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真実はそこにあった?‐1998‐

先週の水曜日、プールがある「ささき整形外科クリニック デイケアセンター 」の【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を配信しました。

院長も監督も喜んでくれました。

内容は文化祭レベルですが、地道に配信して行きたいと思います。

阪神高速松原線が通行止めになっていることは、以前にも触れました。

問題があったのは瓜破の交差点上。

その部分はすでに撤去され、新しい橋梁が上に乗っています。

建築も高速道路も、一番面白いのは間違いなく現場です。

先週の木曜日、 『かんさい情報ネットten.』に出演しました。

「お役に立ちます」という 浅越ゴエさんのコーナー です。

人気があるようで、結構な数の方から「急に出てきてびっくりしたわ!」と連絡がありました。

こちらは文化祭ではないので、当然本気です。

視聴者の困りごとを解決するコーナーで、今回は「ベランダから洗濯機を取り出して!」というものでした。

新しい洗濯機を購入したのですが、配送にきた量販店の人が「これは搬出できません」と帰って行ったそうです。

丁度、オープンデスクの学生が2人来ていた時期でした。

「是非、撮影の現場を見てみたい!」というので、一緒に連れて行ったのです。

私の役どころは、浅越さんとテレビ電話でやり取りし、洗濯機を搬出するルートを模索するというもの。

洗濯機上の防水コンセントを取れば可能だろうと伝え、電気屋さんを連れて現地へ助けに行くという流れでした。

随分いろいろな場面を撮ったのですが、最後はアート引越しセンターの精鋭部隊が活躍し、洗濯機を無事搬出できたのです。

依頼者さんもかなり喜んでおられました。

いつも感じるのは、テレビは本当にマンパワーで成り立っているメディアだということです。

この日もかなりの人数のスタッフが現場に居られました。

ADさんから帰りもタクシー代が出ると聞き、学生2人を近くの駅まで送って、急いで会社に戻ったのです。

帰りの阪神高速から、安藤忠雄が監修した心斎橋のホテル、W大阪が見えました。

Wの文字がなぜか浮いています。

いつかホテルも設計したいと思いながら……

1人の学生は「真実は現場にしか無い」という私のメッセージを見て、オープンデスクに参加したそうです。

仕事場、建築現場、撮影現場と連れて行きましたが、どんなことを感じたのでしょうか。

対話型AIが世間の話題を独占しています。

使えるものは使うべきだと思いますが、感じる心を一番大切にして欲しいとは思うのです。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演
■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開
■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載
■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

メディア掲載情報

天使の顔、鬼の顔でやってくる‐1403‐

 昨日は、昼から車で京都へ。

 上京区で「山本合同事務所」の打合せでした。

 建方が終わっている予定でこの日に設定したのですが、若干工事は遅れ気味。

 躯体は次回の楽しみにしておきます。

 この計画は、中央に緑をもってくるというテーマがありますが、このハードルは決して低くはありません。

 クライアントとの打合せは、気が付けば3時間が経っていました。

 今日は「R Grey」の完了検査でした。

 現場は当社の隣。

 マンションの設計は久し振りだったのですが、問題なくクリア。

 9月の入居開始を待つのみとなりました。

 不動産会社の担当者も、「閲覧数はかなり多いです」とのこと。

 早く満室になればいうことなしなのですが。

 先週から、2人の学生がオープンデスクに参加しています。

また、このあとも3名を受け入れることになっています。どちらの打合せにも彼らを連れていきました。

実仕事の現場をみることが、何かしらの助けになるはずです。

 奥の彼は、ちょっと変わった機能をもつ住宅の模型を担当。

 こちらの建物は色にもテーマがあります。

 手前の彼は、少し大きなプロジェクトの模型を担当してもらっています。

 2人とも積極的に動けるタイプで、どんどん模型も進んでいるのです。

 このあと3名を受け入れると書きましたが、本当は4名を受け入れる予定でした。

 ある学校からのオープンデスク生は、参加前に電話をかけてきます。

 出勤日や、服装を確認する電話なのですが、1人の男の子は、当社のwebサイトを見ていないといいます。

 「オープンデスク」のページがあり、そこに申込の条件、要項をUPしているのです。

 全く要領をえないので「模型をつくるにもCADが使えなければ、できることがないので、研修前までに習得してきて」というと、まだ習っていませんと。

 設計事務所においてのCADは、鉛筆のようなもの。使えなければ文字が書けないのと同じです。

 「出来るだけ頑張って勉強してきて」と伝え、電話を切ったのです。

 するとその後、学校の先生から「ある学生は受け入れてもらい、ある学生は受け入れてもらえないのはなぜでしょうか」という電話がありました。

 学校では平等であることに価値があるのかもしれませんが、実社会はそうではありません。

 どうしても当社で勉強したいという学生には、出来る限りの機会を設けますが、口をあけてまっているだけの学生はお断りです。

 また、本当に学生の未来を思うなら、私を非難する前に、なぜこうなったかを反省させるべきです。

 悪魔は天使の顔をして近付いてきます。

 天使は鬼の顔をして近付いてくるのです。

 私が天使だとは言いませんが、その場しのぎの大人が多すぎると思うのです。