
8月8日(土)から8月11日(祝・火)の4日間で台湾を旅してきました。
今回は2日目の高雄、台中編です。
高雄の中心街をはずれた建物は、こんな感じですが1階の道路に面したところには、回廊のような空間があります。

「騎樓(チーロウ)」と呼ばれるものですが、車やバイクが置いてあったりして、通り抜けられない場合もあります。
そのあたりの曖昧さが、何とも台湾らしいと感じます。

高雄は特に多かったですが、信号の上に待ち時間が表示されているものがほとんどでした。
やはり大阪的、セッカチ気質なのでしょうか。

2日目も早起きしてMRTの美麗島駅へ。
真っ赤にライトアップされた夜景は前回紹介しましたが、地上部は高松伸の設計です。

一駅北の高雄駅から、赤い提灯で知られる三鳳宮のすぐ近くの三民第一公有市場まで歩きます。

うっかりしていると見逃しそうな入口が、雑居ビルの1階にありました。
市民が利用している市場は、一番気になります。

奥に抜けると、通り両脇にもずらっと店舗が並んでいます。
「肉圓」の文字がある屋台を見つけました。
実は台湾エキスパートに、いくつかアドバイスを貰ってきたのですが、その店のようです。

初めに頼んだのは、魚の団子スープ30元だったようで、追加で「肉圓」を1個だけ頼みました。
この「肉圓」はとろっとした触感の皮が独特で、中には餃子の具のような物が入っています。
醤油ベースの餡も合わせて素晴らしく美味しかったです。
合わせて45元ということは「肉圓」は15元。
全部で450円くらいです。
台湾は安くて美味しい国のようです。

高雄の中心部と違って、少し裏路地に入ると、質素な暮らしも垣間見えます。
最後に訪れる台北郊外の高級マンションと比べると、かなりの所得差があるのは間違いないようです。
どの国も、大なり小なり同じ問題を抱えているのですが。

今回からスマホを使えるようにしたのですが、その中で一番価値があったのはやはりGoogleマップ。
海外でバスに乗っている時、今どこに居るのかが分からないのが普通。
それで、運転手のすぐ後ろに居て「このバス停は〇〇か?」としつこく聞くことになります。
それがどこを移動しているのかが分かるので、もう劇的に違います。
しかし台湾のバス事情はややローテクで、乗りたい時は大きく手を挙げないと止まってくれないし、呼び鈴を押していたのに、1駅過ぎて止まったこともありました。
そのお陰で降車することになった中央公園駅付近。

一駅戻るために歩いていると、公園内でリス?に遭遇。
良いこともあるものです。

中央公園駅から、高雄市の東に位置する「衛武営国家芸術文化センター」までやってきました。
2018年の開業でMRTの高雄駅も設計したオランダのメカノーが設計しています。
しかし規模が大きすぎて、裏まで回る気力がなく……

着陸寸前の飛行機から撮った写真です。
初見でしたが、おそらく「衛武営国家芸術文化センター」だろうと分かるくらいの大きさだったのです。

お楽しみの昼食は中心街に戻る途中の「阿霞焼肉飯」で。

11時過ぎに着いたので、まだ混んでいない感じ。

焼肉飯と蛤のスープで100元。
スープ物はどこでもそうでしたが、かなりあっさり目で、生姜が効いているとても優しい味です。
焼肉飯は豚肉を甘辛く味つけて炭火で焼いたもの。
びっくりする味ではありませんが、日本の〇〇屋よりはこちらが好みです。火で炙っているひと手間でこちらに軍配なのです。

昨日、MRTからは見えたのですが、実際には写真を撮れていなかった、「高雄港埠クルーズターミナル」を再訪しました。
Reiser+Umemotoと、台湾の宗邁建築師事務所による共同設計で2024年に開業しました。
遠目に見ただけですが、そのフォルムに魅了されてしまいました。

高雄市は西側が海なのですが、巨大建築が目白押しな上に、海岸地域によくある猥雑さを全く感じません。

早めの昼食は取りましたが、近くに小籠包が美味しいという「龍袍湯包」があったので高雄飯の仕上げです。

看板にカタカナが振ってあるくらいなので、日本人を十分意識しています。
台湾はクレジットカードを使えないところが、思いのほか多かったです。
屋台ばかり行っているというのもありますが、ここはカードOK。それどころか、QRコードで注文しました。
150元の価値は間違いなくありましたが、私的には15元の「肉圓」のほうに旅情を誘われるのです。

駅の方に歩いていると、ロータリーにそった形が面白い巨大建築が。
日本に戻って調べてみると、オランダのUNスタジオが設計した「大立デパート」で1997年完成のようです。

で、「MRT中央公園駅」は、プリツカー賞を受賞しているリチャード・ロジャースの設計。
2008年の開業です。

地下に向って、エスカレーターと滝が下っていく景色は、なかなか見れないものです。

台湾版新幹線の台湾高速鉄道は Taiwan High Speed Rai でTHSRと表記されていました。
THSRの左営駅から台中へ向かいます。

1時間弱の快適な移動でした。

台中は特にですが、THSRの駅は中心街から結構離れています。
鉄道と違って、聞ける人がバスの運転手しかいないので、英語が通じる人と、通じない人の差が激しかったです。
台湾は漢字圏なので何とか通じるのかなと思っていたのですが、発音が日本と全く違うので、会話で伝えるのはほぼ無理でした。
Googleマップは漢字表記とアルファベット表記が混じっているので、見せても分からないことも多かったです。
ただ、何番のバスに乗るかがでるので、その数字頼みという感じです。

南国のスコールのような激しい雨のなかを1時間くらい掛けて市内までバス移動。
どうやら路線バスだったようで1時間ほど掛かりました。

それでも、無事「台中国家歌劇院」までたどり着きました。
伊東豊雄の設計で2016年の開業です。

音の洞窟をコンセプトに外部と同じく、内部空間も曲面によって構成されています。

壁と柱の境のない構造ですが、緩やかに立ち上がる壁の際に水路を通し、動線を処理している点は秀逸でした。

その足でホテルにチェックインし、「逢甲國際観光夜市」にくりだします。

座って食べれそうな、台湾おでん?らしき屋台があったので、ここで遅めの夕食にしました。

具もひとつ30~40元くらいで、自分で選びます。

筋肉、てんぷら、キャベツの肉巻きのようなものまであります。
良く見る半透明の細い麺を店員が「入れるか?」と聞いてきたので、「入れて」と。
全く伸びる様子もなく、何でできているのでしょうか。
旅にでると不足がちになる野菜もたっぷり補充できました。
暑い中、知らない街の屋台で、雑踏の中で取る夕食が、私にとって一番のご馳走なのです。
お代は占めて250元。
本当に安上がりな人間なのですが、台中の夜は更けていきます。
この日で一番おいしかったのは「肉圓」1個15元でした。
屋台のおばさんは英語での金額も理解してもらえなかったですが、人柄が滲みでていました。
次回は、いよいよ台北へ。
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