緊急事態宣言は全都道府県を対象としたまま、5月末まで延長されると発表されました。
朝の新聞に、感染拡大がゆるやかな地域では公園や図書館は開放可能とあり、娘が喜んでいました。
しかし実際には、東京や大阪は「特定警戒都道府県」となり、この限りではないようです。本好きの娘はがっかりしているでしょう。
それでも、大阪では新規感染者が10人台という数字を見ると幾分ほっとします。1ヵ月間の我慢の結果が確実に表れているのです。
状況によっては、14日に部分解除もありえるともありました。
どこの家庭もそうだと思いますが、春休み、ゴールデンウィークとどこにも行けないので、実家の屋上で再び焼肉です。
これがほんとの外食。
いついかなる場合でも、30分あれば野外で食事ができる準備はしてあります。
子供達はそこまでの野外好きではないのですが、火のおこしかたくらいは教えておきたいところです。
将来、友達同士でBBQでもするときは、何も食べなくていいから、火をおこし、準備し、焼いてあげなさいと伝えてあります。
子供大好きのタン塩も、炭火でやけばさらにレベルアップ。
長男は炎がでるような霜降りよりも赤身好き。なので、高い肉を買って帰ってもそれ程喜びません。
むしろ歯ごたえのある赤身の方が好きで、意外に味が分かっているのかもしれません。
サツマイモは2人とも大好き。
魚介もこれまではあんまりでしたが、イカは2人とも食べるようになりました。
子供は日々成長していくものです。
月に何万円も食べるのですから、そうあってもらわないと困るのですが。
私も焼きながら食べますが、基本ホストのつもりです。
ゲストが喜んでくれればそれが一番。
ただこの外食は、便利過ぎて限りなく内食に近い外食ですが。
小さい時から親に連れられて海へ行き、船をだし、獲物をとって、そこでさばいて食べていました。
学生になり、友達や後輩を連れていくと、びっくりするくらい喜んでくれるのです。
ただ、10人も20人もの体育会の食べ盛り君たちを連れていくので、失敗は許されません。
前日は何度も何度もシミュレーションし、準備します。
当日は早朝から船を降ろし、沖へでます。獲物を確保したら、11時までには浜に戻っておきたいところ。
そこからマッハで食事の準備をします。食べ盛り君達にはひとまず焼肉を食べておいてもらい、少し落ち着いてきたら、魚や貝をさばき始めます。
刺身、唐揚げ、浜鍋など料理と言う程の物ではありませんが、そこは食材と景色がカバーしてくれるのです。
日が暮れるまで目一杯遊び、家に帰った時はもうクタクタで、泥のように眠ります。
しかし、全てがイメージ通りにいった時、何とも言えない充実感があるのです。
「誰かが心から喜んでくれた」という経験をさせて貰ったのは、とても大きかったかもしれません。
誰と、何処で、何を食べるかで、味も気分も全く違ったものになります。
「空腹は最高のソース (Hunger is the best sauce.)」
という諺がありますが、
「野外は最高のレストラン(The outdoors is the best restaurant.)」
も加えて貰えればと。英語が合っているかは分かりませんが。
なぜこれだけ野外が好きなのか、自分でも分かりません。何せ屋内を創るのが私の仕事ですから。
もし14日に解除され、ほんとの外食に出掛けられたらどれだけ嬉しいことでしょう。
ひとまずもう2週間、頑張れ日本、なのです。
A photograph is wonderful.
2010年8月 福井/敦賀
■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
巻頭インタビューが掲載されました
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【News】
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』で「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』に「回遊できる家」掲載
■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』で「住之江の元長屋」再放送
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました