
日曜日は、産直市場で野菜でも買おうかなと思い、富田林まで出かけました。
近くに、大阪で唯一「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている富田林寺内町(じないまち)があると知り、寄ってみました。
こちらの杉田家住宅は油屋を営んでいましたが、18世紀後半の建物とありました。
屋根の最上部には特徴的な「煙出し」が見られます。

特に街の中央を南北に走る城之門筋は、江戸時代から昭和初期までの建物が多く残っており、その規模は想像をはるかに超えていました。
本当にタイムスリップレベルなのです。

寺内町とは真宗の寺を中心に発展した町をいいます。
興正寺別院を中心に発展したのですが、後に幕府の直轄地となります。
石川の水運と東高野街道と千早街道が交差する陸運にも恵まれ発展していったのです
この交差点は約90cmずれているのですが「あてまげ」と言い、敵が進入した時に見通せないようにしています。
豊かであったと共に、自衛のため色々な工夫がされているのです。

「忍返し」も沢山見ましたが、木製なのが良い感じです。
完全に江戸時代にタイムスリップレベルです。

ところどころに、店舗もあります。

こちらのお店で、なぜか娘にシャインマスカットを買って帰ることになりました。

寺内町でも一番古いとされるのが「旧杉山家住宅」で、重要文化財に指定されています。
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の撮影にも使われたそうです。

元は造り酒屋だったようです。
中央に見える大黒柱は「四方柾」といわれる、最高級品が使われていました。

立派な茶室も備えています。

この欄間は、大岡春卜という画家のデザインですが、何ともモダンなしつらえです。

一番驚いたのは天井裏でした。
一部がのぞけるようになっているのですが、藁すさ入りの土で塗られているのです。
いまで言う防火仕様ですが、江戸時代からこういった対策がなされていたのにはびっくりしました。

町の南端まで行くと、石川がはるか下に見下せます。
この町が高台に作られていることがよく分かりました。

昼食をと探していると、いい感じの蕎麦屋を見つけました。

創業して2年目の若い主人が毎朝打った蕎麦をだしてくれます。
この日は栃木県産の蕎麦粉とのことでした。

ざるの大盛りで1600円
天ぷら盛り合わせが800円。
十割蕎麦はのど越し良く、てんぷらの衣は薄いのにサクサク。
特に汁が甘すぎず、非常に良かったです。
蕎麦湯を全て飲み干し、大満足でした。
インバウンドが居ると駄目という訳ではないのですが、この日見たのは欧米系の女性1人。
これだけ日本らしい風景が、まだ世界にはばれていないようです。
大阪近郊の方は、是非早めにお願いします。
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