タグ別アーカイブ: 晩秋の播州

再びはじまる‐2193‐

昨年の12月に、設備設計に現場を説明した「ささき整形外科クリニック」

西国街道は京都と下関をつなぐ重要なルートです。


そのすぐ南に位置する「ささき整形外科クリニック」ですが、東隣にあるプールのある「ささき整形外科デイケアセンター」の設計に続き、増築計画も依頼してもらいました。

院長の佐々木さん、建築会社、そして私の三者が集まり、無事築工事請負契約が無事締結されました。

JR網干駅につく頃にはすっかり日が暮れていました。

普通電車で姫路駅まで移動。

上り、下りの両ホームにある、姫路名物えきそばに惹かれます。

ホームからは、ライトアップされた姫路城が浮かび上がっていました。

この日は、えきそばを我慢して、そのまま新快速で大阪に向かったのです。

工事請負契約は民々のことなので、条件が合えば契約に至れます。

しかし、建築基準法を軸とした建築関係の法規は、消防、福祉のまちづくり条例、保健所、そして緑化条例など、多くの関係省庁のチェックをクリアしなければなりません。

それに加えて、増築は新築に比べてかなりハードルが上がるのです。

体感的にですが、2倍くらいの時間を費やしたと思います。

かなり早めに、各所との事前協議を始めたのですが、それでも何とか決裁が下りたのが着工寸前だったのです。

建築工事は目に見えますが、これらは担当している私達しか分からない仕事です。

なかなか陽の目を浴びないのですが、今回は全ての決裁が下りるまで、提案した建物が必ず建つという保証はありませんでした。

それでも、提案を気に入ってもらい、計画を進めて行くなら突破するしかないので、右往左往しながらなんとかこの日を迎えたのです。

人手不足につき、完全に1人で解決するしかなく、仕事人1年生に戻ったように、我武者羅に働きました。

そんなこともあって、こんな日の晩酌は格別なのです。

再び、兵庫県太子町の地で、クリニックの仕事ができることに意気に感じているのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

イチョウまい散る、晩秋の播州‐2171‐

神戸を越え。

明石の天文台も越え。

英賀保を越え。

「ささき整形外科デイケアセンター」がある揖保郡の太子町までやってきました。

天気は良いですが、風が強い一日でした。

イチョウの横の、物見やぐらもやや気になりますが。

色付いたイチョウの葉が舞い散る晩秋の播州です。

2023年の8月にオープンした 「ささき整形外科デイケアセンター」 ですが、東隣には元々建っている「ささき整形外科クリニック」があります。

大変に繁盛しているクリニックで、リハビリ室が不足しているとのこと。

それで、増築計画の相談を受けていたのです。

設備設計担当と、調査を済ませると夕方になっていました。

2022年の年末から昨年夏のオープンまで、足繫く通いました。

水は清き太子町で、また仕事ができるかもしれないことに感謝しています。

片道3時間ほど掛かるので、帰りはいつもこんな感じでした。

物寂しさと、充実感に満たされる夕方。「さあやるぞ」という気持ちです。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載