは、魔法の杖を買えば魔法体験ができると書きました。

 このアトラクションは「水が吹きあがる」「火が出る」「扉が開く」等があります。

 ホグワーツの街のあちこちで、クルーが魔法学校の先生となって、指導してくれるという設定です。(夢のない書き方ですが)

 ぼんやりとしたアトラクションなので、「水」の前に何となく列があり、娘と一緒に並んでいました。

 すると、後ろに中国人の兄妹が並びました。中1、小5といった感じでしょうか。

 娘の体が列から少しずれると、すかさず前に入り込もうとするのです。

 まあ遊園地の中なので、「列には並ぼうね」くらいの感じで”Line up please.”と伝えました。

 すると「ああ、並んでたの」みたいな感じで、後ろ下がるのですが、少し体がずれるとまた……

 「水」の前でこのやりとりが2回ほど。「火」の前で並んだ時もこの兄妹が後ろに並び、更に2回ほど。

 よくある話ですが、このあたりの厚かましさは、なかなかのものです。

 人には本能があります。

 生きる為なら人を蹴落としてでも食べ物にありつく。狩猟採集時代なら優れた個体と言えます。

 しかし、文明社会においては、そうはいかないのが面白いところです。

 自分のことしか考えない人を支持する人は居ませんし、人に感謝されなければ、対価を貰うことはできません。

 時給自足の生活を離れた瞬間から、本能と逆行する理性を求められるようになったのです。

 と、ここまでは自分でも納得できるのですが、訪日する外国人は間違いなく富裕層です。

 ということは、彼らの親は……

 知性で稼いだのか、本能の稼いだのか。

 謎は深まるばかりなのです。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映

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■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

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ジェットコースター卒業します‐1458‐

 今月は娘の誕生日がありました。

 2つプレゼントを頼まれていたのですが、ひとつがUSJ行き。

 もうひとつのプレゼントは後日書くとして、 前回行ったのは2008年の12月でした。

 娘が10カ月の時なので、覚えているはずもありません。私もまだ2回目の初心者なのです。

 タイミングが合い、一緒に行くことになった長男が案内役となりました。

 チケット、スケジュールは全て妻任せですが、予定より早く開園すると聞いていました。

 8時にはゲートに到着。30分繰り上げの8時半に開園しました。

 メールでモデルコースが送られてきており、朝一番はハリーポッターエリアへ向かうとあります。

 こちらにはかなり興味があります。

 ハリーポッターシリーズは、妻、長男は完読。

 映画は全て家族で観ています。

 ゲートをくぐると、ホグズミード村が現れました。

 J・K・ローリングが思い描いた世界観はこのようなものだったのか。

 いずれにしてもワクワクする景色です。

 ホグワーツ城を遠く望む景色は、感動すら覚えました。

 このエリアの工事は清水建設が請け負いました。

 その現場所長か、すぐ下のポジションに居たのが私のクライアントなのです。

 自宅が竣工してからの工事だったので、詳しい内容までは聞けていませんが、私まで誇らしい気持ちになります。

 とても精度の高い仕事でした。

 しかし余裕があったのはここまで。

 先に書くと、私はジェットコースターの類が苦手ですし、あえて乗りたいとは全く思いません。

 なら乗るなという話ですが、ホグワーツ城内での人気アトラクション、空飛ぶイスに乗ってしまいました。

 もの凄い浮遊体験で、長男は最高に楽しかったと言いますが、私は完全に目がまわってしまいました。

 娘も喜んではいましたが、若干酔い気味。それで、酔い止めを与えました。

 ザ・フライング・ダイナソーは、完全にノックアウト。

 フリーフォールを前のめりに90度回転したような姿勢で、下向きにぶら下げられます。

 徐々に最高地点まで持ち上げられていくのですが、自分と地面を遮るものは一切なし。もう怖いを通り越していました。

 後は、頭を下に急降下、振り回され、錐もみ回転……

 全く生きた心地がしませんでした。子供達は、最高に楽しかったそうですが。

 その後、フラフラになりながらジョーズ、モンスター・ライブ・ロックンロールショーへ。

 こういうお祭り感はとても好きなのですが。

 2008年に来た時は、見たことがあるなと思いながら素通りした「メルズ・ドライブイン」。

 ジョージ・ルーカスの「アメリカン・グラフィティ」に登場するレストランでは、60年代のアメリカが再現されています。

 デュークボックスから、音楽が流れて欲しい空間です。

 ここでハンバーガーを食べましたが、噂通りのお値段で1600円。

 ディズニーランドの売り上げは、7割がチケット以外の売り上げと聞いたことがあります。

 正確な比率は知りませんが、構造はUSJも同じでしょう。

 少しだけ小市民から皮肉を。

 小学生チケットは、誕生日割引で4千円ほど。

 こちらのフェイスペインティング2千5百円なり。

 魔法の杖は4千9百円。

 ちなみに、魔法の使えない杖なら4千5百円。

 この杖は魔法が使えるほうで、塔の上に火がともりました。

 大阪だけあって、なかなか商魂たくましいのです。

 アメリカ発なので大阪は関係ないか。

 ここからは良かったところです。

 ミニオンパークは凄い人出でしたが、はなやかな雰囲気は好感がもてます。

 こんな、遊べる壁の落書きは大歓迎。

 子供には4つ程の、エクスプレスパスを与えていたので、混雑時は基本待つだけ。

 私にとっては街歩きのようなものです。

 アメリカの地方都市を思わせる街並み。

 当たり前ですが車が通らないので、ハリウッド通りは歩行者天国。

 広い道路の真ん中を歩くのは、思いのほか気持ちがよいもの。

 本物ではありませんが、海を望む景色はなかなか雄大です。

 その街全体を使った、名探偵コナンの謎解きイベントも、なかなか面白かったのです。

 私はやはり自発的なアトラクションが好きです。

 朝の8時半から夕方の6時まで、娘にとってはほぼ初めてのUSJ。兄妹とも十分に満喫しました。

 もうそれだけで十分です。

 ジェットコースターを楽しめない私に、長男は「楽しんだもの勝ちやん」と言いました。

 それはその通りです。

 大学時代は確実に飛行機を楽しみにしていました。

 それがいつからか、ジェットコースター、観覧車、飛行機に乗ると、手に汗握るようになりました。

 守るべきものが出来たからといって、守りの人生に入ったつもりはありません。常に前向きに、アクティブに生きて行きたいと思います。

 しかし、あの下向き逆さづりはもうこれで……

 ついに、娘も付き添いが不要な身長になりました。これにて、私はジェットコースターを卒業させて貰おうと思います。

 どうせ、ジェットコースターのような仕事人生が続くのですから。

USJへ

 今日から12月。今年も残すところ1ヶ月となりました。いよいよラストスパートです。

 先週から延期していた、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行って来ました。期限付きの割引チケットだったので、何とか責任を果たせました。大阪にやって来たのが2001年。8年経っていますが私達は初めて。

 先週までオープンデスクに来ていた学生は、年間パスを持っていたので、色々と教えて貰いました。やっぱり混む。1時間待ちくらいは普通。そして、期待し過ぎないように等など。で、実際のところは……

 開園の9時より早く行きましたが、すでに長蛇の列。5分ほどしてから入場出来ました。

 朝一番は長男が102cmの身長制限をギリギリクリアしたスパイダーマンへ。ギリギリだけあって、子供には激しすぎました。

 ずり落ちそうになったり、固まっていました。これはちょっと反省です。

 続いてETアドベンチャーへ。これなら大丈夫だろうと思ったのですが、あの宇宙人はダメらしく号泣でした。何故か残念な感じのスタートです。

 あちこちでショーが始まりだします。セサミストリートのダンスショーはなかなかの盛り上りで、楽しかったです。

 付き添いが必要なアトラクションには、親が交代での乗るチャイルドスイッチ等、乗り方も工夫されていました。

 子供はウォータースライダーやスヌーピースタジオ等を喜んでいましたが、大人にはやっぱりウォーターワールドのショー。映画はケビン・コスナーの主演です。

 笑いあり、消防局の調査が入った事のある大爆発あり。素晴らしいステージでした。

 水に濡れたい人用のシートは、拍手が足りないと言ってはバケツで水を掛けられ、ブーイングが足りないと言っては水を掛けられ、大変そうでしたが随分盛り上がっていました。20分とは思えない、満足感でした。

 ジェットコースターやジュラシックパーク等は1時間以上の待ち時間でしたが、思ったほどではありませんでした。時期にもよるのでしょうが。

 また子供を連れていってあげたいと思います。クリスマスムードも手伝い、なかなか楽しい日曜日になりましたが、2日はあったほうが良いかもしれません。

 ひとつ悔いが残るとすれば、ジョージ・ルーカスのアメリカン・グラフィティーに出てきたようなレストランがあるなあと思っていたら、やはりそうだったようです。

 次回があれば寄ってみます。但し食事は何処も大分高いので、ドリンクだけかも。