金曜日の仕事が終わり、急いで大阪を発ったのが20時半頃。
南阪奈道を五條ICで降りて、十津川から新宮へ抜ける168号線を南下します。
そのまま熊野市まで行って311号線に乗り換え、169号線で瀞峡の横を抜けるように北上すると下北山村です。
この計画の相談を受けたのは、コロナが明けた3年前の春でした。
本当に様々な課題を乗り越えて、ようやくここまでやってきたのです。
先日クライアントから、着工時の写真を送って貰いましたが、この日は建築会社の社長も交えた3者での定例会議1回目でした。
重機が搬入されていました。
会議は13時からなので、現場の様子をカメラ、ビデオで撮影します。
半日撮影の時間を取れることは稀で、ある意味贅沢ともいえます。
重機がもち込まれ、電気屋さんは配線を外しているところでした。
天気は最高で、早速ドローンで周辺を、そして内部も撮影します。
リノベーションは出来上がっていく過程がダイナミックで一番面白いのです。
『 建築家・守谷昌紀TV』にUPするつもりなので、よければご覧下さい。
15時過ぎまで打ち合せして、そのまま大阪に戻ります。
帰りは距離的にショートカットできる425号線で十津川まで抜けることにしました。
一度通ったことがあるので、快走ルートではないがどうしようもない酷道(ひどい道路という意味)ではないことは把握していました。
それでも、アップダウンはかなりあります。
頂上付近、1車線の白谷トンネルを抜けると一気に視界が開けました。
快晴なら気持ちよさそうなところです。
気温も低く、まだ桜が咲いているところもあります。
ガードレールが老朽化していたり、それなりの大きさの石が転がっていたりもします。
この付近はやや広いですが、狭いところも結構ありました。
時間は少し早くなりますが、私的には大回りの311号線、瀞峡経由かなと思っていました。
30年前に池原ダムに通い始めたころは、169号線も工事中のところばかりで、川の西側から対岸の仮道路へ誘導されたり、1車線のところもあったりで、4時間近く掛かっていたと思います。
2003年に伯母谷ループ橋が完成してから、一番厳しい峠越えがなくなり、2時間時代にはいりました。
時間が掛かることが嬉しいとまではいえませんが、ゆっくり考え事をする時間を、3時間半貰ったと考えれば、それはそれで価値があります。
何より、若い頃は4時間の山道運転を大変と思わず、むしろワクワクしながら通っていたことを思い出していました。
色々な経験をし、喜びが目減りすることを「知恵の悲しみ」といいます。
そういった部分も勿論ありますが、心はできるだけフレッシュでいたいものです。
どのくらいの頻度で通えるかは分かりませんが、折角なので、仕事と釣りを織り交ぜて書いていければと思っています。
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