車にボートを積んで、海へ行くこと20年。それが私の夏でした。
父がそうしていたので、自然とそうなったのです。
20代の頃は出来るだけ、多くの人を誘って良く来ていました。
しかし今回は、知人の都合が合わずに家族だけ。それはそれで良いものです。
兄妹とも水が大好きで、海が見えると一気にテンションが上がります。
早速砂浜へ。子供たちは、ずっとここで泳いで居たいと言います。
折角ボートを持って来ているんだから、はこちらの都合で、水際でバシャバシャが、一番楽しいのです。
しかし諦めません。
昨年、20年乗り継いで来たハイラックスサーフを乗り換えました。
新しくやってきたのはランドローバーのディスカバリー。
もし乗り換えるならこの車と思っていました。ただボートを積めるかは、気になっていたのです。
しかし、何とかなりました。というか何とかしました。
子供達を説得し、ようやく出船できたのが10時頃。
この船は4人乗りで、こんな機会でないと皆で乗れないのです。
シュノーケルの価値がようやく分った長男を連れ、辺りで潜ってみます。
魚を突き方などを教えながら、一緒に泳ぎます。
ライフジャケットがあると潜れないと主張するので、取ってやりました。
タコを見つけ、何とか目の前で仕留めてやろうとしましたが、1cmくらいの岩の割れ目に逃がしてしまい……これだけは悔いが残ります。
この日は釣りも好調で、アコウが連れました。この魚は岩陰に潜む根魚で、突くことも出来ます。
とても美味しい魚で、私のおすすめは絶対的にから揚げです。
ひととき仕事を忘れたいが為、ここに来たこともありました。
しかし結局忘れようとしている事自体が問題なのだと分かりました。いつも変わらぬ景色で、自分と向き合う時間だけを作ってくれるのです。
ようやく片付けを終え、帰路についたのが7時前。小さな夕日をみながら海辺の道を走っていると、気分はいつだって20代のままです。
青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ
-サミュエル・ウルマン-
28日(土)に42歳になりました。ウルマンの言葉を借りるなら、体はいつかか老い朽ちます。
しかし心はそうではない。今はそう思えます。
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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました