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マーズ アタック‐1506‐

 街にでると、サルスベリやキョウチクトウが目につきます。

 共に濃い桃色ですが、夏に咲く花をつける種はある程度限られます。

 夏の種はやはり派手好きなのでしょう。

 明け方にとったサルスベリの後ろに月が見えていました。

 これは上弦だったか、下弦の月だったか……

 理科は好きでしたが、星関係はあまり覚えられずでした。

 新聞に火星が大接近しているという記事がありました。

 これだけ近付くのは15年振りだそうです。

 夜に南の空を見上げると、鈍く赤い光がひときわ目を引きますが、写真ではなかなか伝わらない迫力でした。

 夏休みに入り、中2になった長男は羽を伸ばしています。一方、小5の娘はどこにも連れて行ってやれずで。

 一緒に会社に居ると、階上に住んでいる従姉妹たちが「近所のお祭りに行こう」と声をかけてくれました。

 少し小遣いを渡し「ちょっと写真も撮ってきて」と頼んだのです。

 地域が主催しているようで、的屋の店はないようです。

 小一時間遊んで帰ってきました。

 戦利品はいつもの通り。

 筆箱は、夜店としては最上レベルでしょう。

 的屋でないからというと、本職に怒られそうです。

 せめてもの罪滅ぼしに、夕食はイタリアン(チェーン店ですが)にでも行こうかと言っていました。

 子供にとってはこちらのほうが魅力的なはず。

 それでも、小3の従姉妹と半分ずつにしたというので、わきまえたものです。

 古代の人は、ひときわ赤い星を見て「火星(Mars)」と名付けました。

 ギリシア神話では軍神アレス、ローマ神話では農業の神マルスに由来するそうです。

 狩猟採集時代には、来年も収穫できるよう適度に自然と付き合っていたはずです。

 しかし、農耕が始まり、余剰分を蓄えることが出来るようになると、それらを狙った盗難、争いが増えていきます。また、富や流通という概念も生まれました。

 そう考えると、農業の神と軍神がかなり近い存在だと言えるかもしれません。

 今日8月6日は、広島に世界で初めて原爆が投下された日です。

 農耕が戦争を生んだというのは短絡過ぎる論理ですが、過分な豊かを目指すと争いが起こるという事実もあります。

 天災でさえこれだけ大変なのに、人同士で争うなど愚の骨頂でしかありません。

 もし火星人が攻めてきたなら、北も南も、東も西も、手に手をとって戦うしかないのですから。

 平和の下で精一杯働けることを、せめて8月15日までは感謝したいと思います。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
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【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記<</a

ヤンキーの兄ちゃん‐1184‐

 先週、私の住む喜連は環濠都市だったと書きました。

 そこから2kmほど北にある、平野郷はさらに大きな環濠都市で、現在も環濠跡が残っています。

1

 信長にも謁見した宣教師ルイス・フロイスもその美しさを書き残しています。当時は竹垣で囲まれていたようです。

2

 その北端にあるのが杭全神社。

 大阪は夏祭りの季節に入って行きますが、杭全神社のだんじりは、大阪府下において岸和田に次ぐ規模で知られます。

3

 昨晩は、九つの町にあるだんじりが各町内をねり歩き、南港通りで一同に会する九町合同曳行の日でした。

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 九町集るのが夜10時頃。そこまで居るつもりはないので、夕方から境内の夜店へ。

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 スーパーボールすくい。

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 射的と、子供だましと言えばそうですが、楽しめるうちは。

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 何故、体に悪そうなものを子供は好きなのか。

 普段、与えていない分、つい甘やかしてしまいました。

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 嘉門達夫の歌ではありませんが、あまり上品でない若者の比率が急激に増すのが祭り。

 煙草を吸う、ビールを飲む中学生、高校生らしき若者の多いこと。まあ、そんな姿も含めて下町の祭りですが。

 子供達は怖がるかと思っていたら、だんじりに興味深々で、気が付けば9時を過ぎていました。

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 自転車も交通規制に引っ掛かるので、人ごみを掻き分け、遠回りしてなんとか家まで辿り着きました。

 娘は体調があまり良く無かったのですが、本人が行きたいと言い、多少無理をして連れて行ったのです。

 昨晩から肩で息をするうようになりました。以前、肺炎で入院していることもあり、早朝から救急外来へ。

 後悔しましたが、文字通りあとの祭り。

 数値は良くないもの、入院は不要という診断で、多少胸をなでおろしたのです。バタバタとした週初めになりました。

 夏祭りは農耕に従事する人のねぎらいの場で、発散の場であったはずです。

 祭りには人を集める全ての要素が詰まっていると、ディズニーランド誘致に成功した堀貞一朗は言います。

 動き、明かり、音。

 加えて言うなら、人でしょうか。人が人を呼びます。そして、人が集るところにはヤンキーが。(死語?)

 若者が、世を憂い、退廃の雰囲気を漂わせている姿を見るのが、正直、一番嫌いです。

 簡単に目立つ方法は、いくらでもあります。しかし簡単には覆せない時間、努力が、別次元の達成感、幸福感を与えてくれるのです。

 自分もそんな空気を発散していた時期がありました。それで、余計に目につくのでしょう。(勿論ヤンキーではなかった)

 目覚めよヤンキーの兄ちゃん。君達の未来は、道端にはない。

夏祭りのお好み焼きは

 火曜日は、近所の神社で夏祭りがありました。


 

 

 

 

 やっぱりこの季節は金魚すくい。私達は見るだけ。

 

 

 

 

 温泉地にもよくあるスマートボール。オバQのイラストがレトロでいい感じです。


 

 

 

 

 ”お好み焼き 1枚200円 ブタ肉入り!”という手書きのカンバンがあったので買って帰ることに。

 流石にこの安さなので、3人待ちの状態です。

 妻に並んでもらい子供とその場を離れました。

 その後、小学生5、6年生くらいの女の子が2人並んだそうです。以下は妻に聞こえてきた会話。

”こういうのって、家で食べてもあんまりやけど、こういう所で食べると美味しいよネ”

”外でたべたら美味しいよネ”

我が家では、おツマミとして3枚も食卓に並んでいるんですけど、という笑い話です。

 本音なのか、ポーズなのか、近頃の小学生は・・・・・・