カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

共通テストのコルビュジエを解いてみる‐1974‐

先週火曜日に【ゲンバ日記チャンネル】をUPしました。

https://youtube.com/watch?v=7DLD8Wj9ryo%3Frel%3D0

半地下の音楽室のある「没頭できる家」のEpisode1です。

なかなか編集ができずで、まだ昨年分。

基礎完成までですが、よければご覧ください。

先週土曜日から、大学入学共通テストが始まりました。

外はシトシト冬の雨。梅の蕾も雨濡れて寒そう。

初日は社会、国語、外国語でした。長男は文系私学の志望なのでこの日だけの受験です。

帰ってくると、国語の第1問にル・コルビュジエがでてきたと教えてくれました。

【文章Ⅰ】は、病床に伏す正岡子規が、障子を当時は高価だったガラスに変えたことで、窓の役割が大きく変わったという話から始まりました。

続いて、ル・コルビュジエは窓と壁をどう構成するかを、いかに重要視していたかという話へ展開していきます。

【文章Ⅱ】では水平連続窓が特徴のサヴォア邸の写真も登場します。

壁のもつ意味は、風景の観照の空間的構造化であるとしました。

そして、建築は「沈思黙考の場であり、瞑想の場でもある」という結論へと導かれていきます。

国語は200点満点ですが、第1問は12問あり配点は50点。

折角のお題なので、久し振りに解いてみました。(⇒は間違った問題です)

①1 ②3 ③2 ④4 ⑤3 ⑥2⇒3 ⑦2 ⑧5 ⑨3 ⑩2⇒4 ⑪2 ⑫4⇒3

3問間違いの35点でした。

丁度70%なので、まあまあといったところでしょうか。

結局、近畿大学しか通っていないのですが、国語と世界史は結構自信がありました。

写真画像でなく、ペーパーに書き込みながら解けば⑩、⑫もとれたかも……は当然負け惜しみですが。

昨年末、娘たっての希望でホームステイに行っていました。

見送りには行けなかったので、お迎えだけ関空に。

場所はオーストラリアで8日間。

現地のホストファミリーにお世話になったのです。

最近でこそ、少し円が盛り返していますが、一番弱かった時。

それはそれでそれは堪えましたが、タイミングはそれ以上に大切です。

最高に楽しかったようで、好きな英語を伸ばしてくれればと思います。

長男は社会では世界史を選択しています。

試験前日、参考書をみながら問題を出してくれというので少し手伝いました。今でも結構覚えているものです。

受験勉強としては実を結びませんでしたが、特に国語の試験は大好きでした。

サトウハチロー、山本周五郎、宮本輝、星新一……一流作家の文章は読んでいて楽しかったものです。また、世界史は世の中の流れを解釈するのに、今でも役立っている気がします。

気がしているだけかもしれませんが、そう思えるだけでも幸せなものです。

点数も大事ですが、折角若い命を燃やすのですから、興味のある科目を勉強して貰いたいというのが私の希望です。

ここからはいよいよ2次試験が始まります。

「没頭できる家」の現場へ行く途中、早咲きの桜でしょうか。

すでに花が開きはじめていました。

2月、3月に良い知らせを聞ければよいのですが。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

メディア掲載情報

年明け早々は、人を大切に‐1972‐

今日は成人の日で、晴れ着姿の新成人をちらほらと見かけました。

妻が通う美容院でも、着物の着付けが混み合うので、一番早い人は深夜2時からだそうです。

天気に恵まれ、女性は特に喜んでいたでしょう。

1月6日(金)の午前中、長居公園内を自転車で西へ急いでいました。

ヤンマースタジアム長居の横を抜け。

セレッソ大阪の本拠地、ヨドコウ桜スタジアムも通り過ぎ。

大阪急性期・総合医療センターまでやってきました。

年が明けてから、右の奥歯あたりがかなり痛んでいました。

徐々にその範囲が広がり、ろくに物を噛めない程痛み出したのです。

右のアゴ下あたりを触ると、かなり腫れているのが分かりました。


2016年の5月に、唾液腺の中にできた「唾石」を取って貰う手術をしました。

唾石とはカルシウムが結晶化したもので、軽石のようなものです。

この時は傷跡が残らないよう口の中からの手術を選択し、そこから取れるものだけを除去しました。

残っている唾石が原因かなと思い、急いでかかりつけの先生に紹介状を書いて貰ったのです。

やはり、残っている唾石の部分が炎症を起こしているとのことでした。

ひとまず抗生物質と鎮痛剤を処方してもらい、後日CTを撮ることに。

今日あたりから薬の効果がでてきて、ようやく何とか物を噛めるようになった次第です。

病院へ急ぐ道中、立派な家を見つけました。

門松がとても美しく、歯が痛いのに止まって写真を撮ってしまいました。

今日は現場を回っていたのですが、そこに可愛いしめ飾りも。

もう少しの間、松の内気分を楽しんでおきたいものです。

診察を受けた日は、物を噛むのが辛そうな姿を見かねて、妻が七草粥を作ってくれました。

これが何とも美味しかったのです。

美味しいだけでなく、その滋味が心に沁みわたるようでした。あまりに美味しく、写真を撮るのも忘れて完食してしまった程です。

7年前の5月に手術をしたと書きましたが、診察を受けたのは今年と同じ1月6日でした。

1月7日は「人日」と呼ばれる年最初の節句で「人を大切にする」という意味を持つそうです。

伝統とかしきたりという言葉だけでも煙たがられそうな世の中ですが、全てを見越したように当てはまると、もう信じない訳にはいきません。

来年から、1月7日の七草粥は是非恒例としたいと思います。

世のお父さん、お母さんへ。

「人を大切にする」の人には、是非ご自身も入れて下さい。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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北野天満宮で思う、承認と許容‐1970‐

新年あけましておめでとうございます。

これまで、子どもが受験の年は1月3日に北野天満宮へ参っていました。

しかし今年は長男にとって勝負の年。元旦の5時頃、大阪から京都へ向かいました。

道路も駐車場も殆ど混んでおらず、6時過ぎには到着。

参道の屋台もまだまばらな感じです。

合格祈願の祈祷受付は7時半からだったので、1番席でご祈祷を受けることができました。

早く行ったから合格する訳でもありませんし、御祈祷を受けたから合格する訳でもありません。

それでも、東京、千葉などからの参列差者もおられました。最後に親ができることは神頼みくらいです。

長男は慣れない正座で、足に全く感覚が無いと言っていました。

北野天満宮で初日の出も拝むことができました。

絵馬に願いを込め。

縁起の良さそうなところに奉納。

後は本人が頑張るだけです。


帰る頃には参道も賑わっています。

もう一度境内をのぞくと、長い列ができていす。

やはり活気あってこそ北野天満宮です。

撫で牛も撫で、この日のミッションはこれで完了。

元旦に車で京都に来たのは初めてで、もっと混んでいると想像していました。

東寺あたりも車の流れはスムーズです。

念のため、akippaで駐車場を取っておいたのですが、8時頃までなら境内の駐車場に入れそうな感じでした。

午後になるとそうもいかないのだと思いますが。

大阪に戻った足で実家に行き、両親、弟家族と食事会でした。

お節料理とズワイガニ。

姪っ子はカニが大好きで、物凄い量を食べていました。

あれだけ喜んでくれたら、作り甲斐もあるというものです。

昼間から食べて飲んで。

子どもは腹ごなしに秘密の特訓場で卓球を。

従弟同士仲がよいのは何よりです。

そのまま夜まで居て、夕食はステーキでした。


赤ワインと一緒に楽しませてもらいました。

今年は兎年。

何とも可愛い感じの絵馬ですが、雄々しく脱兎のように駆け抜けたいと思います。

初詣での間、2023年のテーマを考えていました。「承認と許容」としました。

読んで字の如くですが、認め、受け入れることから全てをスタートしたいと思っています。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

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2022年 暮れは元気にご挨拶‐1969‐

今年も残すところ2日。

この「ゲツモク日記」も今年最後になりました。

最近は忘年会もめっきり少なくなりましたが、イタリアより来客がありました。

2016年の11月まで働いてくれた元スタッフのマルコです。

2014年の5月に入社試験を実施しましたが、真面目な働きぶりですぐに採用しました。

就労ビザの取得などは大変でしたが、余りあるくらい貢献してくれたのです。

イタリアではトップレベルの国立大学を卒業しており、アーキテクトの免許も持っていました。そのレベルと他の新人を比べるのは酷かもしれませんが。

今回は日本にバカンスに来ており、食事でもしようとなったのです。

アトリエ近くの焼き鳥屋さんへ。

2019年以来の再会で、2人で乾杯です。

日本語が殆ど衰えていないことにも驚きます。

彼は好き嫌いが殆どなく、日本食も大好きです。

ホタルイカの沖漬けも頼んでみましたが「美味しい!」と。

イタリアに戻って6年目の今年、ついに独立したとのこと。2人でお祝いしたのです。

互いの報告をしたり、建築談義をしていると、あっという間に3時間が経っていました。

言ってみれば同志です。今度は私たちがマルコの働くラヴェンナへ行けるとよいのですが……

そんなこんなで、私の1年も振り返ってみたいと思います。

1月 完璧ではないから‐1868‐ 

今年の年始は、木曽福島の山荘で過ごしました。

義妹家の別荘ですが、従弟同士とても楽しそう。

ブレーキの掛かった世の中はもう少しのはず。

2月 北北西に進路を取れ‐1876‐

2月に小型船舶1級へのランクアップ試験を受けました。

受験勉強はぱっとしませんでしたが、資格試験は得意です。

1級建築士の資格と同じく、独学で一発合格しておきました。

3月 第二の故郷、天王寺でブラモリタニ‐1886‐

アトリエmは1996年に天王寺にある4畳のワンルームマンションで創業しました。

あべのハルカスができ、街の雰囲気はかなり変わりましたが、変わっていないエリアもあります。

ブラタモリよろしく、ブラモリタニしてきたのです。

4月 『住まいの設計』の撮影は、セッションも爆笑も動画もあり‐1895‐

「おいでよ House」『住まいの設計』の撮影があったのが4月。

ご夫妻のインタビュー、長男君がお気に入りの場所の撮影、そして奥さんと次男君のピアノとヴァイオリンの演奏。

家族総出で頑張ってもらいました。

5月 今なら分かるこの味‐1902‐

結局家族で出掛けたのは、ゴールデンウィークの池原ダム行きだけ。

しかも受験生の長男を除いた3人で。

来年はどこか旅行へ行けるとよいのですが……

6月 躍動の50代‐1915‐

「若い建築士の方たちに、先輩として何か役に立つ講演を」ということで、大阪府建築士会で講演をしました。

売上も含めて、洗いざらい話してきたのです。

『住まいの設計チャンネル』に「おいでよ HOUSE」登場‐1911‐

『住まいの設計』に掲載された 「おいでよ House」 ですが、『ESSE-online』『住まいの設計チャンネル』でも公開されました。

7月 海に感謝する海の日‐1922‐

夏の日本海行きは、必須の行事でした。

子ども達を連れて出かけていた頃が懐かしくさえあります。

孫ができたらまた頑張ります。

8月 泉南アナゴパワー‐1928‐

長年働いてくれたスタッフが6月末で退職し、するべきことがいくらでもあります。

今後も人出不足は進む一方でしょう。

一番平和な日曜日の使い方は、半日で妻と食材を買い物に行くこと。

気分転換になる上に、食卓も賑わいます。

朝市や直売所によく出かけるようになりました。

稲盛塾長‐1935‐

盛和塾にて経営を教えて下さった稲盛和夫塾長が亡くなったのが8月24日でした。

塾長講和を聞きながら、スケッチする時間が好きでした。


心から感謝するとともに、ご冥福をお祈りします。

9月 人生初、発掘調査決定!‐1938‐

工事がスタートした音楽室のある「没頭できる家」


何と、人生初の発掘調査となりました。

現場から土器出土‐1939‐

そして、実際に古墳時代の土器が出土したのです。

10月 方違神社には方角がない?‐1948‐

何度か聞いたことがあった堺市にある「方違神社」

摂津、河内、和泉の三国の境に位置するので、方角の無い聖地であると考えられたそうです。

品格と活気のある、雰囲気のある神社でした。

11月 世界最大の祭典開幕。50億人のモチベーション‐1959‐

まだワールドカップ、カタール大会の熱気は完全に冷め切っていない感じもあります。

世界を驚かせたのが、日本代表の初戦でした。

あのドイツを、後半での逆転劇でやっつけてしまうとは……

また4年、私も頑張ります。

12月 伊勢神宮、外宮前にて‐1961‐

あちらこちらと、様々な相談を頂けるのは嬉しい限りです。

12月に入ってすぐ、伊勢へ敷地を見に行ってきました。

帰り際に、外宮を参ってきました。

楽しみな計画です。

桟あり窓にサンタがやってくる‐1963‐

「かやしまフォトスタジオOhana」は2009年に完成しました。

12年に渡り、地域の方々に愛して貰ったのですが、道路収容のため立ち退きとなりました。

そして新たに、「森のOhana」が完成したのが、今年の1月でした。

正面の窓は、全て桟ありのデザインとしています。

親しみやすい建物になったのではと思っています。

恩師である稲盛塾長のことは今回も触れましたが、安倍元首相アントニオ猪木も鬼籍に入りました。

命ある限り、何とか世の中に貢献できるよう、懸命に働くことを固く誓った1年でもありました。

今年1年、「ゲツモク日記」「ゲンバ日記」、また『建築家・守谷昌紀TV』にお付き合い頂きありがとうございました。

2023年も、素晴らしい1年となることを確信しております。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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何とか4人の年賀状を‐1964‐

日曜日は、雨予報から曇りへと、転々と天気予報が変わりました。

昼頃は何とか雲が切れそうだと分かり、その時刻を狙って奈良までやってきました。

登美ヶ丘にある、松伯(しょうはく)美術館です。

向かいには近鉄グループ中興の祖と言われる、佐伯勇の旧邸が建っています。

いずれも、巨匠・村野藤吾の設計です。

もう12月中旬ですが、年賀状用の家族写真が撮れておらず……

慌ててやってきたのです。

松伯美術館の外壁は、村野らしいレンガの使い方ですが、エントランスがなぜか宇宙的。

ちょっと奇抜すぎる感じがします。

空間構成はコンパクトにまとめられています。

ポストカード置きがかなり勿体ないですが、中庭を中心として、立体的に展示室が配置されたプランでした。

中庭は広すぎず、明るすぎず。

そこに面して、ミュージアムショップがあります。

天井は全面ガラスですが、建物に囲まれているので、直射日光が抑え込まれていました。

夏も見てみたいところですが、名人芸と言って良いと思います。

中庭にも出られ、池の中には金魚も泳いでいます。

できればゆっくり見てみたい建物でした。

子ども達もスケジュールが詰まっており、急いで家族写真を撮って美術館を後にしたのです。

今度は急いでレストラン探し。

幹線道路沿いにイタリアンを見つけました。

チェーン店のようですが、駐車場が広いのが有り難いところです。

娘は窯焼きのピザ、長男はパスタランチを食べて、それぞれを駅に送ったのが13時半頃。

帰りの車で、子供と車で出掛けたのはいつ以来だろうと妻と話していました。

長男が大学受験なので仕方ないのですが、関東の大学へ行ったら、4人揃った年賀状は最後になるかもしれません。

何とかしつこく撮ってきたのですが。

今年のボツカットです。

顔に枝の影がかかっていることを、私が分かっていませんでした。

裏面の兄妹カットは、いつも2人でポーズを考えてくれます。

ちょっと長男が怖いということでこちらもボツ。

それでも仲が良いのは何よりです。

子どもが生まれて18年。兄妹となって15年。本当に一瞬のことのようです。

楽しみにしてくれている人がいるかは分かりませんが、何とか4人の年賀状をお届けできそうです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
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コスモスも下水も灯台下暗し‐1955‐

秋らしい天気が続きます。

コスモスはまさに今が盛り。

毎年、あちこちと訪れてきましたが、意外な穴場を見つけました。

応神天皇陵古墳外濠外堤。

古市古墳群の中でも最大の規模で、その外濠にコスモスが植わっていました。

なかなか広大な敷地に、かなりの密度です。

コスモス園的なところにも結構行きましたが、それに劣らぬ風景でした。

コスモスの魅力は、色の豊富さでしょうか。

白から濃い桃色まで、かなりのカラーバリエーションです。

地元の人には有名なスポットなのかもしれません。

花の話からいきなり下水の話です。

谷町四丁目駅近くにある南大江小学校にめりこむような形で、「太閤下水見学施設」はあります。

江戸時代に造られた石組みの下水道で、秀吉が行った大坂の町づくりと関連付けられているとあります。

江戸時代に造られた下水道が現役で機能している例は他都市にはなく、貴重な資料として2005年に、大阪市文化財に指定されたともありました。

大きく分けると、下水には汚水と雨水があります。

ここから見える下水はそこまで汚くありません。雨水だけが流れているのかもしれません。

中世のヨーロッパではペストが大流行し、それを救ったのが下水道です。

文化的な暮らしにおいて、なくてはならないインフラなのです。

コスモスも下水も灯台下暗しでした。

当たり前にあるものほど、本当は一番大事 -高須光聖-構成作家

高須さんは、ダウンタウンのブレーンとも言われる、売れっ子構成作家です。

流石に、真理を見抜く力と、言葉のセレクトも超一流という気がします。

昨日の11月9日は、19回目の結婚記念日だったと、母親から妻へのメールで知りました。

結婚当初は、食事などに出ていましたが、子どもができ、そして大きくなり、何より時間がなくなり、その習慣は無くなってしまいました。

19年と聞くと、長い間一緒に暮らしてきたんだなという気持ちと、あっという間だったという気持ちがないまぜに湧き起ります。

どちらかというと、後者の方がやや強いですが。

どこも同じだと思いますが、全く波風が立ったことのない夫婦もいないと思います。

私のような融通の効かない男と、何とかかんとかこれまでやってきてくれたことに、心から感謝申し上げます。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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男の命も結構ながい‐1925‐

今日は朝から、車で役所を回っていました。

エアコンの効いた車内から見れば天国のような景色です。

河川敷でテニスをしている人がいましたが、小さなパラソルに身を寄せるように休憩していました。

この日差しなので無理は禁物です。

サルスベリの花が夏空に映えます。

淡いピンクから濃い赤まで、個体によって結構色が違うものだと気づくのです。

今朝も「シャー シャー シャー」とクマゼミの鳴き声で目を覚ましました。

日の出が早いこともありますが、夏早起きになるのはこの影響が大きいかもしれません。

鳴き声はどこからでも聞こえますが、いざ写真を撮ろうと思うとなかなか姿が見えないものです。

鳴いている映像となれば尚更でした。

虫カゴをさげ、虫取り網を手に走り回る子供たちの気持ちが少し分かりました。

あの大音量を奏でるために、体全身を震わせる姿は、健気で儚くもあります。

それで地上に出ると、1週間の命と言われたのかもしれません。

しかし、実際には1ヵ月程生きることが分かったそうです。

盛夏のもと、今日で52歳になりました。

セミと比べれば長く生かしてもらったものです。

セミのように、ひと夏の命かのように声をあげ、植物のように、不平を言わずコツコツと上を目指します。

以前、大地真央さんが出演していた「花の命は結構ながい」というCMがありました。

男の命も結構ながいものなのです。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
『 建築家・守谷昌紀TV』

躍動の50代‐1915‐

昨日の夕方5時半。

谷町3丁目にいました。

北東角にあるこのビルに、大阪府建築士会の事務所があります。


先週月曜日に少し書いた、講演のためにやってきたのです。

オーダーは「若い建築士の方たちに、先輩として何か役に立つ講演」でした。

会員、非会員で金額は違うのですが、お代をとっての講演も初めてで「参加者があるんだろうか?」と不安に思っていました。

結果として、14人の方が参加して下さったのです。

若い方が一番知りたいのは、どうすれば仕事の依頼がくるかだと思います。

25歳でアトリエmを設立して今日までの葛藤を、売上も含めて洗いざらいお話ししました。

独立して5年、ただ我武者羅に働いていると、すっかり心が疲弊してしまい、1年休業したことも。

東南アジア放浪から日本に戻り、32歳で仕事を再スタートすると、徐々にメディアにも取り上げて貰えるようになりました。

メディアといっても、最終的には人と人の関係なので、その縁を大切にすることが大切だと思います。

大阪にも多くの建築家がいるなかで、私に「地元建築家がガイドする名建築 大阪編」を任せて貰ったのは光栄なことで、自信にもなりました。

これも縁がなければ無かったことだと思います。

テレビでの露出は大きな効果がありますが、自分の力だと勘違いしないことも重要です。

縁や幸運に感謝しながらも、やはり謙虚でいることが、最も大切なことだと思うのです。

努力を怠り、変化を恐れると、あっという間に時代に置いていかれます。

YouTubeチャンネルの取組みについても話しました。

十分結果がでている訳ではありませんが、行動しなければ何の進歩も生まれません。

2001年に東南アジアを放浪して10年後、子どもも大きくなってきたので、海外の一人旅を再開したのが41歳の時です。

若い方には、是非バックパックを背負って、安宿を渡り歩いて欲しいと思うのです。

講演なので、結論めいたことも話してみました、

何においても、覚悟をきめることに尽きると思うのです。

質疑応答もしっかり頂き、とても良かったという言葉も頂きました。

何とかその役目を果たせたのかなと、2時間と少しの講演を終えたのです。

懇親会には、ほぼ全員の方が参加下さいました。

外で家族以外と食事をしたのがいつだったか……思い出せないくらい前だと思います。

その席で、先輩の方が「話を聞いていて、途中で涙がでそうになった」と言って下さったのです。

若い方へ向けて、私が何を考え、どんな行動をしてきたかがメインテーマでしたが、同業の人にしか分からない苦労も多々あります。

自身の人生と重ね合わせ、こみ上げるものがあったのだと思います。

「守谷さんに頼んでよかった」とも言って頂き、ラストオーダーのタイミングでお開きとなりました。

仕事にかこつけて、横も縦もほとんど繋がりを持ってきませんでした。

それは、助けて貰っていないと同時に、お役にも立っていないということです。

我武者羅に20代。再スタートの30代。成長の40代。

どんな10年を送りたいのか。「躍動の50代」を目指したいと思います。

やはり目指すは山の頂上です。大阪で最も求めれらる建築家になりたい……

そんなことを整理する、良い機会にもなりました。

仕事の合間を縫って原稿を作るのはなかなか大変でしたが、とびきり美味しいお酒でした。

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

ビップとVIP‐1910‐

日曜日の夕方、 『ESSE-online』 にコラムの第7弾が公開されました。

何を書くかは、毎回編集者と相談して決めますが、今回は土地選びについて。

家づくりにおいては第一関門です。良ければ読んでみて下さい。

今日、関東甲信地方の梅雨入り宣言がありました。

昨日も曇り空でしたが、朝から梅田へ出掛けました。

まずは大丸梅田店で仕事着を購入。

「Vip secret sale」なんていうハガキが届いたら、つい出掛けてしまうのです。

その足でりんくうプレミアム・アウトレットへ。

ここにはかなり久し振りに来ました。

前回はまだ子供が小さく、飲食店探しに苦労しました。

随分拡充されたような感じがします。

ここではお目当ての鞄を購入。

そして最後は、堺の大起水産へ。

やはり近所のスーパーより種類は豊富。

中央に見える「イラ」は「アマダイ」のほうが通りがよいかもしれません。

調理の仕方によってはとても美味しい魚ですが、子どもはおそらく喜ばないので今回はスルーです。

ちょっと奮発して手巻き寿司にしました。

長男は大学受験に向けて、長女はクラブの卓球を頑張っていますが、それぞれ良い結果がでたようです。

特に長男は秋口のAO入試をメインに考えているので、今が頑張りどころです。

その長男は、休日はスターバックス等へ出掛けて勉強するのです。

「店から嫌がられるんじゃない?」と聞くと、「結構みんなしてるよ」と。

一番集中できるそうで、それなら仕方ないかと思っています。

先日帰ってくると「今日は新作のフラペチーノが美味しかった」と。聞くと700円弱とのこと。

思わず、「それお父さんの昼食代より高いやん」と言ってしまいました。

りんくうプレミアム・アウトレットにもスターバックスがありました。

妻が「私もフラペチーノ飲んでみたい」と。

中をのぞくと凄い行列でしたが、20分並んでようやく出てきました。

「The メロン of メロン フラペチーノ」¥690。

一口飲ませてもらいましたが、確かに美味しい。

メロンの果肉がゴロゴロと入っており、ただ甘いだけではありませんでした。「ちょっと特別」という感じと、値段が絶妙です。

仕事や勉強は、ごく普通の人間を特別な人に変えてくれる可能性があります。

VIP は Very Important Person の略。

カタカナの「ビップ」とは少し違った印象を受けます。

子供たちには、特別重要な人になれるよう頑張って欲しいし、自分もそうなれるよう頑張ります。

フラペチーノを夫婦でシェアしているビップはいないと思いますが、 VIPならいるかもしれませんし 。

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

■ 『ESSE-online』にコラム連載

6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

人生は敗者復活戦‐1890‐

先週土曜日、阪神電車にのる機会がありました。

大阪-神戸間は3路線が競合する激戦区です。

海側から阪神、JR、阪急という並び。

阪神電車は、海側までいち早く梅田のビル群から遠ざかります。

それで淀川越しの景色はなかなかのものです。

朝一番、15分程で甲子園駅までやってきました。思いのほか人出があります。

甲子園と言えばもちろん阪神タイガース。

タクシーもこの通りですが、流石にこの時間から試合はないはず……

と考えていたら、上空には数機のヘリも飛んでいます。

聞くと、春の選抜高校野球の開会式が、順延でこの日になったそうです。

どうりで警察官を見掛ける頻度が高い訳です。

出場校の宿も目にしました。

まず安全に、そして自分達の持てる力を出し切って欲しいものです。

先月の初め、2級小型船舶操縦士を、1級にランクアップする計画をたてました。

時間も無いのでボートスクールには通わず、独学で受けることにしたのは、YouTube先生を見つけたから。

先週、試験の点数を報告しましたが先生のお陰で無事合格していました。

合格証明書を貰いに天満橋近くの「日本海洋レジャー安全・振興協会」までやってきました。

これで私の大阪城通いも一段落です。

免許証を交付してくれる近畿運輸局まで、大阪城の外堀沿いに歩くことにしました。

途中には大手前高校。

こちらが母校のクライアントを思い出します。

すぐ近くに大阪府庁。

若い頃は建築確認申請でかなりいじめられました。

こちらの勉強不足も一因なので、鍛えて貰ったとも言えるのですが。

そして大阪府警察本部、大阪歴史博物館までやってきました。


植込みにあったユキヤナギも花が咲きだしています。

ここまでくれば、谷町四丁目にある近畿運輸局はすぐそこ。

11階で無事、小型船舶操縦免許証を交付してもらいました。

特殊とあるのは水上バイクも可とのこと。分かっていませんでした。

ついでに1級建築士の免許証も載せておきます。

現在建設大臣はいないので、国土交通大臣となっているのでしょう。

平成9年は1997年。この時はお金がないので、独学で受験しました。考えてみれば、昔から独学ばかりです。

効率を考えればという話もよく聞きますが、独学は何もない所から始めるので応用が効くのが良い点でしょう。

また、小型船舶免許のほうは、全部合わせても1万円は掛かっていないので、もし落ちたらまた受ければいいと思っていました。

高校野球が開幕し、球春を迎えますが、古豪、徳島の池田高校の故・蔦監督の言葉を紹介してみます。

「負けるのは不名誉ではない。不名誉なのは負けて駄目な人間になることだ」

やはり「上手くいった」と報告したいですが、そうはいかないことも多々あります。

尊敬する京セラ、auの創業者、稲盛和夫さんが主宰していた盛和塾はなくなりました。

しかしその後継塾はあり、来月、久し振りに経営体験発表をすることになりました。また6月後半には、「若い建築士の方たちに、先輩として何か役に立つ講演」をすることも決まりました。

勝ったことも、負けたことも、洗いざらい話してみたいと思います。

先の蔦監督は、「人生は敗者復活戦」と喝破したそうです。

何度負けても、立ち上がりさえすれば負けとはなりません。青春時代を生きる若者を叱咤しながらも、自らにも言って聞かせていたのだと思うのです。


■■■ 『ESSE-online』にコラム連載開始■■■

2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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