4月7日(火)19時からの安部首相の会見は、ネットでもリアルタイムで見ることができました。
正直、初めてまじまじと顔を拝見した気がします。
こういった状況ではリーダーの舵取りによって国の行先は大きく変わるはず。色々な意見があることは承知していますが、総じて言えば、立派な会見だったのではと思っています。
2週間で感染のピークを越えることができるかは、私達国民ひとりひとりの自制心、道徳観、美意識に掛かっています。
後に、都市封鎖なくこの感染症に打ち勝った国として、日本人の民度の高さ、真面目さが評価される時が必ず来ると思っているのです。
昨日、『Sumikata』という冊子が3万部程郵送されました。
東急リバブルから、関西地区のタワーマンションに住む3万世帯に直接届くとのこと。
広告代理店からオファーがあったのは2月中旬でした。
「自分らしい家に暮らす」という特集を組むので、作品写真の掲載とインタビューを依頼したいとのこと。
「広告として貴社の紹介にもなりますが、何より守谷様の建築に対する想いを1人でも多くの方に紹介できる機会になれば幸いに存じます」
こう結ばれていました。誠実さと熱意を感じる文面です。
有料の広告は打たないと決めているので、無料は必須の条件です。
それでも求められる建築家でなければ、本気のクライアントからのオファーなど来る訳がないと思うからです。
広告代理店の方、ライターの方、そしてクライアントである東急リバブルの方が、当社に見えたのは2月下旬でした。
どの作品を掲載希望か教えて欲しいと伝えましたが、それも私に選んで欲しいとのこと。
タワーマンションと対極にあるような住宅が良いかなと、「滋賀の家」と「高台の家」を選びました。
「滋賀の家」は、お濠や土塁が残る元山城だった敷地が一番の特徴です。
「高台の家」は自分達が「坂のある街に住みたい」と気づいたところから計画が動き出します。
共に敷地、街、環境が、大きく建物に影響を与えています。反対の言い方をすれば、それらが建物を形づくっていったとも言えるのです。
タワーマンションのほうが良い所もあるでしょうし、一戸建ての方が良い所もあるでしょう。
家に良し悪しなどないというのが私のポリシーですが、特色はやはりあるものです。
ライターはとても聡明な方で、楽しく2時間半程話しをさせて貰いました。
写真のセレクトには一切口出ししないことにし、文章の校正も情報等だけにしました。
折角なら、自身のセンスを遺憾なく発揮して欲しいし、もし私なら「伝えるプロである私に任せて下さい」と言いたいと思うからです。
私はその道で生きてきたプロフェッショナルを信じていますが、めりはりの効いた上品な誌面にまとめ上げてくれました。
サムネイルを載せますが、読んでみたいと言う方はこちらからご覧ください。
冒頭に、こんなフレーズがあります。
いつか見た夢や憧れで終わらせるのではなく
これは私には言えないフレーズです。
良くも悪くも世の中はピラミッド構造です。仕事をできる人の方が多数派ということはありません。
懸命に頑張り、少しずつでも登って行けば、そのエリアは狭まってくると思っています。
本当の頂上は一点ですが、付近まで登ればとても小さいエリアに一流の人がひしめいているはずです。
タモリさんと歌手・井上陽水さんが友人だったり、ノーベル賞の山中伸弥元教授と、故ラグビー日本代表監督の平尾誠二さんが友人だったように、ジャンルを超えての関係も沢山生まれるでしょう。
私が、私の会社が、山で言えば何合目にいるのか分かりませんが、僅かずつでも頂きへ向かっているつもりです。
高いところに住んでいる人にも、私の想いが伝われば嬉しいのです。
■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に
巻頭インタビューが掲載されました
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