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カルガモ、軽鴨、思い家‐2020‐

沖縄に続いて、熊本の奄美地方が梅雨明けしたと発表がありました。

同じニュースに、本州はこれからが本格的な梅雨シーズンともありました。

最終盤の現場もあるので、工事への影響が最小限であればと願います。

雨の多い地域でのみ可能となるのが水田です。

2週間前と比べると、その成長は一目瞭然。

豊富な水と、強い日差しを糧にグングン伸びていきます。

3カ月で60cmまで成長したとすれば、1日で約7mm伸びたことになります。

やるべきことをしっかりすれば、確実に応えてくれるのが農業の醍醐味でしょうか。

年齢とともに、家庭菜園をする人が増えるのは、そのあたりが理由なのかもしれません。

稲の間で、何かもぞもぞ動いていると思ったらカルガモでした。

草の葉、茎、草の実などが主食のようです。

ちょこちょこと歩いては立ち止まり、なんとも愛嬌があります。

カルガモ親子の引っ越しが、年1回はニュースになります。子がピタリと親鳥に続く姿が愛らしいからでしょう。

それに見立てて、前の車にピタリと近づき高速道路のETC出入口を不正に通行することをカルガモ走行と言うようです。

3年間で850回、およそ750万円の支払いを逃れた可能性がある、というニュースもありました。

その姿は、愛らしいどころか、大事故にもなりかねないおぞましい景色。

これだけ防犯カメラが多くある時代に、捕まらない訳がないと思うのですが……

カルガモはカモの仲間では珍しく、同じ場所に留まるので留鳥(リュウチョウ)。反対の言葉が渡り鳥です。

ただ、住みやすい環境を求めて、何度でも引っ越しはします。

名前の由来もいくつかあるそうですが、軽い鴨で軽鴨(カルガモ)。名前の由来も何ともライト(笑)

クライアントの中には、海外も含め、何度も引っ越しを繰り返してきた人もいます。

しかし、ここに一生住もうと決めた人が、家を建てるのです。

責任がありますから、「軽家」とはできません。かといって「重家」も文字通り重たい。

「思い家」くらいが適切な表現なのかなと思うのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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