カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

りんくうタウン内アウトレット

 昨日は、関空対岸の町”りんくうタウン”に行ってきました。

 大きなショッピングモールが有るのです。

 

 

 

 

 前日、父にその件を話すと”途中やから、岸和田の港に寄っていったら”と。自分の船に孫を乗せたいようなのです。

 夏ならこうはいきませんが、冬の大阪湾は結構澄んでいます。船着場にも、60cmはあるボラが回遊してきました。

 その後、岸和田からりんくうアウトレットプレミアムまでは、車で15分ほど。

 アメリカの港町をモチーフにしたショピングモールは、100以上の店舗があります。一日で回るのはちょっと難しいかもしれません。

 2階からは、対岸?の関空が良く見えます。しかし展望スペースは海沿いにつき風は強烈。

 私は正直”アウトレットと言ったって、大して値段は・・・・・・”と思っていました。

 しかし結構安いのです。その証拠にモール内はかなりの賑わいでした。

 ロケーションも含めて、楽しい所です。文句があるとすれば、いつもの事ですが駐車代。一時間300円。一店舗で3000円以上買うと、3時間無料。私達は5時間居て、600円でした。割引に上限を設ける必要があるのかなと、いつも思うのですが・・・・・・

 しかし、久しぶりに買い物を楽しみました。ベビーカーに紙袋を吊るすと、前が上がってしまうくらい。

王子動物園とパンダたち

 昨日は、天気予報が好転したので、神戸市の王子動物園に行ってきました。

 この辺りは学生時代によく来ました。六甲山の南裾野に広がる一帯は、高低さがある分、場所場所で景色が変わります。日当たりの良い南斜面と絶好の眺望は、山手の高級住宅街を生んだ訳です。

 王子動物園は、阪急・王子公園駅から北は山々幹(俗称?)まで南北に広いロケーションで、北端からは海も見渡せるのです。ミニ遊園地のようなエリアもあって大人600円。

 入口すぐにはパンダ館が。その距離5m程の距離で笹を食べる姿が見れました。寝てる時間も多く、比較的早い時間帯が良いようです。妻は初パンダで、結構喜んでいました。

 パンダと言えば1972年、日中国交正常化を記念して、東京、上野動物園に初めてやって来ました。私も祖父母と並んだ行列をうっすら覚えています。

 野生のパンダは中国に1500頭程残すのみで、動物園でも中国以外では30頭前後飼育されるだけです。日本では上野動物園1頭、白浜アドベンチャーワールド8頭、王子動物園2頭。中国以外で、世界一パンダが多い地域はななんと関西でした。参照:日本パンダ保護協会

 先日、天王寺動物園に行った時にも思いましたが、最近の動物園は本当に工夫されています。

ライオンやトラが、僅か20cmの距離で見れるのです。安全な場所から猛獣を見るのが良い事かは別にして、圧倒的に迫力があるのはやっぱりトラ。どこの動物園でも所狭しとウロウロしているのは習性でしょうか。舌なめずりする所を見るともう、縮み上がってしまいます。

 しかし、見に行っておいて何ですが、本当は草原の中で狩をしたいのだろうとか、物悲しい気分になるのも事実なのです。

信州・蓼科へ

 先の木曜日に書いた子供の風邪も回復したので、金曜日から予定を短縮して蓼科高原へ行って来ました。

 中央道と長野道の分岐点、岡谷ジャンクションを過ぎて東へ向かうと、すぐ八ヶ岳連山が見えて来ます。

 そんな景色を見ると、幾つになってもワクワクするもの。ちなみに八ヶ岳とは蓼科高原も含む一帯の総称なのです。

 

 この日は快晴。ホテル近くの”ピラタス蓼科”というスキー場へ行きました。

 ロープウェイで一気に山頂まで登ると、空気は澄みわたり、日本海に面する立山連邦まではっきりと。100km向こうという事は、大阪から天橋立を見ている計算になります。

 子供は雪初体験。不思議そうには遊んでいましたが、親が思う程はしゃがないものです。

 一緒に行った母に子守を頼み、父と妻とでゲレンデへ。風を切る感じは、やはり爽快でした。

 十分に雪の感触を楽しんだ後は、ホテルの温泉へ。湯船に入ると言葉にならない感嘆のため息ばかりで・・・・・・

 土曜日は打って変わって大雪になりました。朝はゆっくりして、昼前にチェックアウト。

 カチンカチンの路面を走るのはやや疲れましたが、夜の7時前には大阪に戻りました。

 昨年は子供が小さい事もあり一度も雪山を訪れませんでした。久し振りに行くと、やっぱりいいなと思います。

 一面の銀世界とキリリと冷えた空気は、日々の小さな問題など忘れさせてくれるのものです。

尾張と伊勢志摩をめぐる-伊勢志摩編-

 月曜日の続きです。

 12/16(土)の夕方、豊田市美術館を出ると、伊勢湾自動車道で湾口部の西端、四日市まで一気に横切ります。

 そこから東名阪、伊勢自動車道と乗り継いで、賢島に着いたのは7:00pm過ぎ。

 志摩地方は紀伊半島の東端にあたり、山地が埋没して出来たリアス式海岸は、天然の良港を形成します。真珠、牡蠣の養殖は有名なところ。

 宿はプラムリゾート賢島。英虞湾を見下ろす丘に建ちます。

 南欧をイメージした空間はまるで異国のようで、良いホテルでした。私達の部屋は中庭を囲む2階で、海も望めました。

 チェックアウトが11:00amというのは、子供連れには嬉しいところ。

 日曜日は、宿から車で5分くらいの志摩マリンランドへ。マンボウを見れるのが売りのようです。

 干潟を復元しているエリアでは、ムツゴロウがこの距離で見れます。

 しかし一番興味を惹いたのが、化石の販売コーナー。

 5億年前の三葉虫の化石と6千万年前の恐竜の歯を2つ買って¥3,500。買っておいてなんですが、売ってもいいのでしょうか。

 そのあとは、伊勢まで海沿いのドライブウェイを走り、今回の最終目的地”海の博物館”に到着。

 設計は内藤廣。展示物が豊富、復元模型もどこかコミカルで、暖かな感じの楽しい博物館でした。

 内部は集成材を使った木造の大空間です。

 過酷な程ローコストだったとは設計者の弁。

 コストを突き詰めた結果が、船のを逆さまにしたような空間であることは偶然では無いような気がします。

 文化財収蔵庫。こちらは同じような構造を鉄筋コンクリート造で実現しています。

 薄暗い感じが船の棺のようでもあり、凄みさえ感じました。

 こうして愛知と三重をめぐる旅は終わりました。自分の住む街を出ると同じ日本でも様々な違いに気付きます。言葉、味付け、街の雰囲気などなど。

 名古屋では、城に対する強いこだわりを感じました。とにかく、城をモチーフにした建物が多いのです。

 極めつけは国道沿いのこの店舗。かに料理の店なのです。世が世なら、どう見てもお殿様しか住めないようなシロモノ・・・・・・

尾張と伊勢志摩をめぐる-尾張編-

 先週の土曜日に名古屋で勉強会がありました。そのついでに愛知県と三重県を回って来ました。

 まずは”尾張名古屋は城でもつ”の名古屋城。徳川家康が築城を始めた城郭です。曇りですが金の鯱は光ります。

 お昼は妻が見つけて来たJR名古屋駅の地下街にある”わかさや”へ。

 油で揚げずにオーブンで焼いた味噌かつが名物とのこと。

 とってもジューシーで甘めの味噌は抜群。評判を裏切らない、満足のお味でした。定食にして¥1,300。

 都心部から南東に位置する豊田市に向かいました。

 日本が世界に誇るトヨタ自動車の本社のある市です。

 本社住所はなんとトヨタ町1。

 ここに丸亀市立美術館と同じく谷口吉生設計の”豊田市美術館”があるのです。

 外観、内部の空間とも余白の多い素晴らしい美術館でした。

 階段横の大きな壁の絵や天井から吊るされた電光掲示板も作品なのです。

 20世紀の中盤から”空間概念”という作品群を発表してきたイタリアのアーティスト、ルーチョ・フォンターナ。

 布を切りつけるという突拍子もない作品は常に賛否両論。

 時代は遡り19世紀末のウィーンを代表する分離派の画家グスタフ・クリムト。

 なんとも言えない色気立ち上る彼の作品は大好きです。

 先日映画にもなっていましたが、その中に登場する、弟子格のエゴン・シーレの作品も収蔵。

 現代からはリチャード・セラ。

 マンハッタンでは署名によって作品が撤去されるなど、なにかと騒動の多い作家ですが、時代の一番前を走るアーティストである事は間違いありません。

 仕事柄、建築よりの話になってしまいがちですが、ここの常設展示は本当に素晴らしい。

 興味のある特別展があれば別ですが、常設だけでも見応え十分です。しかも、入場料はなんと¥300。

 夕方になったので、宿をとった賢島へと向かいました。伊勢志摩編はまた後日。

長浜へ

 昨日は打合せの為、滋賀県北西部の長浜へ行って来ました。

 市街地に熊が出た、とニュースになった街です。琵琶湖沿いの景色を楽しみにしていましたが生憎の雨。

 JR大阪駅から直通の新快速が出ていて、1時間30分ほど。東海道線の米原から、北陸線に乗り入れるのです。距離に割には早いなという印象。

 北陸線に入ると、車内はガラガラ。最後部の車両には、トイレも付いています。

 最近はエスカレーター等が整備されているところも多いので、荷物が多いときはキャリングケースを愛用しています。

 しかしBOX席に座るならもう一回り小さいほうが便利かもしれません。

 高速道路からは何度も見た事がある県立長浜ドーム。全天候型のグランドです。

 設計は久米設計。無駄遣いと言われないよう活用されていれば良いのですが・・・・・・

 長浜駅前は大きなロータリーがあり、雪国の駅の風情さえ感じました。事務所から片道2時間半の小旅行を楽しんで来ました。

 帰りは6:30pm頃、大阪へ向う新快速に乗りました。

 走り出して少しすると、あたりからオツマミとビールの匂いが・・・・・・

 近くの席のビジネスマン達が席を向かい合わせにして、飲み始めたようです。

 なんというか、ホッとした気分になりました。

 これが地下鉄ならそう感じなかったと思います。他の私鉄でも同様。

 理由は分かりませんが、そんな大らかさがJRの良いところ・・・・・

最近の天王寺動物園は

 日曜日に、天王寺動物園に行っていました。

 リニューアルしてからの評判を聞き、気になっていたのです。

 場所は通天閣のある新世界のすぐ東。

 ここに来るのは何十年振りでしょう。おぼろげな記憶しかありませんが、素晴らしい動物園に変わっていました。

 今なお話題に登る旭川市の旭山動物園がよい見本になったのでしょう。公の施設が良くなると、より嬉しいのは何故でしょう。

 サバンナゾーンというのエリアが有ります。

 中では、ライオン、シマウマ、キリン等が、自然に近い環境で飼育されています。通路は狭い小道のようで、木々の隙間から、覗き見るような感じなのです。

 まさに動物の生活を”見せて頂く”と言ったところ。

 小道の足元も土を固めたもので、雰囲気を損わないよう、配慮されています。ひと時心はサバンナへ・・・・・・

 中学生以下は無料で大人は500円。値段がまた安いのです。

 大満足で、お昼ご飯にしようと場所を探していると、大きなビニールハウスのような空間がありました。

 寒いこともあり、多くの人がお弁当などを食べています。私達もそこでお弁当を食べ始めると、ちょっとした事がありました。

 小学生の姉弟、両親、祖父母という一行のうち3人が、ビールを飲みながらタバコを吸い始めました。

 出て行くのかと思い少し見ていましたが、一向に止める気配は有りませんでした。

 周りに幼児、乳児も多く、私も子供を連れていたので”すいません、ここは禁煙なんです”と伝えました。

 紫のジャンバーを着ていた、あまり品がよろしいと言えないお父さんが”どこに書いてあんねん”と言ったので、園内放送していると伝えました。

 すると”そうかっ!今やめたがなっ!”と、不機嫌そうな顔をして出て行ったのです。

 直後、一行の隣にいたお父さんが”ホッとしたわ。うちも子供がおるんでネ”と言ったので”この中ではちょっと、ね”と。

 それを見ていたのか、一行はまた戻ってきて”文句あるんやったらこっちに言えヤ!”と凄んで来たのです。

 私もあやふやにする気はなかったので”ここは禁煙と言う事を伝えただけで、恫喝される覚えはない”と。

 まだグズグズ言って来たので、どちらの筋が通っているか、ここの園の人に聞いてもらおうと、係りの人を呼んだのです。

 その後は、園の人に絡んでいたので、これ以上筋の通らない話で、用があるのなら一緒に警察に行くと伝えてもらいました。

 やっと、ブツブツと言いながら帰って行ったのです。

 私も以前、タバコを吸っていました。食後に、という気持ちが全く分からないではありません。

 しかし、良くなった動物園の、子供達がお弁当を食べているテントの中、というのが許せなかったのです。それは分別のつく大人のする事ではないと。

 タバコは、成熟した大人の嗜好品です。

 その楽しみを否定する気は一切ありません。映画の中のその姿には、憧れさえありました。”カサブランカ”のハンフリー・ボガートしかり、”ハスラー”のポール・ニューマンしかり。

 しかし、嗜むならそれに見合う紳士であって欲しいと願います。

 そう在れなかった、自戒の念も含めて切に願います。

 本当に成熟した大人なら、分かって貰えると思うのです。

元気 還暦 紀伊田辺

 昨日、お祝いの席がありました。妻の母が還暦を迎えたのです。

 土曜日の夜は和歌山県田辺市のホテルに泊まっていました。

 日曜日の朝、目が覚めると雨の予報を覆しての快晴。

 海沿いの部屋は16階で、眺めは最高です。

 朝食を済ませたあと、白浜にある京都大学水族館に出掛けました。

 ホテルからは車で15分程。子供は大喜びです。

 魚は観るのも食べるのも大好きなのです。

 研究機関らしく飾り気はありませんが、見応えは十分。入場料は500円。

 白浜で一番有名なホテルは?と聞かれれば、答えは分かれるかもしれませんが、目立つホテルはと聞かれれば”川久”でしょう。

 イタリアからやって来た職人が仕上た、レンガ、モザイクタイル、左官の技は一際目を引きます。

 私達はラウンジでティータイム。エスプレッソ1000円、グアバジュース1000円でした。

 その後はすぐ近くの”とれとれ市場”へ。こういう所よりは、地元の魚屋さんで・・・・・・と思っていましたが、凄い活気なのです。

 マグロの解体ショーの始まりです。

 熱気の入った包丁さばきと、威勢の良い口上を聞いていると、つい買ってしまいました。

 大トロ。私みたいなのが一番のカモなのでしょう。

 お昼過ぎに今回の目的地、”銀ちろ”本店に到着。

 JR紀伊田辺駅のすぐ近くにあり、なかなか雰囲気にある門構えです。

 子供はお祖父ちゃんのヒザ抱かれて、ご満悦です。

 お祝いとは名ばかりで、実際は懐石料理をご馳走してもらっただけなのです。

 前の時も”還暦の祝いとはそういうもの”と聞かされたのですが、本当に合っているのでしょうか。

 4人の親のうち3人が還暦を迎えました。

 夫婦とも元気で60歳を迎えるというのは、幸せな事です。

 私達ならあと26年。

 まあ、いろんな事があるのでしょう・・・・・・

福井をめぐる その2

 前回10/16の続きです。

 14日の土曜日は、9:00pmにはもう夢の中。翌日は5:00amに目が覚めました。


 

 

 

 この日も、目が覚めるような秋晴れ。朝食の後は子供を連れて、ホテル前のゲレンデへ。

 

 

 

 転んでも、嬉しそうに走り回っています。むしろ積極的に転んでいました。やっぱり自然の中で遊ぶのが一番です。

 スキージャム勝山ではいろんなスポーツが楽しめます。

 マウンテンバイク、ドッグランパーク、そしてパラグライダー。

 ゲレンデに着地して来るので、結構な迫力なのです。

 この景色の中で空を飛ぶと、どんな気分なのでしょうか。

 ホテルを後に、30分ほど走ると”永平寺”があります。

 道元が開いた禅寺で、現在も多くの修行僧が暮らします。

 門前街は一大観光地と化していますが、お土産なら”団助”のゴマ豆腐がお勧めです。

 付いているゆず味噌と頂くと絶品。

 さらに西へ30分走ると日本海へ出ます。敦賀を目指し海沿いを南下。

 越前岬を超えたあたりで、マイカとカンパチを買いました。

 特にイカは”さっき揚がったばかり”の言葉に偽りは無く、透き通った身は弾力に富み、かつ歯切れのよい、抜群の食感でした。

 

 

 

 

 帰り道、行楽シーズンということもあり、久しぶりに名神の渋滞にひっかかりました。

 ”道が広くなる前は良く混んだな”とか”このテールランプが続く景色も懐かしいな”とか思いながら・・・・・・

福井をめぐる その1

 先週末は、福井県のスキージャム勝山に行って来ました。

 スキーシーズン以外では初めて。大阪から、名神、北陸道と乗り継ぎ、福井北インターまで約230km、さらに東へ30kmの道程です。


 

 

 

 北陸道で休憩するなら、杉津パーキングがお勧めです。

 海に近い山腹にあり、敦賀湾が一望できるのです。この日は快晴の絶景。

 高速を降りると、九頭竜川沿いの道、鮎街道を走ります。鮎釣師がちらほら見える清流は、澄みわたっていました。下流域でこれほど美しい川は滅多に見れないのでは。


 

 

 

 3時過ぎ、本日の宿、東急ハーベストに到着。

 ロビーの大開口からは、目の前のゲレンデが広がっています。

 緑のゲレンデもなかなか新鮮な景色。

 

 

 

 

 前日も遅かった、と妻に言い訳して、子供のお守りを頼みました。

 そして、まずは一眠り。目が覚めると子供を連れてお風呂へ向いました。

 日々の疲れを取るには、やっぱり温泉です。露天風呂があればなおよし。


 

 

 

 部屋に戻ると、窓から夕日が。

 毎日、このドラマチックな景色が繰り返されているのに、私は一体何を見てるんだろう・・・・・・とぼんやり眺めていました。

 今日はのんびり晩酌を、と思っていましたが、食べて少し飲んだらバタンキュー。

 旅の宿では、どうもこうなる事が多いような・・・・・・。

 続きはまた後日。